億の近道ゼミはじまりました!

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 いろいろなバックグランドの方々が集う株式投資の手弁当の私的な勉強会が先週から始まりました。

 原則、日曜日の午後に、商品評価や製品評価から金融工学まで楽しく学びます。
 いよいよ、23日は、理論株価の後半です。
 午後2時スタート。5時まで3時間。
(もちろん、無料ですよ。)


 初回は投資哲学と現在価値の理論について議論しました。
 金融工学をベースにした基礎の確率論などを紹介しています。

 細分化と弁証法という二つのベーシックなアルゴで調査の対象を順次攻略していく手法をとります。

 わたしが主催する勉強会は8年ぶりになります。


 そして、日曜日午後の商品評価の勉強は確率論の基礎をベースに確率事象同士の計算から商品価値を評価するというAI設計のための基本学習となっています。
 数量と価格の掛け算にすぎない売上を対象にするのではなくて、商品の色や姿や形や出来やコストの構造など、様々な視点から、商品の評価をするわけ。

 なーんちゃって。


 また、たとえば、1,1,1,1,5という配当列と1,2,3,4,5という配当列から成長率への1:1対応を決めるなど、まあ、遊びですな。遊びです。

 エンジニア、投資銀行マン、証券アナリスト、データサイエンティスト、IR専門家、弁護士、経済学の学生、年金生活者など、様々なバックグランドの方々が集うのですが、測度論を駆使して投資理論を構築しつつ、様々な事例を研究する集会です。


 会議室が思ったよりも大きいということがわかり、あと数人参加できます。
 一回一回は読みきりですから、参加希望の方々はおしらせくださいね。

 日曜日に理論の勉強しようなんてしようと思う方はあまりいないのですが、楽しんで勉強できるように工夫しています。


【億近ゼミ募集要項】

・略歴、志望動機、ゼミへの要望などを気の済むまで書いてください。
 1000文字程度でお願いします。
 テキストのほか、word形式も可。

・参加にあたっては簡単な審査をさせていただきます。
 審査結果により、ゼミへ参加できない場合もありますので、ご了承ください。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「億近ゼミ応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。



 別件ですが、水曜日の夜7時からは社会人のための数学再入門を読みきりで開催しています。
 文系の方や普段数学を使わない方を対象にしていますが、内容は大学数学の高度な内容で、目標は数学書を独学で読めるようになることです。

 社会人向けの数学再入門は、社会人になってから大学数学を学んだ私が書いたテキストです。
 わたしが苦労しているので、痒いところに手がとどく内容になっています。

 勉強は自学自習が中心になりますが、演習問題には必ず答えを本当に丁寧に書いています。だから、必ず自学自習できるはずですよ。

 講義と進行役がわたし。
 セキュリティが厳しいビルですので、勉強会が始まったら、誰もお迎えにいけないので、遅刻は参加不可になります。

 すみませんがそれだけ、ご了承ください。


【数学講座募集要項】

・応募時には、「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」
 を簡単に書いてください。
 講義内容の参考にするためです。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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数学を学び直しましょう!




みんな、新学期ですね。
新しく何かに取り組むにはよい季節ですよね。

社会人向けの数学学び直し講座をボランティアで行っているのですが、
そのことを少し書いちゃっていい??


===科学は嘘の繰り返しの歴史===


そのときどきに、科学は嘘を主張してきました。

物理は、ニュートン力学が正しいと思われていた時期がありましたが、
あれれれれ、実は、間違っていましたね。

量子力学、相対性理論、その後、新しく統一しようと。
ドタバタの歴史なんだよね。

直感では理解できないことを人間が受け入れることは難しいですよね。

数学だって、具体的に構成できない「存在する」という定理を受け入れはじめたのは80年ぐらい前のことにすぎません。。。

とはいえ、科学と数学の決定的な違い!!

新しい事実が発見されて、これまでの理論が覆るということの繰り返し科学であるのに対して、数学は長持ち。


===数学の定理は永遠に真理===


数学は2200年前に発見されたこと(ユークリッド幾何)であっても、
それが覆ることはなく、前提さえ整えば、真理は永久に真理なんです。
ユークリッド幾何の定理はいまでも正しいですよね。これからも真理です。

永遠に変わらない真理を土台に、次々と新しい定理を付加していく。
それが数学の最大の魅力なんですね。

だから、数学を勉強すると、複雑な事象を一般化したり、
具体的な事象を抽象化することができます。

数学は「長持ちする学問」ですよね。
抽象化や形式化は、人工知能にはできない作業です。


===論理や検証が中心。計算はあるが、ほんの一部===


数学といえば、高校までは計算が中心ですが、本来の数学の役割は論理の構築や検証です。

日常生活に役に立つのはいうまでもありませんが、
政治家のトップには必要な素養です。

論理的な正しい判断ができない人に国民の命を預けることはできませんからね。

欧州のように戦争に明け暮れている国の人々は、
略奪されて荒らされての繰り返しだから、
政治に論理がいかに重要かは身にしみてわかっているのさ。

欧州では政治家は数学者であることも多いのですぞよー。


===投資にも役立つよ===


論理を習得すれば、
「人々が何を思い込んでいて、何に気がついていないか」
を知ることができるよね。

この思い込みや気がついていないことは、日常に溢れているので、
それを株式投資に応用することも簡単ですし、
仕事で抜きん出ることもできるのさ。


===「仕事ができない」なんていわせないよ!===


数学には「仕事ができないから解雇」という経営者の論理を、
ちゃんと自分で定義しなおして、自分で仕事の定義や仕事ができるという定義を書き直してみることができるのさ。

「仕事ができないこと」と解雇という事象は全く次元の違う事柄であり、
それを短絡的に結びつけてしまうのは残念!

「仕事ができない」というアバウトでいい加減な事象をちゃんと検証してほしいんだよね。

本当にね、やってみればわかると思うけど、
他人の仕事を他人が定義するのってとっても大変なことなんす。

定義する力というか、論理を構成する力というか、客観的な方法論というか、
それらを深く考えて、ちゃんと定式化できるのがいいよね。

「部下がパフォーマンスに貢献していない」ということと
「部下が組織には不必要だ」ということは全く違う次元の話なんだよね。

考えてごらんよ。
パフォーマンスに貢献しなくても、ものすごく必要なものって、
たくさんあるからさ。

困ったときに相談相手になってくれたりさ、
みんなを影で支えてくれたりさ、
みんなの失敗をさりげなくカバーしてくれたりさ、
本当のチームメートって、結果ではなくて、
スタイルだったりとかさ、プロセスだったりするわけ。

一方で、パフォーマンスなんてただの結果じゃん。

仕事って結果で評価されるものかもしれないけど、
結果は偶然ってこともあるんだよ。

でも、態度とかさ、スタイルとかさ、プロセスってのは、
その人そのものなんだよね。

数学やると仕事って何だろうって、数学的に考えるわけ。
仕事ってやつを数学の言葉で構成していくわけなのさ。


===「数学のお勉強グループ」には社会人で数学を最初から学び直そう
    とする人々が集います===



「数学のお勉強グループ」には社会人のための大学数学の学びの場所です。
テキストや演習問題は論理考証中心。

初心者の方々、学び直し大歓迎。みんな、ぜひ、参加してね。

軽いサークルのようなものです。
みんなで楽しくやってます!途中参加、オーケー。
いつでも連絡してね。


===社会人のための無料の数学入門講座 (平日の夜7時より開催)===


 隔週に一度、平日の夜7時より80分間の
「大学数学の基礎講座」を開催しています。

 19:00ー20:20 講義と演習
 20:30ー打ち上げ&反省会

 場所は、都内港区でーす。
 文系の方や初心者大歓迎です。
 つまり、誰でも大歓迎!

 講座は無料。
 講師は数学博士たちが対応します!

 数学書を独力で読みこなせるようになることが、
この基礎講座の最終的な目標です!!

 興味のある方、募集要項を見てご応募ください。よろしくね!


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【数学講座参加者募集中!】


 山本潤氏が主催する社会人向け数学講座が、参加者募集中です。
 参加をご希望の方は下記参考の上、ご応募下さい。


 初心者、初学者むけに、大学受験や高校受験の数学ではなくて、
大学の数学のセミナーを開催します。
 仕事帰りにちょっと教室を覗いてみませんか?遅刻OK。
 誰でも歓迎。


【募集要項】

・応募時には、「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」
 を簡単に書いてください。
 講義内容の参考にするためです。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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JUGEMテーマ:教育




悟られない善行




 SNS全盛の時代に関わらず誰にも悟られずに黙々と善行を積み上げている人々がいる。

 外部の人々には彼らの行動は見えないから、話題になることも「いいね」とポチすることもできない。
 わたしのような輩と対極にあるのが黙々と善行を積み上げる人々だ。

 すごいよね。


 一般に、世の中は世知辛い。お金がなければ苦労する。
 孤立は寂しい。孤独はつらい。
 頑張っている自分をアピールしたい。
 みんなに認めてもらいたい。


 わたしの尊敬する元同僚はKさんというが、かれこれ、10年以上の付き合いになる。

 Kさんは、コツコツと善行を積み上げる人であり、しかも、それを他人に悟られないように細心の注意を払う。

 それでも、本当にたまにではあるが、Kさんは、他人に善行を悟られてしまうことがある。

 そんなとき、Kさんは、決まって、
「まあまあ、そんなくだらない話やめましょう。どうでもいいことですよ」
とおっしゃるのだ。

 世の中のためになることを長期に渡り行う。
 それを長期に渡り人に悟られないようにする。
 そうありたいよね。かっこいいよね。


 昔のヒーローはみんなそうであった気がする。

 タイガーマスク。伊達隼人。
 ウルトラマンに変身するハヤタ隊員のことを周りは知らない。
 ハヤタはそのことを周りに悟らせない。
 
 それはなぜなのかということを現代人はもう一度考えてみるとよいと思ったりするぜ!


 一方、SNSでなんでもかんでもアピールしまくる。
 とくに企業のフィードイン広告は巧妙である。
 ビッグデータとかIoTとかなんでも簡単に関連付けるような風潮の中で、SNSやメディアを「活用しようとするような」輩が多数を占める。

そりゃそうするで。
頭がいい連中は、いろいろ工夫するからね。


====太郎博士の離陸!===


 わたしの数学の先生である太郎博士は、まったく飾らない人であり、黙々と学問を積んだ人である。

 携帯電話は持たない。
 服も2着ぐらいしかない。
 ボロボロのアパートに住んでいる。

 その太郎博士の唯一の欠点は人見知りが激しいことと人前での過度な緊張であったのだ。

 学問を修めるために日々修行を積む太郎博士は衣食住を賄うためにお金を稼ぐということさえしないので、
お金はないけど、時間はあるわけ。

 そんな太郎先生が数学の楽しさを世の中に広める数学教の布教、オープンな勉強会を今週からスタートした。

 10人以上の社会人の向学心溢れる方々が集まった。
 太郎博士は緊張していたが、無事に講義を終えた。

 わたしは太郎博士がブレークしたと感じた。
 文系の方々、初心者の方々に丁寧に教えました。
 その後は有志で飲み会。個人的に楽しかったよ!


 そこで、もうすこし、アピールしたいのです!
 太郎先生の講義は無料!。生徒はもう少しいてもいい!

 だから、このメルマガで、以下の大学数学講座の門戸を常時開くことにしたのであーるぞよ!


===社会人のための無料の数学入門講座 (平日の夜7時より開催)===


 隔週に一度、平日の夜7時より80分間の
「大学数学の基礎講座」を開催します。

 19:00ー20:20 講義と演習
 20:30ー打ち上げ&反省会

 場所は、都内港区でーす。
 文系の方や初心者大歓迎です。
 つまり、誰でも大歓迎!

 講座は無料。
 講師は数学博士たちが対応します!

 数学書を独力で読みこなせるようになることが、この基礎講座の最終的な目標です!!

 興味のある方、募集要項を見てご応募ください。よろしくね!


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【数学講座参加者募集中!】


 山本潤氏が主催する社会人向け数学講座が、参加者募集中です。
 参加をご希望の方は下記参考の上、ご応募下さい。


 初心者、初学者むけに、大学受験や高校受験の数学ではなくて、大学の数学のセミナーを開催します。
 仕事帰りにちょっと教室を覗いてみませんか?遅刻OK。
 誰でも歓迎。


【募集要項】

・応募時には、「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」を簡単に書いてください。
 講義内容の参考にするためです。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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働き方改革に思う




ブラック企業が、ホワイト企業へ変身中というのが
日本企業の「今」なのでしょうか?


ほんの数年前に牛丼屋の深夜一人体制やコンビニの店長の超長時間残業の悲惨な実態がありましたね。
未来ある新人を死に追いやった電通の過労死問題もありましたね。

そこで出てきた「働き方改革」。
デフレ脱却のためには消費が大事。消費が振るわないのは給料が下がっていたから。

給料下げるのは企業が悪いと政府が乗り出す。
政府が異例の春闘で賃上げ要請。
さらに、これまでの長時間労働は是正されつつあるようです。


昔に比べて、日本人は確実に働かなくなっています。

週休二日が大企業中心に90年代から定着。
国民の祝日も何日も何日も増加。

そして、現在、プレミアムフライデーや週休三日の導入、
さらに、裁量労働への移行の真っ只中ですね。

小池都知事は首都ラッシュアワー緩和のために
10時や11時の出社を呼びかける。


給料上げて労働時間が短くなると企業の利益が減る恐れがある。
企業経営としては、そうならないように社員の生産性を
格段に向上させることにしゃかりきですが、それはとても難しい。


今回は、そのことを書きます。



#### 楽をして成果を出したい ####



日本の生産性は格段に低い。
これは、日本人の能力の問題ではありません。

単に、働く側にとって生産性を高めなければならない動機がないもんね。


まず、残業という制度が、生産性を低下させます。
だらだら仕事をやれば楽してお金が入るのですよ。

経営者は、サービス残業を見過ごすのも、それが無料(サービス)だからです。
サービスで残業を40時間してもらい、
実際の残業代は20時間だけをつければ、
株主は損し、経営者と従業員がそれぞれ20時間分得をする。

経営者はタダで社員一人あたり20時間の無料労働を得る。
社員はだらだらやることでサボタージュの恩恵を受ける。

株主は低いROEで犠牲になる。とほほ。

労働がタダだと思えば、経営者は工夫しません。
タダのものをうまく使うのは難しい。


人は楽をします。「楽」は楽しい。

資料やレポートやインターネットの記事などを味わいつつ、
そうだよな、ふーん、そうなんだあ、とダラダラと読めば楽しい。

人間誰だってボーとできる時間が必要。

たばこで一服できる職場は減ってきているようですが、
たばこでも吸ってさ、雑談もしなきゃさ、
パワハラ溢れる職場で、やってられないよね。

生産性が低いと急にいわれてもね。
俺たち精一杯やっているよね?
愚痴を言い合うため今日も同僚と居酒屋へ直行!!



### 努力するインセンティブがないですね ###


長期目標を定めて努力を積み上げることができる人は案外少ないものです。
大体は、努力なんて真っ平ゴメンなさいですよ!

どうして業務のために日々自己研鑽なんかする必要がある??
やってもやらなくても給料は同じなんですからね。


日本の労働市場が加算方式ならいいですよ。
理系の大学院の学力や知見に対して、いくら。
弁護士資格に対して、追加ではらう。
語学の能力に対して、さらに追加ではらう。

こうした技術習得や専門知識に対して、
それを年棒に反映させることができれば、努力する動機となる。


現実。

努力して昇進することは年寄りがフン詰まっているから難しい。

定年が伸びてしまってね。
65歳まであるいは70歳まで上の方々がお働きになる。

役員や部長のポストが足りないんじゃよ。

いつまでヒラ??環境悪いですよ。それで努力しますか?


日本は、何にも勉強しない連中と日々努力している努力家とが同一賃金。
日本で博士をとっても、学士と同じ給料です。
高度人材や専門家にとっては、魅力のない国です。


努力するインセンティブがないですね。



### 生産性が低い。どうすれば高くなる?? ####


そんな中で、生産性を上げるにはどうしたらよいのでしょうか??

それは、方法を聞けば、めちゃくちゃ簡単な話です。
(でも、行動は難しい)


社員が行う動作を細分化。
ひとつひとつを見直せば生産性なんてすぐに数倍になります。


たとえば、「日経新聞を読む」という「動作」。

だらだらと読む。味わって読む。
記者も最近はエンターテイメントのような読ませるコラム、
書くのが上手ですねー。

その記事の単純な「消費者」になってしまうのです。
悪いことではありませんよ。
エンターテイメントを消費しているわけですからね。

味わうことは諦めて、単に情報をとることに徹する。
とにかく速く読む。数倍の速さになるはず。

すなわち生産性数倍。(味気ないでしょ)


わたしがやっていることです。

新聞は最大4分までしか時間をかけないと制限。
ストップウォッチで測る。真剣に4分と決める。
理解力を最大に高めて全力で読む。
4分以上の自分の時間を新聞にはつぎ込まないようにする。
(眺めているだけという説もある・・・ははは)


エレベーターを待つ時間、信号を待つ時間で「何をやるか」をしっかりと決めておく。

携帯できるもの、単語帳などがポケットにあるかを確認する。
興味のあるもの、なんでもよい。
(スマホでゲームをやっている人がいるが、ゲームは生産的ではないですな)


電車やエスカレータや階段など移動中に何をどうやるか
あらかじめ計画を立てておく。

昼間のランチの時間に何をやるべきかを決めておく。
できれば10年ぐらいの単位で高い目標を立てておく。


実際、わたしがやっていること。

裁量労働で昼間の大学院に週に2回通うこと。
社会人なので学生なら1.5年でとれる単位を3年から4年かけてとる。

昼間の大学の方が大学が沢山ある。
自分がやりたい専門が多数あるから。

その分、働く時間を土曜日や早朝に確保しておく。

昼間の大学院は、社会人は無理だと諦めるのではなくて、
真昼間の大学院にこそ、自分の状況と合う大学があると
考えてみてほしいですねー。
週に二日働けない不利を土日や夏休みでカバーする。


大学。お金はそんなにかかりませんよ。
なぜかといえば、国からの給付金があるから。
最近はMBAやMOTや会計大学院だけじゃない。
なんと理学部の大学院も工学部も給付金90万円が貰えます。


要は、人がやらないこと、人ができないことをやる。
それが付加価値を保つコツですよね?

わたしの知り合いは、社会人で昼間の大学院に行き、
野球のコーチをして、ボランティアで夜間はタダ塾で教えて、
自治会活動やPTAもやっている人がいる。

生産性が高い。
自治会の会議中にみんなと討論しながらパソコンで自分の仕事をやっている。
器用だわ。あの人。


おすすめは、朝やることと夜やることを明確にわけること。

朝は頭が働くので難しいことをやる。
夜は寝る前は疲れているので簡単なことをやる。

簡単なことでやらなきゃならんことは夜までとっておいて
朝はやらないようにしている。


それによって、生産性は上昇する。

だが何のために??


それは大学生でもあり社会人でもあり親でもあり先生でもあるから忙しいわけ。
生産性上げる必要あるわけ。そうしないと首が回らないわけ。

資格目指すなら、1ヶ月でとれるものよりは、
数年かかるものを目指したいですねー。



### 「10年」と「10秒」 ####


10年と10秒の待ち時間の使い方。
この二つ。

生産性というものを突き詰めると。
10年と10秒。このふたつを意識すること。


10年の高い目標を10秒単位で積み上げるという感覚です。


普通できないはずです(笑)。大変なんだもの!!


自己管理を徹底。
娯楽は年に何回何時間までと制限をつけてその中で思い切り楽しむ。



### 消費者ではなく創造者に ###


何事もそうですが、消費者がいなければ、生産者は食べていけません。

小説を書くのは何年もかかるが、読むのは数時間。

消費する側で生きるか、創造する側で生きるか、
その選択には覚悟を伴います。

創造する側の生産性はプラス。
消費者の生産性はzeroですね。


社会人になってしまうと、みんな、なぜか、例外なく、
簡単な目標を設定しようとするでしょう??

もったいないよねー。本当にもったいない。
できる人たちばっかりなのに。


企業経営者は、
「より高い、より難しい目標」
を目指せる土壌を用意することなんですよね。

だから、副業どんどんやっていいよ、残業ゼロね!
という会社の社員は生産性が高くなる。

それが働き方改革でっせ!


日本のように努力することにインセンティブがない国で、
生産性なんか上がらない。

みんなで生産性を上げるのはホワイトカラーでは特に難しいんですよ。

わたしが下手くそだからみんなを鼓舞することができないのかわかりませんが、
チームメンバーに言っています。

「せっかく生きているんだから、人の三倍生きた方が得じゃない?」

メンバーの反応はすこぶる悪いです!
(他人から努力しろ、お前は努力が足りない!と言われるのはとても嫌なものですよ。そりゃそうだ。)


あるアナリストには、死んだら気の済むまでゆっくり休めるんだから、
いまは寝ないでがんばろうよ言葉をかけている。

(これは完全なパワハラなのでしょうか?わたしは努力を鼓舞しているつもりなんですがね。)


でも、他人をやる気にさせることはできなんですよね!
(結論!! だから働き方改革は難しい!)


生産性というのは自分だけの中で自分がやればいい話。


働き方改革は困難です。
人の何倍も生きたい人ってそんなにいない。

人は楽を幸せを感じる。
自分のペースでだらだらやっているときが楽なんですよ。


他人にいくらですね、生産性、生産性と言ったって、
組織の人間関係がギクシャクしてしまうだけ。まあ、効果は全くない。

自分だけでやればいいんですよ。10年と10秒を。
他人のことはもう干渉せずにね。


他人がサボる。いいじゃないの!!
自分が頑張る。いいじゃないの!!!



===意識改革は難しい。私益を追求することで公益を達成する===


つまり、いいたいことは?


お金のためになら努力する人は多数いるかもしれない。
でも、人が努力するのは、自分の生き方の問題であって、
努力はそれ自体が尊いものである。

努力は本来はお金のためにやるもんじゃない。

どうしてもやりたいことやどうしても達成したいという渇望がほとんどの人々にはないってこと。

知ってました?

そういうあなたにだって、10年越しの大計画なんてないでしょ?
あったらびっくりだわ。


そういう人はこんなくだらないコラム読んでないわ。


働き方改革は日本全体の課題ではありますが、
働き方改革って、意識の改革ですよね。

ライフワークバランスよく。仕事と家事と両立。

私益かつ他益かつ公益となる分野を自分で探して自分で努力する。

公益の追求の範囲で私益を追求する。
両者は並列する。正反合。



===大望===


わたしには10年越しの夢はあるんですよ。本当にごめんなさいですよ。
威張っているようで偉そうにしているようで本当にすみません。。。


自分だけの大計画があるからやるしかない!!どうしてもやりたいからやる。

上司や経営からやれといわれてやるわけじゃない。


組織として会社として改革(強烈な自己研鑽)を社員に強要しても、
社員には気概とか人生をかけて命がけでやりたいことなんてこれっぽっちもないわけ。

だから、生産性なんて上がらない。
みんな働くだけで精一杯。
余裕なんてないんですよ。
(実はこれはパラドックスですよ。生産性が低いから余裕がないんですよ。生産性が高ければ余裕が出てくるわけ)


働いていないときは、休日にはですね、演劇見たりしたいわけ。
映画を見たり、本をゆっくり読んで、釣りや散歩やサイクリング。
あるいはごろごろしていたいんですよ。

それを責めることはできないんですよ。
他人は他人。他人の人権があるんですからね。


さあて、みなさまには、ぜひ、大望もってほしいね、
だって、もったいないもんね。

みんな大望を持てると思うから。なんてね。

努力はそれ自体尊いものなんですよ。なんてね。

生きる目的を持ちましょう。なんてね。


がんばれるときだけがんばりましょう。無理しないで。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


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我が家は中学受験をしないことに決めました(番外編)




−−−なるほどね、なるほどね、あるある中学受験−−−−


東京に住み始めて27年になるが、どうしても馴染めないもののひとつが、
東京の中学受験というものである。

中学受験をするのが当たり前。少なくとも、わたしの周りではそうなのである。
これにはびっくりしている。


親自身が中学受験を経験して、子供にも是非という土壌が東京にはあるらしい。
なるほど!

また、子供には高校受験や大学受験をさせてくない、
なぜならば、それは苦しくつらい経験だからだ、という思いもあるだろう。
なるほど。大学の付属にいれることで、大学までストレートに進学できる。
確かに堅い選択だ。

それが、早稲田や慶応やMARCHなどの有名私大であれば、なおさらだ。

経済力があって、子供に十分な教育費をかけることができる家庭だけとは限らない。
貧乏な家庭は中学受験は最初からできないので、経済力をバックに子供の将来に未来の進路を小学生のうちに確保してしまうという「お得な」作戦だ。

なるほどねー。

あるいは、子供の将来を親が心配してというか、教育方針として、
公立中学校よりも内容のよい私立を望むということもある。

公立ではいじめや学級崩壊のリスクがあり、我が子がその犠牲になる、という心配もある。

貧乏人の子供と一緒に授業を受けるのが嫌という声まであるらしい。とほほ。


わたしも、大学受験では、中学受験が圧倒的に有利だと思う。
現役で大学に合格するためには、当然、受験勉強は前倒しで始めたほうがよい。
中高一貫ならば、6年間かけて大学受験の準備ができる。
中学校のうちに高校まで進み、高校三年生の一年間をまるまる受験対策できる。

それに対して、公立組は1〜2年の不利がある。
公立組は、小学校のとき、まったく勉強していないから、
小学生の5年生ぐらいから週に何回も有名塾サピックスに通う生徒と比べると、
学力が大幅に低いのは仕方ない。
そういうことがわかっていると親は焦るでしょうね。
わかりますよ。その焦る気持ちも。


そりゃそうだよね。中学受験が人気なわけだよね。
週刊誌も、私立学校はたくさん広告を出すから、受験に前向きな記事ばかり。

公立は広告なんて出さないから。


うちは、それでも、中学受験をさせなかった。
それには、うちなりの理由がある。


うちの「へんてこりん」な考えを紹介しましょう。


−−−リスク回避型の行動をとる親−−−−


わたしは、へんてこりんな考えをもっている。
それは、「厳しい環境で人は育つ」と思っているからだ。
普通は、厳しい環境は悪ですよね。でも、うちでは、善なんです。

親は子供の幸せを願うので、どうしても、子供に失敗をさせたくない。
その気持ちは痛いほどよくわかる。
だから、親は先回りをする。先回りをして子供を危機から救う。

でも、それは「へんてこりん」な考えにそまったわたしにとっては、悪です。


東京に住み始めて、子供がまだ小さいとき、
公園やモール内の子供の広場で頻繁に起こることといえば、
自然なおもちゃや遊具の取り合い。

子供同士が喧嘩をする。
ところが、東京では、子供は喧嘩しないのである!!!
いや、親が喧嘩する前に止めてしまうのだ。
あらららら。


せっかく喧嘩をしそうになって、いい感じというのに、
あれ、ここで??というところで親が止める。

喧嘩になりそうな気配でとめてしまう。


そんな折、わたしは、
「あーもったいない。せっかくの学びのよいチャンスだったのに」
と残念に思ったものだ。

おもちゃをとられて、嫌な思いをしたり、させたりしながら、
痛みを覚え、どうしたらよいのかを自分たちで考えるというのが社会的な動物、
響き合う動物人間である。

だから、子供がつらい思いをしていても、それは成長に不可欠なビタミンだ。
喧嘩を止められてばかりの子供は、心の発育不良となる。


親が子供の心の成長を意図的に阻害しているのだから、
一種の軽い虐待だねと私は思った。


うちは子宝に恵まれて男の子四人の家庭だから、兄弟喧嘩もあったが、
兄弟間の喧嘩をむしろ微笑ましく感じていた。

父親であるわたしが、どちらか一方の方を持つことはない。
一貫して何も言わない。

もちろん、どうして喧嘩になったのか、云々というくだらないことも聞かない。
どうせくだらないことが原因なのだ。聞いても仕方ない。

(わたしの妻は、喧嘩に負けて子供が泣いているとき、子供の泣き顔はなかなか撮れないといって、写真をとっていた)


徹底的に放置する。というか、もっと上から子供を見るのである。
喧嘩が始まったら、「おおいいねえー」とビデオにとるぐらいでいい。

喧嘩の後、兄弟間で気不味くなって、遊び相手がいなくなって、損をする。
結局、つまらない時間を過ごす羽目になるのは喧嘩した当人たちなのだ。

つまらない時間をつまらなく過ごさせて、どれだけ喧嘩が不毛であるかを
身を以て知らしめるのだ。

それから、学ぶはず。一歩、心が成長する、というわけ。


うちでは、小学校の高学年になれば、弟から売られた喧嘩を兄は買わなくなる。
はは、面白いね、と兄は喧嘩のネタを収める。

喧嘩をしたがる弟は未熟な生物ぐらいにしか思わなくなるからだ。


−−−多発する困難。それらがよい教育の材料になる−−−


何がいいたいかというと、
人生においては、いつも、いつも、困難は多発するわけ。

それに耐えて、みんなと事態をよい方向へと向かわせる「リーダーシップ」を身につけさせることは子供の生きる力となる。

生きる力は、子供の一生の力となるのに対して、
小学生の6年生のときの学力は、その時点での知識にすぎない。

子の生きる力にスポットをあてて育てるのが親の本来の姿のはず。
(よい学校にいれると幸せになるとはわたしは思わない。日本に生まれただけで奇跡でしょ。もう、十分、幸せなんだよ。)


リーダーシップを学ぶためには、できるだけ問題の多い環境で学ばせる方がよいに決まっている。

江戸川区には、荒れた公立も多いから、先生方もあえて江戸川区を希望する人は、ひとつの中学に留まることができる。

そして、心から感謝していることのひとつとして、
情熱を持ち、生徒を指導してくださる有名教師が多数、
地域で奮闘していただいている。

先生方は土曜日も日曜日も部活動を指導。
夏休みもほとんど毎日指導。
大変な負担だとは思うが、
「望んで教師になったのだから、部活動に情熱をそそぐのは当たり前です」
とおっしゃる。

「教師になって休みたいなんて、そんな教師は教師ではない」とも。

そういうことを平然とおっしゃる江戸川区の先生方。

わたしは、公立中学校を気概をもって運営する先生方の情熱に感動してしまうのです。


なるほど、江戸川で日本一の部活動が多いのにはこうした背景があるのだということがわかった。


荒れた江戸川というイメージがあるから、勤務地希望で、江戸川を選ぶ先生は少ない。
その中で、下町が好きで、江戸川をあえて希望する先生もいて、長期の地域へのコミットメントが可能となっているのである。


−−−小学生のときから公立中学のお世話になって−−−


子供たちは、土曜日も日曜日も小学生のころから、
公立中学のグランドを使用していた。

クラブスポーツに公立学校が協力してくれるのである。

中学校の先生たちが、土曜日や日曜日にクラブスポーツの小学生たちをリクルートすることもある。

うちで部活やってみないか?丁寧に教えるよといわれて、
スポーツ選手もあるクラブの小学生たちは、受験ではなく、
公立中学校へ行きたいと言い出すのだ。


−−−迷った時は、より困難な道を−−−


うちは、あえて、子供たちに困難な道を突きつけてきた。

息子がサイレント・ドラム・セットが欲しいといったとき、だめだといい、
仕方のない息子は、ダンボールでドラムセットをつくった。

勉強を思い切りしたいから個室が欲しいといったとき、それはだめといい、
みんなリビングのテーブルしか勉強場所がないようにした。


それはわざと、あえて、そうしたのである。

子供部屋は誰にもあげなかった。


あるいは、野球をやりたい、地域のチームに入りたいといったときも、
1年間はイエスといわなかった。

1年間、ずっと入りたい訴え続けたら、本気であると判断した。
実際、息子は一年間ずっといい続けた。
(親のサポートがすごく大変になるのがわかっていたから、親にも覚悟がいる。
わたしも結局、7年間、コーチをすることになってしまった。子供の気まぐれに、親は簡単にはイエスとはいえないのです。コーチをやったら、大変でしたよ。その間、我が人生における長期の計画を一時凍結しなければならなかったのです。)


だからではないか。
いまでも、子供はドラムを一生懸命やっているし、大学でも野球部で頑張っている。

親が簡単には許さなかったから、当人は、自分の意思の強さに自分で自信を持ち、だから、一生野球やドラムを続ける強さを身につけたのだ。


次男は勉強机がほしいといったが、親は許さないから、
これもやはり、段ボール箱を補強してMY勉強机(段ボール製)を作って、
結局、段ボール箱で高校受験の勉強した。

子が勉強したいのに親がサポートしない。
だからこそ、勉強したいという強い気持ちが持続した。
親が勉強をサポートしないから、かえって、もう自分のことは自分でやるしかない、と奮い立つ。


−−−−お前が生まれた場所にあるお前たちの学校なんだぜ−−−


公立中学校だから起こるクラスの問題、monster parentsの問題、
いじめの問題や不登校の問題も、これは、学校の問題ではない。
生徒たちの問題なのだ。

大人が口を出すこっちゃない。
子供たちが自分たちの仲間とどう関わっていくのか。
子供の心の成長は、幼馴染であるクラスメートたちと共に、である。


子供たちよ。当事者意識を持ちなよ。
もし、クラスメートが困っていて、なにも行動をしないなら、
お前らそれでも仲間なのかよと。

仮に、いじめがあったとしたら、それは生徒で解決しなさいよ。


「いじめなんてくだらない。そんなもの、俺が許さない」
という頼りになるリーダーが育てばば、そのクラスは安定する。

もちろん、最初から、頼りのあるリーダーなんていない。
クラスがひとりひとりが、頼り甲斐のある人間に育つように、失敗させて、
悩ませて、考えさせる、という循環を大人は見守ろうよ、と。


長男は、不登校の生徒の家をよく訪問して、学校での出来事を話していた。
親であるわたしは、勉強よりも、そういうことが大事であると息子とはよく話をしている。
お前が生まれた場所にあるお前たちの学校なんだ。
お前たちの学校ならば、お前たちでなんとかしろ、と。


こんなことを書いていると、いや、理想論だ、社会は変わらない、政治がダメだ、公立学校の先生はダメだ、という外野の声が大きくなるのはわかっている。


それでも、わたしは、子供たちに常々、こう言っている。

先生とか、親とか、つまんねえことをいっているんじゃねえよ。
言い訳並べてるんじゃないよ。親とか学校じゃないんだ。
学校で起こることは、先生じゃなくて、
生徒が自分で解決しなきゃならないんだと。

とにかく、言い続ける。

お前がなんとかしろ、と。


勉強なんか、どうだっていいよ。社会人になってから、いくらでもできる。
そういって、わたしは、自ら大学で勉強する姿を見せてきた。

親がアホみたいに必死に勉強すれば、もう、子供に「勉強しろ」なんていう必要なまったくない。
勉強は自分のために、自分の意思でやるべきものだからだ。

親がガイドして、やれば、そりゃ、小さいときはよいだろうが、
50歳を過ぎて、勉強するような大人になるだろうか。

子供の修羅場は50歳過ぎなんだから、
大学入試なんて修羅場でもなんでもない。
50歳過ぎて、親が弱ったときに、
よし、俺に任せろ、父ちゃん、母ちゃん、
といえる大人になってほしいのだ。


自分の周りの人に勇気と希望を与えられる人間に育ってほしいよね。
優しい男はたくさんいるが、夢と希望を与えられる男は少ないから。
今のご時世。

優しい男もいいけど、難事に立ち向かい、覚悟を決めて「俺に任せろ」といえる男になってほしい。

その目標に比べれば、大学入学なんてことは、大きなことには思えないのだ。


−−−自分を自分の意思で変える。自分の周りの人々をリスペクトする−−−



わたしが子供に伝えたい唯一のことは、
「世の中は変えられる!(自分は変えられる)」

というひとつの信念。もちろん、周りへの感謝を忘れてほしくない。


世の中は変えられる。だって、自分が自分を変えられるから。
自分が変わることは世の中が変わるということだ。

だから、人生は本気で努力する意味がある。
命にも、生きることにも、重大な価値があるのだ。

社会全体は無理かもしれないが、自分の周りの組織は変えられる。
自分の学校ぐらい、自分たちでなんとかしろよ、ということだ。
周りへ感謝しながら、で。
他者へのリスペクトをいつも胸に抱いて、強者に立ち向かい、弱者を守る人間になってほしい。


問題の多いところで、悩み苦しんで、いじめのターゲットになっても負けない
で強くなってほしい。

そして、我が子がいじめられても、
わたしは、いま、心の余裕があるから、こう思うのかもしれないが、
よくいじめてくれたと、いじめっ子を抱きしめてあげたいぐらいだ。

いま、多分、そういうステレオタイプのいじめっ子は少なくなっているのかもしれないけど。


−−ファーストネームで呼び合う!!!
   江戸川区の公立中学校の生徒たちは!−−



わたしが子育てで、よかったと思うことは、

1)保育園にいれたこと、
 そして、
2)地域のスポーツチームに入れたこと。(ボランティア組織)


保育園は、子供をファーストネームで呼ぶ。

そして、地域のスポーツチームのコーチや監督は選手である子供たちをファーストネームで呼ぶ。
だから、うちの子供たちは、小学校でも中学校でも、友達はみんなファーストネームで呼び合う。

こいつら、一生、お互いをファーストネームで呼び合うんだろうな。
いいな。いいな。

生まれた場所で育ち、生まれた場所にある保育園、野球やサッカーチーム、中学校で育った。

何か問題があったとき、ちょっと話を聞いてくるといって、
夜に息子たちが友達の問題に向き合っていた。


−−−S先生に感謝−−−


S先生。本当に感謝しています。
わたしたちの地域の学校を溢れる情熱で支えていただきまして、
感謝の言葉しかありません。

夏休み、お盆を除いて毎日の部活動。
部活の合間に勉強まで見ていただきました。

夏休みの部活が終われば、プールまで解放していただき、
子供たちは幸せものです。
学校の勉強をしっかりやれば、塾には行く必要はない、
ともおっしゃってくれました。


教師として、あえて、困難な学校を希望してくださいました。
いまの学校がとてもよい学校なので、実は、もっと困難な学校に転勤したいん
ですよとおっしゃった。

親たちは慌てて、先生、転勤しないでお願いします。
わたしたちも慌てました。まだ、転勤しないでくださいと。

子供たちは先生のことを心から尊敬しています。
大人が全力を尽くす姿に子供は学んだのだと思います。

その先生の見せた背中に、教育を見た。
わたしたちは心から尊敬しているのです。

このすばらしい江戸川の公教育。
学費が無償であることに感謝です。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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人のやらないことをやる

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 差別化戦略として、人のやらないことをやる、というものがある。

ノーベル賞の受賞者のコメントは、いつも、こんな具合ではないでしょうか。

「人がやっていないことをやっただけです。好きなことをやり続けただけです」
と。


うちのチームも人がやっていない、という意味ではある程度、尖ったところがあるのでそれについて書きたい。


証券会社のアナリスの属性を調べると、文系が3分の2程度であった。
だから、理系のリサーチを採用するのはどうだろうか、と思い、そうしてきたこと。

製造業の製品の分析をできるだけ深く行う。
レポートは200ページ!!になることもある。

また、CMAやCFAの資格、そして、MBA、経済、経営、統計という領域がファイナンスとは相性がよいのであろう。

だが、そういう分野は競争力のある方々が多い。
そこでまともに勝負して差別化できるとは思えない。


そこで、哲学(修士1人)、芸術(元プロミュージシャン1人)、理工学(物理1人、数学1人、工学2人)という分野の人たちをアナリストとして採用してきた。

要するに、需要と供給で決まるような価値(=株価)に、あまり興味を示さなかった連中を採用してきたってことですかね。


人がやっているけど、自分たちがやらないこととしては、以下のことがあげられる。

1)ブルームバーグは使わない。あえて株価を眺めない。
 (チャートブックを丹念に見るようにしている)
 (ブルームバーグ値段高すぎるでしょ!)

2)エクセルやワードやパワーポイントは使わない。
 (TeXやipython notebookで十分)
 (マイクロソフト高すぎるでしょ!)

3)投資尺度しては、PERとかPBRは使わない。
 (DDMとかDCFの方が正しい)
 (PERとかいい加減すぎるでしょ!)

4)日経新聞よりも歴史書とか哲学書とかノンフィクションものを読むようにしている。
  (日経新聞の記事って浅すぎるでしょ!)
  折角ならば、作者が10年かけて準備したものを読みたい。
  数日前に電話で取材した内容を読みたくない。

5)アナリストはMBAにみんな行くから、自分は理学部に行くことにした。

6)みんなが証券会社のアナリストと仲良くするから、自分は証券会社とは基本的にはお付き合いをしないように気をつけている。
  誰も電話かけてこないから、勝てるのかな!

7)みんなが、会社のPC使っているので、自分は会社のPCをなるべく使わないようにした。ただし問題のない範囲でやってます。

8)外資系のカップルはよく離婚するから、絶対に離婚しないぞ!と誓った。
  相当な努力の結果、離婚してませんよ!

9)みんな少子化だから、よし、子供はできるだけたくさん育てることにした。
  そうはいっても4人ですが、子育ては苦難の連続!!!!

10)よし、みんないい人間だから、おれは人間やめるぞ!
   とはいかないのが残念だ。

11)天国に行きたいとみんなは思うのだろうけど、わたしは断然に地獄に行きたい!地獄の方が断然面白いからだ。

12)みんなが短期志向だから、自分はどれだけ長期志向になれるかを考えた。
   考えた挙句、わかった。自分一代では無理。5代かかると考えた。

13)外資系金融といえば、高級腕時計や高級外車に乗っている人がいる。
   自分は絶対に高級腕時計はしない、
   死ぬまで外車は買わないと心に誓った。
   ベンツ乗っている人やBMW乗っている人、
   フェラーリやポルシェ乗っている人、他意はありません。
   どうぞ、ガンガン高級車味わってください。

14)みんな身だしなみに気をつけるから、自分はユニクロが擦り切れるまで着て、かっこ悪くても外見なんでどうでもよいことにした。
   靴下穴が開いても履き続けている。見えないから。
   スーツ毎日同じ。冬の間は下着も毎日は替えない。
   時間がもったいない。

15)みんなあまりに清潔にするから、頭や体を洗う頻度を落としたが、かえって、髪や肌がきれいになった。肌がつるつる。
   アナリストはみんな知っている。界面活性剤の恐怖を。
   いまのシャンプーでは毛根ひとたまりもないことを。

16)下町は住みやすく家賃が安い。江戸川区は最高だ。
   ファンドマネジャー仲間は、おしゃれな都会に住む人もいる。
   自分は高級住宅街には絶対に住めない。
   だって江戸川区だって大手町まで12分。それで十分。

17)わたしは、赤提灯しかいかない。クラブとかスナックとかいかない。
   同僚と飲むときは、串カツ田中。やすいです。
   たまに日高屋。もっとやすい。
   割り勘にはしない。基本的に自分で全部出す。
   へんてこりんな考えで生きているから。

18)外資系の人々はグルメだから、一生に有限の食事だから一回一回をおろそかにしない。
   わたしは、食事はたんなる栄養の取り込みだから、どこでもよい。
   たぶん、わたしはかなりの損しているのでしょうね。。。

19)もし、ペットをかうなら、断然、雑種。
   そして保健所からもらってくる。雑種は病気に強い。
   いま、亀4匹と金魚1匹。

20)みんながリストラするから、リストラはしないぞ!と心に誓っている。

21)面接では、みんな履歴書を持ってくるから、自分が採用するときは、履歴書はいらない、持ってこなくてよいぞーというようにしている。
   履歴書で人を判断しない。見かけや学歴でも判断しない。
   中卒ですが、といわれても、それが?と答える。
   目を見て、見込みがあると思ったから、中卒のアナリストを採用したことがある。


 外資系金融という特殊な世界では、当たり前のことが、世間一般では当たり前ではない、ということがよーくわかる。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【数学講座参加者募集中!】

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、
 メールにて、お願いします。

・応募締め切りは3月17日23:59とさせていただきます。

・詳細はこのコラムの後段をご覧下さい。
 http://www.okuchika.net/?eid=6904


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数学のススメ




わたしも、気がつけば、人生下り坂の50歳代になりました。

それでも、いま、とても楽しいことがあります。

それは、数学なんです!!!
(数学科に在籍する社会人学生なんです)

多くの趣味の中から、数学を選んだのは、
老後をどう過ごしたいのかなあ??と自問自答した結果なのです。


==ご自身の老後を想像しましょ!老後は誰にでも来る===


老後の自分の想像図。老後、どんな人生をイメージしてますか?

俳句?ゲートボール?囲碁?将棋?

これらを満喫する老後も楽しいのでしょう!
ステレオタイプすぎないかな??
(とても奥深いのでしょう。が、あまりにもメジャーすぎるのでは?)

わたし自身は、こういう「老後」を想像したのです。


〜老後のわたし。一日の過ごし方〜

朝、ゆっくりと起きる。
コーヒーを飲みながら、若手数学者の論文を読んで過ごす。
しばらく格闘。でも、「わからない」と諦める。少し疲れている。
ま、いいかと、近所の土手を散歩をする。

昼間、小説を読んだり、庭をいじったり。
ふと、「わからないなあ」と朝の論文を思い出す。

しばらく、手をとめて考えている。
でも、「わからん!」と踏ん切りをつける。
そして、また、「ま、いっか!」と気持ちを切り替える。

そして、午後は、エッセイを書く。創作。量産。生産的に。

さて、疲れてくる。
ここで、フィンガートレーニング。
夕方に、ジャズピアノを練習し、夜は仲間とジャズ・バーで演奏する。

明け方4時頃、はっと起きる。
「昨日の論文、もしかしたら、こういうことなの?」とかドキドキしている。

5時まで布団の中で反芻。
結局、「違うな。なんだかよくわからん」と、またまたまた、諦める。
仕方ないから、二度寝する。

9時にゆっくり起きて、また、数学の論文を読む。。。。
そして、「くぅ、わからねぇ」とつぶやく。


==それで、数学に戻ります==



数学のよさ。

1)お金が全くかかりません!!!!
2)心は豊かになります!!!
3)ボケ防止に最適!!

こんな経済的な理系趣味をひとついかがでしょう。
(実験道具もいりません。実験場は頭の中)

ということで、自分が数学をやった経験上、
本当によかったと心の底からそう思っているんです。

だから、これは人に勧めないといけなんじゃないの??と思ったわけです。

週に1度ぐらい、興味のある社会人の方々を対象にして、
数学の入門講座を開催したいと思っています。

内容は、大学の数学ですから、かなり本格的なもの。
高校の数学を忘れている方、大歓迎。

大学数学の語彙を習得するのが道順として先だと
わたしは思っていますからです。

初学者や文系の方々熱烈大歓迎。
お気軽にお立ち寄りください。


=== 社会人のための数学入門講座 (平日の夜7時より開催) ====
==== 「大学数学の基礎講座」のご案内 ====



3月下旬より、週に一度、平日の夜(木曜日)の7時より
80分間の「大学数学の基礎講座」を開催します。

19:00ー20:20 講義と演習
20:30ー21:00 打ち上げ&反省会

場所は、文京区後楽園駅周辺を想定しています。

昼間、勤務する社会人が対象です。
夜も勉強なんて大変です!(とほほ)

大変かもしれませんが、週に一度だけ、数学の基礎を習得してみませんか?

講座は無料です。
講師は数学博士たちが対応します(一部、博士課程在籍者も講義します)。


さて、数学を始める最初の一歩として
数学語の習得や数学の方言になれるのがよいと思うのです。

大学の数学と高校までの数学はその概念に大きな違いがあり、
大学の数学科というものが、いまでも多くの落ちこぼれを出してしまう一因がその大きなギャップなのです。

しかし、一方で、大学数学の基礎を習得することで、
世界はぐっと広がるのも事実です。

数学書を独力で読みこなせるようになることが、
この基礎講座の最終的な目標です。

初心者の方々は、まずは、「数学語」をマスターしましょう。

数学語をひとつひとつマスターすることで集合論、論理、写像、最後に濃度という概念で1年間が終了します。

一回、一回、読み切りの講座です。
参加することに意義があり、わからないときは、わかるまでサポートします。

実際に、手を動かします。
本当の理解として定着させるために、演習問題を解くことが中心となります。

エンターテイメントとしては、500円ぐらいの会費制で
ビールやワインの一杯だけの30分打ち上げを行います。
(まあ、そのぐらいは自腹で無料としても、いいのですが。。。)

30分打ち上げで、ひとりひとりのニーズをできるだけ吸い上げるつもりです。

講座はビデオに撮影するので、後から家で復習できるようようにします。
(そうするのが目標です。できるかな??)


教える側のメリットについて。
社会人に教えることで、数学博士たちも数学の教授技法の向上を目指します。

これからは、面白くない授業は淘汰されます。
エンターテイメントの要素を交えます。
ですから、楽しい講座を目指します。

文系の方々、初心者の方々も是非、ご参加ください。


申し込みは、以下のようにお願いします。
締め切りは3月17日とさせていただきます。

応募時には、
「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」
を簡単に書いてください。

講義内容の参考にするためです。


==発展==



基礎講座では、数学語を習得しますが、各自のニーズに合わせて、
以下のようなことも取り組みが可能です。

1)離散数学(位相がわからなくても高校のときの組み合わせ論で理解ができる)
2)自然数の分割(大学での研究対象で、奥は深いが、同上の理由で、初学者が対応しやすい)
3)線形代数(よい教科書は非常に難しく、簡単な教科書は単なる計算問題となっていて、もっとも教えにくい)
4)位相の基礎(これがいわゆる数学の腕立て伏せにあたるもので、絶対に必要だが、これ自体は面白くない)
5)トポロジー(これはわたしたちの専門分野なので、もし、ご興味があれば、是非、一緒に勉強しましょう)


==文系大丈夫です==


わたしは、もともと政治思想史専攻の文系出身です。

文系の社会人がどこにつまずくのかがわかっているからこそ、
開催したいと思っているのです。

また、ポストドクターのため、平日夜に社会人が数学を勉強する
というマーケットを都内であれば開拓できると見込んだからです。

平日夜の数学市場の開拓を目指します。


==ホームページも作りたい==(誰かよい知恵を教えてください)


この講座が将来のポスドク支援に繋がるように
活動を続けていこうと思っているのです。
(ボランティアでお手伝いしてくださる方も大歓迎です。
特にホームページの作り方、教えてください)


==IT活用したい==


サイボーズ等のフリーソフトでグループを作成したいと思います。
そこで出欠機能があるので、ITをできるだけ活用するようにします。

大学受験や高校受験の数学ではなくて、大学の数学のセミナーを
初心者、初学者むけに平日夜に開催します。

仕事帰りにちょっと教室を覗いてみませんか?遅刻OK.

誰でも歓迎。


入門講座については、大学の数学科の学部生のレベルですが、
高校数学までの前提がなくとも、大丈夫なような構成にします。

楽しく、明るく、ゆっくりと受講者のペースに合わせて講義を行います。
(先生方も手弁当ですので、当日、お手伝いなどをしていただける方、大歓迎です)


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【募集要項】

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。

・応募締め切りは3月17日23:59とさせていただきます。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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ファンドマネジャー、株を語る 最終回




■ファンドマネジャー、株を語る  最終回


前回、永続する商品の話をしました。
また、永続する組織の話をしました。

ある時代下では、ある商品は国家が提供し、
また、ある時代下では民営化される。

ある組織は生き延びるために、商品をリニューアルしていく。
商品も変えていく。


そして、わたしたち、金融業界は、不確実性を計量することで、
理論的な株価を定めてきました。

おおむね、株のリスクは5〜10%程度の間と計測されています。
そうなると、遠くにあるキャッシュフローは大きく割り引かれます。
未来はゼロ査定されてしまいます。

遠い将来のキャッシュフローは無価値と算定される。

それで、短期志向となる。無価値なことを考えるのは合理的ではない。

でも、20年保有するつもりの人にとって、大事なことは、
20年後の時点からの将来。
つまり、20年後のその商品の見通しです。

まず、大丈夫だ、といえる商品に投資をしようと、
そういう話を延々としてきたのです。

全部で7回の連載でしたが、そのことだけを伝えるために書きました。


時代不変な価値は大事なはず。
でも、それは、短期志向の人にとっては意味がない。

また、こんな話をしたかもしれません。
株を長期に保有することは、業績を予測するという技術ではない。
それは、生き方の問題なんじゃないの?と。

自分が関わる社会への関わり方の問題じゃないのかと。


また、長く存在する商品は、決して強い商品だけとは限りません。
強いから残るわけじゃない。
弱くとも、空気のように、いつも、そばにある。そういうもののはずだと。

投資とは、もちろん、予測することや技能を競うことも含みます。
だが、投資の根っこには、わたしたち自身の「声」がある。

「願い」と言い換えてもよいかもしれない。

こんな世の中であってほしい。
こんなことは許されてはならない。
その願いや思いが、企業を動かす。

だから、わたしたちは、アクティブな行動的な投資をする。
それは、自分の態度の表明。生き方の表現です。

コストだけを考えて、
パッシブのインデックス投信には投資をしないという生き方。
有利か不利で人生を選ばないという態度。

わたしたちの日々の生活の中にある、他者への共感こそが、
投資の根っこの「声」と信じて。


社会を変えることは不可能だ、夢物語だ、そう感じる人は多いんだと感じます。

短期で儲かる、楽に儲かる、
そんな夢のような投資手法があればなあと思う気持ちもわからなくはない。


しかし、社会は、われわれが作るものです。
未来は予測するものではないのです。

人工知能が職を奪うのだと恐るのではなく、
人工知能のよさをどう活かすか、悪いところをどうカバーするのか。

それらは、わたしたちが決めるのです。
予想することではないのです。

予想するなとはいわないが、自らが社会参加し、
重要事項に意思決定に関わろうとする気概を持ってほしいのです。

他人事では生きているとはいえないでしょう?


個人個人は弱くとも、みんなの思いを集めることで、大きな声になる。
投資を通すことで、人気を集めた企業には、
やはり、資金調達力という「権力」が備わるようになっているのです。
自分のことしか考えない企業には資金の力は行かない。

他人のことを考え、思慮深く行動する企業に、パワーが与えられる。
でも、それは時代の風が吹く、わずかな間にすぎませんが。

われわれは、時代の風に翻弄される小さな木の葉のように
大海を漂う影響力のない小さな存在かもしれません。

われわれが分断され、孤立し、
ひとりひとりが短期的に振る舞う限りにおいては。


だが、能動的に自ら社会に関わり、声を集めて、
社会の課題を解決しようしている多くの企業たちが存在する。

そののことを、わたしたちは、どれだけ知っているといえるでしょうか?

彼らの懸命な姿を観察する。それも、感受性を持って。
それが投資の第一歩ですよ、と繰り返し伝えてきたつもりです。


くどいようですが、
われわれ一人一人の命は儚い。

遠い将来なんて、見つめる余裕はないと、
そう諦めるときがくるのでしょう。

だが、何世代にも渡って、着実に難題を解決していった先人たち。
苦難の連続だった。

歴史は繰り返しわれわれにその「先人の態度」を示してくれる。
それは、過去からのわれわれへのエールではないのでしょうか?

いまを懸命に生きることで、いまは開かれる。
ときに、それが将来を切り開くことにつながっていく。

いま、そして、将来を切り開くため、置かれた場所で努力する。
その生き様が、時代を超えていくのではないでしょうか?


人は、いくらお金を保有したかで、評価されるのではないのです。
何をしたかによって評価されるのです。

経済価値は、需要と供給で決まる。
そのこと自体には歴史的な意義はないのです。

損得の期待値は、リスクとリターンの計量の見込みで決まる、
たんなる「量」にすぎません。

だが、投資の成果は、わたしたち一人一人の生き方、態度、
価値観の総和で決まるのです。

大きな力は自分だけで決まらず、
自分だけで決まるものはいずれも小さな力です。

われわれの個々の小さな力を総和したものが投資の成果です。

そうであるならば、成果自体にとらわれないで、
この小さな力を発揮することに、力点を置きたい。

結果ではなくて、自らを発信し、発揮するという態度によって生きる。

何も変わらない結果を恐れて力をセーブするのではなく、
全力でぶっ倒れるまで走る。
他者を批判するのではなく、自分が全力を尽くす。
他者を強要せず、自らを縛る。



最後になりました。

みなさまにとって、もっとも大切な人たちへ、
みなさまの惜しみのない投資をお願い申し上げます。

それは、お金でなくとも構わないのです。
暖かい気持ち、感謝の心、応援するよというメッセージだけでもあっても。


それを受けたものたちは、心によって奮い立つ。

企業を単なるモノとしてみてしまえば、
彼らの懸命に生きる姿に心を打たれることもないでしょう。

だが、企業を、人の集合体として観察し、
この生きにくい世の中をともに戦う仲間であってほしいと願うならば、
彼らも、みなさまの気持ちに誠実に向き合ってくれるのではないでしょうか。

人は響き合う生命体です。
そして、企業とは響き合う人たちの集まりです。


アクティブ投資の大切さを世の中に伝えること。

それも、ファンドマネジャーの職務のひとつであると信じて、筆をおきます。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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ファンドマネジャー、株を語る(6)




■ファンドマネジャー、株を語る  0006


☆☆ 1000年続く組織について



英国のオックスフォード大学は、世界的に有名な大学です。
少なくとも1090年代には講義が行われていた、といいます。
1000年以上、続いていることになります。

少なくとも、卒業生の方々や英国民は、
「オックスフォード大学にはこれからも末長く存在してほしい」
と願うでしょう。

一方、オックスフォードの学生は、数年間で卒業します。


学長は次々と移り変わりました。
学生も移り変わっていきました。だが、大学は受け継がれていきました。
そういう意味で、学長の資質というものが、
どれほど、大学の永続性に重要であったのでしょう?

大学のスピリッツ(精神)は、時間軸や個には依存しないもので
なければならないのです。


☆☆企業とは何か??


企業にも大学と同様に存在意義があるでしょう。
社会への商品の供給者、新商品の創造者としての意義が。

株主、従業員、経営者は(人間だから)、すぐに死んでしまいます。
でも、商品の中には生き続けるものがあります。
それが社会的な価値を持つものであるならば。


商品の中には、時代を超えるものがあります。
だが、時代にとって、意味のない商品は淘汰され、時代に共有されません。


☆☆ 時代を超えるものたちについて


古典というものがあります。

日本には、日本書紀や古事記などがあるし、源氏物語もあります。

古代から残るものとしては、ソクラテスやプラトンなどの哲学は
現代に引き継がれています。

比較的新しいところでは、音楽で、平均律が普及したことで、
自由な転調が可能になり、B.S.バッハの音楽は、
400年前からずっと引き継がれています。

永続するであろうイベントは無数にあるのでしょう。
各競技のワールドカップ。オリンピック。
高校野球の甲子園大会等。


人は、他者と交わる過程で、共感という手段を手に入れました。
共感とは、固体として全く違う生命体同士が、その違いを超えて、
時代をも超えて、結びつく感情であり、それは、人間の情緒的な側面です。

「共感できる価値ならば、その価値観は生き残る」
と考えられないでしょうか?


☆☆私なりに、企業というものを定義してみると、こんな感じかな??


いま、社会の隅々まで見渡して、どんな小さな商品も企業によって
提供されているのです。
企業とは社会への供給システムだということを以前話しました。


1)企業とは、創造する組織。

 決して消費をするだけの存在ではありません。
 商品やサービスの創造者なのです。

2)企業とは、偏見やバイアスに支配される偏狭さを克服した存在。
 そうでなければ社会全体に彼らの商品は受け入れられません。
 人権を無視した組織運営は成り立ちません。

3)企業は、大多数の中に埋もれる受動的な存在ではない。逆に、社会を導く
  能動的なリーダーなのでは?
 企業は、必要なら大統領にも毅然とした態度を示す必要があります。

4)企業は、あらゆる社会的な矛盾を克服し、問題を解決し、矛盾点を昇華
  しようとする社会的な存在。
 そうでなければ、優秀な商品は開発されません。
 歴史的に見て、もっとも優れた商品が世の中で生き延びてきたからです。

5)企業は、短期で利己的なものではありません。長期に渡り、社会的に
  意義のあることを成す存在。
 もし、企業が利己的で、短期志向ならば、企業は過剰なリスクや拙速な経営
 判断を繰り返して、破産してしまいます。

6)企業とは、思慮深く、ステップ・バイ・ステップで成果を出そうと務める
  存在。
 そうでなければ、多くの企業が100年以上の歴史を誇っていることが説明
 できません。


読者へ:

企業を読者自身の言葉で定義してみてはどうでしょうか?
(わたしの定義のドラフトは、少し、企業に甘すぎますから。)


日本株ファンドマネジャー
山本 潤



====== 求む、勉強仲間!! 伝統の億近ゼミ、復活します!=====


【億近ゼミ開講のお知らせ】


2月末の締め切りです。
多くの応募があります。

4月から9ヶ月間ですが、少人数の純粋な勉強を目的とした会議を
13〜16回程度開催する予定です。

わたしの希望で、少人数とさせていただく可能性が高いので、
敷居は高くなってしまうかもしれません。

商品やサービスをひとつ取り上げて、その技術的な側面や歴史を記述する、
ということは、インターネット調査ではなかなかできないことです。

具体的な投資の手法や戦略については、多種多様であり、
また、どんな戦略も絶対的なものではありません。


例えるなら、錬金術でしょうか。

錬金術は、ゴールドでないものからゴールドを作ろうという
中世以降の試みでしたが、ご存知の通り、それは不可能なんですね。

ゴールドは、その希少性から経済的な価値は高い。

しかし、錬金術の結果、化学が進歩して、人類が真理へと一歩近づくことは、
社会への価値貢献になる。

ゴールドの価値とは違う、また、別の価値といえるでしょう。
ゴールドはすべての人々を幸せにはしません。

化学の進展は、すべての人々を経済的に豊かにしてきました。


ゼミでは、一般教養、学問、歴史、哲学、プログラミング、
こうしたものを駆使して、ひとつの商品について、
時代耐性を測ることに重きを置きます。

商品の時代不変量を測ること。


たとえば、ヘリウムをつかった冷却装置というものがありますが、
製造の現場では大切な役割を担っています。

比熱の問題から、冷却において、ヘリウムに勝る物性は、なかなかない。
だから、われわれは、時代を超えた不変性を、ヘリウムに見出す。

さて、その技術の祖先を辿るとその原理は昔からある。

ずっと前から、同じ原理、同じ仕組みであるにも関わらず、
ヘリウム冷却装置は、何十年も、「変わらず進化し続けている」のか!

「進化し続けている」と見ることもできるし、
「全く変わらない」と見ることもできる。

また、ヘリウムは原子としての大きさが小さい。
水素の次ですね。水素は爆発するから危ない。

ヘリウムは安定元素ですね。
小さくて危険ではないから、漏れなどを検知する気密検査に使われてきました。

昭和29年に実用新案(昭和30?12093)で三菱電機研究所が出願。
現在は広く使われている技術ですが、当時は普及していませんでした。
ヘリウムの持つ原理を用いたものですから時代不変量といえます。

昭和44年に日立の中央研究所は、すでに液体ヘリウムの低温を利用した
超電導原理を特許出願。
東海道リニアの原型となるアイデアです。
原理は昔からあった。しかし、普及時期には大きな隔たりがある。

何十年という大きな隔たりは、われわれの一生が短いから
それを大きいと感じるだけで、後世から見れば、
「発見されてすぐに実用化された」と記述されるのです。


商品別の時代不変量。

それを、いつか、誰かが、ちゃんと後世のために商品の歴史を
記述しなければならない、と個人的に思うのです。

ゼミでは、時代を超える「時代不変」を一緒に探しましょう。
時代不変量を商品ごとに計測することで、商品群の時代耐性を測る。

事業リスクが時間とともに複利で増大するので、時代不変量の重要性は、
株価には、すぐには反映されない。

だが、じわじわと時間が経つにつれて、複利で反映されていく。


ゼミでは、
1)投資の哲学
2)技術史作家への挑戦
3)データサイエンティストとのコラボ:一般入手可能な情報をまず使いこなす。

などを行います。


【募集要項】

・4月上旬より開催の予定です。
・開催期間は9ヶ月の予定です。
・開催頻度は月1〜2回です。
・開催曜日は土曜日か日曜日になります。

・参加費は無料です。

・開催場所は東京都港区です。
 参加者の居住地は問いませんが、開催場所へ開催日に来る事が難しい場合、
 メール等の手段により意思疎通が図れ、課題等が提出できる方、ご応募下さ
 い。

・年齢は問いませんが、18歳未満の方は保護者の同意が必要です。

・略歴、志望動機、ゼミへの要望などを気の済むまで書いてください。
 1000文字程度でお願いします。
 テキストのほか、word形式も可。

・参加にあたっては簡単な審査をさせていただきます。
 審査結果により、ゼミへ参加できない場合もありますので、ご了承ください。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「億近ゼミ応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。

・応募締め切りは2月28日23:59とさせていただきます。


また、先生役を努めてくださる準備のある運用業界バイサイドアナリスト、
ファンドマネジャーや証券業界の方々も、興味があれば、お声をわたしまで
かけてください。
但し、報酬はありません。ボランティアとなります。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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山本潤氏の過去コラム → http://okuchika.jugem.jp/?cid=6


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ファンドマネジャー、株を語る(5)

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■「ファンドマネジャー、株を語る」執筆のきっかけ


現役ファンドマネジャーが株式投資について語る日々雑感です。
個別株の売り買いの推奨はありません。
それどころか、個別株についての言及はしません。

それでも、わたしは、株式投資が持つ本来の社会的意義については、
十分に伝えることができると思っています。

そして、投資のプロセスそのものが、投資家自身を幸福へ導く道標になると考えています。


わたし自身がそうでした。
投資を通して、世の中の仕組みがわかるようになりました。

投資により、経済的に恵まれるだけではなく、
投資というプロセスを通して、人としても成長できたように思うのです。


つまり、投資家とは、お金だけを企業に預けているのではありません。

投資とは、投資家自身の膨大な時間も高度な専門性も貴重な経験も
失敗から学んだ知恵もすべてを投資分析に費やすことです。

そして、その投資行為は、人を成長させます。


投資は以下の変化をもたらします。

単なる消費者から創造者に。
偏見やバイアスに支配される偏狭さを克服し、
普遍的で自由な思想を身につけることができます。
大多数の中に埋もれる受動的な存在から、
他者を導く能動的なリーダーへと変貌することができます。

ゼロサム的な思考や矛盾に悩む人は、矛盾を克服し、問題を解決し、
矛盾点を昇華する術を身につけることができます。


短期で利己的な人が、長期で意味のあることを成す人になることができます。
すぐに結果を出そうとする拙速な人も、
思慮深く、ステップ・バイ・ステップで成果を出すようになります。

たとえお金がなくても、株について考えることが、
豊かで幸せな人生を生きることに繋がっていくのです。

多少、大げさに響くかもしれませんが。



さて、わたしですが、外資系機関投資家(日本株アナリスト、日本株ファンドマネジャー)としての職歴はおよそ20年になります。

15年前に自らの運用手法を書籍「インベストメント」(北星堂書店2001年)にしましたが、多少、取材手法のみに偏った感がありました。

ファンドマネジャーが株を語ることは、
すなわち、職業について語ることでもあります。

株式ファンドマネジャーという仕事はこういう仕事である、という内容でもあります。

また、アナリストやファンドマネジャーを育成するのためのガチのガイドブックともいえるでしょう。

株式投資のもつ、社会的な価値が、あまり意識されない状況となっていることも執筆の動機のひとつです。

個別株の推奨はありませんし、具体的な運用戦略は紹介しません。

株式投資に関するノウハウは千差万別であり、どんな個別の戦略であっても、
メリットとデメリットがあるからです。

みなさんが「株式投資」についての考えを深めるための一助となるように、
株についての必要最低限の事柄を整理しました。



■ファンドマネジャー、株を語る  0005


☆☆インターネット調査の限界について


法人には寿命がありません。

グローバル企業が永遠に配当を払うのであれば、
その将来の累計金額はどれだけになるでしょうか。

配当の累計は、投資金額を相当上回ることは間違いないのですから、
長期存続できる企業に投資をするのが有利にはならないだろうか。

そんな話をしたと思います。


人間の将来は、個としての生命体としてみれば、数十年の寿命しかありません。
ですから、今日、明日のキャピタルゲイン以外に興味はないという投資家も多い、とも指摘しました。

投資家の大多数が短期志向が強いので、
勝つための戦略として長期志向で勝負をする、
というのがわたしの現時点での戦略です。


以下、私見です。


今日、明日の株価に一喜一憂することに、あまり意味はありません。

株価変動について、いくらどんなに考えても、そのことで、
何かを得ることはできないからです。

そうではなく、社会に対する企業の貢献を考えてみるとどうでしょうか。

ある会社が、なぜ、ある事業に対して、どうして、その事業に多額の投資をしたのか、を考えてみましょう。

あるいは、企業の歴史を振り返る、
企業と社会との関わりがはっきりとしてきます。
企業の果たした過去の行為がはっきりと見えてきます。

何事も、はっきりと見ることが肝心でしょう。


☆☆良い目を持つことが大切だと以前に書きました。
  良い目とは客観的観察



過去は客観的に観察できる。動かないから。
一方で、将来を見ることは難しい。
ならば、過去を観察し、将来のためのヒントを得る。


いま、大切なところに差しかかりました。

それは、「過去ははっきりと見える」という事実です。
ですが、過去の情報は普通はありません。
過去の情報は急速に失われるからです。


インターネットは投資家にとって、情報収集のためにの大切な手段です。
ですが、ネットには限界もあることを知ってください。

インターネットでは情報は一見、あふれかえっているように見えます。
でも、それらは、何かを今販売したい人たちが発信する情報が主体です。
500年前にどんな歌が流行ったか、ネットではわかりません。


☆☆情報はつぶやきでなんでも手に入るという誤解


例として、具体的に、
トヨタのクラウンをとりあげます。

現モデルについては、相当な情報がとれます。

だが、クラウンを20年前、30年前と、段階的に振り返り、
どこがどう進化したのかを分析する我々のような仕事にとっては、
インターネットでの情報収集は限界がありますね。

過去をよく眺めることで、未来に思いがはせられます。
トヨタはそのHPに過去の製品群や歴史資料館などで
昔の車種を現物で展示しています。

アナリストにとって、社史や博物館巡りや古書は大切な資料です。


少し大域的な話をします。

投資すべき会社の過去を整理して、未来に思いをはせましょう。

投資家が、自分の投じた資金が、未来へと続く素晴らしいサービスを提供する
会社に再投資され、人類の持続可能な社会の建設に一翼を担います。

株式投資の資金は人類の未来を作る原資ともといえるのです。


読者へ:

過去ははっきり見えるというが、インターネットで過去のことを調べることは
難しいものです。
たとえば、工作機械メーカーを選び、その工作機械のひとつを選び、
過去、その製品がどのように性能を向上させてきたでしょうか。
どうやって調べますか。

その値段や性能や形状などについて、年表形式でつくることは可能ですか。
どのようにして、製品の進化の歴史を書き残すべきでしょうか。



☆☆自らの言葉で語ることから始める


ネットは便利です。
もちろん、SNSもなんでもどんな情報も得られると思っている方も
沢山いらっしゃるでしょう。

あるいは、他者の評価を頼りにする人は、
「この会社はバフェットが買ったから買いだ」とか、
「このベンチャーはインテルが出資したから本物だ」
と他者の評価に依ってしまいます。

投資家は、それではダメです。

よくわかっている友人に聞いたら、この株がいいらしいぞ、
という態度では儲からないのです。

どんなに拙くとも、自分の言葉で世の中を表現する。
自分の分析で商品を評価する。
それが長い目で見れば、最短の「億の近道」です。


☆☆実際の株価と理論株価(企業実態)とを比べる。株と株とは比べない。


また、企業を評価するときに、他の企業と比べるのではなくて、
企業の業績とその企業の株価を比べるようにしてください。

トヨタの株は、トヨタの企業価値(業績や財務やそれらの見通し)と比べるものです。
トヨタの株価指標と日産の株価指標とを比べる人が多いのが非常に残念です。

株価指標というものは、会社同士を比べるものではありません。
企業の業績と株価との関係を整理するもので、
トヨタの業績と比べた株価が安ければ、
日産とは無関係にトヨタは買いとなります。


少なくとも、そういう態度で企業の株価を見るのが機関投資家の態度です。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


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