スローなインベストメントにしてくれ



 「億の近道」は、NPO法人「イノベーターズ・フォーラム」が1999年に発行を開始した無料メルマガです。

 18年間、週に5回なので、編集者と執筆者たちは、コツコツとやってきたわけです。その数は3600号を超えました。

 今回、日本株式の長期投資について、思うところを、書いていきたいと思います。


 題して、「スロー・インベストメント」。


〜〜〜 SLOW INVESTMENT 〜〜〜




−−− スローなインベストメントとは −−−


 ファンドマネジャーの一日は早朝から始まる。

 トランプがどうのこうのという情報。

 為替や債券市場がどうのこうのという雑音。

 はたまた、いい銘柄ありませんか?
と証券会社や周りのアナリストたちに聞き回る。

 えっと、ニューヨークダウは上がったのか下がったのか、何が上がったのかとかをチェックしたりする。


 けれども、わたしは思うんですよ。トランプが何をしようとしてもね、

 人はやりたいと思うことは熱心にやりますが、
 やりたくないことについては「やったふり」をするだけ。

〜人にやりたくないことを強要しても成果は期待できない〜

じゃないかなーって。


 トランプがなにをいっても、企業は人を米国で雇用を増やすようなことをしません。

 なぜならば、企業がやりたくないから。
 米国雇用に経済合理性がないからです。


〜人件費が高いところで雇用を増やせば競争に負けてしまう〜

 極めて明確な理由です。

 だから、トランプがどうのこうの、ということを考える必要は長期投資の場合、全くない。

 為替、ニューヨークについて考えるのは時間の無駄。


 じゃあ、スロー・インベストメントとは、何も考えない投資?
 間抜けな投資?


 いえいえ、そうではありません。


〜スロー・インベストメントとは、日々の喧騒に惑わされない投資。
 惑わされないから、株の本質を見極める。
 ノイズを除去することによって、実は、思考時間が生まれる。
 じっくりと考える投資〜

なのです。


 結果的に、とっても大きなキャピタル・ゲインを狙う、長期の成長株投資のことです。

 「とっても大きい」っていうのは、数十%という値上がりではなくて、数倍とか数十倍以上を狙う投資のことです。


 もし、あなたが、毎日、ニューヨークダウが気になってしまったら、それはせいぜい、たったの1〜2%の値動きのこと。

 たった1〜2%のことに人生の大事な時間を毎日費やすことになります。
(40年間毎日費やしたらどれだけの時間が「無駄」になります?)


 上がったり、下がったり。上がったり、下がったり。
 毎日それをランダムに繰り返していくのでしょうが、その1〜2%の動きはノイズです。

 大きなキャピタルゲインを狙うスローな投資家にとっては、ノイズは本質を惑わす敵に他ならないのです。


〜スロー・インベストメントにおいては、ノイズ(日々の情報)は無視しなければならない〜


 無価値なノイズに価値のある人生の時間をかけるな。


 日々や月次だけでありません。
 四半期決算の情報なども、残念ながら(というよりは、当然のことですが)、ほとんどがノイズの部類に入ります。



−−− 株式の本質とは? −−−



 株の本質は「何が成長するかを考える」ことです。
 少なくとも考えようとすること。考える姿勢を見せることです。

 さすがに当てろとはいわない。
 人は神様ではないので。当たりません。
 当たらなくていいのです。


 世の中のことを考える。じっくりと考える。
 ある製品のことを考える。ゆっくり考える。
 成長する製品とそうではない製品との区別ぐらいはつきますよ。


 成長か否かを区別できれば、何通りかの予想をすればよい。
 ひとつだけの予想ではなくて。何通りか予想をする。

 わたしたち投資のプロは、それをリスク・プレミアムという連続複利の数字に直してバリュエーションを算定します。

 リスク・プレミアムを設定すれば、それは無数のシナリオを考えたことと同じですから。

 ちょっと専門的ですか?
 でも、こんなこと大したことじゃないので、
 へー、そんなものか、と流してね。


〜成長率を推定して、その成長率が達成できないリスクも同時に推定する〜


 これでバリュー算定は終わりです。
 シナリオを現在価値に直せるからです。

 スローな投資家は、数十年後も存在するに違いないサービスや製品について、深いが、本質的、でも、「ざっくり」と世の中を見る。

 まったくビジネス・スクールの教科書通りですよ。
 競合が厳しいかどうか。
 基本特許や変動費率が低いとかいろいろな状況証拠から成長力は判断しますね。


 また、すべての製品やサービスを分析する必要はないんですよ。

 成長するのではないか?という期待が持てるものだけをざっくり調べる。
 それがスローな投資家です。


 調べることがそれ自体が楽しい方々も多いですしね。
(アナリストたちは調べることが好きなんですよ。株を当てることよりも。困った人々だ。)


 調べることで、世の中のことが深く理解できるようになりますしね。
(アナリストは商売も上手いですよ。いろいろな事例を見ているから。)



−−− よいことばかりのスローインベストメント −−−


〜スローインベストメントには、欠点はなく、利点しかない〜


 それって断定?
 断定ってよくないじゃん。ええ。よくない。

 それでも、断定したい。
 わたしはSlow Investmentには利点しかないと思っています。


 まず、社会のことが見えるようになる。
 人間について考えるようになる。
 製品や商品について詳しくなる。
 賢く生活できるようになる。
 金融リテラシーが身につく。
 それによって、一生で億単位のお金を合理的に儲けられるようになる。
 経済的な自由が得られる。
 あとは、アートっぽい感性が磨かれますよ。直感とか。
 感性というわけのわからないものが身につく。

 日々の情報での売り買いは否定しません。
 ノイズ(振動)を利用して、うまく稼いでいる人々はそれはそれでよいと思います。
 こちらの生き方は、マーケットを見るのが好きという方にはオススメなんです。ただし、大型成熟株でやるべきなんですがね。


 わたしがスローインベストメントをオススメするのは、仕事を持っている人々や日々の株価やノイズにはあまり興味がない人々。
 でも、数年で資産を倍増したいと考えている人々。

 そんな人々には、スロー・インベストメントがオススメです。



−−−  投資のお勉強 −−−


 儲かれば同じという意見もあります。否定しません。

 だからといって、やみくもに回転売買のデイトレードでトータルで損をしている人々の方が多いのではないでしょうか。

 振動やノイズは運の要素が多いので運が悪い人はあまり儲かりません。


 それは考えればすぐにわかることです。

 なぜならば、短期トレードをビジネスとしてみた場合、変動費率は100%以上。

 普通に考えたら短期トレードは、やってはいけないビジネスです。

 でも、ギャンブルとしてみればFXと並んで一番マシなギャンブルです。

 テラ銭が安いのが株のいいところです。
 競馬よりはマシです。
 パチンコよりもマシです。


〜短期投資はビジネスとしては最低、ギャンブルとしては最高〜


 一方、スロー・インベストメントは、数億円の価値のある幸福な人生への自己成長なんだといえるでしょう。


〜スローインベストメントについて、わたしたちと一緒に考えていきませんか?〜


 ゆっくり考え、気長に投資。


 気ままに投資アイデアを出し合いましょう。
 わたしも勉強中。一緒に勉強しませんか?


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億の近道のゼミは株式投資の理論を3月から主催中。
これまでは理屈ばかりをやっていました。
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okuchika.mail@gmail.com



〜ゆっくり考え、気長に投資〜
Slow Investor  山本 潤



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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 3




ルールとは絶対的なものなのか。
一緒に考えてください。

(3回目)


【前回までの内容】

荒れ狂う管理教育の嵐。愛知県立春日井高校の生徒会は学校側と戦うことを決意。
学校行事を生徒全員にボイコットを呼びかける。
ボイコットは成功。学校側と生徒側との対話が始まった。
深夜遅くまで会議を続ける先生方への申し訳なさから、僕らは事態の早期収拾をはかった。


====1981年2月7日 中日新聞===


大見出し −耐寒訓練きょう再開−
小見出し −春日井高 授業を短縮し実施−


【春日井】
耐寒訓練を生徒がボイコットしていた愛知県春日井市の県立春日井高校(山本八郎校長)は六日、生徒の下校時間を遅らせない方法で耐寒訓練を七日から再開することを決め、生徒たちも納得した。
二日のボイコット騒ぎ以来、五日ぶりに正常化する。

六日は午後二時二十分からの六時間目に一、二年各クラスでホームルームを開き、担任の教師がそれぞれの教室で生徒の指導、説得をした。
さる三日の生徒代表と学校側の話し合いで学校がすでに生徒の意見を聞くことを約束しており、生徒たちの間に耐寒訓練参加の動きが出ていた。
この日、学校側が決定した。
授業を短縮して本来の下校時間までに訓練を終了させるという通知に反対の声はなかった。
授業時間を短縮するのは生徒の下校時間を遅らせないよう配慮したもの。

七日は土曜日のため午前十一時四十五分から午後零時三十五分までの四時間目を耐寒訓練にあて、九日から十三日までは、授業を五分間ずつ短縮、午後二時四十分から三時十分まで訓練をする。
同訓練は当初予定されていた十三日で打ち切り。
十四日に行う予定だった校内駅伝は中止する。


−生徒代表の話−

下校時間を遅らせないという要求が聞き入れられたので満足している。
まだ不満の者もいるが、学校側が今後話し合いに応じてくれるというので、要求を出していくつもり。


−山本校長の話−

耐寒訓練の時間を早めたのは女子生徒の安全を考えてのこと。生徒たちの不満はクラス担任を通すなどルールに従って出されれば聞いていきたい。


−−−−以上、原文のまま−−−−


耐寒訓練が始まった。

僕らはジャージに着替えて、校舎をゆっくりと周回した。
新聞記者とカメラマンも生徒が走る写真を撮っていた。

翌日の新聞各紙には、生徒が「楽しそう??」に先生たちと走る姿が新聞に載った。

管理教育は善だったのだろうか。
確かに、規律を強化することで、一時の大学進学率は上がるだろう。

親もそれを望んでいる。

だが、本当に大切なことは、生徒自身の意志であり、「盲目的に従う」ことは社会的な付加価値とはならない。


組織にはおかしなルールがある。
おかしなルールは組織の構成員の合意のもとで時間をかけて変えていくべきだ。


僕らが生徒会選挙で歌った歌が以下の歌である。


作詞作曲 山本 潤 アレンジ 中村幸宏 (1980年6月)

−なんちゅうふうだ−
(C)希望に燃えて(F)夢を求めて(G)この学校に(C)来たけれど(G)
(C)なんじゃらこんじゃら(F)がっかり後悔(C)お家に(G)帰りたい
(C)

(C)いましかできない(F)ことをやって(G)みるのが青春だと
(C)信じてた(G)のに
(C)ああしろ、こうしろ、(F)ガミガミわめく(G)指導部長にゃ
(C)驚い(G)た(C)

(F)パーマを(G)かけては(C)いけません
(F)バイクに(G)乗ったら(C)退学だ
(F)スカートの(G)長さは(C)いいかな?
(F)バッチは(D)ボタンは(G)ワッペンは?
やってられない!(G)

(F)規則規則規則規則(C)規則
(G)規則規則規則(C)規則規則
(F)規則規則規則規則(C)規則
(G)規則規則規則(C)規則規則

(幸宏のベースの間奏)


やってみたいことがありすぎて困っているというときに
一日四時間勉強しろとは少し非常識じゃないですか
なにも学校の勉強だけがすべての勉強じゃないはずで
テストテストで苦しむことほど馬鹿げた勉強はないのさ

髪の毛は肩のとこまでよ
靴下は白をはきなさい
遠足はジャージでいきなさい
成績で分けられたクラス
がまんできない!

(F)規則規則規則規則(C)規則
(G)規則規則規則(C)規則規則
(F)規則規則規則規則(C)規則
(G)規則規則規則(C)規則規則


−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−


中村幸宏は芸術的なベースラインを作った。

このことを書き留めたいと思ったのは、当事者のひとりである幸宏が2010年6月1日に舌癌で46才の若さで亡くなったからである。

僕たちは高校生のころ反抗期の真っ最中だったから、幸宏はこの事件のことを母上に話さなかっただろう。

幸宏から始まった学校との戦いを、彼の立派な生き様を、幸宏の母上に読んでもらいたいがためだった。
母上がご存命のうちに。それも、このコラム執筆の理由のひとつだ。


先日、幸宏の母上にお会いしたときは、

「出来る人は神様がすぐにほしがるから早く天国に行ってしまう」

とおっしゃっていた。

その通り。よい人はすぐに神様に呼ばれる。
逝くには早すぎたな、幸宏。僕がいくまで待っていてくれ。


僕は心の中で、思った。

「天国で、幸宏、おまえ、やることあるのか?」

僕らの力を必要としているのは、むしろ、いま、地獄で苦しんでいる人々だ。

幸宏は弱きを助け強きをくじく男だ。

幸宏、僕が死んだら、今度は、地獄に乗り込もう!!!
そして、もし、地獄が理不尽さで満ちているならば、
共にあの世を変えていこうじゃないか。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【お知らせ】

土曜日の午後3時のティータイムに東京都文京区で数学のサークル開催中です。数学の博士たちが社会人や学生相手に数学の基礎を講義、演習します。

数学は学問の基礎です。
高校数学を忘れてしまった方、これから数学を勉強しようかなと考えている人、ちょっと覗きにきてください。
勉強後に軽い飲み会もあります。

無限の世界が広がります。
老後の趣味に、学び直しに。
希望者はおしらせください。初心者、文系の方、大歓迎!
okuchika.mail@gmail.com まで。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 2




 組織と個人。生徒と先生との対話による解決。
 親と子供、社長と社員、対立を解決へと両者の努力で導くことはできるのか。

一緒に考えてください。


(2回目)


【1回目の内容】

全校生徒による耐寒訓練ボイコット事件を新聞記事から紹介。
この小さな事件を、いまさら、ではあるが、いま、書き残しておこうと思った。

ひとつは、当事者の一人、中村幸宏が舌癌で7年前に死んでしまったこと。
ベーシストだった彼の残したベースラインを書き残しておきたかったため。
もうひとつは、たとえ学校には不名誉な事件であっても、春日井高校の校史として誰かが書き残すべきだと考えたからである。


==吹き荒れる管理教育の嵐==


1980年、愛知県には新設高校を中心とした管理教育の嵐が吹き荒れていた。

生徒の自殺が相次いだ。愛知の行き過ぎた管理教育は社会問題となる。

1980年2月には週刊プレイボーイで
「今、高校生に襲い掛かるファッショの嵐」
と特集。東郷高校はT高校との表現で掲載された。

1982年7月にNHKは「愛知の教育を考える」を放映。
宇治芳雄の「禁断の教育」を1981年9月に発表。管理教育を告発した。

その後、当時の東海高校の生徒の藤井誠二の「おいコラ!学校」(84年)がベストセラーになった。
学校が生徒へ行った洗脳教育の手法や生徒への恒常的な暴力が生々しく描かれている。

春日井高校は新設校ではなかったが、じわり、じわりと周辺高校の管理思想の影響を受ける。

実際、僕たち生徒はどんどん厳しくなる規則に辟易としていた。


「ゲームセンター事件」が起こる。

放課後に繁華街のゲームセンターに入り浸っていた生徒数人を生活指導部の先生方が補導するという事件であった。
まあ、たばこを吸っていたのはいけなかったのかもしれないが、学校の外の話。
捕まった生徒たちは、一週間、校庭の草むしりをする羽目となった。
僕はこのことを歌にして反抗した。


さらに、頭髪事件が起こる。

服装検査という検査が急に始まったのだ。
校門前で生活指導の先生方が、生徒を呼び止める。
スカートが長すぎる、化粧がいけない、学生服のカラーが外されている、
など、服装の乱れは心の乱れというスローガンで始まった。
僕はこのことも歌にして反抗した。


事の発端となったコーヒー牛乳の自動販売機。

学校で飲むコーヒー牛乳が楽しみだったのに、ある日突然、夏休みが終わった途端、白牛乳だけになってしまったのである!

生徒は騒然。
え?なんで? おい、どうしてだよ!

生徒が先生に理由を尋ねる。
理由は「コーヒーは健康に悪い」であった。

憤りしかない。
コーヒー牛乳を飲む自由を取り戻す。
僕たちのささやかな戦いが始まったのである。


===戦いの始まり。中村幸宏という男のとった髭ボウボウ作戦===


「頭髪」検査に反抗して、幸宏は「髭」を伸ばした。
「髭」は「頭髪」ではない。

それでも、学校からは「髭」を剃れと言われていたが、そのとき、学校に対して幸宏はこう返した。

「髭はなぜか生えてくるんですよ。剃ってもまた生えてくる。キリがないでしょう」
学校にすれば問題行動であった。

髭を伸ばしてジャズを聞いていた幸宏はもう大人の雰囲気を漂わせていた。
ベースが飛び切りうまい。彼の弾くチョッパーは高校生離れしていた。
学校帰りはDo Musicというスタジオでバンドの練習をしていた。

幸宏は制服のカラーを外して、ボタンを閉めないで、髪の毛を少し浮かせていたのだが、髭は濃かった。

幸宏に勇気付けられた僕らは、反撃に出る。

「指導部なんかぶっとばせ!」というジャズ風の曲を作り昼休みに放送。
曲のアレンジは幸宏であった。生徒の反骨精神を鼓舞。
放送部の部長は林。後輩だが信念のある男だった。

(歌詞は、「一体全体、どうしたわけだ?生徒はいつも苦しんで。。。これじゃ嫌になっちゃうぜ。指導部なんかぶっとばせ!!」。)

さらに、規則の虚しさをロックにした「なんちゅうふうだ」という曲を文化祭で広めた。

(歌詞は、「希望に燃えて夢を求めてこの学校に来たけれど、なんじゃらこんじゃら、がっかり後悔、お家に帰りたい。。。」)


1980年の秋の文化祭。

幸弘のベースラインが小気味よく弾ける。流れるカウンターライン。
富也と僕は、それに飛び乗る。
音楽室で行ったライブだった。
17才の僕らは汗だくになって、叫び続けた。
「生活指導部なんか、ぶっとばせ!」と。

(注意:生活指導部というのは、生活指導室という詰所に控える体育会系の体格のよい数人の教師の集団であり生徒の頭髪検査などを統括していた。)


===バンドメンバーの生徒会への立候補===


僕らが教室でたむろしていると、サイドギター担当の久野が、次の生徒会に立候補をし学校を変えたいという。

教室の黒板で、有志が集まって、あみだくじ。
適当に会長、副会長、書記、会計などを決めた。

まるで勉強ができない劣等生たちが生徒会に全員当選した。
しかも得票率9割という圧倒的な支持を得た。

なにせ、生徒会立候補の演説の代わりに「ロック」を演奏してしまったのだから。

その内容の過激さから生活指導部の先生によってすぐにマイクの電源は切られてしまったが、聴衆には熱が伝わった。

歌のベースラインはすべて幸宏がユニークに作った。
ドライブするベースラインでみんながノリノリになる。

今度の生徒会は学校と戦う生徒会なんだ。
みんなの期待を一身に背負った。

ターゲットは制服検査。こいつをまず、やめさせる。
僕は髪の毛の色などはどうでもよいと思っていたし人権の侵害ではないかと思っていた。
校門に先生たちが立って、女子生徒のスカートの長さや前髪の長さをチェック。
ひどい場合はハサミが登場した。

これは心情として許せなかった。

自由な校風の学校は、こんな検査はやらない。
管理教育に染まった先生の一部が急に他の学校を真似してしまったのだ。

教室に入ると服装検査に慣れていない生徒たちがプンプンに怒っている。
女子は特に反抗した。

服装検査は先生ではなく、生徒が自主的にやることを生徒会で決議。
評議会でも議決した。

先生に要望を伝えた。
が、何も変わらない。


===ボイコット前夜===


ボイコット作戦は富也が指揮した。成績学年トップクラスであった。

4月に配られた年間行事表をとってあったのだ。
1月29日、生徒会議会の前日に、富也は興奮していた。

「おい、見つけたぞ」。

富也は得意げであった。彼の右手にはピラピラとB4のわら半紙。
1980年度の春日井高校の年間行事予定表であった。

耐寒訓練は年間の行事表には載っていなかったのだ。
つまり、これは生活指導部の思いつきにすぎないということを示していた。
恣意的な力が働いて、耐寒訓練が急遽実施される。

春日井高校では学校行事は生徒会の主催であった。
耐寒マラソンは生徒会の主催ではなく学校主催なのだという。

僕らは学校主催ではなく、生徒会主催であるべきだと主張した。
そのためには、拙速な訓練を中止し、やるにしても生徒主体の来年度からの実施を要請した。

そうでなければ、先輩たちが築いてきた自由な校風が死んでしまう。


この富也のファインプレーによって、全クラスが集う生徒会議で、全クラスの評議員が憤慨してボイコットに賛同したのである。

僕らは耐寒訓練をボイコットすることを決議して、耐寒訓練の当日を迎えた。


===ボイコット当日のこと===


1981年の2月2日ボイコット当日の朝はよく晴れていた。

朝7時半、チャリンコを駆って僕は高校へ急ぐ。
僕は名古屋市とはいえ、北の端っこの守山区の高島町から、松河戸橋を渡る。
そこは一面の畑。あぜ道を突っ切ると春日井市立中部中学を右手に見て通りすぎる。
あとは、中央線の無人踏切をわたり、愛知県立春日井高校はすぐだ。

チャリで10分の行程である。

ちょうど、春日井高校の東に位置する正門前では、生徒会議長の富也が重たそうにアンプやマイクを搬送していた。
アンプを持つのを手伝って、富也の2年1組の教室にアンプとマイクは隠す。


午前8時前、放送部の部長の林が、僕を放送室に通す。

先生方がかけつけても放送室には入れないように入り口をロックアウトした。
林は、入念に、全校放送の準備をしているが、故意に職員室にだけ放送が流れないようにした。

「山本さん、こうすると職員室には放送は流れないですよ。
職員会議で先生方はこの時間は職員室にいます。
放送するならいま、このタイミングしかない。」

放送室から職員室のスイッチだけをオフにして、僕の放送は始まった。

これが愛知県教育委員会の主張した「公共の施設を占有しての扇動」だ。

わたしたちの行動は「計画的で極めて悪質」であると愛知県の教育委員会は決めつけた。


「お知らせいたします。生徒会議会において、本日放課後に予定されていた耐寒マラソンは無効となりました。つまり、中止です。
放課後に、全校集会を中庭にて開催いたします。全校生徒のみなさま、耐寒マラソンは中止します。放課後は全校集会のため中庭に集まってください。」


幸い、先生方は放送室に飛んではこなかった。

職員室にはいかないでクラスで放送を聞いていた先生方もいらっしゃったが、容認してくれた。

「ほう、生徒会か。面白いやないか」
と言ってくれた先生もいた。


すぐに放送室を出た。
富也と僕と幸宏は1年1組からオルグに回る。他の役員も総出でオルグした。

先生の指示を無視して(先生を振り切って)、マラソンに参加しないで、中庭に集まるようにと。

「このまま学校の言いなりになれば、君たちはダサいヘルメット通学になるぞ」
と。

ただならぬ生徒会役員の気迫あふれるオルグに一年生たちは、ただ、うんうんとうなづいてくれた。

クラス担任がすでにいるクラスもあり、僕らのオルグを先生方はよく聞いてくれた。そして、僕らの行為を容認してくれた。


そして、放課後。
先生たちを振り切って、僕らは中庭に集まった。

野球部の主軸3番バッターの原科が
「おーい、来たぞう!途中で(野球部顧問の)饅頭(服部先生のあだ名)がいたから、心臓ばくばくだよ」。

僕は感謝の印として「来てくれてありがとう」といった。

こうしてボイコットは成功した。
先生の呼びかけを振り切り、中庭に全校生徒の3分の2の生徒が集結した。

僕は集会のアンプの電源を2年3組のH先生のクラスのコンセントからとろうとした。
しかし、H先生は、コンセントの前に立ちふさがって、それをさせない。
H先生の担任クラスのコンセントを使われるとボイコットに加担することになるというのがその拒否の理由だ。

僕は諦めて、隣の2組から電源を引いた。
H先生に隣のクラスならいいのかと聞くと、それは知らないという。

僕は、こういう二枚舌の人間にはなりたくないと思った。


幸宏は集まった生徒たちを見て満足していた。
生徒会の役員たちが、マイクを持ち、「いい天気だねえ」とのんきに演説した。

特に新聞記事にあったような、明日以降もボイコットを続けようと意思統一したということではない。
集まって、みんな、よく来たねで終わりにしたのだ。なんの要求もせずに。


山本八郎校長は、勇敢にも一人で集会に乗り込んできた。
激怒のあまり、右コメカミに青筋が浮き出ていた。

中庭に集まった500人を超える生徒たちを前にして、さすが校長。
「中止中止」と大声で怒鳴っている。

「おい、何を勝手にやっとるんだ。解散しなさい。こら、誰だ、これを扇動したやつ、誰だ!」
と続けた。

怒り心頭のあまり、どもっていた。


僕は校舎をよじ登って、2組の窓枠に立った。
そして、有りっ丈の声で叫ぶ。

「校長先生、僕らは僕らで物事を決めることにしたんだ!学校は生徒のものだ!」

集まった生徒たちはやんやの大喝采である。
そのとき、生徒たちが、ザザッ、ザザッという音で校長を取り囲む。

校長は、僕を下ろそうと窓まで近づこうとしたが、周りの生徒たちが校長を完全に取り囲んでしまった。

校長は、悔しそうに声を張り上げた。

「おい、お前が扇動したんだな、お前だな!お前には校舎に触る資格はない。お前は退学だ!!」

生徒がズッズと校長を取り囲み、身の危険を感じた校長を生活指導部の先生方が体を張って救助する。

生活指導部長が、
「な、な、お前たち、話し合おう。話せばわかる。どうだ、いまから体育館へ行かないか?」
と述べた。


当日の夜遅くまで職員室には先生方が残ってくださった。
先生同士の話し合いの内容はわからないが、深夜まで激論が続いた。

富也と幸宏と僕は、夜10時ごろ校庭から職員室の中を覗いていた。


===ボイコット翌日 1981年2月3日 春日井高校===


先生方は疲労の色は隠せなかったが、授業は行われた。

約束通り、生徒会と校長との話し合いは行われた。
冒頭、山本八郎校長は、僕たちに「冷静にいこう」とおっしゃった。


===1981年2月4日 中日新聞記事 (原文そのまま)===


(大見出し)耐寒訓練の春日井高 事態収拾へ動く
(小見出し)学校と生徒代表話し合い
(記事)
【春日井】
耐寒訓練を生徒がボイコットした愛知県春日井市の県立春日井高校(山本八郎校長)で三日放課後、事態収拾のため生徒代表と学校との話し合いが行われた。
席上、学校側は学校行事については生徒たちの意見を十分に聞くと約束したうえで延期している耐寒訓練を再開するとの意思を伝えた。
生徒たちは四日、各クラスでホームルームを開き、話し合いの内容を伝え、クラスの意見をまとめた上、再び学校側と話し合うことになったが、大勢は収拾に大きく動き出した。

この日の話し合いに参加したのは生徒側が一、二年生十八クラスの代表二人ずつ、生徒会役員八人の計四十四人。
学校側は校長、教頭、学年主任ら八人。
話し合いは放課後午後三時三十分から二時間半にわたり行われた。
「事態収拾のため感情的にならず話し合おう」と山本校長が切り出し、生徒の質問に学校側が答えるという一問一答形式で進められた。

この中で生徒の「学校行事に生徒たちの意見は反映させられないのか」の質問に対し、学校側は「生徒の意見は十分聞く。とり入れられない場合は、納得のいく説明をする」と答えた。
さらに、学校側は今後も話し合いの場をつくるなども約束した。

この後、学校側が「耐寒訓練を再開したいので、クラスに帰ってみんなの意見を聞いてきてほしい」と提案、生徒代表も了承した。
同校では四日の授業を五分間ずつ短縮、午後約三十分のホームルームの時間を設け、クラスごとに生徒たちと話し合った後、同日放課後、もう一度、生徒代表と学校側と話し合うことになった。

(山本八郎校長の話)
父兄のみなさんもかなり心配しているようなので早く収拾したい。
生徒たちが間違っていることははっきり指摘するが、意見は十分聞いてやりたい。今回のボイコットに対しては当面処罰は考えていない。

(生徒代表の話)
いままで学校側は生徒の意見を無視し続けてきたが、今回の話し合いで機会があるごとに生徒と学校との話し合いの場を設けてくれると言っており、評価している。学校側が熱意を見せており、問題の収拾を図りたい。



===僕らは早期収拾を図った===


ルールはルール。逆らった奴が悪い。
これが管理教育の根っこにある思想であった。
でも、それは教育とはいえない。

先生方は、頭ごなしではなく、生徒との話し合いの場を設けた。
それだけではなく、連日、夜遅くまで議論をされていた。

幸宏と僕は、深夜まで先生たちは会議している現場を校庭からチャリに乗って眺めていた。

僕たちの中に自然に溢れ出た思いは
「先生たちに、こんな深夜まで会議させて、申し訳ない」
という感情であった。

幸宏と僕は目を合わせた。
「引くところは引かなければならない」。

学校と生徒は上下の関係だ。
上下の関係だからこそ、話し合いは重要であった。

県教育委員会から毅然とした態度をとれと指示されていた山本八郎校長であったが、彼の英断で、僕らは退学にならなかった。


P.S.

1982年。卒業を控えた僕たちは、愛知県教育委委員会を「偏差値怪獣」と命名し、「偏差値怪獣にねりわさび光線をあびせる会」を結成した。
「ねりわさび」とは、僕たちの作成した雑誌名。「ねりたてのからさ」が売りであった。
習熟度クラスに反対、賛成のアンケートを実施。圧倒的な生徒が反対を表明していた。

富也は、学年トップの秀才で、どの大学にもいける学力があった。
なぜか地元の私学に第一志望で工学博士となり、いま、某大学で工学教授をしている。

あのボイコット事件を思い出すとき、幸宏のベースラインが鳴り響く。
音楽室。体育館。公民館のホール。Do Musicのスタジオ。

僕らは卒業後もライブをした。
大学生のときは幸宏とはジャズライブハウス「Aトレイン」に通ったものだ。

幸弘は、生協でロジスティクスを担当していたが、残念ながら、2010年6月1日46歳の若さにも関わらず舌癌により死去。

幸宏は昭和38年12月16日生まれ。
春日井市立東部中学を卒業後、春日井高校へ進学した。

1981年2月2日。
幸宏もまた、退学覚悟であったし、僕たち全員、退学覚悟であった。

服装検査に抗議する幸宏の勇気ある「髭ボーボー作戦」から、僕らの反撃は始まった。
「髭はなぜか生えてくるんですよ。剃ってもまた生えてくる。キリがないでしょう」と幸宏は主張し、学校と対決した。


36年後、2017年の我が母校、愛知県立春日井高校。
ボイコットの集会を決行した中庭。その西側に校舎をつなぐ渡り廊下がある。
渡り廊下の下に飲料の自動販売機が設置されている。


自動販売機は、当時のガラス瓶ではない。
紙パックジュースが並ぶ。MEIJIの乳製品群だ。

白牛乳だけではなく、いちご、バナナ、コーヒーなどの様々な豊かな飲料が並ぶ。
後輩たちは、少なくとも自動販売機に関しては、「自由」を謳歌している。

この自由は、当たり前のものではない。勝ち取った自由なのだ。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【お知らせ】

土曜日の午後3時のティータイムに東京都文京区で数学のサークル開催中です。
数学の博士たちが社会人や学生相手に数学の基礎を講義、演習します。

数学は学問の基礎です。
高校数学を忘れてしまった方、これから数学を勉強しようかなと考えている人、
ちょっと覗きにきてください。
勉強後に軽い飲み会もあります。

無限の世界が広がります。
老後の趣味に、学び直しに。
希望者はおしらせください。初心者、文系の方、大歓迎!
okuchika.mail@gmail.com まで。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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1981年2月2日 愛知県立春日井高校:コーヒー牛乳の青春。(天国の幸宏へ捧げる)part 1



ルールとは絶対的なものなのか。

一緒に考えてください。


(1回目)


===新聞記事===

1981年2月3日 中日新聞朝刊の記事(原文そのまま)

(大見出し)「耐寒マラソンを集団ボイコット」
(中見出し)「春日井高 『学校の一方的行事』生徒会反発、500人が集会」


【春日井】愛知県春日井市鳥居松町一の県立春日井高校(山本八郎校長)で、
二日から二週間の予定で始まった耐寒訓練を生徒が集団でボイコット。
約五百人が集会を開きボイコットの意思表示をした。
生徒たちは「この耐寒訓練は、生徒の意見も聞かず、学校が一方的に決めた行事だ」とし、三日以降も参加しないことにしている。
これに対し学校側は「教育活動の一つであり、生徒の都合を聞いて決める性質のものではない」とはねつけ生徒側と対立。
同夜遅くまで緊急職員会議を開いて今後の対応を話し合った。

(小見出し) 「学校側『教育活動の一つ』」

耐寒訓練は、二日放課後の午後三時二十分から一、二年生八百人を対象に行われた。
男子は二・五キロ、女子は一・五キロを走る校内マラソンで、ことし初めて実施した。
ところが参加した生徒は二百人だけで、六百人が集団でボイコット。
このうち五百人が校舎の間庭で集会を開き、先生の再三にわたる説得にも応ぜず、約一時間、学校側の一方的なやり方に不満をぶつけ、二日目以後も参加しないとの意思統一をはかった。

学校側がこの耐寒訓練を決め、生徒に通知したのは二週間前の先月十九日。
これについて生徒会は「教師側に昨年十一月、何か決めるときには生徒の意見を通してほしいと頼んでいたのに、あまりにも一方的だ」と、評議会にかけて検討した。
この評議会では「学校がもう少し生徒の意見を聞き、反映してほしい」との結論になり、耐寒訓練ボイコットの動きが出て来た。

これを知った学校側は「生徒会の活動の範囲でない」とし、生徒会活動を抑えようとした。
このため、生徒個々の活動としてボイコット連動が広まり、先月三十日には校内で生徒間の間で相互に呼びかけが行われて表面化、二日のボイコットになった。

運動の中心になっている生徒は「学校は、生徒の意見を聞く種類の催しではないというが、放課後に実施するため、クラブ活動がそこなわれ、生徒の自由な時間に食い込む」と反対の直接的な理由をあげている。
この生徒によると同校では、昨年四月、学級編制を能力別にしたが、学校側は実施直前まで生徒側に知らせなかった。
また、昨年夏休み以降、校内販売のコーヒー牛乳が予告もなく白牛乳だけになってしまったという。

こうしたことから生徒の間に不満が蓄積、耐寒訓練で一気に爆発したようだ。
生徒側は「事態収拾のためには、生徒総会を開き、要望を聞いてほしい」と話している。

同校は昭和二十七年、県立旭ヶ丘高校春日井分校として発足、三十八年四月に春日井高校として独立した。
同市内では一番古い高校で進学率の高いこの地方の名門校。
生徒数千二百人で、かつての高校紛争の際、卒業式問題でもめたこと以外、これまで特に大きなトラブルはなかった。

(指導、説得を続ける)

犬飼武教頭の話

耐寒訓練は学校教育の一環である。生徒の都合を聞いて決めるものではない。
生徒に対し指導、説得を続ける。
生徒に一日も早く落ちついてもらいたい。耐寒訓練をこのまま続けるか、中止にするかもう少し検討して決めたい。
十年ほど前の高校紛争のように発展しては困る。
何とか早く解決したい。

(小見出し)「『学校はき然とした態度を』県教育委」

春日井高の耐寒訓練ボイコットについて、愛知県教育委員会では「生徒の希望を聞いて処理することと、聞く必要のないことのけじめが大切」とし、き然とした態度をとっていく考えである。

県教委に入った報告によると、生徒会側は「年間の行事予定にない耐寒マラソンを学校側が生徒の意見を入れずに決めた」として反発。
生徒会の役員会を開いて不参加を決定。
先月三十一日の朝、校内放送を流してボイコットを呼びかけたという。
事態を重大視した学校側では、二日夕、緊急職員会議を開き
1)三日朝、授業前に一、二年生の全担任教諭が生徒に指導する
2)授業は正常に行う
3)授業後、生徒会の役員に指導するー
の三点を決めた。

県教委は、今回の事件は政治的色彩もなく、学校側の指示が徹底を欠いたことから生じた不満が一因ではないかとみている。
しかし「指導されるものが教育活動そのものに口をはさむのはおかしい。
一部の生徒が勝手に学校の公の放送施設を使って扇動したのももってのほか。
学校は断固とした態度で臨むべきだ」(久野保佑学校教育部長)としている。

県教委としては、一応事態は見守るが、状況いかんでは現地指導もする方針でいる。

(近藤秀案教育次長の話)

耐寒訓練が授業の一環行事なのか任意のものかわからないが、学校側で決めた行事に大量の生徒が反発、従わなかったようなことを重大にうけとめている。
その行動がグループ化しておりなぜこうした行動をとったのかを解明したいと思う。



−−−以上、1981年2月3日中日新聞(原文まま)−−−−


僕はこの騒動の渦中にいた。


記事の中の「運動の中心になっている生徒」とは僕のことである。

県教委から「公の施設を勝手に使って扇動し、もってのほかだ」と糾弾されたのは僕であった。

八郎校長から、「校舎に触る資格はない。お前は退学だ!」と怒鳴られたのも僕だった。


そう、僕は退学となる「はず」であった。


記事は間違っていて、実は、ボイコットを呼びかけたのは、当日、2月2日朝の放送であった。
31日は、短めの放送をしたがボイコットは呼びかけていないと記憶している。

生徒評議会とは、生徒会役員と各クラスの学級委員(評議員)2名と生徒議長で構成される生徒側の意思決定の最高機関である。
僕はクラスメートで親友の幸宏と生徒会役員をしていたし、生徒評議会の議長も親友の富也だった。
生徒評議会は、1月30日の夕方に開かれた。会議は学校行事は無効と決議した。
耐寒訓練の不参加は全学級の全会一致だった。


半年前から、管理教育批判で作詞作曲してギターの富也とベースの幸宏とボーカルの僕の三人でバンドを結成、文化祭で過激な歌の数々を発表した。
バンドの録音テープは昼休みに放送部が流した。

こうした学校批判さえも、自由に受け流すのは、春日井高校の自由を重んずる寛容精神であった。
僕らはこうした自由な校風に憧れて春日井高校に入学した。


ところが、僕たちが2年生になるころ、自由はひとつひとつ奪われていった。

「学校に自由を取り戻す」が僕らのスローガンだった。


ボイコット当日2月2日夜。
先生たちは深夜まで会議をしていた。

幸宏と僕は富也の自宅に集まり、対応策を練っていた。
夜10時頃、チャリンコで学校をスパイする。

すると職員室にはまだ煌々と明かりが続いている。
先生たちが激論を戦わせているのがわかった。

この時点で翌朝の新聞記事のことは、全く予想していなかった。
新聞記者を誰が呼び寄せたのかも僕たち生徒会は全く知らなかった。


当日、2月2日にボイコット集会時に校長から退学だと宣告されたのは、僕であった。

だが、富也も、自宅からマイク、延長コード、アンプやらを集会のための機材を無断で運び入れたので学校から見たら罪は重かった。

県教委は「断固とした態度をとれ」と校長に指示していたし、事実、校長は僕らの退学をすでに500人の前で宣言していた。


この小さな事件を、いまさら、ではあるが、いま、書き残しておこうと思った。

ひとつは、数年前、舌癌でこの騒動の当事者のひとりである、中村幸宏が死んでしまったこと。
ベーシストだった彼の残したベースラインを書き残しておきたかったため。

もうひとつは、たとえ学校には不名誉な事件であっても、春日井高校の校史として誰かが書き残すべきだと考えてたからである。


僕らの取り戻したかった自由とは、

「コーヒー牛乳よ、もう一度!」

という小さなもの。


親や先生にとっては、つまらないものかもしれないが、僕らにとっては、なぜだろう?とても、大切なものだった。


翌朝2月3日の朝、新聞を見た。それが冒頭の記事である。
どうして高校の行事のボイコットという小さな出来事がこんなに大きな記事に??

新聞沙汰になってしまったことに対する狼狽、また、こんな小さな出来事がまるで大事件のように扱われてしまったことへの驚き。

僕は、びっくりして叫んだ。「なぜだ!!」


P.S.

17才の僕は校則は意味がないと思っていた。嫌ならば学校を辞めるしかない。
校則を在学中だけ守れば別にどうってことないのにね。
守らない奴は学校から見れば悪だ。
それは学校側の論理。校則が嫌ならばその学校に行かなければよい。以上!
しかし、なんの予告もなく、校則がどんどん厳しくなっていくとき、それでも学校はいつでも正しいのだろうか。
ときには生徒と学校との対話が必要なのではないか。

昔、生徒の話を真剣に聞いてくれる先生方がいて、少しやんちゃな僕たちがいて、僕らが校則を変えた。これはそんな話だ。
自分の規範で生きると、組織の規範とはどうしても衝突する。
規則の中に馬鹿らしいものがあれば、それは変えるべきだ。
そのとき、組織にも多様性を認める文化があれば進化できるのだが、問答無用の組織が多い。

西嶋先生という倫理社会の臨時教員は男子生徒の人気が高かった。
授業中に男と女に関するエロい話をするからである。

西嶋先生が、隣のクラスの連中に示唆した。
「お前たち、このままボイコットをすれば、生徒会の連中は退学になるぞ」
それを避ける方法がひとつだけある。これを表沙汰にするのだ。

西嶋先生は、マスコミにボイコットの情報を流せという示唆をした。
示唆をうけて隣のクラスは「2月2日の3時に春日井高校に来れば面白いものが観れますよ」
と朝日、読売、毎日、中日の各新聞社に匿名の電話をした。
それで各社朝刊に大きなボイコットの記事が載ったというわけだ。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


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億の近道ゼミはじまりました!

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 いろいろなバックグランドの方々が集う株式投資の手弁当の私的な勉強会が先週から始まりました。

 原則、日曜日の午後に、商品評価や製品評価から金融工学まで楽しく学びます。
 いよいよ、23日は、理論株価の後半です。
 午後2時スタート。5時まで3時間。
(もちろん、無料ですよ。)


 初回は投資哲学と現在価値の理論について議論しました。
 金融工学をベースにした基礎の確率論などを紹介しています。

 細分化と弁証法という二つのベーシックなアルゴで調査の対象を順次攻略していく手法をとります。

 わたしが主催する勉強会は8年ぶりになります。


 そして、日曜日午後の商品評価の勉強は確率論の基礎をベースに確率事象同士の計算から商品価値を評価するというAI設計のための基本学習となっています。
 数量と価格の掛け算にすぎない売上を対象にするのではなくて、商品の色や姿や形や出来やコストの構造など、様々な視点から、商品の評価をするわけ。

 なーんちゃって。


 また、たとえば、1,1,1,1,5という配当列と1,2,3,4,5という配当列から成長率への1:1対応を決めるなど、まあ、遊びですな。遊びです。

 エンジニア、投資銀行マン、証券アナリスト、データサイエンティスト、IR専門家、弁護士、経済学の学生、年金生活者など、様々なバックグランドの方々が集うのですが、測度論を駆使して投資理論を構築しつつ、様々な事例を研究する集会です。


 会議室が思ったよりも大きいということがわかり、あと数人参加できます。
 一回一回は読みきりですから、参加希望の方々はおしらせくださいね。

 日曜日に理論の勉強しようなんてしようと思う方はあまりいないのですが、楽しんで勉強できるように工夫しています。


【億近ゼミ募集要項】

・略歴、志望動機、ゼミへの要望などを気の済むまで書いてください。
 1000文字程度でお願いします。
 テキストのほか、word形式も可。

・参加にあたっては簡単な審査をさせていただきます。
 審査結果により、ゼミへ参加できない場合もありますので、ご了承ください。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「億近ゼミ応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。



 別件ですが、水曜日の夜7時からは社会人のための数学再入門を読みきりで開催しています。
 文系の方や普段数学を使わない方を対象にしていますが、内容は大学数学の高度な内容で、目標は数学書を独学で読めるようになることです。

 社会人向けの数学再入門は、社会人になってから大学数学を学んだ私が書いたテキストです。
 わたしが苦労しているので、痒いところに手がとどく内容になっています。

 勉強は自学自習が中心になりますが、演習問題には必ず答えを本当に丁寧に書いています。だから、必ず自学自習できるはずですよ。

 講義と進行役がわたし。
 セキュリティが厳しいビルですので、勉強会が始まったら、誰もお迎えにいけないので、遅刻は参加不可になります。

 すみませんがそれだけ、ご了承ください。


【数学講座募集要項】

・応募時には、「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」
 を簡単に書いてください。
 講義内容の参考にするためです。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、
 メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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数学を学び直しましょう!




みんな、新学期ですね。
新しく何かに取り組むにはよい季節ですよね。

社会人向けの数学学び直し講座をボランティアで行っているのですが、
そのことを少し書いちゃっていい??


===科学は嘘の繰り返しの歴史===


そのときどきに、科学は嘘を主張してきました。

物理は、ニュートン力学が正しいと思われていた時期がありましたが、
あれれれれ、実は、間違っていましたね。

量子力学、相対性理論、その後、新しく統一しようと。
ドタバタの歴史なんだよね。

直感では理解できないことを人間が受け入れることは難しいですよね。

数学だって、具体的に構成できない「存在する」という定理を受け入れはじめたのは80年ぐらい前のことにすぎません。。。

とはいえ、科学と数学の決定的な違い!!

新しい事実が発見されて、これまでの理論が覆るということの繰り返し科学であるのに対して、数学は長持ち。


===数学の定理は永遠に真理===


数学は2200年前に発見されたこと(ユークリッド幾何)であっても、
それが覆ることはなく、前提さえ整えば、真理は永久に真理なんです。
ユークリッド幾何の定理はいまでも正しいですよね。これからも真理です。

永遠に変わらない真理を土台に、次々と新しい定理を付加していく。
それが数学の最大の魅力なんですね。

だから、数学を勉強すると、複雑な事象を一般化したり、
具体的な事象を抽象化することができます。

数学は「長持ちする学問」ですよね。
抽象化や形式化は、人工知能にはできない作業です。


===論理や検証が中心。計算はあるが、ほんの一部===


数学といえば、高校までは計算が中心ですが、本来の数学の役割は論理の構築や検証です。

日常生活に役に立つのはいうまでもありませんが、
政治家のトップには必要な素養です。

論理的な正しい判断ができない人に国民の命を預けることはできませんからね。

欧州のように戦争に明け暮れている国の人々は、
略奪されて荒らされての繰り返しだから、
政治に論理がいかに重要かは身にしみてわかっているのさ。

欧州では政治家は数学者であることも多いのですぞよー。


===投資にも役立つよ===


論理を習得すれば、
「人々が何を思い込んでいて、何に気がついていないか」
を知ることができるよね。

この思い込みや気がついていないことは、日常に溢れているので、
それを株式投資に応用することも簡単ですし、
仕事で抜きん出ることもできるのさ。


===「仕事ができない」なんていわせないよ!===


数学には「仕事ができないから解雇」という経営者の論理を、
ちゃんと自分で定義しなおして、自分で仕事の定義や仕事ができるという定義を書き直してみることができるのさ。

「仕事ができないこと」と解雇という事象は全く次元の違う事柄であり、
それを短絡的に結びつけてしまうのは残念!

「仕事ができない」というアバウトでいい加減な事象をちゃんと検証してほしいんだよね。

本当にね、やってみればわかると思うけど、
他人の仕事を他人が定義するのってとっても大変なことなんす。

定義する力というか、論理を構成する力というか、客観的な方法論というか、
それらを深く考えて、ちゃんと定式化できるのがいいよね。

「部下がパフォーマンスに貢献していない」ということと
「部下が組織には不必要だ」ということは全く違う次元の話なんだよね。

考えてごらんよ。
パフォーマンスに貢献しなくても、ものすごく必要なものって、
たくさんあるからさ。

困ったときに相談相手になってくれたりさ、
みんなを影で支えてくれたりさ、
みんなの失敗をさりげなくカバーしてくれたりさ、
本当のチームメートって、結果ではなくて、
スタイルだったりとかさ、プロセスだったりするわけ。

一方で、パフォーマンスなんてただの結果じゃん。

仕事って結果で評価されるものかもしれないけど、
結果は偶然ってこともあるんだよ。

でも、態度とかさ、スタイルとかさ、プロセスってのは、
その人そのものなんだよね。

数学やると仕事って何だろうって、数学的に考えるわけ。
仕事ってやつを数学の言葉で構成していくわけなのさ。


===「数学のお勉強グループ」には社会人で数学を最初から学び直そう
    とする人々が集います===



「数学のお勉強グループ」には社会人のための大学数学の学びの場所です。
テキストや演習問題は論理考証中心。

初心者の方々、学び直し大歓迎。みんな、ぜひ、参加してね。

軽いサークルのようなものです。
みんなで楽しくやってます!途中参加、オーケー。
いつでも連絡してね。


===社会人のための無料の数学入門講座 (平日の夜7時より開催)===


 隔週に一度、平日の夜7時より80分間の
「大学数学の基礎講座」を開催しています。

 19:00ー20:20 講義と演習
 20:30ー打ち上げ&反省会

 場所は、都内港区でーす。
 文系の方や初心者大歓迎です。
 つまり、誰でも大歓迎!

 講座は無料。
 講師は数学博士たちが対応します!

 数学書を独力で読みこなせるようになることが、
この基礎講座の最終的な目標です!!

 興味のある方、募集要項を見てご応募ください。よろしくね!


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【数学講座参加者募集中!】


 山本潤氏が主催する社会人向け数学講座が、参加者募集中です。
 参加をご希望の方は下記参考の上、ご応募下さい。


 初心者、初学者むけに、大学受験や高校受験の数学ではなくて、
大学の数学のセミナーを開催します。
 仕事帰りにちょっと教室を覗いてみませんか?遅刻OK。
 誰でも歓迎。


【募集要項】

・応募時には、「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」
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 講義内容の参考にするためです。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、
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悟られない善行




 SNS全盛の時代に関わらず誰にも悟られずに黙々と善行を積み上げている人々がいる。

 外部の人々には彼らの行動は見えないから、話題になることも「いいね」とポチすることもできない。
 わたしのような輩と対極にあるのが黙々と善行を積み上げる人々だ。

 すごいよね。


 一般に、世の中は世知辛い。お金がなければ苦労する。
 孤立は寂しい。孤独はつらい。
 頑張っている自分をアピールしたい。
 みんなに認めてもらいたい。


 わたしの尊敬する元同僚はKさんというが、かれこれ、10年以上の付き合いになる。

 Kさんは、コツコツと善行を積み上げる人であり、しかも、それを他人に悟られないように細心の注意を払う。

 それでも、本当にたまにではあるが、Kさんは、他人に善行を悟られてしまうことがある。

 そんなとき、Kさんは、決まって、
「まあまあ、そんなくだらない話やめましょう。どうでもいいことですよ」
とおっしゃるのだ。

 世の中のためになることを長期に渡り行う。
 それを長期に渡り人に悟られないようにする。
 そうありたいよね。かっこいいよね。


 昔のヒーローはみんなそうであった気がする。

 タイガーマスク。伊達隼人。
 ウルトラマンに変身するハヤタ隊員のことを周りは知らない。
 ハヤタはそのことを周りに悟らせない。
 
 それはなぜなのかということを現代人はもう一度考えてみるとよいと思ったりするぜ!


 一方、SNSでなんでもかんでもアピールしまくる。
 とくに企業のフィードイン広告は巧妙である。
 ビッグデータとかIoTとかなんでも簡単に関連付けるような風潮の中で、SNSやメディアを「活用しようとするような」輩が多数を占める。

そりゃそうするで。
頭がいい連中は、いろいろ工夫するからね。


====太郎博士の離陸!===


 わたしの数学の先生である太郎博士は、まったく飾らない人であり、黙々と学問を積んだ人である。

 携帯電話は持たない。
 服も2着ぐらいしかない。
 ボロボロのアパートに住んでいる。

 その太郎博士の唯一の欠点は人見知りが激しいことと人前での過度な緊張であったのだ。

 学問を修めるために日々修行を積む太郎博士は衣食住を賄うためにお金を稼ぐということさえしないので、
お金はないけど、時間はあるわけ。

 そんな太郎先生が数学の楽しさを世の中に広める数学教の布教、オープンな勉強会を今週からスタートした。

 10人以上の社会人の向学心溢れる方々が集まった。
 太郎博士は緊張していたが、無事に講義を終えた。

 わたしは太郎博士がブレークしたと感じた。
 文系の方々、初心者の方々に丁寧に教えました。
 その後は有志で飲み会。個人的に楽しかったよ!


 そこで、もうすこし、アピールしたいのです!
 太郎先生の講義は無料!。生徒はもう少しいてもいい!

 だから、このメルマガで、以下の大学数学講座の門戸を常時開くことにしたのであーるぞよ!


===社会人のための無料の数学入門講座 (平日の夜7時より開催)===


 隔週に一度、平日の夜7時より80分間の
「大学数学の基礎講座」を開催します。

 19:00ー20:20 講義と演習
 20:30ー打ち上げ&反省会

 場所は、都内港区でーす。
 文系の方や初心者大歓迎です。
 つまり、誰でも大歓迎!

 講座は無料。
 講師は数学博士たちが対応します!

 数学書を独力で読みこなせるようになることが、この基礎講座の最終的な目標です!!

 興味のある方、募集要項を見てご応募ください。よろしくね!


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


【数学講座参加者募集中!】


 山本潤氏が主催する社会人向け数学講座が、参加者募集中です。
 参加をご希望の方は下記参考の上、ご応募下さい。


 初心者、初学者むけに、大学受験や高校受験の数学ではなくて、大学の数学のセミナーを開催します。
 仕事帰りにちょっと教室を覗いてみませんか?遅刻OK。
 誰でも歓迎。


【募集要項】

・応募時には、「数学の何を勉強したいか」あるいは「講座に期待すること」を簡単に書いてください。
 講義内容の参考にするためです。

・応募は、okuchika.mail@gmail.comまで、題名を「数学講座応募」として、メールにて、お願いします。
 添付ファイルの場合は、5MB以下でお願いします。


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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働き方改革に思う




ブラック企業が、ホワイト企業へ変身中というのが
日本企業の「今」なのでしょうか?


ほんの数年前に牛丼屋の深夜一人体制やコンビニの店長の超長時間残業の悲惨な実態がありましたね。
未来ある新人を死に追いやった電通の過労死問題もありましたね。

そこで出てきた「働き方改革」。
デフレ脱却のためには消費が大事。消費が振るわないのは給料が下がっていたから。

給料下げるのは企業が悪いと政府が乗り出す。
政府が異例の春闘で賃上げ要請。
さらに、これまでの長時間労働は是正されつつあるようです。


昔に比べて、日本人は確実に働かなくなっています。

週休二日が大企業中心に90年代から定着。
国民の祝日も何日も何日も増加。

そして、現在、プレミアムフライデーや週休三日の導入、
さらに、裁量労働への移行の真っ只中ですね。

小池都知事は首都ラッシュアワー緩和のために
10時や11時の出社を呼びかける。


給料上げて労働時間が短くなると企業の利益が減る恐れがある。
企業経営としては、そうならないように社員の生産性を
格段に向上させることにしゃかりきですが、それはとても難しい。


今回は、そのことを書きます。



#### 楽をして成果を出したい ####



日本の生産性は格段に低い。
これは、日本人の能力の問題ではありません。

単に、働く側にとって生産性を高めなければならない動機がないもんね。


まず、残業という制度が、生産性を低下させます。
だらだら仕事をやれば楽してお金が入るのですよ。

経営者は、サービス残業を見過ごすのも、それが無料(サービス)だからです。
サービスで残業を40時間してもらい、
実際の残業代は20時間だけをつければ、
株主は損し、経営者と従業員がそれぞれ20時間分得をする。

経営者はタダで社員一人あたり20時間の無料労働を得る。
社員はだらだらやることでサボタージュの恩恵を受ける。

株主は低いROEで犠牲になる。とほほ。

労働がタダだと思えば、経営者は工夫しません。
タダのものをうまく使うのは難しい。


人は楽をします。「楽」は楽しい。

資料やレポートやインターネットの記事などを味わいつつ、
そうだよな、ふーん、そうなんだあ、とダラダラと読めば楽しい。

人間誰だってボーとできる時間が必要。

たばこで一服できる職場は減ってきているようですが、
たばこでも吸ってさ、雑談もしなきゃさ、
パワハラ溢れる職場で、やってられないよね。

生産性が低いと急にいわれてもね。
俺たち精一杯やっているよね?
愚痴を言い合うため今日も同僚と居酒屋へ直行!!



### 努力するインセンティブがないですね ###


長期目標を定めて努力を積み上げることができる人は案外少ないものです。
大体は、努力なんて真っ平ゴメンなさいですよ!

どうして業務のために日々自己研鑽なんかする必要がある??
やってもやらなくても給料は同じなんですからね。


日本の労働市場が加算方式ならいいですよ。
理系の大学院の学力や知見に対して、いくら。
弁護士資格に対して、追加ではらう。
語学の能力に対して、さらに追加ではらう。

こうした技術習得や専門知識に対して、
それを年棒に反映させることができれば、努力する動機となる。


現実。

努力して昇進することは年寄りがフン詰まっているから難しい。

定年が伸びてしまってね。
65歳まであるいは70歳まで上の方々がお働きになる。

役員や部長のポストが足りないんじゃよ。

いつまでヒラ??環境悪いですよ。それで努力しますか?


日本は、何にも勉強しない連中と日々努力している努力家とが同一賃金。
日本で博士をとっても、学士と同じ給料です。
高度人材や専門家にとっては、魅力のない国です。


努力するインセンティブがないですね。



### 生産性が低い。どうすれば高くなる?? ####


そんな中で、生産性を上げるにはどうしたらよいのでしょうか??

それは、方法を聞けば、めちゃくちゃ簡単な話です。
(でも、行動は難しい)


社員が行う動作を細分化。
ひとつひとつを見直せば生産性なんてすぐに数倍になります。


たとえば、「日経新聞を読む」という「動作」。

だらだらと読む。味わって読む。
記者も最近はエンターテイメントのような読ませるコラム、
書くのが上手ですねー。

その記事の単純な「消費者」になってしまうのです。
悪いことではありませんよ。
エンターテイメントを消費しているわけですからね。

味わうことは諦めて、単に情報をとることに徹する。
とにかく速く読む。数倍の速さになるはず。

すなわち生産性数倍。(味気ないでしょ)


わたしがやっていることです。

新聞は最大4分までしか時間をかけないと制限。
ストップウォッチで測る。真剣に4分と決める。
理解力を最大に高めて全力で読む。
4分以上の自分の時間を新聞にはつぎ込まないようにする。
(眺めているだけという説もある・・・ははは)


エレベーターを待つ時間、信号を待つ時間で「何をやるか」をしっかりと決めておく。

携帯できるもの、単語帳などがポケットにあるかを確認する。
興味のあるもの、なんでもよい。
(スマホでゲームをやっている人がいるが、ゲームは生産的ではないですな)


電車やエスカレータや階段など移動中に何をどうやるか
あらかじめ計画を立てておく。

昼間のランチの時間に何をやるべきかを決めておく。
できれば10年ぐらいの単位で高い目標を立てておく。


実際、わたしがやっていること。

裁量労働で昼間の大学院に週に2回通うこと。
社会人なので学生なら1.5年でとれる単位を3年から4年かけてとる。

昼間の大学の方が大学が沢山ある。
自分がやりたい専門が多数あるから。

その分、働く時間を土曜日や早朝に確保しておく。

昼間の大学院は、社会人は無理だと諦めるのではなくて、
真昼間の大学院にこそ、自分の状況と合う大学があると
考えてみてほしいですねー。
週に二日働けない不利を土日や夏休みでカバーする。


大学。お金はそんなにかかりませんよ。
なぜかといえば、国からの給付金があるから。
最近はMBAやMOTや会計大学院だけじゃない。
なんと理学部の大学院も工学部も給付金90万円が貰えます。


要は、人がやらないこと、人ができないことをやる。
それが付加価値を保つコツですよね?

わたしの知り合いは、社会人で昼間の大学院に行き、
野球のコーチをして、ボランティアで夜間はタダ塾で教えて、
自治会活動やPTAもやっている人がいる。

生産性が高い。
自治会の会議中にみんなと討論しながらパソコンで自分の仕事をやっている。
器用だわ。あの人。


おすすめは、朝やることと夜やることを明確にわけること。

朝は頭が働くので難しいことをやる。
夜は寝る前は疲れているので簡単なことをやる。

簡単なことでやらなきゃならんことは夜までとっておいて
朝はやらないようにしている。


それによって、生産性は上昇する。

だが何のために??


それは大学生でもあり社会人でもあり親でもあり先生でもあるから忙しいわけ。
生産性上げる必要あるわけ。そうしないと首が回らないわけ。

資格目指すなら、1ヶ月でとれるものよりは、
数年かかるものを目指したいですねー。



### 「10年」と「10秒」 ####


10年と10秒の待ち時間の使い方。
この二つ。

生産性というものを突き詰めると。
10年と10秒。このふたつを意識すること。


10年の高い目標を10秒単位で積み上げるという感覚です。


普通できないはずです(笑)。大変なんだもの!!


自己管理を徹底。
娯楽は年に何回何時間までと制限をつけてその中で思い切り楽しむ。



### 消費者ではなく創造者に ###


何事もそうですが、消費者がいなければ、生産者は食べていけません。

小説を書くのは何年もかかるが、読むのは数時間。

消費する側で生きるか、創造する側で生きるか、
その選択には覚悟を伴います。

創造する側の生産性はプラス。
消費者の生産性はzeroですね。


社会人になってしまうと、みんな、なぜか、例外なく、
簡単な目標を設定しようとするでしょう??

もったいないよねー。本当にもったいない。
できる人たちばっかりなのに。


企業経営者は、
「より高い、より難しい目標」
を目指せる土壌を用意することなんですよね。

だから、副業どんどんやっていいよ、残業ゼロね!
という会社の社員は生産性が高くなる。

それが働き方改革でっせ!


日本のように努力することにインセンティブがない国で、
生産性なんか上がらない。

みんなで生産性を上げるのはホワイトカラーでは特に難しいんですよ。

わたしが下手くそだからみんなを鼓舞することができないのかわかりませんが、
チームメンバーに言っています。

「せっかく生きているんだから、人の三倍生きた方が得じゃない?」

メンバーの反応はすこぶる悪いです!
(他人から努力しろ、お前は努力が足りない!と言われるのはとても嫌なものですよ。そりゃそうだ。)


あるアナリストには、死んだら気の済むまでゆっくり休めるんだから、
いまは寝ないでがんばろうよ言葉をかけている。

(これは完全なパワハラなのでしょうか?わたしは努力を鼓舞しているつもりなんですがね。)


でも、他人をやる気にさせることはできなんですよね!
(結論!! だから働き方改革は難しい!)


生産性というのは自分だけの中で自分がやればいい話。


働き方改革は困難です。
人の何倍も生きたい人ってそんなにいない。

人は楽を幸せを感じる。
自分のペースでだらだらやっているときが楽なんですよ。


他人にいくらですね、生産性、生産性と言ったって、
組織の人間関係がギクシャクしてしまうだけ。まあ、効果は全くない。

自分だけでやればいいんですよ。10年と10秒を。
他人のことはもう干渉せずにね。


他人がサボる。いいじゃないの!!
自分が頑張る。いいじゃないの!!!



===意識改革は難しい。私益を追求することで公益を達成する===


つまり、いいたいことは?


お金のためになら努力する人は多数いるかもしれない。
でも、人が努力するのは、自分の生き方の問題であって、
努力はそれ自体が尊いものである。

努力は本来はお金のためにやるもんじゃない。

どうしてもやりたいことやどうしても達成したいという渇望がほとんどの人々にはないってこと。

知ってました?

そういうあなたにだって、10年越しの大計画なんてないでしょ?
あったらびっくりだわ。


そういう人はこんなくだらないコラム読んでないわ。


働き方改革は日本全体の課題ではありますが、
働き方改革って、意識の改革ですよね。

ライフワークバランスよく。仕事と家事と両立。

私益かつ他益かつ公益となる分野を自分で探して自分で努力する。

公益の追求の範囲で私益を追求する。
両者は並列する。正反合。



===大望===


わたしには10年越しの夢はあるんですよ。本当にごめんなさいですよ。
威張っているようで偉そうにしているようで本当にすみません。。。


自分だけの大計画があるからやるしかない!!どうしてもやりたいからやる。

上司や経営からやれといわれてやるわけじゃない。


組織として会社として改革(強烈な自己研鑽)を社員に強要しても、
社員には気概とか人生をかけて命がけでやりたいことなんてこれっぽっちもないわけ。

だから、生産性なんて上がらない。
みんな働くだけで精一杯。
余裕なんてないんですよ。
(実はこれはパラドックスですよ。生産性が低いから余裕がないんですよ。生産性が高ければ余裕が出てくるわけ)


働いていないときは、休日にはですね、演劇見たりしたいわけ。
映画を見たり、本をゆっくり読んで、釣りや散歩やサイクリング。
あるいはごろごろしていたいんですよ。

それを責めることはできないんですよ。
他人は他人。他人の人権があるんですからね。


さあて、みなさまには、ぜひ、大望もってほしいね、
だって、もったいないもんね。

みんな大望を持てると思うから。なんてね。

努力はそれ自体尊いものなんですよ。なんてね。

生きる目的を持ちましょう。なんてね。


がんばれるときだけがんばりましょう。無理しないで。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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我が家は中学受験をしないことに決めました(番外編)




−−−なるほどね、なるほどね、あるある中学受験−−−−


東京に住み始めて27年になるが、どうしても馴染めないもののひとつが、
東京の中学受験というものである。

中学受験をするのが当たり前。少なくとも、わたしの周りではそうなのである。
これにはびっくりしている。


親自身が中学受験を経験して、子供にも是非という土壌が東京にはあるらしい。
なるほど!

また、子供には高校受験や大学受験をさせてくない、
なぜならば、それは苦しくつらい経験だからだ、という思いもあるだろう。
なるほど。大学の付属にいれることで、大学までストレートに進学できる。
確かに堅い選択だ。

それが、早稲田や慶応やMARCHなどの有名私大であれば、なおさらだ。

経済力があって、子供に十分な教育費をかけることができる家庭だけとは限らない。
貧乏な家庭は中学受験は最初からできないので、経済力をバックに子供の将来に未来の進路を小学生のうちに確保してしまうという「お得な」作戦だ。

なるほどねー。

あるいは、子供の将来を親が心配してというか、教育方針として、
公立中学校よりも内容のよい私立を望むということもある。

公立ではいじめや学級崩壊のリスクがあり、我が子がその犠牲になる、という心配もある。

貧乏人の子供と一緒に授業を受けるのが嫌という声まであるらしい。とほほ。


わたしも、大学受験では、中学受験が圧倒的に有利だと思う。
現役で大学に合格するためには、当然、受験勉強は前倒しで始めたほうがよい。
中高一貫ならば、6年間かけて大学受験の準備ができる。
中学校のうちに高校まで進み、高校三年生の一年間をまるまる受験対策できる。

それに対して、公立組は1〜2年の不利がある。
公立組は、小学校のとき、まったく勉強していないから、
小学生の5年生ぐらいから週に何回も有名塾サピックスに通う生徒と比べると、
学力が大幅に低いのは仕方ない。
そういうことがわかっていると親は焦るでしょうね。
わかりますよ。その焦る気持ちも。


そりゃそうだよね。中学受験が人気なわけだよね。
週刊誌も、私立学校はたくさん広告を出すから、受験に前向きな記事ばかり。

公立は広告なんて出さないから。


うちは、それでも、中学受験をさせなかった。
それには、うちなりの理由がある。


うちの「へんてこりん」な考えを紹介しましょう。


−−−リスク回避型の行動をとる親−−−−


わたしは、へんてこりんな考えをもっている。
それは、「厳しい環境で人は育つ」と思っているからだ。
普通は、厳しい環境は悪ですよね。でも、うちでは、善なんです。

親は子供の幸せを願うので、どうしても、子供に失敗をさせたくない。
その気持ちは痛いほどよくわかる。
だから、親は先回りをする。先回りをして子供を危機から救う。

でも、それは「へんてこりん」な考えにそまったわたしにとっては、悪です。


東京に住み始めて、子供がまだ小さいとき、
公園やモール内の子供の広場で頻繁に起こることといえば、
自然なおもちゃや遊具の取り合い。

子供同士が喧嘩をする。
ところが、東京では、子供は喧嘩しないのである!!!
いや、親が喧嘩する前に止めてしまうのだ。
あらららら。


せっかく喧嘩をしそうになって、いい感じというのに、
あれ、ここで??というところで親が止める。

喧嘩になりそうな気配でとめてしまう。


そんな折、わたしは、
「あーもったいない。せっかくの学びのよいチャンスだったのに」
と残念に思ったものだ。

おもちゃをとられて、嫌な思いをしたり、させたりしながら、
痛みを覚え、どうしたらよいのかを自分たちで考えるというのが社会的な動物、
響き合う動物人間である。

だから、子供がつらい思いをしていても、それは成長に不可欠なビタミンだ。
喧嘩を止められてばかりの子供は、心の発育不良となる。


親が子供の心の成長を意図的に阻害しているのだから、
一種の軽い虐待だねと私は思った。


うちは子宝に恵まれて男の子四人の家庭だから、兄弟喧嘩もあったが、
兄弟間の喧嘩をむしろ微笑ましく感じていた。

父親であるわたしが、どちらか一方の方を持つことはない。
一貫して何も言わない。

もちろん、どうして喧嘩になったのか、云々というくだらないことも聞かない。
どうせくだらないことが原因なのだ。聞いても仕方ない。

(わたしの妻は、喧嘩に負けて子供が泣いているとき、子供の泣き顔はなかなか撮れないといって、写真をとっていた)


徹底的に放置する。というか、もっと上から子供を見るのである。
喧嘩が始まったら、「おおいいねえー」とビデオにとるぐらいでいい。

喧嘩の後、兄弟間で気不味くなって、遊び相手がいなくなって、損をする。
結局、つまらない時間を過ごす羽目になるのは喧嘩した当人たちなのだ。

つまらない時間をつまらなく過ごさせて、どれだけ喧嘩が不毛であるかを
身を以て知らしめるのだ。

それから、学ぶはず。一歩、心が成長する、というわけ。


うちでは、小学校の高学年になれば、弟から売られた喧嘩を兄は買わなくなる。
はは、面白いね、と兄は喧嘩のネタを収める。

喧嘩をしたがる弟は未熟な生物ぐらいにしか思わなくなるからだ。


−−−多発する困難。それらがよい教育の材料になる−−−


何がいいたいかというと、
人生においては、いつも、いつも、困難は多発するわけ。

それに耐えて、みんなと事態をよい方向へと向かわせる「リーダーシップ」を身につけさせることは子供の生きる力となる。

生きる力は、子供の一生の力となるのに対して、
小学生の6年生のときの学力は、その時点での知識にすぎない。

子の生きる力にスポットをあてて育てるのが親の本来の姿のはず。
(よい学校にいれると幸せになるとはわたしは思わない。日本に生まれただけで奇跡でしょ。もう、十分、幸せなんだよ。)


リーダーシップを学ぶためには、できるだけ問題の多い環境で学ばせる方がよいに決まっている。

江戸川区には、荒れた公立も多いから、先生方もあえて江戸川区を希望する人は、ひとつの中学に留まることができる。

そして、心から感謝していることのひとつとして、
情熱を持ち、生徒を指導してくださる有名教師が多数、
地域で奮闘していただいている。

先生方は土曜日も日曜日も部活動を指導。
夏休みもほとんど毎日指導。
大変な負担だとは思うが、
「望んで教師になったのだから、部活動に情熱をそそぐのは当たり前です」
とおっしゃる。

「教師になって休みたいなんて、そんな教師は教師ではない」とも。

そういうことを平然とおっしゃる江戸川区の先生方。

わたしは、公立中学校を気概をもって運営する先生方の情熱に感動してしまうのです。


なるほど、江戸川で日本一の部活動が多いのにはこうした背景があるのだということがわかった。


荒れた江戸川というイメージがあるから、勤務地希望で、江戸川を選ぶ先生は少ない。
その中で、下町が好きで、江戸川をあえて希望する先生もいて、長期の地域へのコミットメントが可能となっているのである。


−−−小学生のときから公立中学のお世話になって−−−


子供たちは、土曜日も日曜日も小学生のころから、
公立中学のグランドを使用していた。

クラブスポーツに公立学校が協力してくれるのである。

中学校の先生たちが、土曜日や日曜日にクラブスポーツの小学生たちをリクルートすることもある。

うちで部活やってみないか?丁寧に教えるよといわれて、
スポーツ選手もあるクラブの小学生たちは、受験ではなく、
公立中学校へ行きたいと言い出すのだ。


−−−迷った時は、より困難な道を−−−


うちは、あえて、子供たちに困難な道を突きつけてきた。

息子がサイレント・ドラム・セットが欲しいといったとき、だめだといい、
仕方のない息子は、ダンボールでドラムセットをつくった。

勉強を思い切りしたいから個室が欲しいといったとき、それはだめといい、
みんなリビングのテーブルしか勉強場所がないようにした。


それはわざと、あえて、そうしたのである。

子供部屋は誰にもあげなかった。


あるいは、野球をやりたい、地域のチームに入りたいといったときも、
1年間はイエスといわなかった。

1年間、ずっと入りたい訴え続けたら、本気であると判断した。
実際、息子は一年間ずっといい続けた。
(親のサポートがすごく大変になるのがわかっていたから、親にも覚悟がいる。
わたしも結局、7年間、コーチをすることになってしまった。子供の気まぐれに、親は簡単にはイエスとはいえないのです。コーチをやったら、大変でしたよ。その間、我が人生における長期の計画を一時凍結しなければならなかったのです。)


だからではないか。
いまでも、子供はドラムを一生懸命やっているし、大学でも野球部で頑張っている。

親が簡単には許さなかったから、当人は、自分の意思の強さに自分で自信を持ち、だから、一生野球やドラムを続ける強さを身につけたのだ。


次男は勉強机がほしいといったが、親は許さないから、
これもやはり、段ボール箱を補強してMY勉強机(段ボール製)を作って、
結局、段ボール箱で高校受験の勉強した。

子が勉強したいのに親がサポートしない。
だからこそ、勉強したいという強い気持ちが持続した。
親が勉強をサポートしないから、かえって、もう自分のことは自分でやるしかない、と奮い立つ。


−−−−お前が生まれた場所にあるお前たちの学校なんだぜ−−−


公立中学校だから起こるクラスの問題、monster parentsの問題、
いじめの問題や不登校の問題も、これは、学校の問題ではない。
生徒たちの問題なのだ。

大人が口を出すこっちゃない。
子供たちが自分たちの仲間とどう関わっていくのか。
子供の心の成長は、幼馴染であるクラスメートたちと共に、である。


子供たちよ。当事者意識を持ちなよ。
もし、クラスメートが困っていて、なにも行動をしないなら、
お前らそれでも仲間なのかよと。

仮に、いじめがあったとしたら、それは生徒で解決しなさいよ。


「いじめなんてくだらない。そんなもの、俺が許さない」
という頼りになるリーダーが育てばば、そのクラスは安定する。

もちろん、最初から、頼りのあるリーダーなんていない。
クラスがひとりひとりが、頼り甲斐のある人間に育つように、失敗させて、
悩ませて、考えさせる、という循環を大人は見守ろうよ、と。


長男は、不登校の生徒の家をよく訪問して、学校での出来事を話していた。
親であるわたしは、勉強よりも、そういうことが大事であると息子とはよく話をしている。
お前が生まれた場所にあるお前たちの学校なんだ。
お前たちの学校ならば、お前たちでなんとかしろ、と。


こんなことを書いていると、いや、理想論だ、社会は変わらない、政治がダメだ、公立学校の先生はダメだ、という外野の声が大きくなるのはわかっている。


それでも、わたしは、子供たちに常々、こう言っている。

先生とか、親とか、つまんねえことをいっているんじゃねえよ。
言い訳並べてるんじゃないよ。親とか学校じゃないんだ。
学校で起こることは、先生じゃなくて、
生徒が自分で解決しなきゃならないんだと。

とにかく、言い続ける。

お前がなんとかしろ、と。


勉強なんか、どうだっていいよ。社会人になってから、いくらでもできる。
そういって、わたしは、自ら大学で勉強する姿を見せてきた。

親がアホみたいに必死に勉強すれば、もう、子供に「勉強しろ」なんていう必要なまったくない。
勉強は自分のために、自分の意思でやるべきものだからだ。

親がガイドして、やれば、そりゃ、小さいときはよいだろうが、
50歳を過ぎて、勉強するような大人になるだろうか。

子供の修羅場は50歳過ぎなんだから、
大学入試なんて修羅場でもなんでもない。
50歳過ぎて、親が弱ったときに、
よし、俺に任せろ、父ちゃん、母ちゃん、
といえる大人になってほしいのだ。


自分の周りの人に勇気と希望を与えられる人間に育ってほしいよね。
優しい男はたくさんいるが、夢と希望を与えられる男は少ないから。
今のご時世。

優しい男もいいけど、難事に立ち向かい、覚悟を決めて「俺に任せろ」といえる男になってほしい。

その目標に比べれば、大学入学なんてことは、大きなことには思えないのだ。


−−−自分を自分の意思で変える。自分の周りの人々をリスペクトする−−−



わたしが子供に伝えたい唯一のことは、
「世の中は変えられる!(自分は変えられる)」

というひとつの信念。もちろん、周りへの感謝を忘れてほしくない。


世の中は変えられる。だって、自分が自分を変えられるから。
自分が変わることは世の中が変わるということだ。

だから、人生は本気で努力する意味がある。
命にも、生きることにも、重大な価値があるのだ。

社会全体は無理かもしれないが、自分の周りの組織は変えられる。
自分の学校ぐらい、自分たちでなんとかしろよ、ということだ。
周りへ感謝しながら、で。
他者へのリスペクトをいつも胸に抱いて、強者に立ち向かい、弱者を守る人間になってほしい。


問題の多いところで、悩み苦しんで、いじめのターゲットになっても負けない
で強くなってほしい。

そして、我が子がいじめられても、
わたしは、いま、心の余裕があるから、こう思うのかもしれないが、
よくいじめてくれたと、いじめっ子を抱きしめてあげたいぐらいだ。

いま、多分、そういうステレオタイプのいじめっ子は少なくなっているのかもしれないけど。


−−ファーストネームで呼び合う!!!
   江戸川区の公立中学校の生徒たちは!−−



わたしが子育てで、よかったと思うことは、

1)保育園にいれたこと、
 そして、
2)地域のスポーツチームに入れたこと。(ボランティア組織)


保育園は、子供をファーストネームで呼ぶ。

そして、地域のスポーツチームのコーチや監督は選手である子供たちをファーストネームで呼ぶ。
だから、うちの子供たちは、小学校でも中学校でも、友達はみんなファーストネームで呼び合う。

こいつら、一生、お互いをファーストネームで呼び合うんだろうな。
いいな。いいな。

生まれた場所で育ち、生まれた場所にある保育園、野球やサッカーチーム、中学校で育った。

何か問題があったとき、ちょっと話を聞いてくるといって、
夜に息子たちが友達の問題に向き合っていた。


−−−S先生に感謝−−−


S先生。本当に感謝しています。
わたしたちの地域の学校を溢れる情熱で支えていただきまして、
感謝の言葉しかありません。

夏休み、お盆を除いて毎日の部活動。
部活の合間に勉強まで見ていただきました。

夏休みの部活が終われば、プールまで解放していただき、
子供たちは幸せものです。
学校の勉強をしっかりやれば、塾には行く必要はない、
ともおっしゃってくれました。


教師として、あえて、困難な学校を希望してくださいました。
いまの学校がとてもよい学校なので、実は、もっと困難な学校に転勤したいん
ですよとおっしゃった。

親たちは慌てて、先生、転勤しないでお願いします。
わたしたちも慌てました。まだ、転勤しないでくださいと。

子供たちは先生のことを心から尊敬しています。
大人が全力を尽くす姿に子供は学んだのだと思います。

その先生の見せた背中に、教育を見た。
わたしたちは心から尊敬しているのです。

このすばらしい江戸川の公教育。
学費が無償であることに感謝です。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


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人のやらないことをやる

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 差別化戦略として、人のやらないことをやる、というものがある。

ノーベル賞の受賞者のコメントは、いつも、こんな具合ではないでしょうか。

「人がやっていないことをやっただけです。好きなことをやり続けただけです」
と。


うちのチームも人がやっていない、という意味ではある程度、尖ったところがあるのでそれについて書きたい。


証券会社のアナリスの属性を調べると、文系が3分の2程度であった。
だから、理系のリサーチを採用するのはどうだろうか、と思い、そうしてきたこと。

製造業の製品の分析をできるだけ深く行う。
レポートは200ページ!!になることもある。

また、CMAやCFAの資格、そして、MBA、経済、経営、統計という領域がファイナンスとは相性がよいのであろう。

だが、そういう分野は競争力のある方々が多い。
そこでまともに勝負して差別化できるとは思えない。


そこで、哲学(修士1人)、芸術(元プロミュージシャン1人)、理工学(物理1人、数学1人、工学2人)という分野の人たちをアナリストとして採用してきた。

要するに、需要と供給で決まるような価値(=株価)に、あまり興味を示さなかった連中を採用してきたってことですかね。


人がやっているけど、自分たちがやらないこととしては、以下のことがあげられる。

1)ブルームバーグは使わない。あえて株価を眺めない。
 (チャートブックを丹念に見るようにしている)
 (ブルームバーグ値段高すぎるでしょ!)

2)エクセルやワードやパワーポイントは使わない。
 (TeXやipython notebookで十分)
 (マイクロソフト高すぎるでしょ!)

3)投資尺度しては、PERとかPBRは使わない。
 (DDMとかDCFの方が正しい)
 (PERとかいい加減すぎるでしょ!)

4)日経新聞よりも歴史書とか哲学書とかノンフィクションものを読むようにしている。
  (日経新聞の記事って浅すぎるでしょ!)
  折角ならば、作者が10年かけて準備したものを読みたい。
  数日前に電話で取材した内容を読みたくない。

5)アナリストはMBAにみんな行くから、自分は理学部に行くことにした。

6)みんなが証券会社のアナリストと仲良くするから、自分は証券会社とは基本的にはお付き合いをしないように気をつけている。
  誰も電話かけてこないから、勝てるのかな!

7)みんなが、会社のPC使っているので、自分は会社のPCをなるべく使わないようにした。ただし問題のない範囲でやってます。

8)外資系のカップルはよく離婚するから、絶対に離婚しないぞ!と誓った。
  相当な努力の結果、離婚してませんよ!

9)みんな少子化だから、よし、子供はできるだけたくさん育てることにした。
  そうはいっても4人ですが、子育ては苦難の連続!!!!

10)よし、みんないい人間だから、おれは人間やめるぞ!
   とはいかないのが残念だ。

11)天国に行きたいとみんなは思うのだろうけど、わたしは断然に地獄に行きたい!地獄の方が断然面白いからだ。

12)みんなが短期志向だから、自分はどれだけ長期志向になれるかを考えた。
   考えた挙句、わかった。自分一代では無理。5代かかると考えた。

13)外資系金融といえば、高級腕時計や高級外車に乗っている人がいる。
   自分は絶対に高級腕時計はしない、
   死ぬまで外車は買わないと心に誓った。
   ベンツ乗っている人やBMW乗っている人、
   フェラーリやポルシェ乗っている人、他意はありません。
   どうぞ、ガンガン高級車味わってください。

14)みんな身だしなみに気をつけるから、自分はユニクロが擦り切れるまで着て、かっこ悪くても外見なんでどうでもよいことにした。
   靴下穴が開いても履き続けている。見えないから。
   スーツ毎日同じ。冬の間は下着も毎日は替えない。
   時間がもったいない。

15)みんなあまりに清潔にするから、頭や体を洗う頻度を落としたが、かえって、髪や肌がきれいになった。肌がつるつる。
   アナリストはみんな知っている。界面活性剤の恐怖を。
   いまのシャンプーでは毛根ひとたまりもないことを。

16)下町は住みやすく家賃が安い。江戸川区は最高だ。
   ファンドマネジャー仲間は、おしゃれな都会に住む人もいる。
   自分は高級住宅街には絶対に住めない。
   だって江戸川区だって大手町まで12分。それで十分。

17)わたしは、赤提灯しかいかない。クラブとかスナックとかいかない。
   同僚と飲むときは、串カツ田中。やすいです。
   たまに日高屋。もっとやすい。
   割り勘にはしない。基本的に自分で全部出す。
   へんてこりんな考えで生きているから。

18)外資系の人々はグルメだから、一生に有限の食事だから一回一回をおろそかにしない。
   わたしは、食事はたんなる栄養の取り込みだから、どこでもよい。
   たぶん、わたしはかなりの損しているのでしょうね。。。

19)もし、ペットをかうなら、断然、雑種。
   そして保健所からもらってくる。雑種は病気に強い。
   いま、亀4匹と金魚1匹。

20)みんながリストラするから、リストラはしないぞ!と心に誓っている。

21)面接では、みんな履歴書を持ってくるから、自分が採用するときは、履歴書はいらない、持ってこなくてよいぞーというようにしている。
   履歴書で人を判断しない。見かけや学歴でも判断しない。
   中卒ですが、といわれても、それが?と答える。
   目を見て、見込みがあると思ったから、中卒のアナリストを採用したことがある。


 外資系金融という特殊な世界では、当たり前のことが、世間一般では当たり前ではない、ということがよーくわかる。


日本株ファンドマネジャー
山本 潤


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