新年銘柄玉手箱





【サクッと3分読み可】

 投資顧問とは株屋、もっと言えば銘柄屋。
 という事で本業に立ち返り個別銘柄を書きます。
 今回は判断がしにくくて困っている方も多い新規上場案件を。
 (2020/2/7上場予定)


■ジモティー(7082)

・東証マザーズ
・主幹事大和証券
・予定価格960円
・初値予測2,500円付近まで


■簡単解説


 地域密着型のマッチングで人気を博し2020年満を持して上場。
 初めて知ったのは数年前。
 「取りに来るなら無料でいいですよ」的な誘い文句で電化製品・家具・衣類だとかをCtoCで譲り合う仕組みに感銘を受けたモノでした。

 それから数年経って久々に覗いてみると、やや出会い系サイトのような様相になっていて、少し【脂っこいもの】と【刹那】を感じました。
 狙ってか狙わずか、ともあれ「こうなるわな」という感想を以て再び放置。

 それからは正直ノーマークでした。


 が!気づけばこの度の上場です。
 正直びっくり・・・ですが少し冷静になって考えれば、【モノ】と【モノ】のマッチングだけでは競合他社が乱立していますが、【人】と【人】も繋いじゃうのであれば、もはやブルーオーシャンかも?(トラブル等のリスクは付きまといますが)

 サイト側は「人と人の未来をつなぐ」としています。
 ユーザー数の伸びから見てもあらゆる「情報」を交換できる場としては、すでに不動の地位を築いていると言えそうです。

 また驚くべきことにメーカーと提携して「新品のTV」を格安で販売してたりします。ただのリユースマッチングだけではないうえに、ECでPBまで扱い始め、もはや競合らしい競合が見当たらなくなってくる恐ろしさ。

 このなんでもやりまっせ!的な展開はドンキのマッチングサイトverとでも言いますか、とにかく伸びしろしか感じません。

 改めて取り扱い中の大カゴリーを確認すると「売ります・あげます」「助け合い」「メンバー募集」「不動産」「中古車」「正社員」「地元のお店」「里親募集」「教室・スクール」「イベント」「アルバイト」・・・

 凄いじゃん。なんでもあるじゃん。感動。もう少し見てみましょう。


 株主は、オプト(30.68%)LIFULL(4.29%)などの面々。
 2019年4月にはNTTドコモと資本提携(16.22%)。
 少し気になるのは社長の持分(8.71%)、やや雇われ感強め。最近のトレンドとは言え吉凶どう転ぶか見物・・・(個人的には創業者が適切な量で筆頭が好き)

 業績は、昨年末にようやく微益ですが黒字達成。それまでは4期真っ赤。
 他方、売り上げはこの4年で約20倍まで伸ばしています。売上規模の拡大と並行して、露出を増やし・社員を増やしと、サイズを大きくしていった事が伺い知れます。

 現在の進捗は?というと、前期の通期分売上を3Qでほぼやっているので好調と言っていいでしょう。利益率も上昇中で、純資産・一株利益など財務面の見栄えは今後更に良化しそうです。

 上場してから期待されるシナジーは「認知度向上」。このサイトにとっては最も大きなリターンとなるでしょう。ターゲットの主役である中間層に強くアピールできるはずです。

 また既存のユニークユーザーが興味本位で同社の株を持つ可能性もあり、株式投資家の裾野を広げるといった観点からも個人的には評価したいところ(優待早期実施求む)。


 リスクとしては、【出会い系】の側面があるため、万が一事件のきっかけになった場合はメディアで取り上げられる事になり、イメージダウンは避けられず、広告クライアントが撤退し、進捗が遅れる事が考えられます。念のためこの点だけ確認しておきましょう。

*取組みについては、理事長とのお約束の為ここでは言及できません。ご了承ください。


−あとがき−

 企業も数か月、いや数日見てないと途端にその姿を変えてきますね。
 競合と市場を取り合うと先細ります。競わないところへ舵を取るのがビジネスの基本。変化と進化はマストですね(そういった意味で大和証券さんの扱うIPOは面白いなぁと感じます)。

 皆様も狙っている会社は定期的に調査する事をお勧めします。
 我々は仕事柄毎日見ていますが、投資家さん達はそうもいかないと思いますので、そんな時は私たちのような投資顧問を活用なさってください。


 今日はだだーー!と書き殴りましたが、ブックビル当たった方はもちろん、そうでない方はセカンダリのご参考にどうぞ。
 投資はあくまでも自己判断。ですが情報収集の鮮度と質はとても大事。

 それでは今日も新たな勝者が生まれることを祈って。


(あすなろ産業調査部 大石やすし)


過去掲載 「投資顧問の在り方とSaaS関連の妙味」
      http://okuchika.net/?eid=8797
     「【秘蔵の産業●●】の投資顧問代表大石やすし的見解」
      http://okuchika.net/?eid=8875


[大石やすし氏プロフィール]
 『投資家の勝ちこそが我々の価値!』をスローガンに掲げるあすなろ投資顧問の運営最高責任者。
 IR説明会や企業へ訪問取材を敢行するなど、足で稼ぐ情報収集と投資分析を駆使した銘柄選定が持ち味。年に数回限りの大石銘柄は相場に数々のドラマを生み、その度会員様からの厚い支持を得てきた。


■【無料銘柄毎日更新】■
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株式会社あすなろ/関東財務局長(金商)第686号/加入協会 一般社団法人日本投資顧問業協会

(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じるおそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断にてお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成しておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)


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株の玉手箱 千の用途をもつ粘土 その2




 昨年11月28日“1000の用途を持つ粘土”を投稿しましたが、億近松田理事長から株式投資との関連がわからないとの連絡ありフォローさせて頂くことになりました。


 投稿文にはスメクタイトや同族のモンモリロナイトという言葉を多用したため理解し難かったかと思います。

 スメクタイトとは水を吸収すると膨らむ粘土鉱物の総称で、バイデライト、サポナイト………と幾つかの鉱物の中にモンモリロナイトも含まれています。このモンモリロナイトを主成分として石英、オパール、マイカなど珪酸物を含むものをベントナイトと呼び、日本では専門業者として上場企業のクニミネ工業(5388)や未公開企業のホージュン、三菱商事(8058)、双日(2768)など商社も扱っています。


 化学組成は(Na,Ca)0.33(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2Oからナトリウム型とカルシウム型に大別され、一般にナトリウム型の方が膨潤性に優れる結晶構造で、ナトリウム型は山形県や群馬県、米国ワイオミング州が有力な産地です。双日系で日米合弁のボルクレイ・ジャパンはワイオミング産を、ホージュンは群馬県に本社を構えます。

 一方、クニミネ工業は山形県大江町にある日本最大のベントナイト鉱山を有する他、有力な産地である宮城県蔵王町にも鉱山を有し、宮城蔵王から山形蔵王方面へ行くエコーラインの手前右側に工場があります。長い年月をかけながらの火山灰変質でベントナイト鉱床が出来るということで、火山や温泉の出るところが産地な訳ですね。


 ベントナイトは千の用途と言われますが、日本に於ける市場規模は数百億円程度と余り大きくなく、クニミネ工業が大きなポジションを占めています。

 市場規模の半分程度はシリンダブロック用型の砂に混ぜ合わせて利用されており、ディーゼルエンジンの生産量にリンクする傾向にありますが、複雑な水路形成で中子の利用が多いとベントナイトの使用量が増加する傾向にあると聞きます。しかし足元商用車生産は比較的良好ですが建機・発電など産業用ディーゼルエンジンの生産が弱含みで同分野向けは減少の模様です。


 ペット関連や土木向けも堅調とのコメントですが、福島復興関連の寄与が大きそうです。化成品では増設したクニピアが増収で、有力顧客の底入れと生産回復が背景にある様ですが、増設による償却費用の増加が収益を圧迫しています。

 中間期連結合計では増収・増益でしたが、利益は期初計画を下回りました。業績期待の先行から10月31日決算発表当日の株価は1,000円台へ乗せましたが、翌日は利食い売りです。
 しかし11月初旬から上昇局面へと転じ、12月23日には1,465円の年初来高値を更新です。これは11月4日の日刊工業新聞の記事が背景にあります。
 同社と山形大学の共同でベントナイトの通電性・特電特性を解明し、電池材料へ期待との見出しで、誘電率がチタン酸バリウムの2倍超からセラミックコンデンサへの応用の可能性から理想買いが起こった訳ですね。しかし採用されるか否か、また早くても2023年を考えると時期尚早で、一旦上昇相場は終焉に向かいそうです。


 安全性も高く多方面への応用が期待されるため千の用途と言われていますが、実際の広がりはそこまで拡大していないようです。しかしカビ毒への採用や、海底掘削など話題は尽きそうにありません。


 しかし今後大量のベントナイトを使用しそうなのが原子力発電関連です。
 低レベル使用済み核燃料では日本原燃がベントナイト混合土を用いた埋設処理を実施済みですが、高レベル廃棄物では莫大な量のベントナイトが使用されるだろうとのFBR関係者の話しでしたが、まだ数十年先のことです。
 非常に息の長い相場と考えておきましょう。


(あすなろ産業調査部)


過去掲載 「1000の用途をもつ粘土」
      http://okuchika.net/?eid=8845


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株の玉手箱 今年の相場を振り返る




 皆さん、こんばんは。あすなろ投資顧問の藤井勝行です。

 早いもので今年も残り少なくなりました。このコラムの今年最後の出番が私になりましたので月並みですが今年の相場を振り帰ってみたいと思います。


 まずは日経平均に焦点を当てて振り返ります。(数字は終値ベース)


・昨年12/25に19155円を付けてとんでもないクリスマスプレゼントとなりましたがそこを起点として今年4/25の22307円まで令和ムード漂うご祝儀的な相場で戻りを試しました。

・GW明けはトランス抱により急落してしまいその後の安値は8/26の20261円で止まりました。

・現在の相場はこの8/26の20261円を起点とした戻り相場が継続中です。


 8/26以降の調整値幅が今後は重要になって来ます。即ち現在の上昇トレンドがどこかで調整に入る時、目安になる目幅を観測しておきます。

 どれくらいの値幅が下に出るとこの上昇トレンドに変調が起きて一旦休憩になるでしょうか?テクニカル面からのアプローチをしてみたいと思います。


・8/26の20261円を起点した相場の中で調整した値幅は11/12の23520円から11/21の23038円の【482円】と9/24の22098円から10/3の21341円の【757】円です。

 この二つの調整値幅が重要になります。現在は12/17の24066円が高値になっていますがこの高値から上記二つの値幅を拡大する値幅が出た時は要注意となります。


・8/26の20261円を起点した相場はこの値幅の範囲内でおさまって来たので上昇トレンドが続きました。是非頭に入れておきたい数値です。

 24066円−482円=23584円
 24066円−757円=23309円

 この二つの水準となります。
 23584円を下回ると23309円に繋がり易く、23309円を下回ると22700円程度の調整が観測されます。


 さて、個別銘柄ではこの銘柄を今年は忘れるわけにはいきません。
 ワークマン(7564)です。
 そう今年、TV・マスコミで話題になった銘柄ですが、この銘柄は昨年の9/1にあすなろ投資顧問でいち早く無料の株式セミナーでご紹介した銘柄なのです。ご紹介時に株価は2915円(分割考慮)足元では10530円(12/17)で引けています。

 まずこの銘柄に目を付けたのは2018/8でした。年初からチャートは綺麗な下値切り上げ型を形成していたので目に止まりました、事業内容をより詳細に取材することにしたのです。取材して行くうちに興味が確信に変わり、大きな成長力を感じました。そして、9月1日の記念すべき第一回のあすなろ投資顧問主催の株式投資セミナーで私がご紹介する銘柄第一号に決めたのです。

 下記は昨年のセミナーのご紹介レポートの一部です。

【企業概要】ワークマン(7564)

 同社はベイシアグループの中核企業。ベイシアグループとは、ベイシア(本社群馬県伊勢崎市のスーパー)、カインズ(本社埼玉県本庄市のホームセンター)、セーブオン(ベイシアから分離した本社群馬県前橋市のコンビニ)など物販チェーン6社を中心に29社からなる企業集団で、「グループ売上1兆円」構想を現在進めている。

 同社もその一翼を担い、早期の1000店舗、売上1000億円達成をめざしている。グループ企業間では、出店情報の共有、商品開発情報の共有、IT活用の共有化など、グループとしてのメリットを追求し、他社にはない強みを発揮している。

 キャッチコピーは「やる気ワクワク、ワークマン」で、北海道札幌には6店舗、東京都に50店舗、埼玉県に77店舗、神奈川県に47店舗、大阪府に38店舗、兵庫県に28店舗と、日本全国に825店舗を擁し、工場・土木現場向け用品の専門店としては、国内最大規模の売上げを誇る。年間新規出店ペースは30店舗前後を予定。(店舗数は当時の数字)

 同社がベイシアグループということは意外と知られていない。ベイシア創業者でもある土屋嘉雄氏が1982年に同社を分社化した。フランチャイズ(以下FC)出店がほとんどで、全国825店のうちのFCを支える根幹は「手厚い創業支援」と「加点主義」です。同社の場合、出店立地は本部が探します。

 ホームセンターや飲食店などが並ぶ幹線道路に近いが、地代が安めの少し外れた生活道路沿いに本部が店舗を建てる。この際に新聞の折り込みチラシを使って地元の夫婦を対象にFC加盟店(=店長)を募集する。作業着という毎日使う用品を扱う店の持続的な成長には地元に密着して客数を増やす店作りが不可欠。このためFC加盟店も手厚い支援でじっくり育てる方針を取ります。

 開業資金200万円を払って加盟した店長の「来客数が少ない」といった初期不安を払拭するのが「Bタイプ」と呼ばれる1年間の業務委託契約だ。月間売上高が350万円を超すまでは店舗運営費として毎月50万円、350万円を超えた場合は超過分の3%分をさらに歩合給として支給する。

 この「固定給+歩合給」で毎月生活ができる仕組みです。毎月の売上高が目標より不足した際に補填するコンビニの「最低保証制度」に近いが、目標を上回れば補填分を返済する必要があるコンビニと違い、同社は支給分を返済する必要はない。

 その後、通常2〜3年で軌道に乗り年間売上高が6200万円を超すといわゆる通常のFC契約(6年間)に移行する。ここで月給方式から荒利益分配方式に変わり、利益の6割を本部が持っていく。

 一見、厳しい条件がだが、実は通常はFC店が払う地代や広告宣伝費、物流費などは本部の負担。店は水道光熱費やパート・アルバイトの人件費の負担だけで済む。こうした取り組みの結果、FC既存店の平均年間売上高は9600万円にもなる。

 2018/3現在でありがちなFCとの訴訟トラブルは「過去1件もない」とのこと。FC契約の1回目の更新率は体調不良などを除けば100%という。オーナーを支えるシステムにも力を入れているため、同社をフランチャイズで始めたい人たちにも好評である。

 同社の一番の強みは同業の他社が殆どおらず、同社が独走状態であること。殆どの働く人対象に様々なアイテムを販売している同社だが、自社開発のオリジナル商品も多数販売している。同社では自社工場を持っていないが、国内外の工場で直接発注するなど、コストカットの努力もしている。作業着や作業グッズ(軍手・長靴など)に特化した店輔を作ることで成長して来た。今後は海外進出も視野に入れておりグローバル企業になる日も近いと思われる。

 営業時間は顧客層に合わせ、午前7時から午後8時までを基本とし、午前6時から営業している店舗もある。定休日は店舗によって異なるが、公式サイトの店舗一覧で確認できる。同社の特徴は、商品の値段は安く「作業服のユニクロ」とも呼ばれているが、2019/3会社側予想の営業利益率は19%台と非常に高い、因みにユニクロは2017/8の営業利益率は9%台。

以上。

 今後もユニクロを越える成長力を内包する銘柄と思われます。


 それでは皆さま良いお年をお迎えください、そして新年またお会いしましょう。


(あすなろ産業調査部 藤井勝行)


過去掲載 「過去の栄華を振り返り、相場の心得を知る」
      http://okuchika.net/?eid=8829

[藤井勝行氏プロフィール]
 1991年中央大卒業後、山一證券で個人営業を担当。その後国内外の証券会社で機関投資家向けに日本株式セールスを担当、独自のファンダメンタル・チャート分析に定評がある。経済専門新聞や週刊誌、国内外情報ベンダー等に市況コメントを掲載し株式セミナー講師としても活躍。相場の本質を伝えることをモットーとする。


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株式会社あすなろ/関東財務局長(金商)第686号/加入協会 一般社団法人日本投資顧問業協会

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株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#4〜株式投資において欠かせない基礎知識〜




 皆さん、こんばんは。
 あすなろ投資顧問の加藤です。

 前回は銘柄選定する上での「企業の分析」や「相場の需給分析」などを中心にお話しました。
 今回は実戦の取引で買い/売りのタイミングを計ったり、株式投資において最重要なポジション管理に欠かすことの出来ない「リスク指標」について書いていきたいと思います。


 株式投資で儲けることばかりに集中して前のめりで投資することは、即ちノーガードで戦場に仁王立ちしているようなもので、運が悪ければ即死(退場)となります。

 よく「資産運用は敗者のゲーム」と揶揄されますが、敗者のゲームとは【ミスによって勝負が決まる】ことを言います。値上がりする銘柄を見つけることや実際に儲けること自体が難しいわけではありません。ただ、それを継続することや逆にミスして含み損を抱えた時に致命傷を負わないことが重要であることを言い表しています。

 要するに敗け方の論理で、全勝するのは土台ムリな話ですから、いかに損失を抑えて撤退できるかも非常に重要だとなるわけです。そして、損失よりも利益を多くする「損小利大」のためにも、マイナス分はできるだけ小さくすることを心がけたいものです。


 利益を狙う上でも、あくまで資産をリスクに晒すわけですから、前回お話した素性の良い企業や需給の良い銘柄を選んで投資することはもちろんですが、タイミングはやはり慎重に見定めていきたいところです。

 そのような観点から、何と言っても地合いが良い時、自らが勝ちやすい時機を探るためにも、“リスク指標”は日頃から必ずチェックしておかれるとよいでしょう。


■リスク認識とポジション管理の重要性

 足元の相場環境で投資家が考えているリスクと言うと何を思い浮かべるでしょうか?
 米国と中国の対立、トランプ米大統領の弾劾、中国の景気減速、英国ブレグジットとEU迷走、中東の地政学リスク、北朝鮮のミサイル発射、香港デモおよび台湾総統選挙、リーマン・ショック時を超える企業債務、大地震等の天災・・・。

 マーケットにとって仮にこれらのリスクが顕在化した場合のことを考えてみましょう。単発と複合でも違ってくるかもしれませんが、おそらく一過性の下げで済むもの、例えばフラッシュ・ショックのようになる場合と、根本的に世界経済を揺るがしかねない、つまり本格的な暴落を引き起こす場合に分かれるかと思います。

 実際には「どれも起こってみないと分からない」というのが本当のところですが、記憶に新しいところでも米中通商協議や北朝鮮のミサイル発射など、ニュースヘッドラインが流れるだけで即座にアルゴ売りが発動した時もあれば、最近では全く意に介さないといったように「時と場合によって市場反応が異なる」と言えます。


 つまり、【相場の先行きなど考えて答えが出せるものではない】ということです。

 私自身、Yahooファイナンスの『投資の達人』にも掲載させていただいて、株価予想などをしていますが、基本的に自分の予想自体は自分で信用していません(笑)。

 当たるも八卦当たらぬも八卦の株の世界で、どうあっても上がるか下がるかは五分五分の確率です。
 だからこそ、勝ちやすい地合いの時こそポジションサイズを厚めにして積極的にリスクを取っていき、一方で手が合わない、どうも地合いが悪い時にはポジションを縮小して現金化しておく、このポジション管理こそが資産を殖やすための肝になってくるのです。


 あ、ちなみにこれはトレード、モメンタム投資する上での心構えで、ウォーレン・バフェットのような投資家とは全く逆の思考となります。

 “暴落の時こそ株を買うチャンス”なのは頭で理解はしていても、いざ実践となると自分のリスク許容度が分かっていない限り難しいものです。

 しかもそんなチャンスは10年に一度と言われますから、それを今か今かと待ち続けるのは例えばベア型のETFである日経ダブルインバース(1357)を買っている方や日経レバ(1570)を空売りしている方は身に染みてお分かりいただけることでしょう。

 いつか起こる危機に賭けるのも一つの手法ではありますが、やはり投資はできるだけギャンブル的な要素を排除すべきものですし、要所での判断する余地があるところが醍醐味でもあると思います。


 そこで、こうしたリスクへの備えとして主だった“リスク指標”さえおさえておけば、守りを固めることができ、それによって積極的な攻めに打って出ることも可能になってくる・・・
 “攻めは最大の防御”ではなく“守りこそが最強の攻め”につながってくるわけですね。

 これは『孫氏の兵法』でいうところの「勝つべからざるは守るなり、勝つべきは攻むるなり」(勝てそうもないなら守るべき、勝てるなら攻めるべき)を地で行く投資戦略なのです。


■今重視しておきたいリスク指標あれこれ

・騰落レシオ

 株式市場でまず代表的なものと言えば、テクニカル分析で相場の過熱感を測る「騰落レシオ」ですね。
 これは市場の値下がり銘柄数に対する値上がり銘柄数の比率から、市場での“買われすぎ”、“売られすぎ”等の状態や、市場参加者の過熱感(強気、弱気)を見る指標とされています。
 100ポイントを大きく上回った場合は買われすぎ、もしくは強気であることを示し、反対に100ポイントを大きく下回った場合は売られすぎ、つまり弱気であることを示していることが判断基準となります。統計・確率論を投資判断に応用したという意味では、他の「ボリンジャーバンド」や「RSI」なんかのテクニカル指標と似ているかもしれません。


・空売り比率

 これも一時期から話題になることが増えましたが、「空売り比率」は東証が発表している1日の売り注文全体に対して、信用売り(空売り)の割合がどれくらいあるかを見る指標です。
 ただし、ヘッジファンドなどがシステマティックにミリ秒単位でHFT(高頻度)取引が行われる現状では空売りされたまま、買い戻されていない売り建ての累計結果を知ったところで、一つの目安となることはあっても暴落を予知するという点ではそれほど重要ではないと言えるでしょう。


 では、そろそろ本題に入っていきたいと思います。

 リスク指標として広く認知されているのが「VIX指数」、あとは聞いたことがある上級者は「スキュー指数」、「Fear&Greed指数」なんかも投資判断に用いられているかもしれませんね。


・VIX指数

 2018年2月、突如として米国のNYダウが前日比1,175ドル安の史上最大の下げ幅を記録したことは「VIXショック」としてあまりにも有名になりました。これは10/9号の『老後資産1億円達成への相場道 〜株式投資において欠かせない基礎知識その2〜』でも書きましたが、米長期金利の急上昇が引き金となって株式市場が心臓マヒを起こした事態でした。
 そもそもVIXとはボラティリティー・インデックスの略で、米国のS&P500指数が近い将来、現在の水準から年率で何%上昇もしくは下落し得るのか数値化し、オプション市場の価格から導き出されます。
 投資家の不安心理が高まるとリスク回避行動を取り、プット・オプション(売る権利)を大量に買い込み、VIX指数が上昇することから“恐怖指数”とも呼ばれています。

 このVIXショック時には37ポイント台をつけ2015年のチャイナ・ショック以来の水準に達して、マーケットはまさに売りが売りを呼ぶ負の連鎖となりました。
 記憶に新しい2018年12月25日のブラック・クリスマスと呼ばれた時もこのVIX指数は36ポイント台にまで跳ね上がっており、15ポイント以上は警戒水域、20ポイント以上は避難水域とされています。


・スキュー指数

 “恐怖指数”と呼ばれるVIX指数と同様に投資家の不安心理を測るもう一つの指標が「スキュー指数」です。
 VIX指数よりもテール・リスク(発生する確率はかなり低いとされる一方、起きてしまうと甚大な影響を及ぼすリスク)を意識した指数で、規模的にも数年あるいは数十年に一度の大惨事を察知する指標として、別名“ブラックスワン指数”とも呼ばれています。
 こちらもVIX指数同様にオプション価格から算出されますが、計算式の違いから必ずしも連動するわけではなく、スキュー指数が上昇した最近の例だと2016年6月の英国ブレグジットや2018年8月のトルコ・ショックなどの際に140ポイント台を上回りました。
 これもプット・オプション(売る権利)、いわば掛け捨て保険で万が一の大惨事に備えようとする投資家行動によってその価格が上昇し、ヘッジ(損失回避)ニーズが強いことを表しています。

 これを投資判断に用いる点で重要なのは、必ずしも暴落の予兆としてみることはできないことで、投資家が暴落に身構えているかどうかを表している点をきちんと理解しておく必要があるということです。

 実際に上記のVIXショック時にはこのスキュー指数は遅れて上昇し始め、暴落を受けた投資家が後手に回ってプット・オプションの買いに走ったことを表しています。
 このプット・オプションを買うということは、裁定取引を通じて先物売りを呼び込むため相場の下落圧力に拍車をかけることとなります。

 足元では再びこのスキュー指数が不気味な上昇を見せていると日経新聞の記事にもありましたが、今の相場が強いことの裏返しとして投資家のヘッジニーズも高まっていることを示唆しているとも言えるでしょう。

 つまり、ヘッジの手当てを怠っていた投資が後手に回ることで相場の一段安を招く恐れがあると言える反面、現在は投資家も高値警戒感から攻めと守りの両方を意識して半身で構えていると読み解くことができます。


・有事の金

 昔から株式市場はじめ資本市場でリスクが顕在化した場合には投資マネーはより安全なものへと逃避します。その逃げ場の行き着く先とされるのが実物資産の金(ゴールド)です。

 この金(ゴールド)には安全資産と呼ばれる代わりに金利もつかないため、債券<REIT<株式のようにリスク選好の動きの中では投資価値は見劣りしてしまいます。実際のマーケットにおいても、株式市場が下落すると逆相関で金先物価格が上昇し、株式市場が再び上昇し始めると金先物価格には下落圧力がかかりやすくなります。

 ただし、もう一つ重要なこととして、この金(ゴールド)には通貨的な側面と商品的な側面の二面性があり、景気が過熱することによってインフレ(お金の価値が下がり、モノの価値が上がる)となる場合には、株式同様に上昇することとなります。日本はデフレだから、金投資は金利がつかないから、と言って甘くみることはできません。

 いつの日かお金や株式をはじめとする有価証券、いわばペーパー資産ではなく、実物資産こそ本当の価値がある、とされる日が来るやもしれませんので、時々にでもチェックしておくに越したことはないでしょう。


・ハイ・イールド債(高利回り社債)

 数ある金融商品と呼ばれるものの中で株式はリスクが高いとされていますが、それ以上にリスク性の高い投資対象をご存知でしょうか?それがこのハイ・イールド債、別名:ジャンクボンドと呼ばれる社債です。

 これは取引所における一定の審査基準を満たして上場している企業が資金調達の手段として株式を発行しているのに対し、一般的な銀行融資も受けられないような企業が資金調達する手段として発行する社債のことです。
 企業自体の信用度が低いために当然ながら高い金利が設定されますので、例えば日本のように先進国債券がマイナス金利となっている現状においては、カネ余りの中で利回りを求める投資家にとって重要な投資対象の一つになっています。

 しかし、市場が何らかの危険を察知してリスクに敏感になった場合、真っ先に売られるのがこのジャンクボンドであり、反対にリスクを積極的に選好する場合に急騰するのもまたこのジャンクボンドです。現在はこのジャンクボンドが今年の6月、そして9月それぞれの高値を上回り年初来高値の水準に達しています。

 あれもこれもと全てを絶えず監視するのは大変だと思いますので、最低限チェックするリスク指標としてこのジャンクボンドの動きをみながら投資機会を捉えていくのが最善策かと思います。



 最後までお読みいただきまして感謝の念に堪えません。

 今、日経平均株価は今年の年初来高値水準に位置し、1990年のバブル後最高値まであと一歩のところまで回復してきています。残りわずかとなった2019年、そして節目となる2020年の相場においても、攻めと守りの両方の視点からメリハリの効いた投資スタンスを持って億越えの資産形成を実現していきたいですね。

 次回もまた投資家の皆様に参考としていただける情報をお届けしてまいりたいと思います。

 お楽しみに!


(あすなろ産業調査部 加藤あきら)


[加藤あきら氏の過去コラム]
 老後資産1億円達成への相場道#1 http://okuchika.net/?eid=8729
 老後資産1億円達成への相場道#2 http://okuchika.net/?eid=8746
 老後資産1億円達成への相場道#3 http://okuchika.net/?eid=8815

[加藤あきら氏プロフィール]
 国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、あすなろ投資顧問に在籍。
 市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析する。顧客に寄り添うアドバイスに定評がある。


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株式会社あすなろ/関東財務局長(金商)第686号/加入協会 一般社団法人日本投資顧問業協会

(提供情報はあくまでも情報の提供を目的としたものであり、投資勧誘及び、売買指示ではございません。株式投資には価格の変動等によって損失が生じるおそれがあることをご理解の上、投資にあたっての最終判断はご自身の判断にてお願い致します。信頼できると思われる各種情報、データに基づいて作成しておりますが、その正確性及び安全性を保証するものではありません。)


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【秘蔵の産業●●】の投資顧問代表大石やすし的見解




【サクッと3分読み可】

 クリスマスキラキラムード全開の季節。今となっては妻・息子・娘達(一卵性双子)の物乞いビームにただただ怯えるだけの季節になった漢大石やすしです(同志の方々心中お察しいたします)。

 そんな中でも皆様の持ち株が、クリスマス商戦の特需を無事得られますようお祈り申し上げんばかりです。


 前置きはここまで。さてまずは前回記事の答え合わせから。

*振り返り
 前回はSaaSについての所感をお話ししました。関連銘柄を少しでも良いのでウォッチしてみましたか?
 その一角としてはラクスとかPCAとかフィードフォースとか。
 決算発表が一巡した11月中旬。一通り目を通しましたが多くの企業が増収増益で納まっていました。中には超絶上方修正を出してきた企業も・・・


 にもかかわらず、売られる場面が多く散見されました。まさにお話した通りの展開。これが「ギャップ」です。
 ただし、昨年までと違ってやや成熟し始めたかな?とも感じました。
 売られた後はなかなかの勢いで買い戻された銘柄も多く見られましたからね。来年の早い段階でSaaS全体が見直されてくるかもしれません。


 産業として【革命期】から【急成長期】へ移行した頃、笑顔になれるのはどんな投資家でしょうか?お分かりですね?ご参考まで。


*今日のお題

 さて今日確認する産業はズバリ【農業】です。
 11月初旬にDMM亀山氏が株式会社ファーマリーの株を51%取得し連結子会社化したニュースはご覧になっていましたか?

 ツイッターで亀山氏が「次は農業だ!」とつぶやいたのが凄く印象的でした。
 しかし残念ながらその価値に気づいている日本人はとても少ないのが現状でしょう。

 むしろ、「日本人だけが気づいていない」と言っても過言ではないかもしれません。人財・流通・インフラ、農業関連の上場会社は少数ですが存在しています。が、未だ正当な評価を得られていません。儲かるイメージがないのでしょう。旧態依然とした体制があるのも確か。分からなくも有りません。

 水面下で緩和の動きが出ていたり、関連企業が少しづつ頭角を現している事をまだまだマーケットは無視したまま。

 となれば・・・もうお気づきですね?
 前回記事と同様に「ギャップ」の方程式が当てはまりそうですね。


 年始には著名投資家ジムロジャーズも宣言していました。

「日本で投資したい産業がある。その一つは農業だ」

 そのストーリーは≪希望≫と≪絶望≫が交差するセンセーショナルなもので(彼自身のキャラからすれば当然か)、日本で移民受け入れが本格化した場合に、日本人が嫌がる仕事に労働力が流れ産業の大きな成長が期待できる、それが農業であると。

 逆に言えば移民を積極的に受け入れて農業を発展させ価格改定し輸出を活性化しなければ、資源無き島国日本の経済は危機的状況に陥る可能性があると。
 パフォーマンスを含んだ極論だと思う一方で、大外れではないから耳が痛い。平均年齢約66歳と言われる農業従事者。外側からも内側からも、そして行政との共存の仕方からもイノベーションを興していくべき段階でしょう。


 その筆頭になる企業はどこか?

 これを探しておくと相場が始まったときに高みの見物となる可能性が生まれます。

 生産者・販売者・流通・人財或いはそれらをITで繋ぐプラットフォーマー・・・手持ちの銘柄に疲れたら、チャートと睨めっこするのをやめて産業調査に時間をまわすのも一考。

 こと個別銘柄に関しての分析調査及び売買指示は、大石のホームあすなろ投資顧問のお家芸ですから覗きに来て頂くと億の近道とのシナジー効果で有効度が上がるかもしれません。


 今日も新たな勝者が生まれることを祈って。


(あすなろ産業調査部 大石やすし)


過去掲載 「投資顧問の在り方とSaaS関連の妙味」
      http://okuchika.net/?eid=8797

[大石やすし氏プロフィール]
 『投資家の勝ちこそが我々の価値!』をスローガンに掲げるあすなろ投資顧問の運営最高責任者。
 IR説明会や企業へ訪問取材を敢行するなど、足で稼ぐ情報収集と投資分析を駆使した銘柄選定が持ち味。年に数回限りの大石銘柄は相場に数々のドラマを生み、その度会員様からの厚い支持を得てきた。


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株の玉手箱 着眼大局着手小局その2




〜相場の観測〜


【週足参照】 =18年高値の更新が焦点=


※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
 https://1376partners.com/content_page/10392


 前回(2019/10/25執筆 10/31掲載)は以下のように述べた。

「現在は4月25日の高値(S)22,307円を上回り18年12月の安値(R)19,155円から19年8月の安値(T)が20,261円と“二番底切り上がり”を形成したことから、安値(R)19,155円を基点とするやや大きな波動は三波動構成(R〜S〜T〜)入りから上値を追う経過となっている。また、重要な値幅水準の上値22,808円=R+(O−L)を上回ると一旦伸びやすくなる可能性がある。」

とした。


 実際には、10月28日に22,867円と重要な水準22,808円を超え、11月8日にはザラバの高値が一時23,591円と上伸した。ただ、終値では11月12日の23,520円を高値に騰勢が一服し小動き保ち合いとなっている。

 よって、現在は安値(T)20,261円を基点とする基調を維持しており第三波動の高値を探る上値トライの経過となっている。
 ただ、高値(O)24,270円前後では複数の上値抵抗が見受けられることから18年の高値更新が出来るか否かが焦点となっている。

 その場合、上値は以下の水準が挙げられる。

(1)24,005円=R+(K−J)
(2)24,151円=R+(O−J)
(3)24,215円=R+(C−F)
(※)24,270円…高値(O):2018年10月
(4)24,353円=S+(S−T)
(5)24,944円=R+(K−H)
(6)25,071円=R+(A−F)
(7)25,459円=S+(S−R)



【日足参照】 =短期上昇基調の維持が重要=

※チャートを用いた説明は、こちらにて掲載しております。
 https://1376partners.com/content_page/10392

 8月安値(D)20,261円以降は、高値(E)22,098円〜安値(F)21,341円〜高値(G)23,520円を経て安値(H)23,038円(4波動の安値未確定)を経て高値圏での小動きとなっている。

 よって、現在は下げ幅が482円(G〜H)と前下げ幅757円(E〜F)の範囲内に留まっていることから高値(G)23,520円を上回ると上げ基調の継続となる。(11月29日現在の終値23,293円)

 また、直近の安値(H)23,038円を下回ると下値を探る動きが生じやすいが、安値(D)20,261円を基点とする現在の上げ基調を維持するには、安値(D)20,261円以降の最大の下げ幅▲757円程度(E〜F)に収まることが重要となる。

 同値幅(▲757円)を超えると▲1,348円(B〜C)ないし▲1,495円(C〜D)程度へつながりやすくなるほか、▲1,899円(A〜B)や▲2,046円(A〜D)など、値幅の拡大する可能性がある。
 ただ、これらの値幅の範囲内に留まることができれば18年12月安値(A)19,155円を基点とする上げ基調を維持する可能性がある重要な値幅となっている。



【フォーカス】日足チャート右側の部分の「波動&時間」を参照


[値幅]

 安値(D)〜高値(E)まで △1,837円
 高値(E)〜安値(F)まで   ▲757円
 安値(F)〜高値(G)まで △2,179円
 高値(G)〜安値(H)まで   ▲482円

 このように波動と値幅の関係から、特徴は上昇相場では上げ幅が大きく、下げ幅が小さく、高値(E<G)と安値(F<H)を順次切り上げるNの連続となる。

 一方、下落相場はその逆で、下げ幅が大きく、上げ(戻り)幅が小さく順次高値、安値を切り下げるものとなる。


[時間関係]

 安値(D)〜高値(E)まで 20日(両端入れ)
 高値(E)〜安値(F)まで  8日(  〃   )
 安値(F)〜高値(G)まで 26日(  〃   )
 高値(G)〜安値(H)まで  8日(  〃   )

 このように、時間関係の特徴も値幅と同様に、上昇相場では上げの時間が長く、下げの時間が短い。一方、下落相場ではその逆で、下げ?の時間が長く、上げ(戻り)の時間が短いものとなる。

 また、上記の時間と波動の関係をみると、安値(D)〜高値(F)までの二波動に要した日数27日(両端入れ)と安値(F)〜高値(G)までの一波動は26日となっている。

 要するに過去の騰落(波動)に要した時間は、現在またはその後の相場に影響を及ぼしているといえる。したがって、相場の追求は価格のみにとらわれず時間関係も考慮すべき重要な事項として認識したいものである。


 さらには、波動が分ると必然的に“相場の強弱”を知ることにつながることから大いに参考にしたいものである。

 ○上げの値幅と時間 > 下げの値幅と時間 = 強い相場
 ●下げの値幅と時間 < 上げの値幅と時間 = 弱い相場


(あすなろ産業調査部 長森伸行)

過去掲載 「着眼大局着手小局」 http://okuchika.net/?eid=8783

[長森伸行氏プロフィール]
 元山一證券投資情報部次長・国内で「一目均衡表」チヤート分析の第一人者。
 元日本テクニカルアナリスト協会セミナー講師で「一目均衡表」を担当。
 証券業会に50年間携わった重鎮、自立して儲けられる投資家のインストラクター的な存在。


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株の玉手箱 1000の用途をもつ粘土




 小学校低学年の頃、広場で友達と穴を掘ると粘土層が出現した。元々は稲作用の田んぼで、昭和30年代に埋め立てられた土地だった。丸めて投げ合ったり、外壁をパンダ模様にさせるため戸建住宅に向けたりとか。今では砂利を敷き詰め駐車場と片側は分譲住宅が建ってしまい、あの地で自然界の楽しい遊びが出来なくなったのは残念である??

 その粘土だがWikiによると造形材料として土粘土、砂粘土、油粘土など10種類以上もあるとか。小麦粉・パン粉粘土や、2007年にはドイツで世界初の食べられるヤミードーと呼ばれる粘土まであるとは知らなんだ。

 粘土とは字の如く粘り気のある土を指し、土壌学的には通常0.002mm以下の風化作用を受けた二次鉱物粒子というのが定義らしい。これに水が加わりレンガ・セメント・陶磁器の原料となる訳か。

 粘土の主体は層状珪酸塩鉱物で、カオリン鉱物、雲母粘土鉱物、スメクタイトなどが粘土中に広く産出される典型的な粘土鉱物らしい(九州大学理学部地球惑星科学教室の資料より)。


 このスメクタイト属のなかにモンモリロナイトと呼ばれる鉱物があり、“1000の用途”があると言われている。

 化学組成は(Na,Ca)0.33(Al,Mg)2Si4O10(OH)2・nH2Oと滅茶苦茶長く沢山の元素からなっており、化学が苦手の私にとっては頭の痛い分野だ。記号の先頭にNa、Caの文字からナトリウムとカルシウムタイプに分かれ、世界中で産出されるが、Na型は日本と北米が有力な産地らしい。

 モンモリロナイトの厚みは約1nmと薄く、幅は100〜1,000nmと非常に長い板状結晶が積層された形状で、1枚の結晶は4個の酸素原子を頂点として珪素が入り込んだ四面体構造、四面体のシート間に6個の水酸基を頂点にアルミニウムやマグネシウムが入り込んだ八面体構造と複雑ですな。

 そんでもって八面体構造中の3価のアルミが部分的に2価のマグネシウムにき換わっているそうで、結晶は電荷が不足する歪みが生じ、Na、K、Ca、Mgのようなアルカリ金属の陽イオンを吸着し電荷的に中性を保つ。

 モンモリロナイトは水と出会うと層間の交換性陽イオンに水分子が水和することで、結晶底面同士の間隔が拡大し膨潤すると言う。

 Naは1価の陽イオンから層同士の電気的引力が低いため水分子を層間に取り込み易く底面間隔が4nm以上に大きく膨潤するが、2価のCaタイプでは電気的引力が強く水分子の侵入が制限されることで、Naタイプ以下の膨潤性を示すそうだ(株ホージュン技術資料より)。

 膨潤性から水を吸収する用途や、他の陽イオンと交換することで有機溶媒との親和性を持たせるなど、多方面に利用されている。


 モンモリロナイトの利用で使用量が多いのは、エンジン用のシリンダブロック製造。日本の乗用車ガソリンエンジンではアルミブロックが主流だが、商用車や建機で使われるディーゼルエンジン用ブロックでは砂型による鋳物が中心だ。コード番号7315のIJTT等が手掛ける。

 溶けた鋳鉄を型に流し込むが、水路もあるエンジンブロックだけに砂型も中子を入れ複雑な形状となる。型は砂から出来ており当然サラサラ。そんでもって型を形成させるための粘結材としてモンモリロナイトを混ぜるわけです。
 顧客によって砂の成分が異なったりして、レシピ作りも大変そうです。


 猫のトイレで使う細かい粒のタイプ。あれにもモンモリロナイトを使う製品があります。他にトンネルや下水工事、建設現場での地盤保護安定剤、隙間を埋める止水性や、石油・天然ガス、温泉、地熱発電のボーリング時にも利用されていますね。

 アグリ用途では農薬の原体に。希釈する際の増量剤と、薬品のドラッグデリバリシステムのような徐放効果が得られるとか。


 粘土は過去から増粘剤として化粧品にも使用されてきました。高い粘性効果と安全性が特長で、最近ではモンモリロナイトの広い板状による被膜効果から保湿効果や界面活性剤を少なく刺激性を減少させる利用方法も。

 飲込んでも大丈夫な安全性と吸着性から家畜用飼料にも混合されている。
 一般にカビ毒と呼ばれ、カビが産出する二次代謝産物から家畜の食欲不振、嘔吐、消化器管粘膜の潰瘍、免疫障害などの症状も。このため飼料に混ぜたモンモリロナイトが消化器管を通過する際にカビ毒を吸着させ、体外に放出させる仕組みとか。
 O−157が流行する際、皆さん飲みますか? 私なら酒を呑むかな?


 原発で発生した使用済み核燃料でもモンモリロナイトが役に立ちます。
 低レベル廃棄物での埋設管理も始まり、地震の揺れやドラム缶廃棄物が腐食しないようモンモリロナイトを含ませた土で覆っている様ですね。

 蕎麦作りのような使用方法もされている。
 蕎麦粉に水を打つ際、水が多すぎると粘性が低く、少な過ぎなら捏ねるのが大変で、蕎麦打ち3年とも言われる職人技らしい。2人の蕎麦屋出身の知り合いから聞いた話だが、一人は二八(小麦2割、蕎麦粉8割)だったかな?つなぎの無い10割蕎麦は無理だと。
 もう一人は10割蕎麦の店で、つなぎを入れずに捏ねるテクニックがあるそうだ。その裏技を聞いたけど、たったそれだけと唖然としましたが、季節によっては出来ない時期もあるそうで、そんな時はこっそりと10割未満の蕎麦にしているとか。

 だがほとんどの蕎麦は小麦粉や、トロロ芋、新潟なら“へぎ蕎麦”が有名で、布乃利つまり海藻を“つなぎ”として利用している訳だね。


 しかし蕎麦と同様に水打ち・粘性が問題となる工業分野がある。
 セラミックスです。

 これだけ書いても終わりが見えない!
 1000の用途を書き上げたらキリがないですね。


 モンモリロナイト製品の価格は鉄のトン当たり7〜8万円に比べ若干低い6万円程度と言われている。この安さも多様されている理由の一つだろうが、グレードによって価格は大きく異なる。

 純度を限りなく高めた高純度品の価格は3桁万円となり、化学合成の100%純度品では高純度品の2〜3倍の価格だとか。


 大分先となろうが、高レベル廃棄物の埋設処理も日本で始まろう。膨大な粘土が使用される原子力関係者のコメントであった。


 モンモリロナイトという言葉が広く知り渡る時期がいずれ来よう。


(あすなろ産業調査部)


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株の玉手箱 過去の栄華を振り返り、相場の心得を知る




 皆さん、こんばんは。あすなろ投資顧問の藤井勝行です。


 早いもので今年も後1ヶ月と10日ぐらいになりました。毎年この時期になると思い出すのは私が以前勤務していた山一證券の自主廃業を発表した時のことです。

 今から22年前の11月23日でした。
 私は山一證券の東大阪支店で個人営業に従事しておりました。時に自主廃業1か月前の【1997/10/24日経平均は17363円】。

 私は山一の毎月給料天引きで貯めた自社株も保有していたので、それなりに自社株価がいつになく気になり始めたのはこの頃でした。そんな時11月に入ると山一株が毎日のように下がり、遂に100円を割れるところまで売られました。

 拓銀、三洋証券が次ぎ次ぎと倒産して行くのを見ていると、私のお客様も山一から株券や出金を要請することが頻繁になり、経理の女性社員に頼むと泣きべそをかきながら淡々と業務処理をしてくれていた時の罪悪感は何とも言えないものがありました。この時「もしかして」と思い始めましたがしかし、当時は外資系証券との資本提携話しなどで最悪、看板は代わっても会社はなくならないと正直思っていました。


 ついに【その日】がやって来ました。

 私は【自主廃業】この四文字の意味が全く分かりませんでした。
 私は相撲部屋でもあるまいし、勝手に業務を止めるってどういうことだ?
 一体本当は何が起こったんだ?と何度も思い返しました。
 3連休明けの11/25は予想通り開店した東大阪支店は株券や出金を求めるお客様が殺到しました。
 この日の【1997/11/25日経平均は15867円】でした。

 日経平均は前日比854円安と暴落し山一ショックでした。
 皮肉にも山一證券が100周年を迎えたのが廃業を発表する約7か月前の4月15日でした。次の100周年に向かって我武者羅に突き進み、山一と共に殉職しても本望と思っていました。
 今では101年目の幻の毎年お客様にお配りする1998年版の山一證券製作のカレンダーを大事に実は保管しています。不思議なもので山一の伝統や歴史、功績等の思い出話しが廃業直後から絶え間なく、いろんな所から聞こえてきました。


 中でもこれだけは是非お伝えしたい。
 山一證券は1897年、小池国三商店として山梨で創業。1926年に山一證券株式会社になりました。この頃、伊勢神宮の一番神楽になったと云われています。日本を代表する企業であるという自負が窺えます。実際、かつては業界のトップ企業で東証の値付けの9割は山一経由で断トツでした。

 伝統と格式、経歴と実力からみても、最も日本民族を象徴する企業だったのです。
 一般的にはほとんど知られていませんが、山一證券は伊勢神宮の「一番神楽」でした。
 それは、氏子のトップの座で由緒ある伊勢神宮の氏子の代表であります。
 この一番神楽がどれほど名誉ある地位かといえば、毎年1月1日に伊勢神宮
で行われる「歳旦祭」がありそれがよく物語っています。

 伊勢神宮と皇室が一体であることは、誰もが知っています。天皇をはじめとする皇室の面々は、伊勢神宮の奥の院でお祓いを受け、お神酒を拝領する。
 一番神楽は、その次の部屋で同じようにお祓いとお神酒を受けるのである。
 つまり、天皇家の次に日本を代表する儀式に与ることができる栄誉をもっていました。

 この名誉ある地位を、かの松下幸之助(松下電器の創業者)が切望し、お金はいくらでも出すからと、山一證券に一番神楽の権利を譲ってくれるよう直に交渉したのですが、山一が承諾しないと、今度は伊勢神宮の遷宮祭(20年に一度、内・外宮の正殿などの諸殿を建て替え、そこに納められている装束神宝も新たに整える式典)などに莫大な費用を寄付して、一番神楽の権利を求めましたが、ついに手に入れることができなかったのです。

 因みに廃業までの松下電器の主幹事は歴代山一證券が務めました。山一證券は、その権利を有する民族派企業で、ある意味では日本を象徴する株式会社だったのがお分かり頂けると思います。


 1997年当時、日本で1996年から2001年度にかけて行われた大規模な金融制度改革を指す所謂【金融ビックバン】が始まっていました。

 この時期に銀行など金融機関の「護送船団方式」を崩壊させるような改革が進行し、その後2002年以降には、銀行業・保険業・証券業の各代理業解禁など規制緩和が進行しました。これにより外資系証券、銀行が雪崩の様に日本に入り込みビジネスを拡大しました。

 廃業後は米系のメリルリンチ証券が山一の主要店舗と人材を受け入れ、米国流の資産管理型営業を導入するも4年で日本撤退となりました。


 ここで疑問が残ります。飛ばしは当時他の大手他3社も多少なりともあったとされており、金融ビックバンで日本を象徴する会社を政府が差し出したのではないかとされる考え方がありました。
 それに山一は昭和40年証券不況時に一度倒産しかけており、社風もおっとりとしている山一を外資の生贄にするには丁度良かったとのではないか、と。

 金融業界は規制が厳しく外資が中々参入できないので、山一を解体する事により金融自由化の門戸を開いたのではないか。やはりこの時期以降に外資系証券に人材が大量に流れ始めた契機になったと思われます。


 なぜ山一證券が突如、自主廃業を選択しなければならなかったのか。

 そこには恐ろしい旧大蔵省の「思惑」が潜んでいたようです。
 当時の首相は橋本龍太郎(皮肉にも岡山出身)で、最大の政策は行政改革でした。しかしそこで掲げる「財政と金融の分離」は、当時の旧大蔵省にとって絶対に潰したいものでした。

 1997年11月14日大蔵省の長野証券局長を訪ねた山一證券の野沢社長に対し、長野局長はハッキリと【山一證券は三洋証券とは規模が違う】と支援を約束したとされています。この時点では山一の抱える巨額簿外損失も長野局長に詳しく説明してありました。
 ところが同じ1997年11月14日に橋本首相が小村大蔵省次官に「財政と金融の分離」を最終通告したため、そこで旧大蔵省の態度が一変したのでした。

 つまり山一證券が破綻して財政出動となるなら、金融政策も一体として旧大蔵省が主導権を取らなければならないという理屈でした。三洋・拓銀・山一證券「消滅」は、すべて橋本行政改革とくに「財政と金融の分離」を潰すための旧大蔵省のクーデターだったことになると考える向きがありました。

 当時山一は株主資本で4300億円あり2600億円の簿外債務が発覚してもなぜ潰れるかが私には理解できませんでした。やはり今でもスケープゴートにしか私には思えてなりません。


 前置き長くなりましたが、そもそも山一證券が顧客の損失を補填し、行き場の無くなった含み損玉を抱え耐え切れなくなって行った事実があります。そこには1990年以降バブルがはじけて日本株が暴落し、その後いつかは株価は反発して、含み損が解消出来るだろうと言う経営者の浅はかな相場観が廃業への道を選択したのです。

 歴代山一の社長は日本最高学府に近い大学出身がなり、舵を取ってきました。もう少し真摯に相場を分析し素直に立ち向かえば最悪の結果は免れたと思われます。
 今となっては日本四大証券の一角を担う企業のトップが相場の本質を何代にわたっても理解していなかったという情けない話しとなります。

 相場の本質を理解しないと山一證券のような企業でも簡単に無くなってしまうことも皆様は決して忘れないで下さい。


 最近でもカルロスゴーン元日産会長は評価損含む私的なディリバティブ契約を日産に付け替え、日産の子会社の資金を流失させたと話題になりました。
 この損失も相場での損失です。


 相場の本質を正しく理解してからの投資が鉄則です。希望的観測は結果損失の拡大につながる可能性のあることを理解して下さい。

 くれぐれも読者の皆様も決して相場を軽んじらないで下さい。
 株式投資をするからにはちゃんとした心構えで臨んで下さい。
 株式投資は人間の欲の塊が渦巻く世界です。


 大事な資金を無くすことなく、しっかりした知識を持ち立ち向かいましょう。


(あすなろ産業調査部 藤井勝行)

[藤井勝行氏の過去コラム]
 相場の本質を知ろう http://okuchika.net/?eid=8755


[藤井勝行氏プロフィール]
 1991年中央大卒業後、山一證券で個人営業を担当。その後国内外の証券会社で機関投資家向けに日本株式セールスを担当、独自のファンダメンタル・チャート分析に定評がある。経済専門新聞や週刊誌、国内外情報ベンダー等に市況コメントを掲載し株式セミナー講師としても活躍。相場の本質を伝えることをモットーとする。


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株の玉手箱 老後資産1億円達成への相場道#3



〜株式投資において欠かせない基礎知識〜


 皆さん、こんばんは。
 あすなろ投資顧問の加藤です。


 今回は前回でお伝えしきれなかった実践的な銘柄選定で役立つ「企業の分析」や「相場の需給分析」あとは目配せしておきたい「リスク指標」などについて書いていきたいと思います。

前回:「老後資産1億円達成への相場道#2」http://okuchika.net/?eid=8746


■企業分析編


 足元では中間期の決算発表シーズンがちょうど千秋楽を迎えたところですが、まず企業業績は株価の位置関係を判断する上でも非常に重要な部分を占めます。

 企業のファンダメンタル分析は証券会社のアナリストレポートなどを参考にすればよいと考えますが、個人投資家が手がける銘柄、とくに中小型株はカバレッジされていないものが多いのが事実です。

 では、銘柄選定の上でどのように企業を分析していくのがよいのか、投資家の方は日々試行錯誤されていることでしょう。


 前回10/10に取り上げたキーエンス(6861)やインソース(6200)はその後の決算上放れでそれまでの長期上昇トレンドから一段高しました。

 さらに、主力株や先行業種の上昇にならい取り上げた日本冶金工業(5480)、大平洋金属(5541)、田中化学研究所(4080)のその後のパフォーマンスも素晴らしいものでした。特筆すべきはフルヤ金属(7826)や黒田精工(7726)で、それぞれ30%を超える大幅上昇を見ることができました。

 相場全体がブル相場だったということもありますが、これらの業種や事業内容はそれぞれ特色に違いがあり、直近の決算発表でも好悪入り交じりであったことがお分かりいただけたことと思います。


 ここで一つ、高成長株・大化け株を探り当てる目安をお伝えしておきますと、業績面において【売上高が前期比10%以上成長】、利益面は【営業・経常・最終いずれも同30%以上増益】であることが条件になります。

 これにならって単純に前期との業績比較で増収増益の銘柄を片っ端から探していくのも手ですが、あくまでもこれは1つの目安に過ぎません。

 そして、そうした観点で選んだ銘柄はおそらく今回の決算発表では事前の想定と違った反応を示したものが多かったのではないでしょうか。

 とくに内容が良いものでも売られ、反対に足元の内容が悪いものでも買われるといった傾向が見られましたから、決算プレイを中心に売買する短期トレーダーは思ったよりもこの1か月間のパフォーマンスは伸びなかったのではないかと思います。

 それは『景気拡大期でのアプローチ』であると言え、成長期待が高まりやすい相場の地合いがあって本領発揮する銘柄選定法となるからです。


 今は違います。
 各国の経済指標が軒並み悪化して、世界経済の成長率は鈍化、しまいには景気後退懸念が市場センチメントの重しとなっている環境です。

 私は企業分析において最も重きを置いていることは時節に応じた銘柄を選定した上で、その企業のことをより深堀りしていくことだと考えています。
 つまり、私のやり方はある程度市場の動向からストーリーを組み立てるトップダウン型のアプローチを心がけています。優先順位の付け方が多少異なるといった方が分かりやすいでしょうか。もちろんそれが正解というわけではありません。

 むしろ今回の決算シーズンでは証券会社のアナリストレポートにみられますように細かく事業セグメントを分析し、ボトムアップ型のアプローチの方が有効だったのではないかと思います。でなければ、業績が悪化して下方修正が続出している市場環境下で、決算が悪くて売られた銘柄を積極果敢に買い向かっていくことはできなかったことでしょう。


 個人投資家の方とお話していて、よく「業績が良いのになぜ売られているのか?」というご相談を受けますが、それは足元の市場でグロース株ではなくバリュー株重視で物色されている傾向から読み解くことができます。

 これは前回書いた相場サイクルにも通じてくるのですが、資本市場ではこれまで債券がしこたま買われてきました。今まで安全資産とされてきたところから急にグロース株だ!と急旋回することは難しく、まずはリスク感応度の低いバリュー株から攻められるのは至って自然な流れと言えるのではないでしょうか。

 さらに言えば、上記の高成長株を発掘するにあたり、連続増収増益銘柄などは某株式情報サイトなどで一覧で探し出すことも容易にできますので、そこにはもはや市場に対しての優位性を確保することは難しくなってきています。

 ですから、決算発表前に目先の利益を追う短期筋の期待買いが入り、株価が上昇したところで決算発表を迎え、投資家の期待感に届かず売られるというパターンが多くみられるのです。

 これが業績が良いにもかかわらず株価が下落する市場メカニズムなわけです。


 では、足元の環境下でどのように企業分析を行っていけばよいのか?

 まず、今回の中間期決算は前期の過去最高益が続出した最も良いところの数値との比較になりますので、悪化しているのが既定路線です。とくに昨年10月より景気後退懸念が深まりましたので、昨年の4〜9月までは景気敏感株の事業環境は良かったという前提に立ち、足元は捨てて業績の底打ち時期がいつになるのかを見極めて買いか売りかの判断をしていく必要があると言えます。

 前回取り上げた銘柄にはこうした観点からシクリカルの、中でも素材株を中心に選んでいったという背景があります。

 もちろん今後の相場においても応用が効くところで、今年の1−3月期と4−6月期、さらに7−9期と四半期ベースで改善傾向にある景気敏感株は過度に売られ過ぎたところからの水準訂正が期待されます。

 弊社あすなろ投資顧問ではこうした銘柄を『本日の厳選株』というかたちで、多くの投資家の方々にファンダメンタルに着目した銘柄を日々無料でお届けしています。


■相場の需給分析


 よく「株価の変動は需給で決まる」というのを目にするかと思いますが、この一見よく分からない表現について読者の方はどのように認識されているでしょうか?

 需給、つまり需要と供給なわけですが、私は「売りたい人と買いたい人のバランス(均衡)」と捉えて説明することが多いです。


 ある銘柄の需給を見る上で、買いたい人が多いのか、売りたい人が多いのか、それはつまり株価の動向に直結してくるものです。そんなことが手に取るように分かるなら誰も相場で苦労しないのですが、完璧ではないにしてもその時々における投資判断の目安となるものは少なからず存在します。


 需給を探る上で最も重要なものは“出来高”です。

 つまり、その銘柄に参加している投資家たちが実際に売買した“事実”がこの“出来高”に表れており、どの価格帯で参加したのかが一目瞭然です。

 ここから分かることは、出来高が膨らんだところというのは圧倒的多数の投資家たちがポジションを取っていることでもあり、この投資家たちが売りたいと思っているのか、さらに買いたいと思っているのかをイメージすることで方向感を見極めることにつながってきます。

 例えば、直近で大きな出来高が積み上がったところから、その後に安値を切ってくるような現象がみられた場合には出来高を多くつけた日に買った投資家が売りたくなっているであろうことが想像できます。
 反対に、下値を切り上げる動きがみられる場合には、次から次へと参戦してくる投資家が多いことや、出来高を多くつけた日に打診買いした投資家が後から追撃買いをしているであろうことが読み取れます。

 つまり、下値を切り上げるという値動きは買い需要の多さを示していることが分かります。反対に、下値を切り下げるという値動きは以前にその株価水準で喜んで買っていた投資家がいなくなり、安値でしか買いたくない投資家が多いということが分かります。


 そんな“弱気の投資家”で溢れる銘柄の株価はどうなるでしょうか?


 その答えはカンタンで、元々が“弱気の投資家”ですから「安く買って高くなったら売りたい」という他力本願な投資スタイルです。
 高くなったら売るつもりだったのに、自分の買値よりもさらに値下がりした場合はどうしますか?やっぱりダメだ!と思って投げ売りしてきます。
 こうして“弱気の投資家”同士で安値を譲り合って、株価はなかなかアク抜けしないままにズルズルと値下がりしてしまいます。

 したがって、下値を切り上げている間は“買い”、下値を切り下げ始めたら“売り”の投資判断を下すのが妥当ということとなります。


 また、『高値ブレイク投資法』というのを聞いたことがある方も多いかと思います。
 これも需給に着目した投資手法の一つですが、“年初来高値更新”、“上場来高値更新”など相場の強さを表した表現が多くみられるかと思います。

 これを需給面に置き換えると、それまでの株価推移ではその高値まで買う投資家は存在しなかったにもかかわらず、新たに高値でも買いたいと思っている投資家が出てきたことを意味しています。しかも、その高値を買う投資家はもっと値上がりすることを見越して買っているわけですから“強気の投資家”ということになりますね。

 “強気の投資家”はつまり売りたい人ではありませんので、この“強気の投資家”が集まれば集まる程に株価が吊り上がっていきます。


 このような市場のメカニズムがあることを理解しておけば、他の市場参加者よりも優位性のあるポジションを構築することが最も重要だということが改めて認識いただけることと思います。


■ポジションを取る前にチェックしておくべきリスク指標


 今回も上記2項目でだいぶ紙幅をとってしまいましたので、詳しい解説は次回に譲るとして簡単にキーワードだけお伝えしておこうと思います。

 足元の相場環境でリスクと呼ばれるものは多くありますが、実際の判断材料として目を向けておかなければならないのは資本市場全体のマネーの動きです。

 現在はリーマン・ショックから10年以上が経過し、その間に採られた金融緩和策での膨大な資金供給により過剰流動性相場となっています。

 一にも二にもこのマネーの行き場探しが相場のゆくえを見定める上での重要なファクターとなることは言うまでもありません。


 さて、今このマネーはリスク選好でしょうか、リスク回避でしょうか、この辺りを見極めることができれば目先の株価動向に対しても冷静に立ち回ることが可能になります。

 そこで必ず見ておいていただきたいのが、前回でも書いた“米10年債利回り”と、市場の暴落を事前に知らせる「炭鉱のカナリア」と呼ばれる“ハイ・イールド債”、そして“金価格”の動向です。

 今回はこのあたりで、次回はこのリスク指標などについて詳しくお話できればと思います。

 お楽しみに!


(あすなろ産業調査部 加藤あきら)

[加藤あきら氏の過去コラム]
 老後資産1億円達成への相場道#1 http://okuchika.net/?eid=8729
 老後資産1億円達成への相場道#2 http://okuchika.net/?eid=8746


[加藤あきら氏プロフィール]
 国内・外資の大手金融機関で経験を積んだのち、あすなろ投資顧問に在籍。
 市場動向分析、市場心理分析、チャートだけでは語らない「大局的な視野」を持ち日々銘柄を分析する。顧客に寄り添うアドバイスに定評がある。


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株の玉手箱 投資顧問の在り方とSaaS関連の妙味




 億の近道読者の皆様。初めまして。
 あすなろ投資顧問の運営最高責任者大石やすしでございます。
 2015年に先代から事業承継し「日本の個人投資家のアドレス(本拠地)」となるべく投資顧問業務のIT化を主軸に経営しています。


 具体的な活動をいくつか。

・自社サイトあすなろ投資顧問の運営をホームとして、日本最大の金融メディア【yahooファイナンス投資の達人】に参画し株価予想師として活動。

・世界最大の動画プラットフォームYouTubeにて【あすなろTUBE】を開設し無料動画にて投資教育動画をWEB配信。

・あすなろセミナー【相場寺子屋】を主催。

・東京ビッグサイトで開催された資産運用EXPO2019に投資顧問サイト運営会社としては希少な【ブース出展】を実施。

・少人数制の【株式投資座談会】を開催したりと・・・


 投資顧問としては若干変わり種的な運営で界隈に新風を吹かすべく運営しています。まだ情報解禁できないプロダクトも様々。

 金融業未経験のIT畑出身の私が、金融業経験者のプロ達を率いて業界にイノベーションを起こす様をご笑覧ください。


 さて、そんな私率いるあすなろ投資顧問。何屋かと聞かれれば、分かりやすく言いますと【銘柄屋】という事になりましょうか。

 と言っても、個別銘柄を調査分析しレポート化するだけでは、リサーチハウスや証券アナリストと変わりありません。

 我々はそれに加えて【売買助言】を行うアドバイザー業務も行います。
 つまり「いつ買っていつ売るのか?」を1円単位で指示し利益獲得までの道程を誘(いざな)う役目。

 それこそがあすなろ投資顧問の真骨頂です。

 利益確定とロスカットを効果的に行い、トータルで理想のパフォーマンスを構築していく投資顧問ならではのスキル。

 その実現の為、我々に必要なスキルとは「調査分析力」と「判断力」。
 要は「銘柄センス」と「売買タイミングの妙」。

 どんな優秀な株価上昇銘柄も、取り組み方次第では負けてしまう事があります。将来性の高い銘柄を選定し、中長期の可能性と足元の利益確定チャンスの有無を調査。公開のタイミングから節目の設定、アフターフォロー計画、業績予測、セクターの成長性、リスクの可能性。等等、あらゆる角度から銘柄の潜在能力をあぶりだし、仮説を立て、取組みストーリーを構築します。

 不確定要素だらけの株式投資だからこそこの「取組みストーリー」が大切だと考えています。


 文字通り「億の近道」を歩んでいった億トレさんたちは、そのストーリーメイクスキルと強い意志が備わっていたのだと思います。

 上がれば持ち続けたくなるし、下がれば売りたくなる。そのマジョリティに逆行できるマイノリティ。一握りの勝ち組になるには、裏の裏の裏の行動をしていく必要がありそうです。


 さて、「億の近道」では私のような投資顧問会社の代表が、どのように株式投資を捉えているか?にスポットを当て、多様なメンバーと共に億への道へ通ずるお役立て情報を配信していきたいと思います。

 尚、個別銘柄を≪深く深く語ること≫は法令上も、松田理事長との堅い約束の上でもご容赦頂ければ幸いです。

 と初回ゆえに、随分と前置きが長くなりました。次回からはサクッと読める濃い内容で執筆するとしまして、今日は気になる【成長産業】のお話をして締めたいと思います。


 ずばり≪SaaS≫です。


 例えば企業が≪経費精算≫をする時に、以前は大容量のソフトウェアを自社のパソコンにダウンロードし、紙ベースで収集した資料を打ち込んで管理運用していました(今でも古豪はその仕様が当たり前という惨状)。

 現在は提供者のサーバーへIDとパスワードを以てログインし、Suicaやクレカ等と連携しほぼ自動で集計される仕組みが普及しています。これが≪SaaS≫と呼ばれる仕組みで、働き方改革の一環として急加速しているプロダクトでございます。

 こと「経費精算」においてはコンカー等の外資が真っ先に参入しシェアを伸ばしてきた経緯があります。国内上場企業も後発ながら安価で日本の文化にフィットしたサービス展開で業績を伸ばしはじめています。
 どこか?は既出の通りこちらでは伏せますが、軒並み好業績を叩き出しています。

 それに伴い株価はどうか?と言えば・・・未だ正当な評価を得ていないように見えます。


 そう、ここにこそ妙味がありそうです。


 技術革新のスピード感に投資家が着いてこられていない、或いは、確信が持てていない状態。このような会社は、業績が良くても売られる傾向にあります。産業全体と企業単体に完全なる確信を持てていない為「いつまで続くか分からないからひとまず利食っておこう」となるわけです。


 ここをピンポイントで拾うのです。難しいですか?(笑)ですね。


 ネットで情報収集しているだけだとイメージしにくいところかもしれません。
 その部分、私はヒラメ筋を痛めつけながら調査しており、肌感でこう感じているわけです。


 「まだまだ伸びしろがある!」と。


 この認識のギャップが「買い」と「売り」の判断の差を生むわけですね。
 そして勝者と敗者のボーダーを残酷なまでに線引きしていくのです。

 決算ラッシュももう少しで完結。好業績なのに売られてしまったSaaS関連を物色しに行くのも一考かと思います。


 最後になりますが、あすなろ産業調査部は読者様を勝者に誘うべく情報配信するのが役目である傍らで、金商業者として相当高いコンプライアンスレベルを求められている為、「億の近道」にて配信できる内容はやや大味になるかもしれません。

 がしかし、可能な限り生の情報をお届けして参りますので、その辺り察していただければ何かの手掛かりになるかと存じます。


 今日も新たな勝者が生まれることを祈って。


(あすなろ産業調査部 大石やすし)


[大石やすし氏プロフィール]
 『投資家の勝ちこそが我々の価値!』をスローガンに掲げるあすなろ投資顧問の運営最高責任者。
 IR説明会や企業へ訪問取材を敢行するなど、足で稼ぐ情報収集と投資分析を駆使した銘柄選定が持ち味。年に数回限りの大石銘柄は相場に数々のドラマを生み、その度会員様からの厚い支持を得てきた。


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