相川伸夫の丸順訪問・ピックアップ銘柄本決算フォロー

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※6月14日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒703円(+26%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒816円(+0%)
・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1416円(+58%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒5130円(+76%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1395円(−24%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1206円(−24%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2830円(−42%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1889円(−4%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒2234円(+136%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1491円(−45%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒502円(−39%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒316円(−25%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。


■ピックアップ銘柄本決算フォロー


・東北特殊鋼
 今期着地は営業利益が通期予想に対して6%程届かず、未達主要因は半導体市況の需要低下、売上原価が1%分上昇した分を他で吸収できなかったことが大きい。
 とはいえ、想定の範囲内。
 ちなみに同社の株価最安値は2002年2月で206円。
 当時の2002年3月期のBPSは560円、自己資本比率は20.6%でした。
 19年3月期にはBPS2983円、自己資本比率は81.4%まで右肩上がりでまっすぐと積み上がっています。

 言わずもがなのバリュー銘柄であり、私がとても気にしている磁歪クラッド鋼板についての今後の進捗を楽しみにしています。


・LCホールディングス
 決算を期に株価は上抜けて上昇しました。
 今期予想の売上は同社の元の本業であるロジコムを100%売却(18年12月20日付け)したことにより約41%減収、しかしそれに反して営業利益は約76%の増益見込み。
 ロジコムを売却した同社は数年前とは全く異なる業態の会社に生まれ変わりました。

 事業変革はだいぶ進みましたが、物件売却などの業績のブレる部分もまだ含んでいることと思いますので、見通しを立てるのは中々に難しい企業です。
 患者が手ぶらで入院出来るレンタルセットをやっているエランや医療データの利活用の事業をしているMDVの病院経営にも身近な両社に話を聞いてみると、現在の病院経営はかなり厳しいとの話を聞きます。
 LCホールディングスの金子社長がそうした苦しい病院の経営効率を向上させ、事業拡大させていけるのか、今後も楽しみにしています。


・パウダーテック
 原材料価格、輸送費、研究開発含む人件費等の増加の影響での前期比18%の減益で着地。
 今期予想は前期とほぼ同じで、微粉末技術による今後の新技術が出てくるのを期待してます。


・特殊電極
 3Qでの上方修正をわずかに上回っての着地。
 着実にこちらもBPSに利益剰余金が積みあがっています。
 光通信が株式を買い増しており、共同保有者で約20%近いと推測されます。
 これらの動きが気になるところです。



◆丸順(3422)企業訪問

 億の近道でも以前取り上げているのでそちらも参照ください
 http://okuchika.net/?eid=7964


・進捗・発展情報
 1)フル稼働の3000tのプレス機がありますが、こちらはそのまま稼働状態を継続して、新たにもう一機3000tプレスが今期の10月稼働に向けて動いています。こちらは東プレからの新規受注の案件に対応するため(生産能力)の設備です。
   ※建屋とプレス機併せて15億程度とのことなので償却負担はそこまで気にしなくてもよさそう。
 2)冷間加工での1500MPA級は試作型にて製品化に成功していました。
   まだ、メーカーからの受注はないそうですが、そうなった場合には量産対応への移行が期待されます。
 3)東プレからの仕事は順調に受注しており、売り上げも拡大しているとのことですが、生産における要求品質・原価における感覚のズレなどにより現在はまだ利益が出せていない状況とのこと。
 4)バッテリ―ケースも新規受注が取れている。もちろんまだ売り上げ高としてはそこまでの数字は出ないものの実績作りと関係作りとして大いに評価できる。
 5)今期の見通しは中国での工場の生産動向を少なめに見積もっている。
   国内は前期と同水準と想定。
 6)フォルクスワーゲンのサンルーフの部品を新規受注成功。今までもずっと営業活動していたのがやっと実ったとのこと。

 大まかには以上の6点が印象的でした。
 私としては丸順の投資妙味は記事執筆時点よりも高まっているのではないか?と感じています。

 16年に4%だった自己資本比率も20%まで回復してきました。
 同社の最安値はその自己資本比率が4%まで落ちてしまった巨額減損の最中である16年2月に171円まで下がりました。

 その後、経営体制の一新をし、工場集約を経て生産効率アップ。
 大幅減損にはなりましたが、結果減価償却費も16年の82億〜50億まで低下して利益が出しやすい体質になり、最高益を前期更新しました。
 有利子負債もまだ高水準ですが、15年の330億をピークに現在は230億まで健全化が進みました。

 現在株価は502円であり、最悪期からして3倍弱です。

 私にはこの株価は大変魅力的に映ってしまいます(笑)
 もちろん、投資は自己判断でお願いします<m(__)m>


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫の投機と投資の違い、ピックアップ銘柄本決算フォロー

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※5月10日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒731円(+31%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒811円(+0%)
・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒944円(+6%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒5030円(+72%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1399円(−24%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1172円(−26%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2800円(−42%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1843円(−6%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1648円(+74%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1396円(−49%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒572円(−31%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒295円(−30%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は今後も継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。



■投機と投資の違い


 株式投資をするには口座だけあれば免許も資格もいらないし、教習も授業もありません。
 いわゆる『無法地帯』に素人も玄人も存在しています。

 7月6日から私も『株の学校(長期投資の極意とアナリストとしての力を身に付けるゼミ)』で講師として活動するにあたり、20名程度のセミナーを毎月開催しています。


◎株の学校の募集リンク
 https://double-growth.com/stockschool_ngy_entry/
 ※定員まであと3名


 私はセミナー冒頭でいつも【投機と投資の違い】から説明するのですが、その入り口でおよそ半数近い人が大きな思い違いをしたまま株式の世界に入っている事が明らかになります。

 『株式投資』という言葉はとても広く、デイトレーダーでも優待投資家でも材料狙いや仕手株、長期投資家も全て株式投資に含まれています。
 例えば『損切り』が必要かどうかもその人がどういうスタンスで株をしているかで変わります。


【投資だと思っていても実は投機をしている】

 しかし、そのことに気付いていない…
 これが最も危ういのです!

 投機という言葉が持つ印象から『ギャンブル、博打』を連想してしまうから自分の売買は投機ではないと考えてしまうのだと思われます。

 博打というのは『運』が勝敗の一番の決め手になるものを指します。
 宝くじや丁半博打などのギャンブルがイメージしやすいですね。


 【投機】というのは『短期でキャピタルゲインを狙う』ことであり、儲かるかもしれない『機会(チャンス)』に資金を投下する行為です。
 半年以内での売買はおおよそ投機と言えるでしょう。

 投機の主なネタは決算や会社から出る様々なIR(特許や提携、新製品、市場昇格、優待、分割)やテーマや仕手株などの需給も含め

【株価を当てる事が投機の目的】

になります。


 【投資】というのは『企業成長の実り(株価上昇や配当)を頂く』ことであり、『時間』を掛けて資金を投下する行為です。
 企業は一朝一夕で成長するわけでは無いので最低でも1年以上〜生涯という感覚になるのは必然です。

 投機は狩猟であり、投資は農耕であるともいえます。
 セミナーでもおよそ半数の人が「投資をしているつもりが投機だった!」と毎回判明します。


 私はなにも投機を否定して投資を推奨しているわけではありません。
 投機も投資も博打も肯定します。

「自分の行動を理解していないことが凄く危険!!」と言いたいのです。

・飲酒運転(薬物)で歩道に突っ込んで死傷者が出るという痛ましい事故
・階段で悪ふざけのつもりで同級生を押したら転落して亡くなる事故
・100万円をFXで1億円にし、10億にし、その後借金が2億になり嘆く人
・あるバイオ株の可能性に信用二階建てして夢破れ、電車に飛び込む人

 ジャンルや程度の違いこそあれ、行動には結果が伴います。
 自分のしている事の行動の結果の予測が出来ていないというのは大変危険なことなのです。
 投機と投資の違いを認識出来ていないという事はそれに近しい状況にあると言えます。


 投資であれば株価が下がったとしたら喜べないといけません!
 何故なら企業の実質価値は変わらずに安く買えるようになったのです。
 いつも500円で買う牛肉が特売で半額になったら普通嬉しいはずです。

 余力が無くて喜べないというのは資金管理の問題になります。
 投資においての損切りの発動条件は株価ではなく企業価値が見込みよりも継続して悪くなる見通しが立った時になります。


 投機での損切りの発動条件は実に様々です。

 株価や材料、ネタなどなど多岐に渡りますが、事前に『こうなったら切らないといけない』と決めておく必要があります。

 今は本決算シーズンなので決算で売ったり買ったりすることも多いですが、スタンスがブレブレだと何をやっているのか分からなくなってしまいます。

 基本の考えなのですが、考え方の核、芯をしっかり持つことがどんなことでも大事ですよね(笑)



■ピックアップ銘柄本決算フォロー

・東京エレクトロンデバイス

 好印象の良い数字です!
 19年3月期に対して、前期比11.8%の減収、経常利益は16.7%の増益で着地し、配当は80円⇒93円で着地。
 20年3月期も3Qまでは半導体市況が悪い前提での予想であり、今期通期予想で6.4%増収、経常利益は13.7%の増収増益になっています。
 フォローを始めてから株価は横這いですが、当時の配当利回りが3%だったのに対して現在4.9%まで上がってきておりここから3年での投資妙味は高いのではないか?と感じています。
 ちなみにPB事業もEC事業に含まれているので、上期は去年よりも悪い予想数字を描いている印象があり、通期予想は保守的に感じました。


・テノックス

 特筆することはありません。
 2月の開示で前年の杭の施工不具合が完結した現在も時価総額61億円に対してネットキャッシュが上回っており、配当利回り3.5%と依然バリュー継続です!


・丸順

 株価こそ決算後に下がってしまいましたが、着地、今期予想共にこれだけ米中貿易摩擦を始めとした悪材料吹き荒れる中で数字が出せたものだと驚きました!
 16年には4%だった自己資本比率も19年3月期には20%まで回復し、稼いだキャッシュで着実に借金を返す体質改善が続いています。
 近々再度の企業訪問を予定しています。


・神戸天然物化学

 今期予想の減価償却費増加分は以前からのアナウンス通りながら退職給付引当金などの一時費用2,4億円の一括計上(来期は大幅に縮小予定)&今後の成長のために人件費などの固定費も1.6億円増え、今期予想の経常利益は
−43%の大幅減益に沈む。
 利益率が高くなる量産ステージの増加が順調なことと安定配当25円を継続することは評価できます。
 業績評価できるようになるまでにはまだまだかかるでしょうが、ビジネスモデルもオンリーワンであり、企業としての成長意欲も高いので今後もウォッチしていきたいと思います。



それではまた!


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


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相川伸夫のクロスフォー企業IR報告と土橋社長の視るビジョン

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※4月5日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒761円(+36%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒843円(+3%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1158円(+30%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒5080円(+74%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1400円(−24%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1204円(−24%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2890円(−40%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1876円(−5%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1531円(+62%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1532円(−44%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒687円(−17%)

・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒289円(−31%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は今後も継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。


・山王の鈴木代表の突然の訃報には大変驚きました。心からお悔やみ申し上げます。

・3月期の本決算開示が始まっています。

 3月期のピックアップ銘柄の決算発表予定日は次のようになっています。
 4月25日   東京エレクトロンデバイス
 5月10日   テノックス
 5月14日   東北特殊鋼
 5月15日   LCホールディングス
 5月15日   パウダーテック
 5月16日   特殊電極 
 5月13日   神戸天然物化学
 5月10日頃? 丸順

 私個人としては東京エレクトロンデバイス、丸順を楽しみにしています。
 東京エレクトロンデバイスは前回の記事で書いているので言わずもがな。

 丸順は米中貿易摩擦を嫌気してこれまで売られてきました。それでも今期の着地、また来期の予想をどう出してくるのかは非常に興味があります。
 今期よりも強気の業績予想が出せるのであれば、相当会社としての地力が上がっていると捉える事が出来ます。
 それにしても丸順のIRに対する熱意は並々ならぬものですね!
 業積成長とそれに伴う財務改善が進み、市場替えが行われればおのずと株価の位置も立ち位置を変えると期待しています。



◆3月30日に行われたクロスフォーの企業IR報告

 私は現在リンクスリサーチで仕事をさせて頂いています。
 それに伴いリンクスリサーチのアナリストが訪問取材をした企業のIRのサポートもさせて頂いています。

 この億の近道をご覧になっている方のどれだけの方がSNS、例えばツイッターを活用されているのかは分からないですが、ほんとに便利なツールです!
 個人投資家が主催している勉強会にはだれでも参加できます。
 コネクションなんかも特に必要ありません。

 クロスフォーの企業IRはそんな個人で主催しているオフ会の集まりに企業を呼んでIRをしてもらうという企画です。
 今回は大阪の『みんなで株トーク』という会で企業IRを行いました。
 名古屋と東京ではアイル氏の主催している『キャッシュフローゲーム会』に企業を呼ばせて頂く事が多いです

<ツイッターアカウントの紹介>
・アイル氏(名古屋時々東京)
 https://twitter.com/Zaimax3
・スワン氏(大阪)
 https://twitter.com/toushika_swan

 投資家のリアルでの集まり『オフ会』を企画してくれています。
 もしご興味がある方はぜひ参加してみてください。


 それでは本題に戻ります。


 クロスフォーの企業IRでは土橋代表に登壇して頂き、1時間半の企業説明+1時間半の質疑応答、その数23問にも及びました。
 また会場には新製品であるテニスブレスレットと今回の説明資料に初登場したイージークラスプの装着体験ができ、その説明も社長自らが開演時間前と休憩時間にされており参加者の評判もとても良かったです。

 説明会の一番の肝はイージークラスプという商品が完成した事
⇒これにより今日までアクセサリーの留め具の定番として使われ続けてきた引き輪とカニカン(ググると画像が出てきてすぐにわかります)の牙城を崩しに行けるという戦略が新しい部分です。

 土橋社長が展示会でダンシングストーンを供給している大手得意先に商品を見せたところ非常に前向きな反応を頂けたとのことで、現在このクラスプも大量生産の準備に取り掛かっています。

 またテニスチェーン(ラインストーンが隙間なく配列した豪華なデザイン)についても大きな受注が決まったと話されていました。
 その受注の規模としては現状3台も入れてるテニスブレス製造機械をフルで回しても数か月は掛かるという量らしいです。
 それが来期に載ってくるのかについては「現在精査しています」という回答がありました(笑)が、私個人としてはポジティブに捉えています。

 現在、クロスフォーの事業を正しく理解できている投資家の数は多くは無いでしょう。また、時価総額と流動性から機関投資家が買うにはまだまだ規模が小さすぎます。
 となると個人投資家しか触れない株でありましょう。

 多くの投資家は優待目当ての100株単元の株主であることは有価証券報告書を見ても明らかです。


・相川伸夫が語る注目銘柄 クロスフォー(7810)
 http://okuchika.net/?eid=8000
↑の記事は18年10月に執筆した記事です。


 クロスフォーはジュエリー製造販売会社ではありません。
 ジュエリーに使う『金具製造』の会社という認識がもっともふさわしいです。

 国内事業のOEM供給しているダンシングスト―ンの一個当たりの売上の嵩がデカいばっかり(利益は低い)にダンシングスト―ンの製品が国内で売れたとか売れてないがよく話題に上がりますが、実はそんなことはこの会社にとって大したことではありません。
 この会社は機械加工によって付加価値のある金具やパーツ、留め具を生産して【世界】に向けて販売するのが事業です。


◆土橋代表の視るビジョン

 それは数年後や10年後の姿です。
 今期の決算などの近視的なビジョンはむしろあまり気にしておられないように感じます。
 これは経営者にとって決して悪いことでは無いと思います。
 ましてやクロスフォーは土橋代表がバブルの時代に紛争地域を自分の足で歩き宝石を目利きして日本に持ち帰っていた宝石商が祖業になっています。
 それからもずっと土橋代表がクロスフォーカットも特許を世界中で取得しているダンシングスト―ンも開発してきました。

 今回のイージークラスプも社長が土日も正月も図面を引いては加工職人とやり取りして開発し、特許出願申請中の渾身の新製品です。
 土橋代表は今も各国の展示会で陣頭に立って営業をしています。
 また、販路をさらに広げてトルコのイスタンブールであったり中東、アフリカにも進出して商談を進めています。
 世界の現場で起きていることは私にはこれっぽっちも分かりません。
 しかし、土橋代表は長年の商談実績を持ち、世界中の大手卸業者にダンシングスト―ンを年間数百万個も販売しています。
 この販路が非常に大きな競合優位性であると前回の記事でも書かせて頂きましたが、新製品であるテニスチェーンやイージークラスプが今後どうなるのか?

 ダンシングストーンは世の中には全く存在していない商品でした。
 0⇒1の製品の価値を伝えるのは大変難しいものです。
 しかし、テニスチェーンとイージークラスプは今ある製品をそのままリプレイス(置き換え)するだけの製品であることからその速度はダンシングスト―ンの時よりも速いと思います。
 すでに世界の大手卸業者の口座をクロスフォーは持っているわけですし(笑)
 価格と安定供給と製品の質をクリアできるかどうか?が今後のポイントになるでしょう。
 土橋代表はこれについて十分に可能であると考えワクワクしながらこれに挑戦しています。


 失礼な物言いになるかもしれませんが、土橋代表は不器用な人です。
 ヒットやバントを狙うのではなく、全力のフルスイングをする人です。

 小技を使えれば上手く立ち回れるかもしれない局面もあるかもしれませんが、私は今のまま全力フルスイングでホームランを狙い続けてほしいと思っています。

 クロスフォーの株価は上場してからずっと右肩下がりです。
 業積も芳しくなく、上場ゴールを取り締まれとの強い批判も時には浴びます。

 そんな中、社長はしっかりと未来を見据えて次の事業の柱を伸ばす動きを一歩一歩着実に進めています。
 数字にも何にも表れていないときが投資妙味が高い時であり、同時に投資判断が極めて難しい時であるのも言うまでもありません。

 私はテニスの製造機械を現認し、本社で働く社員を現認し、製品を現認し、市場の小売店にある製品と価格を確かめ、テニスチェーンについてひたすらにネットで検索しました。
 結論として最低短くても2021年7月期の本決算までは大いに期待してフォローするつもりです。

 結果は空振りなのかもしれません。

 それでもこの企業は応援するに足りる価値があると私には感じられました。
 株価はどうなるかは分かりません。

 しかし、この会社がもしかすると世界中のアクセサリーの留め具・金具に革命を起こすかもしれないことは分かりました。

 己の信じたビジョンに賭ける。これが株式投資の醍醐味であり、投資家の本懐です!


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


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相川伸夫の銘柄フォローレポート 東京エレクトロンデバイス

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※3月1日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒717円(+28%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒844円(+4%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1311円(+47%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4985円(+71%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1400円(−24%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1244円(−21%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2800円(−42%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1835円(−7%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1511円(+60%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1709円(−37%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒676円(−18%)

・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒333円(−21%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は今後も継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。


 フォローレポートを書かせて頂いた東京エレクトロンデバイスは、昨年春に億の近道で注目銘柄として掲載させて頂いた銘柄であり、現在も大変注目している企業のうちの一つです。

■情熱投資家、相川伸夫 東京エレクトロンデバイス(2760)
 メーカー機能強化へ!!業態変化の片鱗を視た
 ※2018年4月9日配信
 http://www.okuchika.net/?eid=7679


私が客員アナリストへと転身してもうすぐ1年です。

こちらの記事はアナリストとして駆け出しの頃に書かせて頂いた記事であり、読み返してみると何とも気恥ずかしさが込み上げます(笑)


東京エレクトロンデバイス(以降、TEDと呼ばせて頂きます)のIRの方は私の知識が未熟な部分に対していつも丁寧に解説をして頂けるので、大変勉強になっております。この場を借りて御礼申し上げます。


前回の記事の要旨は以下のようになります

・利益が3倍にもなる中経(21年3月期)に対して明確な動き(M&A)が出始めた

・高い配当利回りがあるにも関わらず意欲的な中期経営計画が期待できる

・産業の構造変化が起こっており、TEDの事業にはチャンスがある

というものでした。


今回の記事の結論は、
『記事を書いた時よりも投資妙味が高くなっているのではないか!?』
というものです。


記事の配信以降TEDの業績は堅調&増配(17年3月期60円⇒18年3月期66円⇒19年3月期予想80円)を発表しています。

しかし、半導体市況の先行きが不透明なこ業績悪化した銘柄が出ています。

簡単にではありますが現状半導体業界がどうなっているのか、またTEDの中計に対しての現在の位置などについて簡潔に説明していきたいと思います。



■半導体市況ってどうなるの?


まず、今後の市況について確かなことが分かってる方はいません。

昨年から現在までに50社程度訪問させて頂き、それ以外にもIR説明会なども合わせると100社程度のお話を聞きました。また展示会などでも非上場含めた企業ともお話させて頂きました。

『現在は踊り場で、いつまで踊り場かは分からない』という企業様が大多数でした。

『中期、長期的には今よりも半導体市況は活況になるからそれに備えている』という回答はほぼ100%だと感じました。

つまり、今後半導体の数はさらに増え、部品に求められる性能も上がり、先進国以外でも急速にIT化、電子化が進むことから半導体関連に対してそこまで悲観的にならなくても良いのではないか?と私は考えています。


半導体商社に求められることは
『欲しい人に、欲しい数量を、適切な価格で提供すること』
です。

その際に半導体商社はその半導体に関する知識や製品ごとに関するサポートも求められることは前回の記事で解説した通りです。

TEDの業績は半導体市況が現状踊り場だと言われているにも関わらず至って堅調そのものです。

その理由はCN事業(コンピュータシステム関連事業)とPB事業(プライベートプランド事業)の売上高が中間決算説明資料にある通り伸びているからです。

中間決算説明資料によると売上高が前年同期比に対しCN事業+11億円(14.8%増)とPB事業+15億円(53.6%増)で26億円分伸びています。

EC事業(半導体及び電子デバイス事業)が前年同期比で103億円マイナスになっている一番の要因はアナログ・デバイセズ社との代理店契約解消による影響が大きいです

そしてEC事業が103億円も落ちたにもかかわらず減収増益な理由はセグメント利益率の違いが大きく影響しています。

CN事業の利益率はEC事業に比べて高いです。

PB事業は開示されていないので利益率はわかりませんが、EC事業よりも高いと推定しています。

もちろん半導体市況が良いとEC事業の利益率も上がってきます。

現状EC事業の103億円の減収をCN事業+PB事業の増収26億円が補っている状況なのです。


■CN・PB事業とは何か?ザックリ解説!


・CN事業はデータセンター関連向けなどのIT機器の販売70%と保守・点検やセキュリティのサービス30%で成り立つセグメントです。

 IoTや5G、ビッグデータなどにより現在データ容量の増大が続いています。
 それに伴いデータセンターなどのIT設備投資需要が強まっており、そこに収める製品やサービスが売れているという解釈で概ね大丈夫です。そしてこれはまだ始まったばかりであり、3Qの受注実績でも増加しているように今後も継続して増えていくと考えられます。

・PB事業はインレビアム(自社ブランド)+M&Aした子会社2社のセグメントです

 こちらでは前回の記事で解説したDMSが堅調に進捗していることと、子会社化した2社の貢献があります。


■中期経営計画と現状のギャップ


中計に掲げられている計画数字が達成されると21年3月期は経常利益は72億円(今期予想27億円)、純利益は42億円(今期予想20億円)となります。

利益が伸び始めたタイミングでDOE(株主資本配当率)を廃止し、開示資料にある通り『連結配当性向40%』に従い増配を続けています。

仮に中計通りの着地をすると21年3月期の配当は約170円であり、現在株価1850円での配当利回りは9.2%です。

かなり驚異的な数字です!!

この数字の算定根拠にあるのは…

売上高2000億円

・EC事業1600億円、利益率 2%で32億円

・PB事業 160億円、利益率10%で16億円

・CN事業 240億円、利益率10%で24億円

という計画です。


ただ、個人的にはECの1600億円の利益率2%を後二年で達成するのは困難ではなかろうか?と感じています。

1200億円の0.8%くらいではないか?

他のPB事業とCN事業に関しては限界利益率も十分高いと思われるので、売上高が上がった分は利益率が上昇していくので期待しても良いと感じました。

EC事業を厳しめに見ると21年3月期には経常利益50億程度となる算定が出来ます。

すると純利益は30億円、配当性向40%で配当120円で配当利回りは6.5%と試算出来ます。

もちろん最終的には半導体市況がどうなるかによって上下にブレるのでわかりません。

この計算はあくまで個人的な試算です。

投資は自己判断にてよろしくお願いします。


■投資指標

※2019/3/1現在

終値   1835円
時価総額 191億円

 ※19年3月期会社予想

 売上  1400.0億円
 経常利益  27.0億円
 純利益   20.0億円
 配当    80.0 円
 配当利回   4.35%
 PER    9.58
 PBR    0.77
 ROE    6.8%
 自己資本比率31.6%

※半導体商社15社の平均配当利回りは3.28%。

 今期予想PERの15社平均は23.8


■営業CFがマイナスなのと有利子負債が増えてるのが気になる…

教科書的には営業CFはプラスが望ましく、有利子負債も少ない方が望ましいとされるにも関わらずTEDはとてもよろしくありません。

大丈夫なのかすごく心配です!!

…という質問を度々受けます(笑)


結論から言えば、減収ではあるものの『極めて順調である!』と私は評価しています。

理由を説明します!

まず、営業CFはプラスであるのが好ましく、有利子負債も少ない方が安全度が高いというのも解釈として間違っていません。

しかし、商社は利益率が2%程度しかなく主な事業は『商品を仕入れて顧客に売る』事です。

つまり、営業CF的にはこうなります↓

1)商品を仕入れる為に現金(有利子負債)を使う
2)商品を顧客に納品することで売上(売掛金)が立つ
3)しかし、代金(売掛金の回収)は期日までのタイムラグがある
4)代金が回収出来たら有利子負債を返す

この循環のどこで締め日を迎えたかによって営業CFがプラスやマイナスに大きく振れるのが特性です。


従って、次のように言い換えることもできます。

<受注拡大局面では現金(有利子負債が増えて)を使って製品を仕入れて売るから営業CFが大きくマイナスになる>

<受注減少局面では売掛金の回収の方が仕入れよりも進むから現金が増えて(有利子負債が減って)営業CFが大きくプラスになる>


本来利益が出ていれば営業CFはプラスであり、かつ決算による会計上の締めがどのタイミングで訪れたか?ということによる影響ももちろん大きいですので、一概にプラスマイナスだけで全て説明できないということと、有利子負債があまりにも多くなることで安全度が下がる事には違いありません。

ただ、直近5年分の半導体商社の営業CFプラスの社数と−の社数を羅列すると

14年…  プラス 7社  マイナス 7社
15年…  プラス 7社  マイナス 7社
16年…  プラス 9社  マイナス 6社
17年…  プラス10社  マイナス 5社
18年…  プラス 1社  マイナス14社
19年2Q…プラス 9社  マイナス 6社

ちなみに営業CFがマイナスになるであろう純利益がマイナスだった社数は14年に1社、15年に1社、16年は2社17年も2社。それ以降は0です。

つまり、事業特性上営業CFは会社側で制御するのが大変難しい部分になるというのが分かるかと思います。


世界情勢や金利動向などいつも様々なマクロ環境の中で投資判断をする必要が求められます。

しかし、過度に悲観することなく、成長企業へ資金だけではなく『時間を投資』することでインカムゲインをもらいつつ、会社が成長したらキャピタルゲインももらうことが出来るのが株の醍醐味だと思います。

日本にも良い企業はまだまだたくさんあります!

・東京エレクトロンデバイスHP
 https://www.teldevice.co.jp/

TEDが皆さんの億の近道になると嬉しい限りです<m(__)m>


それではまた!

『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫の今日からできる相場急落への備え

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※1月24日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒753円(+34%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒879円(+8%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1352円(+51%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒5060円(+73%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1350円(−26%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1185円(−25%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2800円(−42%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1825円(−7%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1167円(+23%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1849円(−32%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒746円(−10%)

・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒299円(−29%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は今後も継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。


◆新年スタート

 去年の12月は多くの方が痛手を負ったことと思います。
 中にはあえなく退場してしまった方もいるでしょう。
 現在株式市場は堅調に推移しており、日経平均だけではなく売られ過ぎた個別銘柄にもリバウンドの動きがみられます。
 2016年のチャイナショック、ブレグジットに続き、またもや日経平均のPBR1倍は押し目という結果になりました。


 投げが投げを生むパニックの際にはどれだけ優良な企業であろうが売られるということが改めて痛感出来た相場体験でしたね。
 そして嵐が過ぎると落ち着きを取り戻した投資家が優良な企業の株を『安い!!』と言って買い上げる。


出来る事なら…

1、相場がパニックになる前にキャッシュポジションを30%以上用意する
2、あからさまに相場がクラッシュしたタイミングにはキャッシュの15%買いを入れる(クラッシュの中身は要検分)
3、戻ったタイミングでは追加分は早めに売却

 このような行動が取れるとバッチリですよね!

 しかし、多くの方がこの逆をやった結果が相場のクラッシュです。
 一体どうしたらよかったのでしょうか?


 まず一番に今回最も手痛いダメージを食らったのは『信用買い』でレバレッジをかけていた方なのは間違いありません。
 ほとんどすべての企業の株価が下がったので、維持率がみる間に低下⇒追証、もしくは追証間近になってしまった。
 その方々は株価の下落を耐える、もしくはそこで買い増すなんて選択肢はまずありません。投げ売りと分かってもそうせざるを得ないのです。
 これは機関投資家や投資信託の運用会社の解約売りも同様で、そうせざるを得ません。


 動物が大地震の前のわずかな予兆で避難行動を始めるがごとく、投資家としても大地震の前に避難行動が出来たらベストなのですが、それが出来たら誰も苦労しません(笑)
 とはいえ、『相場急落に備える』ことは誰でも出来ます!


【今日からできる相場急落への備え】

・信用取引は明確な期日を自分で設定して勝負する時にだけ限定して使う事
 ⇒ダラダラと一年通して使ったりすると年に2回程度の急落を全て食らってしまう

・信用取引を使う場合、維持率は100%(現物株1対信用1)までにとどめるようにすること
 ⇒信用は上手く使えればとても有効ですが、身も滅ぼします。使うからには覚悟と自律を!

・全体相場がリスクオン・オフの度合いに合わせてキャッシュポジション(投資余力)を調整して下落時に買えるように備える事
 ⇒今がリスクオンなのかどうかの測り方に一番はありません。移動平均からの乖離や日経平均PBR、トピックス配当利回り等ありますが、自分の目でチェックする行為がなにより大事です。それによって感覚はかなり研ぎ澄まされます。


 新聞やテレビを含めメディアというものは『たくさんの方の目に留まる』ことが収益の条件です。
 よって、相場が悪くなれば不安を煽るような記事が増え、相場が良くなると調子の良い記事が増えるのは皆さんもご存知の通りかと思います。

 それがメディアの仕事とも言えます。

 不安を煽られようとも、調子の良いことばかり並べられようとも、自分の目で現在の景況感を判断する指針を持つことで昨年の12月末で買うという行動も可能になります。


 経験こそ善です!!

 今回の経験で私も多くの事を学びました!
 それらを忘れない様にワードでまとめています。


 いきなり『上手くやる』なんてできないんです。
 しかし、『努力する』事は全ての人に与えられた平等な権利です!

 0と1は数字の1の差ではありません。
 『無』と『有』、そこには無限と言えるほどの差が存在します!
 1が出来れば2を目指し、いずれ10にも至れます。

 目標は高く!けれど、そのためのステップは低く!!
 『上手くやる』事なんかよりも『とりあえずやってみる』フットワークの軽さのがはるかに強いと私は感じています

 皆さんの投資が良いものとなりますように!!


それではまた!!


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫の2018年振り返り

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※12月21日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒603円(+8%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒897円(+10%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1500円(+68%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4755円(+63%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1237円(−32%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒922円(−42%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2750円(−43%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1643円(−17%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1097円(+16%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1526円(−44%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒604円(−27%)

・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒289円(−31%)



 マーケットがクラッシュしてしまいました。

 全体相場は大きく荒れ、それによって個人投資家の人気が高かった特に成長期待で買われていた銘柄を中心に資金が抜けました。
 さらに追証と思われる売りによって個別株でこの二週間足らずで株価が半分になるものも出てきています。

 先物の動きとしても来週大きくさらに下げるかもしれない可能性もあり、一瞬で昨日までの景色と様変わりしていくようです。
 この記事が配信される時にはさらに下値を掘っている可能性もあり得ますのでコワイ相場です(笑)

 株価の動きはジェットコースターによく例えられますが、こういう時にはまさにその通りだなぁとつくづく感じる物です。


◆休むも相場が正解だった?

 前回の記事にて『いっその事ここらで投資を一旦お休みして、また相場がホットになったら再開するのも立派な戦略です。』と書いてわずかひと月でここまでくるとはさすがに思いませんでした。
 私は相場がこの後右肩下がりだとしても相場を張っていたいという考えです。
 その理由は、下げに転じる瞬間の感覚や相場の状況を体験することが、長い目で見て資産が減ることよりも重要だからなのです。

 現在資産の含み損で腹が痛い、頭が痛い、又は退場一歩手前という人もいるかと思います。
 でも、株式市場を休みはしても、『自分には才能が無いんだ』とあきらめないでください。

 投資の世界は経験と知識、そしてそれを活かして稼ごうという気概が投資のパフォーマンスに繋がると思います。
 折角知識や経験があっても稼ごうと思わなければパフォーマンスは上がらないですし、気概だけで経験が足りていなくてもダメだからです。


 短期的には逃げるが勝ちだったかもしれません。
 上手く回避できた方は素晴らしいです!
 成功した方はぜひ次も回避できるように今回の判断に至った理由を整理しておき、今回の下落を食らった方はどうして回避できた方がいたのかを考えることで経験に結び付けることができます。

 また、株価が下落しても企業の価値は変わっていない企業がほとんどなので投資妙味があがったとも捉えることができます。


◆今年の振り返り

 今年一番の転換点は客員アナリストとして活動をさせて頂くことになったことでしょう。
 駆け出しアナリストではあるものの実際に企業訪問に行き、企業が何を考え、どのように経営判断、事業判断、運営をしているかを前よりも学ぶことが出来たのはとても勉強になりました。
 また、それを記事にしていく中でまだまだ自分の知識や考えが短絡的であることを思い知らされました。

 ピックアップ銘柄フォローで掲載している12銘柄中マイナスが7銘柄と何ともやるせない感じになってしまいました。
 私が製造業のセクターが得意なこともあり、シクリカル要素が強い銘柄も多く、リスクオフの際にはすぐに資金が抜けるという性質が否が応にもよく理解できてしまいます(笑)。

※今まで特に触れてきませんでしたが、ピックアップ銘柄は推奨ポートフォリオでもなんでもありません。私の目で見たこの会社は面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察が目的の物です。
 3年程度は継続ウォッチしていきたいと思いますので銘柄はさらに今後増えると思います


◆前回記事の訂正

【誤】
 リーマンショック後の日経平均安値は7,054円であり、この時の日経平均PBRは0.81(BPS5700円)でした。
 あれから9年、現在足元の日経平均のBPSは3倍強の19000円を超える程になりました。

【正】
 リーマンショック後の日経平均安値は7,054円であり、この時の日経平均PBRは0.81(BPS8700円)でした。
 あれから9年、現在足元の日経平均のBPSは2倍強の19000円を超える程になりました。

 失礼しました<m(__)m>
 単純な掛け算と割り算を間違えました。


◆今後の投資戦略

 現在配当利回りが5%を超える銘柄もそれに近い水準の4.5%の株もかなり増えてきました。
 その中でも減配リスクの少ない銘柄。つまりは赤字になりにくい企業を中心に買っていく戦略は資産防衛&市場がリスクオンになった際の上昇にも乗ることが出来ると私は考えています。
 出来れば万年利回り5%とかの企業ではなく、ついこないだまでは3%だった銘柄が5%近い水準になってきた銘柄や、利回りはすでに4%以上にも関わらず成長に舵を切っている銘柄などは特に投資機会かもしれません。

 株価がどれだけ下がろうとも企業は今日も収益を獲得しています。
 EPSの分だけ企業は毎年成長するのです。

 トレードに自信がある人はぜひ波乗りにチャレンジし、波乗りにチャレンジしない方はぜひ企業分析に注力してみてください

 相場がクラッシュしたときにはこの後一年で2倍や3倍になる企業も投げられて安くなっていることが多いです。


今年もありがとうござました!
来年も頑張りましょう(^^)/

それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


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大魔神氏リアルタイムトレード講座体験レポート




 「株式投資において最も重視している指標、もしくは投資の軸足としているのは何ですか?」

 こう問いかけられた時にどう答えるかを考えてみてください。


 私の場合は第一に『企業分析』であり、次に投資対象とする企業がもつ技術やサービスが社会や『潜在的なニーズ、市場』があるかどうか?というポイントを重視しています。

 その次が投資タイミングです。

 この三つ目の『投資タイミング』について、正直私は得意とまでは言えません。
 だからこそ、自分が確信を持った企業をコンスタントに下値で買い下がっていくという逆張り手法が私には馴染みました。


 「株の上げ下げを板の気配やチャートから見事に言い当ててしまう人がいるらしい…しかもそれをリアルタイムで実演するセミナーを開催している人がいる!!」

 耳を疑う、そんな魔法のようなことができる人が億の近道で今月12月から執筆を始めているのをご存知でしょうか?

その人こそ、その名も【大魔神氏】です。
http://okuchika.net/?cid=56


 私とは全く違う株式へのアプローチの仕方をしている大魔神氏に大変興味があったので、リアルタイムセミナー(9時〜15時)に参加させて頂き、大きな視点の違いに大変驚いた次第です!!

 セミナーの一日を通し、株価の上げ下げを実際に的中させるのを何度も目の当たりにしました。
 その的中率たるや70〜80%ほどは有るのではないかとも感じ、その相場感覚は大変に優れていると感じました。


 今回の記事では、リアルタイムトレードセミナーに実際に参加して感じたことについて簡単に紹介させて頂きます。


◆視るポイント

 間違いなくここが一番の違いでした。
 企業の実力やポテンシャルから株価を考察するためには当然、財務諸表(BS、PL、CF)の読み込みや業界、その企業のHPやIR資料など何かしらを読むことと思います。
 しかし、大魔神氏のセミナーにおいて最後までそれらについての単語すら出ては来ませんでした!
 「株価、板、出来高、チャート、全体地合い等をみれば株価の動きが強いか弱いかが判断できるから」ということなのです。


・何故強いのか?
・何故買われているのか?

 これらは個別の中をみないと分かりませんが、極端な話そんなこと知らなくても「上がるものは上がるし、下がるものは下がる!」

 こういう世界やスタイルがあることを知ってはいましたが、いざ実際に講義を聞き、実演を目の当たりにすると大変奥が深く、また非常に有益なことばかりでした!

 買うタイミングや売るタイミング、ストップ高を付けてからその後の動きにおいて見なければならないポイントなどなど、自分の手法に合わせて吸収できる技能はたくさんありました。


 大魔神氏のトレード手法をテクニカルという一言で形容するのはおそらく適切ではないでしょう。

 何故ならつまるところ『需給を読み解いて売買をする手法』だと感じたからです。

 需給とはつまり、『買う人と売る人の心理と背景からその後の行動予測をする』ことに他なりません。


 私の投資は企業がいわゆる『つぼみ、あるいはその前の状態』の時から投資し、それが花開いてから多くの人に注目されるのを楽しむ投資であるのに対し、大魔神氏は花開いてからの状態を観察して、投資判断をするのです。

 よって大魔神氏は私の真逆で、強い銘柄への順張り投資です。

 大魔神氏に学んだ多くの【気付き・学び】は実践して感覚を磨くことが重要で、やればやるだけ上達していくと確信できるものでした。

 私の感想としては、こうした売買に関する技は持っていた方が間違いなく良いと思いますし、トレードに関する能力が高いに越したことはありません。


 しかし、やはりトレードの技術だけで完結してしまうのは悲しいと思うのです。


◆企業を研究することは楽しい!

 一つの企業を調べると一つのビジネスモデルが理解できます。
 一つ、二つ、三つと知る・分かることが増えるということは、資産のみならず人生をも豊かにしてくれると私は信じていますし、やはり中長期で企業の成長を応援しつつ自分の資産も大きく増やすというのは投資の楽しさの一つだと思っています。

 なので、財務分析を中心にやってきた人はぜひ大魔神氏のセミナーに足を運んでもらい、逆にトレードを中心にやってきた方には山本潤氏の財務分析セミナーに参加してもらいたいというのを強く思った次第です(笑)

 幸いにも大魔神氏は来たる2月2日に億の近道にてセミナーを検討しているとのことなので、ぜひこの体験レポートで興味を持たれた方には参加してみてほしいです!

 また、トレードが主の方には山本潤氏の数式を元にした財務分析セミナーへの参加を強くオススメします!

 必ずや何かしらの気付き、学びがあり、明日の売買・投資における大きな糧になることと確信しています!
 究極的には両方できるようになってしまえば、これほど素晴らしいことはないでしょうから(笑)


 今回セミナーに参加させてもらえたおかげで能力もやる気も高まりました!!
 まだまだ厳しい相場が続くと思われますが、明けない夜も終わらない冬もありません。

 ぜひ、投資機会を探って資産を増やしましょう!


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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成長を無視して株価を予想してはならない

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※11月16日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒913円(+63%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒873円(+7%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1462円(+64%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4430円(+52%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1338円(−27%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1006円(−36%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2583円(−47%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1956円(−1%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1267円(+34%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒2140円(−21%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒812円(−2%)

・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒410円(−3%)



 去年までの相場はとても素直な相場(好決算の銘柄は買われる、高成長の会社は高PER水準まで期待で買われる)で今年、特に10月に入ってからは好決算でも売られたり、決算の数字から成長鈍化の気配がするだけでストップ安まで売られたりする大変難しい相場展開です。

 セクターの中でも特に足元、製造業や不動産と言ったものは大きく売られています。


 皆さんの中にも『こんな良い会社なのだからこんなに売られるなんてマーケットがおかしい』と憤慨している方もいると思います。以前私もそのように考えていた時期がありますが、その考えは非常に危険なので改めることが肝要です。

 株価は先行指標でもあり、マーケットの需給(買う人と売る人のパワーバランス)によって上下に暴れまくる単なるプライス(それ以上でもそれ以下でもない只の値札)でもあります。


 同じ決算の業績でも一年前なら翌日S高まで買われる値でも今だとS安に売られるようなことが一部で起きているのが現在のマーケットです。

 マーケットも四季のように移ろっており、夏なら半袖でも熱いが、冬はダウンジャケットを羽織っても寒いという違いがそこに存在します。


 今、マーケットはこれから冷え込んでいく局面にある可能性があります。

 いっその事ここらで投資を一旦お休みして、また相場がホットになったら再開するのも立派な戦略です。

 もちろん、冷え込みに行くのを十分に織り込んでおり、今が従来から言われる定説の「10月に買って4月に売れ」というように買い場なのかもしれません。

 相場を当てに行くよりも『こうなったらこうしよう』と備えておくことが重要です。


 この後書く内容は、これから2年〜3年もしかしたら冬に向かうかもしれないマーケット状況ですが、それでも戦う意思を持つ人に対して参考になればと思って書きます。


■日経平均の下値についての考察


 相場を当てるのは困難ですが、仮にマーケットが悪くなっても日本企業が全て破産するわけではありません。企業活動が増収増益だったのが横這い成長、あるいは減収減益に転じる訳ですが、リーマンショックからの10年で日本企業の財務も良くなり資本も約2倍になっています。配当金額も増えています。

 株価を考える時に、いったい何を元に株価は形成されているかを考える必要があります。

 相場を当てるのは難しくとも下限はおよそこのくらいまで行ったらよっぽど買い向かってしばらく待てばプラスになるであろうという計算は可能です。


 投資における人気指標であるPERは景気拡大面ではある程度参考に出来ますが、景気減速面ではまったく当てになりません。

 なぜなら業績の下方修正が出ればEPSが低下することで一番大きくブレる純利益を使っているから指標として当てにならないのです。

例)
・EPS100円で株価500円=PER5で割安だと判断して買った

↓市況悪化で業績予想が下方修正されてEPS10円になってしまった。

・EPS10円⇒PER5のままなら株価10分の1の50円
(実際にはPBRや配当利回りやビジネスモデルなども作用するので、下方修正だけでここまで売られるのは稀ではある)


 このように、下方修正の可能性が高まるタイミングではPERの信頼度は特に大きく低下(今期予想のPERが低いからと買い向かっても株価がズルズル下げて、トドメに下方修正や来期の通期予想が大きく下げる等のパターン)してしまいます。

 またPERはこれまでの様々な記事でも触れてきたようにセクターや業態によってはその平均値も大きな差(医薬はPER30弱、製造系は10前後等)があります。

 PERは単年での業績数値で会社の株価がどのくらい買われているかを表すので大きくぶれますが、PBRはこれまでの会社の業績によって増えた資産で評価するので単年ごとの変動は少ないです。


・PERは会社の収益力での株価指標(個人で例えると年収での評価)

・PBRは会社の資産での株価指標(個人で例えると財産での評価)


 また、PERやPBRで会社ごとに比較してもそれが適切ではないことは今までにも述べましたが、それらをもっと大きなくくりで見た日経225やTOPIXでのPERやPBRでみると株価の下値予想に使うことができます。

↓参考外部サイト 『日経平均PBR チャート』
 https://nikkeiyosoku.com/nikkeipbr/

↑のグラフで日経平均の過去のPBRの推移が見ることができます。

 期間をALLにすれば約15年位まで遡ってみることができます。

 グラフで見ると一目瞭然ですが、リーマンの時の安値は特にひどいです。

 あれは金融全体がクラッシュして信用収縮を起こしてしまったので特に世界経済にダメージが大きく、100年に一度の出来事と経済界でも言われていることを聞いた人も多いでしょう。

 リーマンショック後の日経平均安値は7,054円であり、この時の日経平均PBRは0.81(BPS8700円)でした。

 あれから9年、現在足元の日経平均のBPSは2倍強の19000円を超える程になりました。

 このことを認識されている方はあまりいないように思います。

 アベノミクスが始まった2012年末以降で急落したのは2016年の7月のブレグジットのニュースが世界を駆け巡った時が最も低く14952円でPBRは1.03を付けました。

 現在の日経平均は21680円でPBRは1.13です。

 ブレグジットレベルのPBRまで落ちるとしてPBR1.03は日経平均19755円。

 リーマン級のPBR0.81で考えると日経平均15535円。


 先行き不透明であることには変わりませんが、私にはそこまで悲観するような水準ではないのではないかと思っています。

 現在の日経平均が30000円であればすごく判断が難しい段階ですが、そうではありません(笑)。

 もちろん、アクセルを踏み込むタイミングが今か?と聞かれるとそうとまでは思いませんが、全て現金にしてしまうのはもったいないと考えています。


 私がここで取り上げている銘柄の他にも素晴らしい銘柄が市場には沢山あります。

 個人的な意見としては配当性向が30%程度で配当利回り3.5%を超えている企業、かつ財務としてネットキャッシュ(有利子負債−保有現金)が豊富(時価総額の30%以上)な企業で現在売られている物が多くあります。ここに成長シナリオ(減収になっても赤字にならない企業=BPSが毎年増える企業)もあれば尚良いです。

 そういった株は今年の前半に比べ株価がかなり下がってきており、魅力が相対的に高まっている印象です。


 思考停止(フリーズ)するのだけはダメです!!

 毎日株価やチャートばかりを見ても特に得る物はありません。

 視るべきはもっと他にあります。


 投資の世界に身を置いて過ごした時間全てが経験という糧になり、次はもっとうまく立ち回ることができます。

・相場から離れすぎないこと

・考えることをやめないこと

・『気付き』には必ずさらに深い気付きがあること

・過去の判断がベストでないと悟った時は素直に認め、軌道修正をためらわないこと

・株価の下落が会社の実質的な価値の下落と必ずしもイコールではない(見極めが重要)こと



 そろそろ年末も控えているので今年利益が出ている人は節税クロスなどもしていった方が良いでしょう。

 難しい相場展開が続くかもしれませんが、思考を続けることが肝要です!!


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫が語る注目銘柄 クロスフォー(7810)

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※10月8日(月)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒1315円(+135%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒987円(+21%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1689円(+89%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4565円(+56%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1409円(−23%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1322円(−16%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒3110円(−36%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1869円(−4%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1536円(+63%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒2571円(−5%)

・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒935円(+13%)



 今日は前置き無しで本題に直で行きます!!

 ここはアツイです!『当たれば激熱』だと思います!

 個人的には勝負したい銘柄ですね!


◆クロスフォー(7810)


 まずはこちらを読んできてください<m(__)m>

<みんなの運用会議>にて10月6日(土)アップしたばかりの記事です。

【7810 クロスフォー】

アイデアでジュエリー革命を起こせ!!膨大な需要へ勝負の一手!by相川伸夫
https://double-growth.com/7810-crossfor/

 12000文字のかなりの長文ですが、大事なポイントは特に赤字の部分です。
必ず↑を読んでからこの下の部分を読んでください。


 クロスフォーという会社は昨年2017年7月に上場した会社であり、ダンシングストーンという商品の基本特許を日本をはじめ海外でも取得し、知財を活かした宝飾関連の金具パーツ、ジュエリー製造販売の会社です

 事業は大きく国内2つと海外1つに分解できます。

<国内>

1、安価な価格の自社ブランドの販売(1万円から2万円程度)
2、他社ブランドでの完成品の製作(OEM製造、クロスフォーもダンシングストーンの名前も出さない。
  黒子に徹しているが、石が揺れる機構のジュエリーを他社宝石店で見つけたらそれはクロスフォーがOEM製造したもの)

<海外>

1、ダンシングストーンの『金具』だけを販売する事業(海外ではその金具を使って様々な価格帯のデザインのジュエリーが製作されて販売されている)


 主にはこの三つの事業であり、売り上げは前期40億円、営業利益は2億円強で株価は421円で時価総額は74億円。

 今期予想のEPSは12円であり、現在の今期予想PERは37。

 現時点だけで判断する株価は割高であるとも評価できますし、財務が良いとも言えません。

 現時点の株価は株主優待が自社商品4500円相当がもらえる為に優待利回り10.7%というのが大きな下支えにもなり、公募価格365円という一つの基準もあります。

 ダンシングストーン事業のポテンシャルが高いのも評価を高めている一つの要因でしょう。


 9月27日の決算説明資料のテニスブレスレットについて詳しい開示がありました。

 これは会社としてもかなり勝負をかける事を投資家に示しています。

 そして今回クロスフォーが取るリスクテイクは非常に価値の高いリスクテイクだと私は評価しています。

 あくまで、クロスフォーの狙った市場が大正解であるならば、この後同社の評価は様変わりすることになるでしょう。


 2020年7月期の業績が今期予想の営業利益3.5億円に対してどの程度変化するかですが…

・BADシナリオ⇒赤字に落ちるかどうかの水準(在庫の減損まで入ったら数億円の最終赤字)

・GOODシナリオ⇒営業利益+9億円(+約250%)

・GREATシナリオ⇒営業利益+18億円(+約500%)


 当然、GREATシナリオが当たれば現在の421円の株価はPER4倍台になります。

 BAD〜GREATまでを考えると下値はここから最悪半値。上手くいけば5倍以上の期待値があるのではないかと思っています。


 さて、今回はそんな巨大妄想が出来る夢のある『テニスブレス』についてアツく語りたいと思います。

 アツさにつられて買って、結果BADシナリオになっても責任は『自己責任』です!注文するときは「相川が言ってることは本当なのか??」と自分でもよく調べ、足りないときは会社にも確認して納得してからにしてくださいね。


◆なぜ、テニスブレスがアツいのか??

 クロスフォーが導入したテニスブレスレットの量産機械は従来手で1日1本しか作れなかったテニスブレスレット(テニスというのは名前の由来であって、球技のテニスと直接は無関係。ダイヤモンドがずらっと全周ついてるラグジュエリーなジュエリー)を機械で1日144本作れるようになるよ!!という物であり、多くの人は『へぇーーー凄いね!』で終わってしまう事がほとんど。

 しかし、ここで深く考える事を強くオススメします。

・果たして売れるのか?
・市場規模は?
・どれだけの本数を売る気なのか?
・お金の動きは?
・会社の本気度は?
・自信はあるのか?

 株価は9月27日に初めてテニスブレスの詳しい内容が決算説明資料にて開示されましたが、その後10円ちょっとしか反応してません。

 10月4日に20円上がったのは岩井コスモ証券がレーティングをAにし、目標株価を600円にしたことの影響が大きいでしょう。

 まだ、株価はテニスブレスの可能性について認識もしておらず、反応していないと考えられます。

 だからそれもあってアツいと感じてるんです!!

 これは山王の400円台の時やLCホールディングスの800円台の時と同じ感覚です。

 『出来事』にはすべからくそこに『動機』と『背景』があります。

 テニスブレスの製造機械を買ったという『出来事』それも1台ではなく3台も!

 なぜ買ったのか?という『動機』と買う決断に至った『背景』
 ここを読み解いていくのが相川流の投資術における真骨頂であると共に、私の注目銘柄の半分以上はこうした観点でもアツいと思うから記事にしてます。数字にもまだ出てきてない『早すぎる時』に投資するのが楽しいんです(笑)


◆テニスブレス製造機購入に至る背景の考察

 クロスフォーはダンシングスト―ンの金具を世界に年間400万個以上輸出しています。海外の取引会社(販社、宝飾メーカー)が250社以上あるクロスフォーならではの販売数量です。

 同時に250社が商品を卸す、実際にお客さんに販売する小売店やネット販売店の数はおそらく世界で合計1万店以上はあるのではないかと推測します。

 矢野経済研究所による推計では国内のジュエリーショップだけで16118店舗の売り場があるとのことなので、海外も含めれば容易く数万店舗くらいはクロスフォーの金具が使われた製品が並んでいるのかもしれません。

 みんなの運用会議で記載したようにテニスブレスレットには膨大な需要があります。

 ざっくり計算で大体の市場規模に当たりを付けたいと思います。

 業界で専門情報誌の執筆に携わっている本多忠頼氏によると『…宝飾品年間小売額の推定年間の小売額は、甘く見積もっても7800億円で、小売単価20万円以上の宝飾品の小売額は、総売り上げの約3割で2380億円、20万円未満の宝飾品、つまり売れ筋である価格帯1万円から10万円の宝飾品は、総売り上げの半数を占め、3900億円、婚約指輪や結婚指輪などのブライダル関連宝飾品が全売り上げの20%、1560億円と推定した。』との記載(2015年の記事)を見つけました。

 これに当てはめて考えるのであればテニスブレスが含まれている市場規模は日本でおよそ6000億円程度であると推察できます。


 今度は経済産業省が開示している日本の2.4兆円(13年)から考えると6000億円は25%です。

 2020年の世界ジュエリー市場49.2兆円も同じ25%だと仮定すると、約12兆円(割合計算でネックレス、ブレスレット、指輪の1万円以上の価格帯の規模)がクロスフォーの製造するテニスブレスレットが含まれる市場規模だと試算出来ます。

 ここの何%が実際にテニスブレスレットの買われている市場規模かを推計するのは至難の技ですが、Googleトレンドでブレスレットに対して検索した値のダイヤモンドブレスレット&ネックレスが概ね12%〜16%だという事から10%あると仮定してみます。

 そうなるとテニス(ダイヤモンド)ブレスレット&ネックレス&リングの世界市場規模は1.2兆円程度はあるのではないか?となります。


 ジュエリーの市場は近年安価でかわいいアクセサリーに押されています。

 スワロフスキーはまさにその安価で可愛い路線で大成功しています。

 テニスブレスレットはその点ハイジュエリーとしてのラインナップが主です。

 ここまで可愛いアクセサリージュエリーが普及出来たのはその安さとデザイン性のバランスが釣り合ったからだと思いますが、その安さをもたらしたのはなんと言ってもキャスト(鋳造)が普及したことによる機械化(量産)です。

 ちなみにハイジュエリーもほとんど機械化されています。

 300万円するジュエリーだからと言ってもオールハンドメイドではありません。もちろんそういう商品もありますが、ほとんどジュエリー原型は機械の力を借りて製作されています。

 これが背景だと考えました。


◆テニス(ブレスレット&ネックレス&指輪&ピアス)製造機を3台も購入に至った動機の考察

 なぜクロスフォーはとりあえず1台導入して様子を見ずに3台も導入を一気に決定したのでしょうか?

 1台で2直で回しても年間7万本近く製造できるはずなのに。

 考えられることは…

1、段取りレス(石枠のサイズ違い)で生産効率を上げて生産したい
2、2直以上で生産しないといけないくらい売れると見込んでいる
3、機械製造は発注から納入まで3か月以上かかるから様子見している間に他社に注文を入れられたくない
4、3台一気に買うことで何かしらのメリットや契約を考えている

 どれも関係あると思うのですが、やっぱり一番は圧倒的に2の可能性が強いと思います。

 とはいえ、新規ビジネスなので、上手く立ち上がらなかったり、実際どうなるのかも蓋を開けてみないと結果は分からないから今期予想は前期とそんなに変わらない水準で開示しているのだと思います。

 社長も自信がかなりあるようでしたし、今回の決算説明資料には機械の写真まで出してアピールしています。

 また、実際に現物も確認しましたが非常に出来も良く素直に欲しいと思う物です。

 試作品を早く仕上げれば世界の展示会で新しい新規契約先を回っている同社にすればダンシングストーンだけでなくテニスの金具(半製品)も販売契約を取るチャンスです!

 テニスブレスレットは中国工員が一日1万円の工賃で作っているなら単純には1日144本作ると工賃が144万円分『儲かった』状態になります。

 作ったものの売り先、250社の先の小売店舗1万店舗以上の何%が店頭に並べて、月何本売れるのかによりますが、仮に1万店×30%×月2本売れると年間72000本になります。

 また、地金も半分になればその分原価は下がる&よりシンプルな作りに出来ます。

 先述したように現在、製作には工賃が一万円掛かっているもので、かつ量産が出来ないために小売り側も高値で売らないと利幅が薄くなりがちの市場供給が少ない商品でした。


 ダイヤモンドへのあこがれは今も根強いです。

 冒頭のGOODシナリオは、

・機械3台×年間34560本(定時生産本数)×90%(稼働率)=約93000本/年間

 クロスフォーの卸価格予想として小売り価格で売られているハイジュエリーの安いテニスブレスが18万円なので、ザックリ計算として

・18万円(小売価格)×60%(卸値)×60%(ダイヤモンド原価)×50%(地金半分)=32400円と推測

 粗利は宝飾業界なので50%と仮定

 ここから販管費を抜いた営業利益率で30%になると仮定すると、宝飾メーカーに対して卸価格一本当たり工賃分くらい安くしつつ工賃分くらい稼げる試算となります。


 よって、GOODシナリオであれば…

・93000本×32400円=約30億円の増収可能性
 ⇒営業利益で約9億円の増益可能性

 GREATシナリオは単純に2直で生産した場合なので上の数字の2倍の試算になります。

 この数字は全て机上の計算であり、単なる皮算用でしかありません。

 しかし、すさまじく的外れでも無いとも思います。

 現状流通しているテニスブレスは部品こそキャストで作っていますが、それを職人が人力で組んでいます。

 これからもそういった商品は必ず残ります。

 その一部をリプレイス出来る可能性・商機からクロスフォーは機械を3台導入したのでしょう。

 17年の9月から1年経たずに本社で生産ができる程急ピッチで動いているということは他社が参入をためらうくらいに市場で先行し、半製品メーカーとしてのシェアを取ろう!という意気込み。

 テニスブレスは工賃が高い商品=低価格〜中価格は不向きで、ハイジュエリーでしか利幅が取りにくい商品であったため供給も増えなかったのではないかと睨んでいます。機械化により、これが解消されるようにできれば人気化するようなこともでてこればもっと面白い展開になりますね。

 ダンシングストーンに変わる大きな柱事業に出来るかもしれないというのが動機になると思います。

 そして、この<動機+背景=3台の機械の相次ぐ導入計画>に繋がっているということです。


◆クロスフォー(7810)の投資指標

※2018/10/8現在

 終値       421円
 時価総額     74億円

※19年7月期会社予想
 売上     43.4億円
 営業利益    3.5億円
 経常利益    3.4億円
 純利益     2.0億円
 今期末配当   2.5 円
 配当利回   0.59%
 PER    36.93
 PBR     2.64
 ROE     7.6%
 自己資本比率 47.8%


 今回の訪問取材は大変有意義でした!!

 GREATシナリオの60億円はクロスフォーの得られるテニス半製品の金具売り上げ金額なので、完成品小売り金額はこの10倍だと仮定すると600億円。テニス市場試算値1.2兆円の5%に当たると思われます。

 あくまで試算は皮算用であり、実際の数字は分かりません。

 勢いとは裏腹に全くの可能性だってあります。

 BADシナリオも当然投資なので存在します。


 最後の判断は常に自己責任かつ自己判断で決める物です!

 しかし、個人的には材料があってポテンシャルの高い株(特に小型株)をその瞬間の指標だけ見て割高だと判断して空売るのはオススメできません。

 「買いは家まで売りは命まで」と言いますが、気を付けてください。


 2020年7月期の本決算がこの妄想ドンピシャだったらちょっと調子こいちゃうかもしれません。逆なら凹んでおきます(笑)


 それではまた!


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫が語る注目銘柄  丸順(3422)

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※9月14日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒1470円(+163%)

・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒987円(+21%)

・LCホールディングス(8938)17年4月3日配信
 株価894円⇒1621円(+81%)

・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4670円(+60%)

・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1408円(−23%)

・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1395円(−12%)

・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒3420円(−29%)

・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒1901円(―4%)

・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒1536円(+63%)

・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒2571円(―5%)


 山王が本決算に向けての期待で急伸しました。
 しかし、新規事業に関しての特段の言及はなかったので、週明けは売られる展開になると思われます。


 テノックスが先週末金曜日に自社株買いを発表しました。
 今年から新代表になった佐藤氏に代わってから中期経営計画の発表に始まり、ストックオプションの発表、そしてこの度の自社株買いの一連の動きは非常に興味深いです!
 佐藤代表について調べてみたところ前職は住友商事(1978年入社)であり、2004年には住友商事の完全子会社である住商セメント(主事業はセメント関連分野の国内販売の専門商社)の社長を務めた実績もあるようです。

 テノックスへの入社は今から3年前の2015年の4月であり、そこから代表になるまでの速さを鑑みるにもしかすると面白いことがあるかも?と期待できるかもしれません。


 LCHDが業務受託収入及び違約金収入の計上のIRが出ました。
 基本的にはポジティブとして市場は判断するのではないかと思われますが、詳細を知りたいところですね!




 それでは、本題に入ります。


 今回も先月に続いて個別銘柄について、取り上げるのは丸順という名証二部に上場している知る人ぞ知る自動車部品のプレス加工会社です。

 細かい話は9月5日に『みんなの運用会議』にて記事を掲載しているので、こちらをまずご覧になってもらえればと思います

https://double-growth.com/3422-marujun/



 こちらでは同社の『アツさ』についてフォーカスを絞り、語らせていただきたいと思います。



■丸順のどこにアツさを感じたのか?


 丸順はホンダ車(日本・中国・タイ)向けプレス部品関連で売り上げの70%を占めており、超ハイテンの冷間加工ではトップクラスの技術を持ち、33業種区分では金属製品セクターに属しています。

 2015年と16年の赤字で一時はGC注記の手前である重要事象も付きましたが、現在は解消。2015年以前とは会社としての事業価値が全く変わっているというのが私の認識です。

 構造改革前の営業利益の最高が2011年の22億5千万円。

 構造改革後の17年にいきなり過去最高益更新で26億8千万円。

 翌年の18年はさらに大幅続伸で40億9千万円

 今期会社予想は42億円。中期経営計画では5年後の23年では営業利益は57億円を予定していますが、東プレとの資本業務提携も効果を発揮してくるので、決して無茶な数字ではないと思われます。

 現在2月末の高値である1350円から約40%下落し、株価は826円。

 東プレとの資本業務提携の時に増えた総発行済株式数1185万7200株での今期予想EPSは185.5であり、現在のPERは4.45です。

 四季報では会社予想を超えると予想されており、こちらで計算するとPERは4.0です。

 PER4という数字をどのように解釈するかがポイントです。


■PERが低い=「割安だ!!」は危険な考え?


 丸順の解説に入る前に、みんな大好きPERについて話したいと思います。


一般的な教科書的説明で行くと…

「PERとは、現在の株価が企業の利益水準に対して割高か割安かを判断する目安として利用されます。」

 この解説は間違っていません。しかし言葉ってのは大変難しいもので、この『割安』という言葉は非常に多くの勘違いを生みます。

 まったく同じ事業をやっている会社が2つあり、しかも財務も同じであればPER10とPER5で行けば、数字が低い方が割安だと言えます。

 しかし、現実的にそんなことはまずありません。


「私の推し銘柄はPERが5で日経平均のPER13よりもすごく低くて割安なはずなのにPER50などの割高な株ばかり上がるのは市場がおかしい!!」

こういった嘆きを頻繁に耳にします。

 PERとはいったい何なのでしょうか?


 株価を形成する要素には業績、資産、キャッシュフロー、配当利回り、上場している市場(1部とかマザーズとか)、成長性、業種、業態、安定性、期待、思惑……etc

ざっと書くだけでもこれだけあります。

 色々な要素を含めたうえで株価を利益から評価するとPER○○のようになるのです。

 つまり、PERを誤解を恐れずに説明すると以下のようになります。

「PERとは、業績成長への『市場からの期待値』の高さを株価と利益から表している」

…と私は考えています。

 そのうえで、医薬品セクターはPER29で不動産セクターはPER14と、これほどに違うのは、不動産セクターの業績が大きくぶれやすいため、来期のEPSが20%上がる見込みと言われても、景気変動で一気に赤字になることもあるセクターなので高値まで買いにくいのが理由の一つです。

「サラリーマンでもアパート経営はできる」のCMでおなじみのシノケンは、2013年⇒2017年までにEPSが62円⇒254円と4倍になっています。

 EPSの伸びに応じて株価も大きく上昇しましたが、この期間PERはおおむね4〜8の範囲で推移しました。

 シノケンの利益の7割は不動産販売事業で成り立っており、販売先の99.5%が公務員含むサラリーマンかつ、その72%は年収1000万円未満となっています。

 シノケンに対する市場からの人気は高かったにも関わらず、PERが2桁に乗らないのは、スルガ銀行に端を発した今回のような信用収縮懸念、景気後退懸念のリスクがあったためです。リスクがひとたび顕在化すると業績が大きく崩れてしまう可能性があるからです。

 現在売られているのは来期の数字が大幅に低下することを懸念した売りです。

 これはシノケンに限らず、不動産セクター全体で同様のことが起こっています。

 PERが安いと思って飛びついても、その元であるEPSが下がっては元も子もありません。

 逆にPER50で高いと思っても、ストック性の高いビジネスを手掛けている企業で業績のブレが少なく、来期もそのまた来期も収益が倍増していく可能性が高いなら、それは買いと言えるでしょう。なぜなら再来期にはPER12まで下がるからです。


 このようにPER=『割安の度合い』と解釈してしまうのはミスリードにつながりやすく危険ですが、それでもPERがこれほどまでに使われているのは、直感的に買われ過ぎかどうか判断するのに便利だからだと思っています。

※特損や特益などがあったり、EPSの値が−であったり、1に近い値の場合は参考にすらならないこともあるので注意が必要。



■丸順の場合はどうなのか?


 本題に戻ります。


 まず、参考までに丸順の属する金属セクターは全市場で93社あり、PER70を超えた異常値4社を除いた業界平均PERは15.8、さらにPER20以上の成長期待を評価されているであろう企業21社を除いた平均PERは11.5となります。

 丸順のPERは金属セクター最下位であり、次に低い評価の企業でPER5.2です。


ここまで丸順が市場からの評価が低い大きい理由として

・上場市場が名証二部であること
・ホンダへの依存度が高いことによるリスク
・自己資本比率が17%と低いこと(16年は4%だった)
・配当が少額であること(今期は3円の復配で配当利回り0.3%)

等がその主な要因として考えられます。

 逆に考えると、市場からすでに評価されていないということは、ここから大きく売られる時=丸順の業績回復のシナリオが崩れた時とも言えます(ホンダ車の想定以上の販売不振や丸順が得意先不具合などで損失計上をする事態等)。

 市場に絶対はないので決めつけは禁物ですが、こういった市場から見放されているような企業に実は大きなチャンスがあったりします。


 投資の基本はダウンサイドとアップサイドのリスクリターンのバランスです。

 現在丸順の時価総額は100億弱であり、経常利益の3倍弱でしかありません。

 同社が現在EV関連銘柄になっていることは、おそらくあまり市場で認知されていないのでしょう。

 パナソニックからハイテン材でのバッテリ―ケースの受注が決まっており、現在も受注は増えています。

 中国は特に今後も環境配慮の影響でEVが伸びることが予想されるのでバッテリ―ケースに関しては増収増益が期待できます。


 新代表の斎藤社長になってからIRセミナーや名証IRでの積極的なPR活動、中期経営計画や東プレとの資本業務提携などの精力的な活動も非常に好感が持てます。


 丸順の技術力に関してはみんなの運用会議で克明に書き上げたので追記する必要はないでしょう。


 直近気になる点としては、ホンダの中国での新車販売台数が前年比でマイナスなことでしょう。

 17年と18年の4−6月のホンダの新車販売台数を調べたところ、

・日本乗用車
 84,305台(前期比マイナス1,277台)

・日本軽自動車
 82,445台(前期比プラス10,435台)

・中国(メーカー販売台数)
 308,274台(前期比マイナス30,597台)

・タイ(メーカー販売台数)
 24,659台(前期比プラス2,239台)

 合計前期比マイナス19,200台ということになりました。

 もちろん、丸順の部品の利益率も拠点や部品ごとに違い、またすべてのホンダ車に採用されているわけでも、数字の反映がどの程度ズレているのかもこれだけの結果ですべてが分かるわけではありません。


 丸順の第一四半期の決算を見てみると、売り上げは前期比467百万円の増収、営業利益は319百万円の増益となっています。

 会社のコメントを見てみると、基本的には構造改革における効果が大きいようで、これは今後も効果が見込まれるため現状のホンダ車の中国での販売が伸び悩んでいることは格段業績に対してマイナスを与えないのではないか?

というのが私の見解です。


 同社には少なくとも3年〜5年以上の目線で投資を検討するのが良いと私は考えています。



■丸順の投資指標

※2018/9/14現在

 終値     826円
 時価総額   98億円


※19年3月期会社予想(第一四半期経過時点で計算)

 売上    480億円
 営業利益   42億円
 経常利益   35億円
 純利益    22億円
 今期末配当    3円
 配当利回  0.36%

 PER     4.45
 PBR     0.79
 ROE    17.9%
 自己資本比率 17.0%

現在このようになっています。


 投資はあくまで『自己判断にて』お願いします。

 何かあってもその一切をこちらでは保証できません


それではまた!!

『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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