相川伸夫のクロスフォ―緊急取材報告

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※7月3日(金)執筆時点

 ・山王(3441)2016年12月19日配信
  株価560円⇒1004円(+79%)
 ・テノックス(1905)17年2月20日配信
  株価815円⇒870円(+7%)
 ・特殊電極(3437)17年6月12日配信
  株価2922円⇒4610円(+58%)
 ・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
  株価1831円⇒1400円(−24%)
 ・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
  株価1577円⇒805円(−49%)
 ・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
  株価4845円⇒2850円(−41%)
 ・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
  株価1970円⇒3505円(+78%)
 ・アバント(3836)18年6月25日配信
  株価473円⇒1000円(+111%)
 ・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
  株価2718円⇒1612円(−41%)
 ・丸順(3422)18年9月18日配信
  株価826円⇒477円(−42%)
 ・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
  株価421円⇒352円(−16%)
 ・カンロ(2216)19年11月5日配信
  株価1665円⇒1491円(−10%)
 ・ロンシール工業(4224)20年4月24日配信
  株価1758円⇒1873円(+7%)

 ※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
  私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
  執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。また、銘柄には大化け狙いと堅実成長狙いの銘柄が混じっています。


・東京エレクトロンデバイスがやっと大きく上昇を始めました。

 強烈な買いで2006年の高値3220円も上抜けて、次に目指すのは2004年の4250円、ここを抜けると上場来高値の青天井に成ります。
 株価が大きく上昇しましたが、私の認識ではこれまでが安かっただけなので違和感は特にありません。株価が大きく反応をしたきっかけは理科学研究所向けに支援しているスパコンの『富岳』の案件で注目されたものの、昨今の半導体の勢いもさることながら東京エレクトロンデバイスの利益率の急速な上昇による事業PFの変化にやっと市場が気付いてきたという背景もあるかと思います。
 今後も大いに期待して長期で見守っていきたいと思います。



■クロスフォ―大幅下方修正を受けて緊急取材報告


 私のピックアップ銘柄であり、今年非常に楽しみにしていたクロスフォ―(7810)が6月25日に大幅下方修正を出して、あえなく轟沈致しました。

 業績は大きく沈んだにもかかわらず、その一方で株価はコロナショック後も綺麗な右肩上がりを描いており、今回の大幅下方修正で一旦は株価は10%近く下げるもすでに『許されました』
 大変失礼な言い方にはなりますが、給付金ブースト&優待利回りパワーとマザーズ銘柄は凄いです!

 正直な話、コロナが世界を襲い、各都市がロックダウンになり、国内でもイオンなどが閉店になるような状況で宝飾で業績が持つとは思ってはいませんでした。
 それでも今回の下方修正の大きさには『これほどの影響があったとは!!』と驚いた次第です。

 決算短信が開示された翌週の月曜日の6月29日に同社の取締役に電話取材をさせて頂きましたので、クロスフォ―に何が起こってこうなったのか?
 またテニスブレスや新しいクラスプに付いてどうなっているのか?の詳細を報告させて頂きます。


【取材した結論】

1)1月での感触では今期は大幅上方修正で着地出来る感触(受注や商談スケジュール含め)だった

2)しかし、業界としてコロナがクリティカルヒットしてしまい、大きく沈んでしまった。

3)来期がどうなるかはコロナ次第であり、大変不透明なので現状では見通しが立てづらい

4)けれども再来期にはこの長い宝飾含めた小売りの停滞が揺り戻しのように大きく回り始める市場期待に加え、クラスプ量産機械完成及びテニスブレスの自動検査機械完成&神社仏閣の事業などの仕込みが華開くタイミングになるから再来期に対しては非常に強気で経営している

というのが2時間に及ぶ電話取材の結果、私が感じた感想です。

 私は正直、再来期の業績期待を元にクロスフォ―が現在の株価で買われているとは感じていません。しかし、テニスブレスレットの量産の夢も、クラスプの世界の留め金具に大革命を起こす可能性も色あせていない事が今回の取材で確認出来ました。
 よって、これからも継続ウォッチしていきたいと思います。

 詳しい取材の中身は下記の通りです。


・今年の3月以降の動き

 ⇒3月までは売上も全然落ちていなかったが、4月に入ってから国内も海外も急速に売上が悪化してきた。国内では全国のイオンが閉まっていき、結果多くの小売り店が営業できない以上、クロスフォ―の卸先が新規に商品を買えないことになる
 ⇒世界中でもロックダウンの影響が進み、5月の昨対比は売上50%以下という数字も出た
 ⇒さらに各国の宝飾展示会も軒並み休止になってしまった
 ⇒海外は4月以降渡航制限で行けなくなり、香港の展示会が3月→5月→7月に伸びて、もしかすると9月に伸びるかもな状況も足元で起こっている
 ⇒トルコのイスタンブール(4月→未定)、アメリカのラスベガス(5月→未定)と営業の現場である展示会の開催中止が続いている
 ⇒こうなると海外の展示会での営業も出来ないし、国によってはロックダウンが続いていてインドとかだと渡航制限もあり営業も出来ないというどうしようもない現状
 ⇒宝飾の営業はオンラインのカメラ越しでもできなくはないけど、それでも現物を元に進めるビジネスなので、コロナの動向に苦しめられている

・期末(4Q)の赤字幅が多すぎる理由

 ⇒期末での減損リスクを高めに見て試算した結果
 ⇒商品の評価損を始め設備などの評価損も考えられる最悪の数字を考えて見積もった数字で開示した
 ⇒通常の実力値での赤字額としては純損失は6億円もいかない。あくまで減損を含めている

・4Qの売上2億円は低すぎるのではないか?

 ⇒4Qの5月〜7月は毎年売上が小さい年だけど、特に今回の売上はロックダウンの影響をもろに受けており非常に厳しい環境である
 ⇒4月の終わり〜国内も海外もほぼ死んでいる。
 ⇒6月に入って若干は戻ったけれど、7月は従来から厳しい月
 ⇒コロナでこれまでに経験したことが無い状況になっている

・GC注記では無いものの、重要事象が追記されたことについて

 ⇒今回のコロナが直撃したことで今回監査法人からアテンションを記入することになった
 ⇒この重要事象は急速な業績悪化が要因で記載をしている
 ⇒とはいえ、会社が倒産する一番の資金ショートリスクは現状は全くない。
  キャッシュフローから見て資金繰りについては6月25日のIRのように資金調達を9億円+コミットメントライン2億したので監査からも資金繰り懸念は問題無いと言われている
 ⇒よって、現状は決算の開示では6億円だった現金が手元では16億円あるので、売上が0になっても一年以上は資金繰りに問題は起こらない
 ⇒重要事象から今後GC注記にランクアップしてしまう可能性として存在するのは、来期も赤字で着地してしまった場合にはGC注記が付いてしまう恐れはある
 ⇒ここは監査の判断になるので、仮に来期が赤字であったとしても銀行がお金を貸してくれるという話であれば今回と同じく重要事象で済む可能性も十分にある
 ⇒ちなみに銀行からの借り入れは実力ベースでも余裕があるし、コロナ支援が+で効いているので資金繰りでショートする可能性は少ないと考えている
 ⇒借りたお金は現状の赤字でも使う予定は無く、保険として前借りしているくらいだからそこは安心してもらえると考えている


■テニスブレスはこけた?


 ⇒更新された四季報には『テニスブレスの24時間生産体制開始』とあったけど、決算短信では『生産一時停止』というアンマッチが起こっている
 ⇒大真面目な話、上期にカナダの会社から大きな受注を受けて生産が間に合わないくらいで24時間体制で生産して納入を2月に間に合わせた
 ⇒3月以降にもリピート受注の話も出ており、当社としても大変期待していた
 ⇒アメリカの会社でもテスト販売の話もあったし、それ以外にも様々な所から話も来ていた
 ⇒コロナが無かったら今頃は24時間生産でも間に合わなくなるくらい忙しかっただろうという見込みであったが、180度世界が変わってしまった。
 ⇒現状、テニスブレスが世界で飽きられているとか、クロスフォ―の製品の評価が悪いとかはそういう事は全くなく、単純に需要が蒸発している


■EXCELLENTロック(※旧名称はイージークラスプ)についての進捗は?


 ⇒金型は進んでいる部分がある
 ⇒当初計画の4Qの経常出来る見込みで動いていたクラスプの第一段階量産はタイの工場で手組みで行う予定で動いていたものが、コロナのロックダウンの影響を大きく受けてしまった
 ⇒工場の生産問題だけではなく、新規受注を獲得するための展示会活動や、訪問営業活動も渡航制限もあって完全停滞してしまい、足踏みをしている状況
 ⇒国内ジュエリーのパーツメーカーからは採用されたので、こちらは次のカタログから掲載予定
 ⇒おそらくは営業活動が思うようにいかずにそうこうしている間にEXCELLENTロック量産自動化機械(ASSY工程)が出来るのではないか?と思っている
 ⇒機械の設計自体は出来ている。第一段階量産予定のタイ生産は機械が出来てしまえばいきなり第二段階のステージに歩を進ませられる。
 ⇒来期中に機械完成の計画で動いている
 ⇒コロナ前もクラスプ営業の一番のネックになっていたのは引き輪等の一般金具との大きな価格差、商品の利便性などは口をそろえて「素晴らしい!」との評価を頂けても価格差が開き過ぎていた。
 ⇒しかし、第二段階の量産体制になればこの価格差を大きく縮めることが出来るので営業にも弾みを付けられるようになると考えている
 ⇒何十年も同じ構造の留め金具にイノベーションを起こしたい


■神社仏閣(各県1番の神社)へのPR


 ⇒47都道府県に電話してアポイント率は脅威の100%で取れている
 ⇒47都道府県の1番大きい神社仏閣に連絡をしているけど、最低でも資料を送ってくれという話になる
 ⇒裏を返せば向こうもこのままだとコロナの影響で初詣の実入りがヤバイという感触を持っているという現れではないか?と思う
 ⇒参拝客の多い神社では正月三が日だけで100万人の訪問客がいるような所もある
 ⇒5円玉とダンシングストーンで作るお守りや、クロスフォ―独自の宝石流通経路で手に入れる宝石の原石のお守り等で作る商品を考えている
 ⇒5円玉は現在4万枚集めた。5円玉は現金だから減損もないので100万枚の5円玉を集めてもいいかとすら思っている
 ⇒今年の12月には確実に間に合わせたいから今はここに強く注力している
 ⇒コロナで海外が中々営業できない分、今は国内ビジネスでも活路を見出すべく努力していく


■コロナがもしなかった場合のたらればでの業績数字はどうだったと思うか?


 ⇒テニスブレスはコロナが無ければ2四半期分×24時間生産の売上が載っていただろう
 ⇒また、クラスプはタイでの第一段階量産(手組製作)した品物が4Qにある程度まとまった納入を見込んでいた
 ⇒これにダンシングストーンは横ばいで数字を載せていくと今期の売上は45億円(17%↑)、営利5億円(250%↑)くらいで上方修正出来るという目論見だったのでとても残念!
 ⇒コロナがクリティカルヒットしてしまい、大変恥ずかしい業績での着地になってしまった。
 ⇒再来期には大逆転の数字を出して、優待だけの会社ではないことを示したい。
 ⇒また、株主優待を無くすことは全く考えていない。わが社のダンシングストーンで株主の皆様に喜んでもらえるのは私達にとっても大きな喜び。
 ⇒今期は赤字に付き無配にもなってしまったが、これで終わりではない。
  来期、再来期と大きく復活、飛躍を遂げていきたいと考えているので今後とも応援してほしい。


■まとめ


 ここまで読んだらクロスフォ―の実情が相当理解して頂けたものと思います。

 私はこのクロスフォ―という会社が好きです。
 外から見ると何をやってるのか良く分からず、今期もこのような赤字での着地となり、過去の決算の見た目としても残念ながら上場ゴールと揶揄される事もあるかと思います。

 しかし、本社に何回も足を運び現場もつぶさに見ていけば本当に真剣に、トンデモない事をやってやろう!という気概のある会社であることを私は知っています。
 もちろん、そうは言っても来期ももし赤字で着地し、GC注記まで付いてしまった場合にはピックアップ銘柄からは外すつもりで考えています。
 現状の見通しではコロナ不安が日常を襲っており、来期の業績も厳しいかもしれませんが再来期の飛躍を楽しみに今後も継続フォローしていきたいと思います。


※投資はあくまで自己責任でよろしくです!

それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫のピックアップ銘柄20年3月期本決算フォロー

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※5月29日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒762円(+36%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒845円(+4%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4700円(+61%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1395円(−24%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒950円(−40%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒3100円(−36%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒2824円(+43%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価473円⇒1127円(+138%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1548円(−43%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒470円(−43%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒343円(−19%)
・カンロ(2216)19年11月5日配信
 株価1665円⇒1496円(−10%)
・ロンシール工業(4224)20年4月24日配信
 株価1758円⇒1796円(+2%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。また、銘柄には大化け狙いと堅実成長狙いの銘柄が混じっています。


●山王(3441)は3月9日に配信した『相川伸夫の山王(3441)ENEX展示会取材報告』 http://okuchika.net/?eid=9035 で詳しく解説していた特許が成立した事を材料に株価は高値927円まで上昇しました。
 コロナの暴落によって3月13日の安値353円まで付けていましたので強烈なリバウンドになりましたね!
 しかし、個人的には山王のIRには物足りなさを強く感じるものでした。
 今回の山王のIRの出し方では、3年前に初めて水素透過膜のIRを出した時に対しても発展性も感じられませんでした。実態としては前回の掲載記事で書いたように実用的に水素透過膜が製造できる段階の技術特許であり、着実に進展しています。私としてはカラー資料で現状報告と今後の展望や計画等に関しての説明資料もIRに期待していたので、正直残念ではありました。
 まだまだ先の長い事業ですので気を長くして見ていこうと思います。



◆本決算フォロー


●テノックス(1905)


 ⇒20年3月期決算説明会の動画
 https://www.net-presentations.com/1905/20200522/

 着目すべきは従来動画でのIRなんて開示していなかったものが、今回動画を掲載していることです。
 今期の決算予想・配当予想は非開示となっていますが、時価総額65億円に対して有利子負債0円、現金同等物が93億円と完全なるネットバリュー株でもあります。
 今年の7月に創業50年に成ります。配当方針での配当性向は30%と謳われており、減配可能性はありますが、動画には株価とPBRのグラフ+「IRに関する問い合わせは記載の部署に、返信は後日します」と佐藤代表が明言している所には好感しかありません。

 同社はこれまでも土木の割安バリュー株という評価が今後こうしたIR活動が活発になっていけば変化も生まれてくる可能性があります。

 杭打ちの施工不具合の損出しは前期で終了です。


●特殊電極(3437)

 18年〜20年まで毎年20%近い増益を達成しており、好調です。
 今期の業績予想は非開示ですが、事業内容からすると今期は厳しいでしょう。
 とはいえ、株価に関しては大きく買い増ししている光通信(20年4月で24.88%まで保有増大)次第と言えるのかもしれません。


●東北特殊鋼(5484)

 東北特殊鋼に注目してきている理由はバリュー株かつ、ポテンシャルの高い磁性材料の基本特許を押さえていることです。収益に関しては不動産賃貸事業(西友)での利益が変わらず安定しています。
 今期の業績見通しは非開示であるものの、本業である特殊鋼事業は自動車の出荷台数も冷え込むことから厳しく、一部減損なども出てくるかもしれません。
 とはいえ、1997年上場以来一度も赤字にはなっていない経営体質でもあり、かつ最近になって増配姿勢も強めていたり、HPの更新も増え、最近では私が注目している磁歪クラッド鋼板の記事なども増えてきているので期待感は高まってきています。


●パウダーテック(5695)

 今期業績の見通しは非開示。
 2004年からリーマンショックでも黒字体質の財務堅調企業ではありますが、今期はそこそこの減収減益が濃厚だと私は試算しています。
 同社が取り扱うのはプリンターのインクに使われるトナー(その中のキャリア)です。
 Officeが全世界の先進国でテレワーク推進になり、会議で回覧されていた紙の資料等が大きく電子化されている以上、業績にはその影響が直撃してしまうと考えられます。
 これまで長らくペーパーレス化は声高に10年以上叫ばれてきましたが、今年以降はこれまで以上に加速度的に進んでいくことは間違いないのではないかと思われます。
 まだまだ私が着目しているフェライトの微細粉を用いた新規事業は売上1億円程度とのことですので、しばらくは業績的にも株価的にも厳しいのではないか?と考えます。


●東京エレクトロンデバイス(2760)

 業績絶好調!株価も好調で素晴らしいですね!
 コロナ禍での業績影響はありましたが、以前より記事で繰り返し注目していたCN事業とPB事業の堅調さは際立っており、ここにより収益は大きく向上することになりました。
 ・相川伸夫の銘柄フォローレポート 東京エレクトロンデバイス(19年3月4日配信記事) http://okuchika.net/?eid=8288

 一年前に配信した私の記事で、今期の21年3月期は…
 ・EC1200億円×利益率0.8%で試算していましたが、コロナの影響で下回ってしまいました(PBセグメントがECに統合されたのでおそらく以前の区分けであれば150億円程度がPBと推測)
  コロナが起こっていなければニアピン賞だったと思っています(笑)

 ⇒東京エレクトロンデバイス 2020年3月期 本決算説明会動画
  https://youtu.be/3f9ZUec_6Bk
 決算説明会の動画があるのでこちらも視聴して頂くと今後の更なる成長ストーリーが理解できます。

 ⇒新中期経営計画(VISION 2025)に関するお知らせ
  https://www.teldevice.co.jp/ir/ir_data/ir_news/ir_200515_1.pdf
 中経も意欲的であり、TEDIoTの伸び代やCN事業の成長は非常に楽しみです!

 ちなみに中経最終年度の数値(下限値)で計算すると、
 売上1800億円
 経常利益90億円
 でありザックリEPSは560円に成ります。
 配当性向40%は出すと仮定すると配当金は224円に成り、現在の株価であれば7.9%の配当利回りにもなります!
 これは決して不可能ではない数字だと感じます。
 今後も長期で見守りたい注目銘柄です。


●神戸天然物化学(6568)

 同社は設備投資の減価償却が記事掲載当初より重い計画であったために、生産遅延の影響下では業績ダウンは致し方無い。中期見通しはコロナ影響以外にもネガティブな要素(設備投資の一部再送り&顧客先の競合企業の出現)もあり、今期見通しは従来見通しより大きく下方修正して開示。
 私が楽しみにしている量産ステージの高収益製造業に大変貌するにはしばし時間がかかる公算が上がってしまったが、気を長くして見守っていきたい。


●丸順(3422)

 私が今、一番注目している企業です。
 業績見通しを5割近くの企業が見送る中、名証2部上場の丸順は前提条件と共に開示した。
 減収減益ではあるものの自動車部品会社でまさかの黒字での見通しでの開示があり、大変驚いた!
 丸順は日本・中国(広州と武漢)・タイで製造をしており、海外連結会社は3か月ズレて丸順の連結決算に合わされる。

※今期1Q=日本は3〜6月、中国(広州・武漢)+タイは1月〜3月の業績が出る。つまり、完全にロックダウンしていた売上80%減などと報道のあった2月3月の中国が今期の業績見通しに計上されており、かつ、日本では非常事態宣言の影響の強い今期が含まれており、にもかかわらず黒字だと想定しているのは正直驚きました。
 よって、今期の1Qは相当に悪い数字であることは間違いありません。
 個人的には赤字であろうとすら試算しており、もし黒字で着地出来たならポジティブサプライズなのではないかと思うほどです。

 本来であればコロナの影響さえなければ前期も過去最高利益を更新していただろうし、今期も東プレからの仕事で日産のデイズやルークスの車種の増加、トヨタのカムリの仕事の増加などで過去最高益更新だったことでしょう。
 2016年3月期には連結自己資本比率4.2%の危険領域(単体ではアウト)であったものが、現在では連結自己資本比率25.2%も急速な改善かつ本業で最高益を叩きだしているほどです。
 低PER株はリスクが高い(業績のブレや一撃大赤字等)からこそ敬遠されるのは常識です。とはいえ、実力ベースでの評価で見た時には同社のPERは2を下回ります。
 IRも大変積極的であり、東プレとの提携・EV事業への躍進、世界トップレベルの冷間プレス加工技術、3000tの新規プレス導入等、株価は右肩下がりでも会社の実体はますます輝きが強まるばかりです。
 前期EPSは204.9円で着地して、配当は8円でした。配当性向にして3.9%ですが、その8円でも配当利回りは1.7%に及ぶほどの安い株価で放置されています。
 中経最終年度の2023年3月期のEPSは約260円であり、この時の配当性向が15%であるなら39円であり、現状株価での配当利回りでは8.3%です。
 経済が通常の戻りさえすれば十分に実現可能圏内であると私は分析しています。
 プレス企業はシクリカルであり、リスクも高く見られる企業ですが、それでも一般的にはPER6〜10での評価あり、さすがにPER2は低すぎるのではないか?と思います。
 ちなみに本業の実力値(特益除く)で評価する低PERランキングでは大抵TOP10に位置している状況が続いています。
 今期上期での経常利益予想は15億と予想されていますが、1Qは壊滅的であると推測するとよほど2Qは強く、下期は不透明ゆえに横這いで数字を置いているのではないか?と勘ぐってしまいます。今後どうなるか非常に注目しています。
 1Qが赤字で売られる展開になったなら、そこが面白いタイミングではなかろうか?と考えます。

 ・19年10月21日放送【株式会社丸順 齊藤社長】直撃インタビュー
  (KCR総研) ⇒ https://youtu.be/Y6LoR5oHlx8

 こちらに同社の斎藤代表との対談での動画があるので、興味がある方は一度ご覧になってもらうと良いでしょう。


●ロンシール工業(4224)

 前回執筆した企業です。
 アフターコロナ、又はウィズコロナ銘柄であり、かつ、技術力のある老舗の製造企業です。
 まだ取材は実現しておりません。
 今期の業績・配当見通しは非開示であり、まだ分からない状況ではありますが、同社の抗ウイルス製品への引き合いは増えていると思います。
 1Qは工事控えの影響もあったと考えられるのでそうした数字がもし出てくるのであれば2Q以降でしょうが、商品特性上、追い風は長く吹くものと考えます。
るのであれば2Q以降でしょうが、商品特性上、追い風は長く吹くものと考えます。
 また取材が出来ましたら記事としてアップしたいと思います。



◆相場展開について


 非常事態宣言での人々の自粛によって経済は大きな影響を受けました。
 しかし、経済が受けた影響に対して相場は多くの方が想定している以上の強さで戻ってきました。
 この後には第二波の懸念も当然存在しますし、世界ではまだコロナの感染は続いています。にも拘わらず、
「コロナなんて無かった」
「コロナショックならぬ、コロナノミクスだ!」
という言葉すらよく耳にするほどです。

「市場がコロナの影響を織り込んだから株価は上がっている」
という見方も出来るとも思いますが、私は違うと思います。
 現金を突っ込む所が株しか存在しないという現象なだけ、つまりバブルだと感じています。
 債券も大規模な財政出動によって、利回りがかなり薄くなり、商品の原油なども生産が回復しないために価値が暴落し、金か株式くらいしか今は突っ込む所が無い。
 しかも日本では日銀ETFの買い入れを増額してまるで無尽蔵かと思える程株式を買い始めました。
 コロナの第二波が来れば株式は下がるでしょう。しかし、一時的にしか下がらないのでは無いか?とすら思えてきました。なぜなら下がれば日銀が買ってくると思われるからです。
 ここまで目茶苦茶な相場展開をしてくるのは完全に想定外でしたが、これからさらにバブルに向かうのではないか?という考えが強まってきました。
 これがもし、始まったばかりのバブルなのであれば、この後相当強くなってくる可能性が出てきます。

 バブルが来てインフレが起こるのであれば、弾けるその時まで上手く乗りたいものです(笑)


※投資はあくまで自己責任でよろしくです!

それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)



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相川伸夫のコロナ相場見通し&ピックアップ ロンシール工業(4224)

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※4月24日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒576円(+3%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒766円(―6%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4825円(+65%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1285円(−30%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒757円(−52%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒3290円(−32%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒2300円(+17%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価473円⇒898円(+90%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1219円(−55%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒405円(−51%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒298円(−29%)
・カンロ(2216)19年11月5日配信
 株価1665円⇒1452円(−13%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。また、銘柄には大化け狙いと堅実成長狙いの銘柄が混じっています。


■コロナ相場見通し


 前回記事を3/9に配信してから1月半が経過しました。この1月半は激動の動きでした。
 相場はこれまでで経験した事のない速度での急落からの大きな反発をしました。原油も史上初のマイナス価格を叩き、市場参加者を驚嘆させたのは先週の事です。
 これからどうなるか?このまま全てを織り込んで上がって行くのか?はたまた2番底を試しに行くのか?

 誰にもそれを当てられることはないでしょう。

 しかし、揺らぎようのない事実として人々の生活が無くなることは決してありません。
 今日も自粛が続く中でも衣・食・住を続け、企業によっても様々な工夫をして企業活動を続けています。

 外食などの自粛影響直撃の企業の多くは小売業であり、PLビジネスをしています。
 経営における一番の固定費は人件費であり、ここは国が出している雇用調整助成金の効用が大きいので自粛がどこまで続くか?(国の指示は元より、仮に自粛が解けても活発な活動に戻るのかまでを含めて)という所の影響はあるもののかなりの助成金が見込めるので、意外に業績悪化は限定的であると思われます。

 これに関してはテンポイノベーションがまとめてくれている資料がとても分かりやすいので紹介させて頂きます。

・雇用調整助成金の特例措置について 2020.04.14更新
https://www.tenpo-r.co.jp/ichiran/20200414_3.pdf

 1Pにある『大企業においては2/3(解雇等しない場合は3/4)』

※助成率は1人当たり日額8,330円が上限
 これに関しての適用案件は非常に易しいので多くの休業している企業は利用していると思われます。このように決して絶望だけではないので過度な悲観はしなくて良いと思います。しかし、過度な楽観もしてはならないと私は思います。


 日本の感染者発生はアメリカよりも早かったにも関わらず感染者増加を奇跡とも言えるレベルで遅延させることに成功しています。これには、先進国の中でも極めて高い公衆衛生レベルや駅やコンビニにトイレがあり、手を洗いやすい環境であったり、BCGの日本株の効果や靴を玄関で脱ぐ習慣や、他人との接触が少ない(ハグやキスの文化が無い)などの様々な効果が作用して奇跡が起こっていると言える水準です。

 しかし、だからこそ「これから日本は感染爆発を起こすのではないか!?」という懸念もくすぶっており、戦々恐々という感覚に陥っています。


 極論として、経済だけを見て話をするならばコロナ感染での死者による医療崩壊は経済的損失が限定的です。アメリカでも数字が出てきましたがアメリカの感染者は公表値の50倍〜85倍は居るのではないか?という話も出ており、これからアメリカの致死率を公表値の50倍で計算すると、、、

・死亡者5万人÷(90万人×50倍)=致死率0.1%

になります。

 ちなみに日本の年代別死亡者は80代以上で51%であり、70代以上なら79%、60代以上なら91%という推計データに成ります。

 別の角度から感染して亡くなるのは80代以上で13%(16%)であり、70代以上なら6%(12%)、60代以上なら2%(8%)というデータに成ります。危険なのは再三言われているように高齢者です。もちろん医療崩壊を起こすと上記の()の数値が推計データに成りますので参考にして頂ければと思います。

 先ほど言ったように経済最優先で考えて何も対策をしなければ医療崩壊を起こし、上記%の致死率を招きますが、反面経済は急速に回復することが期待できます。高齢者が亡くなることで消費者が減り、GDPも減少してしまいますが、非情な表現をすれば自然淘汰の考え方から寿命であったという捉え方になるでしょう。経済最優先の損小利大で考えるとこの方法がシンプルですが、ご存知の通り国際社会はこの選択を取ることができません。

 誰でも自粛なんかしたくありません。自粛で経済が緩やかに死ぬなんてことも100も承知で日本も医療崩壊を避ける政策を取っています。経済悪化によって自殺者や生活困窮者が出る事も分かっていて国際社会もこの方策を取っています。
 特に日本では人道と近代医療の発展から損小利大の集団免疫コースを推進するのは国際世論&国民感情&メディアの国策叩きの習慣からしても非常に困難な道です。よって、現状コロナでの実損害以上のダメージが経済に深刻な影響を及ぼしていても、建前としてはそれらを国の政策で困窮を支えるという論理が展開されます。


 日本の感染対策を主導している専門家によるライブ会見が4月22日にありました。
 小池都知事や安倍首相が政治判断においてどういう方策を取るのかはこちらの専門家の意見も大きく反映されて意思決定されていますので、その専門家がどのように今後を見ているのかを理解しておくのは今後を考えるに当たって重要であると考えています。

・【ノーカット】新型コロナ「向こう1年間は付き合っていかないと」専門家会議が会見(2020年4月22日)
 https://www.youtube.com/watch?v=D0_i9SQuWMY


 こちらの専門家はコロナでの感染者・死者を一人でも減らす事にスポットを当てており、経済の事は極端に言えば考える必要がありません。これは批判等ではなく、分業なので全く問題ではありません。
 日本の専門家はコロナに関して、ワクチンや治療薬を踏まえても1年間という期間で観ています。日本の文化として、アメリカのようにオーバートークからの「そこまでいかなかった」の+サプライズ方式ではなく、ニアな数値の発表からのズルズル式であることが多いのは残念ながら周知のとおりです。

 この専門家の意見を参考に経済活動においても政治判断がされます。


 2011年の東日本大震災での原発事故では風評被害が経済に大きなダメージを引き起こしました。政府が「放射線量に問題は無い」と発表したり、水産・農産物の方々が放射線量を逐一測定して販売をしても一向に回復しませんでした。原発事故から5年経ってやっとまともな水準に戻りましたが、いまだ福島の水産・農産物は全盛期までは戻っていません。

 大衆心理はかくも恐ろしいものです。経済合理性は元より、論理的な判断も無視されて意思決定されてしまうからです。

 私がもっとも懸念しているのはいくら抗体検査をしても、薬が出来てもワクチンが出来ても、供給量や持病の有無・年齢・妊婦・治験結果への不信・疑惑等によって【安心】を全ての人が得られることが不可能な事から『自主的な自粛活動・ムーブメント』が政府の意図以上に継続してしまう事です。

 ウイルスはいずれ収束するでしょう。政府が自粛を緩和できる状況になり、それを宣言すれば事態は今よりも回復することには間違いがありません。それでも福島の時のように多くの方がゼロリスクを求め、見えない100%の偶像の安心を追い求めます。
 ここに論理は全く通用せず、一度『コワイ』に格付けされてしまったら『コワくない』と再認知されるまでには時間が必要だと私は思います。 これは大衆心理によって引き起こされてきた事実であり、歴史です。

 2013年に子宮頸がんワクチン(HPV)の大きなニュースを覚えていますか?
 日本メディアによる確証の無い副反応の有害事象の報道が相次ぎ接種率は70%超だったものが1%未満まで急落しています。このワクチンは有益性と有害性を比べても有益性が上回るので今でも無料で摂取することができます。
 それでも、1%未満の接種率でしかない。効き目があると言われているのにガンによる死者数はコロナとは比較にならないくらい多いのにです。

 大衆心理の怖さは『疑心』です。そして100%は世の中のどこにもないので安心が得られないのです。そしてメディアの大好物は『恐怖』です。
 これらの相性は最悪で、日本は報道の自由が諸外国に比べても強すぎることがコロナでのワクチン接種を妨げないか?治療薬使用に対しても同様です。


 私達投資家はファーストペンギンよろしく自粛解禁になれば直ちに居酒屋や旅行に繰り出せるかもしれませんが、それは少数派である可能性は考慮しておくくらいが良いと思います。コロナ前まで戻るのには時間がかかるかもしれないと覚悟しておくくらいでちょうど良いと私は思います。

 弱気な発言をしていますが、原則はコロナという未曽有の事態に遭っても世界経済は成長を続け、日本株も成長していくという意見は変わりません。
 しかし、現状の相場では頑張りすぎる必要は全く無いと思うのです。

 レバレッジを掛けて買いまくったり、全力で空売りをする局面では無いと思います。ノーポジまでするのも勿体ないかと思います。


 日本の政治は良くも悪くも【決められない政治】です。仮に自粛が解除になったからと言って、収入の落ち込みはほとんどの方が影響を受け、それは経済対策でもらえる10万円や給付金では補えないダメージ&消費マインドの落ち込みも想定されます。
 この相場で頑張りすぎるのは方向感も出にくいのでよほど強靭な精神力の方で無いと大半の方は心が相場の動きで疲弊してしまう事が懸念されます。

 それは儲け損なう事よりも不幸です。

 コロナの影響が直撃している優良企業を買うには最高の買い場がこの後も今も訪れていますから、ほどほどに買って気絶してしまうのが非常に効率が良い投資行動になると思います。

 上がっても下がっても心が揺らされない程度のスタンスで構えるくらいが良いと思います。
 投資で行くのであれば、『下がったら売って、上がったら買う』のは個人的には最もオススメしません。

 『この企業なら含み損でも、何年でも耐えられる』と思える企業に本腰入れて投資するのが良いと思います。


■ピックアップ銘柄 ロンシール工業(4224)


 世の中は先ほど述べたようなコロナウイルスという恐怖の大王の影響で除菌や抗菌へのニーズが著しく高まっており、外国ではこれまで『マスクは医療関係者が付けるもの』という習慣であったのですが、日本の花粉症のマスクよろしく今後様々な習慣の変化が起こることが予想されます。

 今回のコロナウイルスの騒動によって様々な物への抗菌効果の付加価値の値打ちがは間違いなく上がるのは疑いようのない流れかと思います。
 そうした関連銘柄の物色の流れが起こっているのも周知の事と思います。

 本日ピックアップ銘柄で取り上げるのはそうした抗菌よりも上位技術である抗ウイルス技術を確立において大きな実績と技術があり、今後の需要が大きく取り込めるにも関わらず業績・財務面から非常に割安のまま市場から評価されていないロンシール工業(4224)にスポットライトを当てたいという想いから執筆することにしました。


※最初に断っておきます。
 私は通常何かしらの取材をしたのちに記事執筆をしているのですが、今回は非常にタイミングが悪く、同社がテレワークに移行しており、電話での取材もすることが叶いませんでした。
 今回の記事は同社のこれまでのIR開示された情報と、メディアによる同社の記事、特許の文献、同社の商品を販売している商社への電話内容に基づいて作成しております事をご了承ください。


 ロンシール工業は日本で初めての塩化ビニール素材での製品製造をしたパイオニア企業であり、1928年創業以来70年以上に及ぶ樹脂加工をしている私の大好きな職人肌の強い企業です。例に従ってIRも積極的ではなく、情報も少ないのが玉にキズです(笑)

 代わりに私が調べた限りの同社の魅力を勝手に語りたいと思います。


■4月24日時点のロンシール工業(4224)の指標データ


 株価      1758円
 時価総額     81億円
 20.3売上予想 205億円
 20.3営利予想  16億円
 20.3経常予想  17億円
 20.3純利予想  11.5億円
 20.3EPS予想&PER 250円(PER7.0)
 実績PBR    0.5
 20.3配当金予想  80円(配当性向32%)
 配当利回り     4.5%
 自己資本比率   72.2%
 ネットキャッシュ  52億円


 詳しくは調べてもらえれば良いと思いますが、財務優良&業績堅調企業である事を理解してもらえるでしょう。


■主力商品は建物の内装に使われる室内床材&屋外の防水材&鉄道の床材


 同社の主力は製品採用事例を見てもらうと良く分かると思いますのでURLを参照してもらうのが良いと思います。

・製品採用事例
 https://www.lonseal.co.jp/cases/

 医療施設や大型施設、面白いのは新幹線や山手線などを始めとする鉄道車両床材のシェアは80%とも言われている実績を持っています。
 従業員のおよそ3分の2が工場での製品製造に従事しており、パイオニア企業らしく19年3月期の研究開発費も3.2億円としっかりと研鑽を続けています。

 防水事業に関しては『ロンプルーフ防水事業協同組合』という200社を超える専門工事業者がロンシール工業と連携しており、「防水」「遮熱・高耐久」についての啓蒙と、加盟企業の施工技術の向上に努めています。業界団体を組成して施工や工法の普及も進めている事も強みです。

 こうした実績と技術でいぶし銀のように光る企業です。


■今後の同社の成長の推進力として期待される抗ウイルス技術【ロンプロテクト(LP)】


 https://www.lonseal.co.jp/technology/anti-virus/

 まず、上記のURLは同社のHPにある『抗ウイルス技術』に関するページでありますが、今後広がっていく抗ウイルスに対する機運を受けるド本命であるような気がしてならないのです。

 この技術はSARSの世界流行やノロウイルス、鳥インフルエンザなどのウイルスに対する脅威を背景に研究されて開発されました。詳しい技術の中身などに興味がある方は後述する特許の文献を見に行くと深く理解できると思います。

 同社の第三者機関による調査の結果では
・エンベロープあり⇒1時間で99%以上の抗ウイルス効果を確認
・エンベロープなし⇒24時間で99%以上の抗ウイルス効果を確認

 今回の問題になっている新型コロナもCOVID−19でエンベロープありであり、大きな効果が期待されます。

・【図解】新型コロナウイルスの生存期間
 https://www.afpbb.com/articles/-/3274379

 上記のように手すりやドア、つり革等からの接触感染でのウイルス感染は多くの方の懸念事項として注目を集めており、プラスチックでは最長3日も生存することから感染リスクが指摘されます。
 感染リスクを無くすためには消毒液で逐一拭くのが一番ではありますが、労力やコストから現実的ではありませんが、ロンシール工業のロンプロテクト技術を利用すれば大きく感染リスクを低下させ、利用者の不安心理及び職員の負担を下げることが期待できます。

 また耐用年数も10年であり、水拭きをしても抗ウイルス機能も維持されます。

 同社はR&D型の企業であり、特許庁のデータベースでの検索をしたところこれまでの特許出願件数は1976年〜現在に延べ595件。
 特許として成立させたものは352件とこの規模の会社としては非常に多いと感じます。

 このうち、今回のポイントである抗ウイルスに関する特許が9件存在しており、特許の固め出しをしていることから同社にとって非常に重要な認識をしていることがここからも分かります。

1…特許番号5324338
 出願日…2009/6/26
 発明の名称『ポリ塩化ビニル系樹脂組成物及びそれよりなる成形品』

2…特許番号5601698
 出願日…2009/10/20
 発明の名称『抗ウイルス性を有するポリ塩化ビニル系樹脂製シート』

3…特許番号6341358
 出願日…2013/7/12
 発明の名称『抗ウイルス性ポリ塩化ビニル系樹脂組成物及び抗ウイルス性ポリ塩化ビニル系樹脂成形体』

4…特許番号6246512
 出願日…2013/7/12
 発明の名称『抗ウイルス性壁紙』

5…特許番号6182386
 出願日…2013/8/6
 発明の名称『抗ウイルス性塩化ビニル系樹脂壁紙および製造方法』

6…特許番号6433647
 出願日…2013/10/18
 発明の名称『抗ウイルス性内装シート』

7…特許番号6228423
 出願日…2013/10/18
 発明の名称『抗ウイルス性内装シート』

8…特許番号6436563
 出願日…2014/7/10
 発明の名称『抗ウイルス性内装シート』

9…特許番号6436562
 出願日…2014/7/10
 発明の名称『抗ウイルス性塩化ビニル系樹脂組成物および抗ウイルス性塩化ビニル系樹脂製シートならびに製造方法』

 興味のある方はこれらの文献を調べてもらうと良いかもしれません。


■小さなものから大きなものまでさまざまなものに適用できる「抗ウイルス技術」


 同社の抗ウイルスに関するページを見てもらうと良く分かりますが、床材や壁材しか抗ウイルス加工できないという訳では無く、塩化ビニールそのものに抗ウイルス機能を持たせているものなのでほとんどの場所・モノに活用が期待できます。

 2013年11月28日にロンシール工業は業界に先駆けて研究開発をし、抗ウイルスの床シートを業界で初めて開発・販売を開始しました
http://www.nissouren.jp/news/news_detail/166459391852b8f606ad1db

 2013年の有価証券報告書から毎年『抗ウイルス』に関する研究開発&新製品販売が記載されるようになり、PVCフィルム(ロンエースLP)を2016年に製造販売しています。
https://www.sanyo-ltd.com/media/2016/07/15/31


 このフィルムをロンシール工業が製造して、これを二次加工する樹脂メーカーの一社に株式会社三洋があります。

https://www.sanyo-ltd.com/dcms_media/other/uirus%20ga-do%20katargu.pdf

 このロンエースLPを活用してドアの取っ手や家具、建具を始めあらゆる製品の加工・販売が行われています。


 ここからは取材が出来ていないので状況証拠からの勝手な推測を展開します。

         売上高   | 営利
 2009.03 20,258|  388
 2010.03 17,997|  526
 2011.03 17,297|  739
 2012.03 18,101|  627
 2013.03 19,188|  794
 2014.03 21,018|1,241
 2015.03 21,371|1,432
 2016.03 20,930|1,906
 2017.03 20,974|2,474
 2018.03 20,686|2,130
 2019.03 20,298|1,928
 2020.03 20,500|1,600

 同社の決算短信には具体的なセグメントや商材の中身については触れられてはおらず、2010年〜業績修正回数は計14回で全て利益の上方修正です。気付くと思いますが、売上はそこまで増えていないのですが営業利益だけが大きく伸びています。これに関しての会社のコメントはコストダウンという事が主な理由になっていますが、2010年の社員の年収510万円から2019年には575万円まで右肩上がりで上昇&社員数も緩やかに増加しており、コストダウンだけではこの利益率の向上は説明が付きません。

 大きな変化点は先ほどから説明している『抗ウイルス技術』の確立とその製品の好調な販売があるのではないか?と推察します。

 2013年11月28日に業界初の抗ウイルスの床シートの発売、2016年にはロンエースLPのフィルムタイプでの多くの製品への活用や下記のような記事も観測されています。

・NIPPON★世界一 The83rd
 http://www.newstokyo.jp/index.php?id=878

 研究開発に苦心し、やっと完成した付加価値の高い技術や製品というものは売価が高く、粗利率も高いわけです。同社の製品に抗ウイルス機能が付加されていくことで売価が上がっても需要が高まってきているのだろうという仮説が立ちます。


 先ほどの樹脂加工メーカーが作成している下記動画もロンシール工業を理解するのに役立つでしょう。
・【三洋】抗ウイルストータルソリューション
 https://youtu.be/wTFbHGvpe4g


 ロンシール工業は抗ウイルス性能を持つフィルムやレザー、床材や壁材の素材を加工しているので、それを誰が二次加工しても利益を出すことができます。
 第三者機関によるエビデンスがあることや公共施設や病院などへの導入実績や技術の担保が取れていることも非常に好感出来るポイントです。


■まとめ


 同社への問い合わせた所『抗ウイルス製品につきましては専門誌等への広告掲載、設計事務所、官公庁へのPR等を積極的に実施しており、問い合わせも増えている』事は確認出来ました。
 しかし、建設現場がコロナの影響で工事がストップしたり、工事の延期や建設需要の減少などもあることから足元では活況とは言えないと想定されます。

 私としては投機的に思惑で買われるという短絡的なシナリオではなく、中長期的に同社の技術と製品に対する需要が増加していくことで業績向上、しいては配当の増配等を大いに期待しています。

 久しぶりにこうした製造業に巡り合えて私は素直に嬉しく思います。
 私の眼にはピカピカの割安成長企業であり、ここから強烈な追い風が吹いていくのではないか?と同社の成長が今から楽しみでなりません(笑)

 投資はあくまで自己責任でよろしくです!


 それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)



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相川伸夫の山王(3441)ENEX展示会取材報告

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〜水素透過膜に大きな進展アリ!



■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※3月6日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒554円(―1%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒838円(+3%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4620円(+58%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1424円(−22%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒861円(−45%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒3620円(−25%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒2290円(+16%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価473円⇒863円(+82%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1298円(−52%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒483円(−42%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒296円(−30%)
・カンロ(2216)19年11月5日配信
 株価1665円⇒1421円(−15%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。また、銘柄には大化け狙いと堅実成長狙いの銘柄が混じっています。


■2020年1月30日ビッグサイトでの『ENEX』山王展示ブース取材報告


 山王の水素透過膜について私が億の近道で詳細に取り上げたのは2016年の12月でした。
 453円で12月5日に前編として掲載し、12月19日に後編を掲載したときには560円でした。
 前編 http://okuchika.net/?eid=6733
 後編 http://okuchika.net/?eid=6761

 その後2017年1月12日に山王から水素透過膜のIRが出てからというもの私の期待以上に大暴騰してしまい、高値は記事掲載から一時4倍も吹き上がりました。
 水素透過膜の研究開発は記事掲載後も進んでいる事はフォロー取材にて認識はしていたものの、そこまで大きな進展は感じていませんでした。

 …が、今回のENEXには水素透過膜に大きな進展の兆しを感じ、再度きっちり取材をしてきました!
 私の感覚として、非常に大きな可能性を含む進展が起こっていると感じましたので、3年ぶりに改めて詳細を記事として書き起こさせて頂きます。


■山王についておさらい


 山王はメッキ技術1本の表面処理の老舗メーカーであり、現状のグローバル競争が加速している状況において、本業は正直苦しいと言わざるを得ないでしょう。
 そんな状況を打破すべく、数年前より研究開発を新規事業に注力して早期に事業の柱にすべく活動してきました。

 それが『水素透過膜』と『銀めっきアクリル粒子』の2つです


■銀めっきアクリル粒子の概要


 物は完璧に仕上がっていると表現してもおそらく問題が無い段階ではないかと思います。現状はサンプルを納入しての評価段階であり、様々な試験がされている段階です。

 銀めっきアクリル粒子(導電性微粒子)は従来の記事でも触れたかと思いますが、<銀インキ・銀ペースト・ゴム等の導電性の混ぜ物>に用途が注目されています。
 これは既存の銀粉末に対してコストパフォーマンスが高い事と、既存の銀単体に対して銀めっきアクリル粒子の方が柔軟性に富んでいる事やバインダーとの混錬に置いて比重差が無く良好な施工感が得られるというのがポイントになっていくでしょう。
 市場には既存の商品があり、これを代替できる可能性のある製品が銀めっきアクリル粒子です。

 今までの既存銀インキ等が一気に置き換わることは考えにくいですが、製品への信頼試験に合格出来れば早期に売上貢献への期待は出来ると思われます。

 続報に期待したいですね!


■水素透過膜の概要


 今回の記事の本題である水素透過膜・分離膜は現状世界中で研究・開発されていますが、私としてはこの水素透過膜に関しては山王のポテンシャルは高いのではないか?と感じています。

 『水素透過膜』とは何なのか?から説明していきます。

 そもそも水素透過膜は高純度の水素を安価にかつ簡便に取り出すために研究されている手段の一つです。
 山王(3441)が産総研(国立研究開発法人)と開発した『水素透過膜』とは様々な気体から水素だけを99.999%以上で取り出す水素精製を担う技術です。

 現在の水素ステーションで燃料電池車に供給されている水素の純度は99.97%以上の高純度水素であり、この水素製造方式の主流なのがPSA方式です。

<PSA方式>
 原料ガス⇒脱硫器⇒改質器⇒CO変成器⇒圧力スイング吸着器(何層ものフィルター)⇒高純度水素(99.97%以上)
 設備投資には3億円は少なくともかかると言われており、現状では費用負担をペイすることが難しいので国の方針のように増えてはいません。

<山王が開発した水素透過膜>
 原料ガス⇒水素分離装置(改質器)⇒高純度水素(99.999%以上)

 水素透過膜や水素分離膜は世界中で研究・開発されており、圧延で作ってみたり、スパッタリングで作ったり、また材質もパラジウム単体やパラジウム:銀であったりと様々な物が出てきています。

 水素透過膜の優れた点はなんといっても

 【触媒】【分離】【高純度化】

 の三要素を1工程でできることに大きな利点があり、また従来のPSA方式では装置が大規模な水素プラントでしか水素生成が出来なかったのですが、水素透過膜であれば水素生成が小型化できることから家庭用の蓄電池のエネファームや中規模の工場での副生成ガスから水素を取り出してエネルギー(資源に変換)に出来、今後さらに注目される技術です。

 例えば、汚泥などのバイオマスからメタンを水素透過膜で水素精製する場合↓
 水素透過膜を用いた装置でメタンに水蒸気をぶつけることで下の化学式になります。
・CH4+H2O → CO+3H2
 …↑の反応で水素だけが透過膜を抜けてCOだけが残るが、水蒸気はそのままそそがれるので
・CO+H2O → CO2+H2
 ↑となりさらに水素が抜けて最後に高純度のCO2だけが残る。

 このCO2は農業でハウス栽培に向けて販売も可能になるので全く無駄が無く究極のゼロエミッション社会が実現できるようになります。

 水素透過膜はメタン側(入口)と水素側(出口)の気圧差で水素が出てくる仕組みなので余分な工程を設ける必要もありません。
 今までPSA方式しか主流では無かったために難しかった水素精製装置の低コスト×小型化の実現に大きく近づくことになります


■ENEXで進展を確認出来たこと


↓【2019年3月4日】の山王のIRの開示

 高強度の水素精製用パラジウム銅合金を電解めっきでワンステップ成膜 ―従来成膜法に比べ簡単・安価・省エネを実現!―
 http://pdf.irpocket.com/C3441/bFn0/MEoU/DFjC.pdf

 今回ENAXに取材に向かったのは上記の技術進展の確認です。
 上記の技術に関して現在特許申請中であり、取得できるかは現状ではまだわかりません。

 特開2019−202259「水素透過膜及びその製造方法」
 https://www.j-platpat.inpit.go.jp/p0200
 ※↑リンクが開けない時は特許検索で検索して頂くと詳細が分かります。

 私が一番最初に山王の記事を書いた時も水素透過膜の特許申請中であり、その時の名称は「金属複合水素透過膜とその製造方法」を申請していたことに着目したものでした。
 前回も水素透過膜で、今回も水素透過膜で何が違うのか??

 実は今回の特許申請は前回特許の発展⇒完成版であり、実用に耐えうるであろう品質レベル、コストメリットを兼ね備えた水素透過膜の製造方法にまつわる申請であり、前回特許に重ねて固め出しをすることからも水素透過膜事業への山王の本気度もうかがう事が出来ます。

 水素透過膜として市場にあるものとしてパラジウム:銀もありますが、山王が度重なる研究によって最も適しているのがパラジウム:銅であり、かつ47:53の膜が適している事が分かりました。
 前回の特許ではスパッタリングという方法で透過膜を生成していましたが、今回の特許では電解メッキという一般的な安価で容易でかつ早いめっき手法でワンステップ生産(ステンレス板に直接電解メッキで水素透過膜を生成して剥がすだけで完成)出来る大変素晴らしいものです。

 よって、前回2017年に取得した特許とは数段上の実用特許に成ると理解いただくと良いと思います。

 水素透過膜は様々な用途を模索している段階ですので明確に「こうなる」という事はまだ言えない段階ではありますが、こちらを見て頂くのが未来を想像するのに役立ちます。


・AHEAD(アヘッド)次世代水素エネルギーチェーン技術研究組合HP
 https://www.ahead.or.jp/jp/research.html
 AHEAD(アヘッド)というのは下記4社を始めNEDOと共同で動いている水素社会実現に向けた取り組みです
 ・千代田化工建設株式会社
 ・日本郵船株式会社
 ・三井物産株式会社
 ・三菱商事株式会社

 このAHEAD(アヘッド)は有機ケミカルハイドライド法によって水素を運搬、活用していくことが主であり、これは千代田化工建設が起死回生の想いで推進しています。


■有機ケミカルハイドライド法


 TOL(トルエン)の水素化反応によって、軽質なガスである水素をTOL(トルエン)に化学的に付加し、常温・常圧の液体化学品であるMCHに転換して貯蔵輸送を行い、水素の需要地で脱水素反応により水素を取り出して利用、生成したTOL(トルエン)は水素キャリアとして回収・再利用します

 水素を含ませたTOL(トルエン)はMCH(メチルシクロヘキサン)と呼ばれる液体になり非常に安定しているわけです。これをAHEAD(アヘッド)ではスペラ水素という名称になっています。

 イマイチこの凄さが分からないと思うのでかみ砕きますね!

 まず、水素ステーションが広がらないのはなぜか?って言えばその理由の一つが『水素』という気体が非常に扱いづらい性質があることです。
 無味無臭で漏れても気付けなくい癖に大爆発するわ、タンクに圧縮しようとしても通常のタンクだと『水素脆化』という非常に厄介な性質をはらんでおり、さらに液体にして大容量を運ぼうとするとマイナス253度までの極低温を維持しないといけないという厄介さ!

 にも拘わらずこれだけ世界が水素にこだわるのは必要以上に溢れた電気(風力発電・太陽光・地熱・潮力)が貯えておけないからこそ、電気⇒水素に変換して貯蔵することで必要な時に電気に変換できるのです。
 また、電気は遠くまで運ぶためには送電線が必要なだけでは無く、遠くまで送れば送るほど送電ロスによって電気は大きく減る特性がありますが、水素は運搬することができます。
 そして電気が必要な場所で水素と酸素を反応させて電気に戻しても水しか出ないから究極のゼロエミッションが実現できるので将来的に必ず水素社会が来るようになります。

 つまり、水素を手軽に運搬できる手段も水素社会実現に絶対に必要なのです。

 千代田化工の有機ケミカルハイドライド法によるMCH(メチルシクロヘキサン)は【常温常圧】で運搬が出来、非常に安定している液体であるのでこれまでの『ガソリン』とほとんど同じ扱い方で水素を扱う事が出来るのが非常に大きなポイントです!

 詳しくは上記のAHEAD(アヘッド)の動画やHPで詳しく理解できると思います。

※水素を運搬するのにアンモニアを使うという手段もあるのですが、こちらは 既存のインフラはそのまま使うのは難しそうです。アンモニアにもメリット・デメリットがもちろんありますので絶対にどちらが優れているとは言えないのでどうなるかは分かりませんが、私個人としてはどちらも実用化されていくのではないかと思います。


 さて、山王の水素透過膜に話を戻します。
 先ほどのMCHに対しても山王の水素透過膜は活躍できるそうです。
 現状は先ほど説明したようにMCHが一番水素キャリアとして安定(常温・常圧である。アンモニアは有毒性が非常に高い)しており、例えばガソリンのようにMCHをタンクに入れてそれを水素透過膜で水素を取り出して走行することも出来る(あくまで理論上)と考えられるようです。水素透過膜とMCHに+熱源が必要なので水素を取り出す方法は色々と模索されています。
 ちなみに水素を取り出したMCHはTOLの液体に戻るので循環して使うことが可能です!

 先ほど話したように水素透過膜というのは大掛かりな大量生産よりも小型装置での活用が期待できます。

 展示会において山王の水素透過膜の他社とのベンチマークについて確認したところ、企業の性質上明確に他社より強い弱いという言質は頂けなかったので、あくまで私個人の感覚だと断っておきます。

 山王の今回特許での電解メッキは3μmの膜厚も安定して生成出来ます。
 他社での圧延での生産であり、厚みも20μmが限界ではないかと考えられるのでこちらより山王に圧倒的に軍配が上がると思います。
 また大学発表での窒化チタンによる水素分離膜に関しては2017年以降の続報が確認出来ないので、そちらは進展が無いのでは?と考えています。

 ちなみに山王の電解メッキの場合はBCC構造(体心立方格子構造)になり、透過性能も向上しており、前回特許での製法と強度比較しても破膜荷重は3倍で延びも2倍弱と大きな性能強化も果たせている。

 なお、水素透過膜の『実用化に向けた取り組み』に関しては山王以外には他
社でやっている所は知らないという心強い回答が得られました。

 市場規模のどれだけに行けるかはまだまだ分からないですが、中小企業に関しては水素透過膜の使用可能性の期待はとても高く、PSAでの水素供給はコストや設備サイズから大手企業にしか出来ないですが、水素透過膜であれば工場蒸気であったりエネファーム、さらには災害時の緊急エネルギーとして水と太陽光パネルと水素透過膜があれば緊急時の設備にも出来るとのことです。


 以下は私が取材したときのQAでの印象的な一部の回答です。

Q1:水素透過膜が出来たのは山王の表面処理のコア技術があったからこそでしょうか?
A1:それは間違いなくその通り。新たな事業拡大をしていくにあたり、自分たちが出来ない所に行くのではなく、コア技術を活用する先にどんな活用があるかを模索していくことで辿りつけた技術。

Q2:アピールできるところとして、他社に比べてどの程度の力があると感じていますか?
A2:一言にメッキと言っても実に多種多様なものがある。アップルにも部品納入している実績もあり自信はあるけれども、バリアメッキやスポットメッキ等顧客から求められる技術に関しても様々なものがある。他社と比べて遜色ないのは間違いないとは思っているが、謙遜し過ぎかもしれないけどNO.1とは私の口からは言えない。さらに研鑽していく。

Q3:今回の水素透過膜の電解の一番の売りは何ですか?
A3:水素を選択的に通す部材を電解メッキ1液でワンステップで作れるようになったのがもっとも大きな利点。

Q4:電解メッキ1液で作れる基材はなんですか?
A4:ニッケル多孔質メッキは用途で行くとパラ銅の支持体のバックプレートで強度を上げるために付けてる。ステンレス剥離板上にパラジウム:銅の膜を付けて作り、この上に水素透過膜を作成する。ステンレス剥離板は使いまわすことが出来る。水素透過膜はパラジウム銅の合金であり、これ自体が完成品になっている。

Q5:析出速度はどんなレベルでできるのでしょうか?
A5:電流と電圧の関係と被メッキ面の面積の問題で析出速度は決まってくるので一概にどのくらいとは表現できない。一般的な電解メッキ。

Q6:耐久性に関しては金属複合水素透過膜と今回の水素透過膜はどっちが強い?
A6:これらは全く違う別物で、今回の水素透過膜が完成版。前回の時には開発途上だったと感じている。今回工程も確立出来て、実用段階に合わせている段階である。理論値では実用レベルに十分耐える製品である。


〜以上が展示会での取材報告になります。


 3年前よりもかなり進展していることが分かると思います。
 まだ業績に反映されるタイミングでは無いですが、これが実現した暁には大きく企業の立ち位置が変わってくるのではないか?

 こういう下町ロケットのような夢のある企業を長期で応援するのは非常に楽しいですね!


 コロナを発端に相場は大きく乱高下しており、非常に強いストレスが私達を襲っています。

 しかし、必ず市場は安定します。

 しっかりと地に足を付けて企業分析をし、期待値の高い企業に投資をして応援していきましょう!!


■参考資料

・水素・燃料電池戦略ロードマップの進捗確認及び国内外における水素・燃料電池利活用状況調査
 https://www.meti.go.jp/meti_lib/report/H30FY/000245.pdf

・アンモニアによる水素貯蔵と運搬
 https://www.jstage.jst.go.jp/article/jsssj/36/11/36_583/_pdf/-char/ja

・「水素社会構築技術開発事業/大規模水素エネルギー利用技術開発/有機ケミカルハイドライド法による未利用エネルギー由来水素サプライチェーン実証」
 https://www.nedo.go.jp/content/100895062.pdf


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)



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相川伸夫の相場展望

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※2月21日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒710円(+27%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒982円(+20%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒5070円(+74%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1515円(−17%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒997円(−37%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒3950円(−18%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒2838円(+44%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価473円⇒981円(+107%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1545円(−43%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒582円(−30%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒331円(−21%)
・カンロ(2216)19年11月5日配信
 株価1665円⇒1561円(−6%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。


■相川伸夫の相場展望


 コロナウイルスを契機にした世界中での波乱の展開が巻き起こっていることで短期的には大きく株価は暴れる事が想定されます。
 しかし、そうしたときにはオーバーシュートすることも多い為、そうした局面で行き過ぎた銘柄は積極的に拾っていくのが長期投資家です。

 PBRという良く知られた指標があります。企業単体での投資判断ではこれだけで買ったり売ったりを判断するのには全く扱えません。しかし、日経平均という225銘柄を一つとして捉えて俯瞰するのにはPERよりも指標として役に立ちます。
 リーマンショックの時の一番安い下限でPBRは0.81でした。
 BPSは毎年企業の経済活動をして税金を払い、配当を払った後に企業に積み増されていくものです。
 日経225は日本を代表する企業群であり、当然BPSは右肩上がりで増加していきます。
 アベノミクスが始まった2012年末以降だと16年7月のブレグジットでPBR1.03で下げ止まり、反転を開始しました。18年の12/25の朝一の日経は19400円でPBR0.99でこれをそこに反転しました。
 19年の8/26も20260円でPBR1.01で反発です。
 単純な日経平均の数字だけを見ると23000円という数字が昔より大きい値になっており、不安に感じるのかもしれませんが、企業が成長していることに着目しなければだめです。

 2020年2/21の執筆現在のBPSは20700円です。
 この10年足らずでBPSは10000円以上増加し、企業が投資家に分配する配当金も格段に増加しました。実績ベースで現在の日経225の配当利回りは2.1%、私が計算した今期予想配当利回りベースでは2.6%の水準です。
 これを踏まえて日経平均がPBR1.0で反発すると仮定するなら、日経平均の下落余地は5%強という事になるでしょう。

 私にはこの状況がリーマン級とは思えません。
 コロナも終息するでしょうし、GDPの大幅マイナスというのも消費増税とコロナによるインバウンドマイナスの効果の一過性の要因が大きいです。

 景気後退になろうが日本企業の稼ぐ力の増加傾向や財務の盤石化はごまかしようのない実力であるので上値は仮に重くとも下値はここから深くはないというのが私の見解です。

 未知の事が起こると誰しもが不安になりますが、今日も明日も世界中の70億人の人は生活をしていきます。ウイルスに罹ってしまう人もいますが、それでも生活は回ります。
 非日常は長くは続きません。必ず日常が非日常に勝るようになります。

 それを忘れずに中期目線で買いに向かう事で1年以内に報われる可能性は極めて高いと思っています。
 もちろん、銘柄選びに気を付ける事と今が底値ではないので、段階的に買いを入れる事がオススメです!


 銘柄選びの際には減益でも減配をしない傾向のある企業で3%以上、好ましくは4%以上かつ、過去の10年来チャートから判断したときにBPSの増加や配当金の増加での下値ラインを引いた時にそれを割っているものはオーバーシュートしているという捉え方も出来る。
 また、大きく勝負したいならコロナの影響の直撃を受ける銘柄のオーバーシュートを段階的に下に掘っていく戦略。一過性の影響なのでコロナが終息すれば元の株価まで戻ります。1年も辛抱すれば下で買ったものが報われます!

 よく『落ちるナイフは拾うな』と言われますが、これは短期投資の鉄則です。
 長期投資家は落ちるナイフを選びながらゆっくり拾うのが良いのです。
 19年8月の日経平均20400円だった時の株価を大きく割り込んでいる落ちるナイフを選びながら下に切られながら拾っていくと1年後には笑える可能性が高いと思われます!
 ※信用の場合は頑張り過ぎないように気を付けてくださいね!


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫のこれまでの振り返りと投資戦略

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※1月18日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒777円(+39%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒902円(+11%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒5070円(+74%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1493円(−18%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1335円(−15%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒4310円(−11%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒2795円(+42%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価473円⇒1185円(+151%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1491円(−45%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒673円(−19%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒337円(−20%)
・カンロ(2216)19年11月5日配信
 株価1665円⇒1590円(−5%)


■先月からの変化としては東京エレクトロンデバイスと新報国製鉄に関して盛り上がってきました。


 皆さんご存知の通り半導体関連の株価が最近上昇しています。
 私が最近情報収集している感じでもやはり半導体の世界はスーパーサイクルが来ていて、受注も増えているという話を耳にします。
 上記の二銘柄はまさに半導体関連になるので、ここから楽しくなってくるのではないかと期待しています。
 また折りを見て取材に赴くつもりでいるのでその時にはまたレポートさせて頂きます。

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。


■これまでの振り返り


 炎さんにお声掛け頂き、2016年末に初めて億の近道で執筆させて頂いた時はまだ私は自動車部品メーカーに勤務しており、サラリーマン投資家でした。

 この頃に執筆した銘柄が…
 山王(3441)
 グロームホールディングス(8938)
  ※旧LCホールディングス、現在はフォロー除外
 テノックス(1905)
 特殊電極(3437)
 東北特殊鋼(5484)
 新報国製鉄(5542
 パウダーテック(5695)

の7銘柄です。

 2017年は小型株にとっての地合いも大変良く、億の近道掲載後の株価も大変堅調で1.5倍〜3倍弱になる銘柄が続出しました。
 2018年の春に会社を辞め、客員アナリストとしてリンクスリサーチで半ば研修アナリストになりました。

 その客員アナリストの時に取り上げたのが…
 東京エレクトロンデバイス(2760)
 アバント(3836)
 神戸天然物化学(6568)
 丸順(3422)
 クロスフォー(7810)

 現在、掲載時比で株価が絶好調なのはアバントで2.5倍になりました。
 東京エレクトロンデバイスもちょいと時間がかかりましたが、業績にも数字が表れてきた事で評価され始めてきました。
 東京エレクトロンデバイスの四季報再来期予想もやっと19年3月の私の記事で算定していた予想数字にやっと追い付いてくれて嬉しい限りです!


 アナリストになってから億の近道でピックアップ銘柄記事をアップするときに決めたことは『買いのタイミングかどうかで記事執筆するかは考えない』事でした。

 それまでは『私の記事を見てもしかしたら株を買うかもしれない』という想いもあって、当初はエントリータイミングも多少考えて記事執筆していました。

 しかし、同時に思ったのです。

『私はアツイ会社を多くの人が知る前にお知らせしたいのであって、知られ始めて(株価が上がり始めて)から喧伝したい訳ではない』

 それに、株価が上がるかどうかを私個人の判断で書いたり書かなかったりするのは正直おこがましいとも思いました(笑)

 2017年に小型株も上がっていたことも多少影響してか、2018年に取り上げた銘柄は掲載時よりもまだ株価が低い物も多いです。
 正直悔しい気持ちはあるのですが、裏を返せば掲載時よりも多くの人が安く買えていることになります。
 これは投資戦略的には最高の投資タイミングが提供できているとも取れるので、案外良いような気もしています。

 2019年に正式にリンクスリサーチでアナリストとして活動をするようになってからは投資をしていくにあたっての知識(株価形成や業績に影響する要因等)、企業の競合優位性についてを取材していくことでかなりシビアな目線、それこそアナリストとしての評価が少しはサマになってきたかと自分でも思います(まだまだ投資家的な甘ちゃんな所もぬぐえませんが…)。
 実際の市場での株価形成と企業実態での成長との乖離が大きい事も最近は気にかかるようになってきました。

 分かってきたのは小型株であるなら思いのほか短期急騰はいい加減な理由で起こってしまうものであり、そこには株価の動きを中心にした話になってしまう。
 したがって小型株の株価動意の理由によっては吹き値売りが最善策になることも多く、長期的にホールドは向かない事が多い。
 しかし、企業成長によって引き起こされる株価上昇は長期にわたって続き、これはしっかりとホールドすることで利益を伸ばすことが出来る物。

 文章にしてしまうと当たり前の話なのですが、頭で分かっていることと実際に腹にしっかりと落ちているのでは行動や思考パターンに変化が出てくるものです。

 億の近道で執筆を始めてからという物、分析に分析を重ねるごとに株価の日々の動きに対して鈍感になってきました。

 私はこれを凄く良い事だと思っています。
 数年後の企業価値に対して自信をしっかりと持てる程分析が出来ているからこその安心感が得られました。

 企業成長に基づいた投資は数年単位でのホールド、株価下落時の買い増しが必須の投資戦略です。
 このスタイルもかなり板に付いてきたものです♪

 どっしりと構える戦略でピックアップ銘柄が掲載して3年が経つ頃には2倍以上になっている戦果が気付けたら大変嬉しく思います。


 企業成長をしていく銘柄であればいつ買っても長期で必ず報われます。
 そのためには企業分析が欠かせません。

 今後ともまだまだ発展途上の未熟な身では有りますが、こうして記事を読んで頂けている方とともに多くの気付きと学びを得ながら成長していきたいと思います。


 今年もどうぞよろしくお願いします<m(__)m>



■株の学校【東京第5期】募集開始!
 https://double-growth.com/stockschool_entry_5/

 前回19年の夏に開催した名古屋での株の学校『長期投資家ゼミ』は大好評で終わりました。
 東京での第5期の株の学校の募集が始まったので告知です。
 今回も私が講師をさせて頂きます
 手前味噌ではありますが、株式投資における長期投資のレベルを大きく上げることが可能であるゼミになっていると思います。
 株式投資は一人でも独学で上達することが出来ます。
 しかし、高い熱量での講義やネットで検索しても出てこない知識やノウハウ、さらには企業への同行取材という濃縮した経験値を積みたいという方は是非受講してもらえればと思います。
 私も講師陣の一人として全力で助力致します。
 詳しくは上記URLリンクの『みんなの運用会議』の告知記事をご覧ください。


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


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相川伸夫のクロスフォ―企業IRレポ

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※12月6日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒697円(+24%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒857円(+5%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒5000円(+71%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1450円(−21%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1193円(−24%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒3750円(−23%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒2323円(+18%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価473円⇒1070円(+126%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1533円(−44%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒704円(−15%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒358円(−15%)
・カンロ(2216)19年11月5日配信
 株価1665円⇒1634円(−2%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。



■クロスフォー(7810)の企業IRレポ

 12/7(土)クロスフォ―の土橋代表に登壇頂き、名古屋で個人投資家向け企業IRを開催いたしました!
 100人近くの参加者に1万円相当のダンシングストーン(500株の優待品との事)を大盤振る舞いして頂けました(太っ腹!!!)。
 また、企業IRの時間以外に社長自らが商品説明(ダンシングストーン・テニスブレスレット・EZ Clasp)をする時間も設けて頂き、たくさんの参加者が熱心に話を聞いていただけました。

 企業IRで新しく紹介があったのはジャケットと呼ばれるEZ Claspの金具部分自体をちょうちょ等のモチーフで飾り、金具を留めると蝶が花に止まっているような形状にデザインすることが出来るというものの発表がありました。
 このジャケットに関しても特許の申請がしてあるとのことですが、このジャケットに関しての特許戦略は守りの戦略との説明がありました。
 ジャケットはジュエリー製造メーカーが思い思いにデザインをそれぞれ加工してもらい、その代わりEZ Clasp(イージークラスプ)を使ってもらうという事が条件になるのです。
 土橋社長は私が会っている中では一番自信満々で説明しており、ビジョンに対する自信の表れだと思われます(笑)。
 足元の決算に関しての数字は分かりませんが、来期以降にはこの自信が数字としても表れてくるのでは??と期待します。


■クロスフォーレポートの補足解説

 もうご覧になったかもしれませんが、『みんなの運用会議』にてクロスフォ―のアップデートレポートを掲載しました。恒例になってきました記事執筆の背景や視点についての補足解説をしたいと思います!

・7810 クロスフォ―アップデート
 EZ Claspとテニスチェーンの持つポテンシャル!
  レポートby相川伸夫
 https://double-growth.com/7810-crossfor-3/


■上記リンクのレポート概要説明

1.ジュエリー小売り企業としてみるのではなく、パーツ製造企業として着眼することがポイント
2.EZ Claspの説明をするに当たっての現在の留め金具に関してのリサーチ結果
3.EZ Claspのポテンシャル・普及に向けての生産計画
4.テニスチェーン製造において非常に大きな進展
5.国際宝飾展で実店舗調査報告

…というのが私がみんなの運用会議で書いた内容のザックリ説明です!
 詳細はリンクからお読みください。


※この先は記事を読んで頂いた物として話をします!


 クロスフォ―のHPでも私の記事が企業のIR資料として紹介して頂いています。そちらから参照ください。


■製造業としてみた時の凄さに惹かれた!

 クロスフォ―の記事冒頭で説明していますが、私が同社に着目しているのは製造業としての強いポテンシャルです。
 これまではその製造業も海外向けのダンシングストーンパーツと国内向けのダンシングストーンの完成品(自社の低下価格&OEM供給の高価格)になっていましたので、今ひとつ製造業と言い切れないというのが正直な所でした。
 しかし、テニスチェーンとEZ Claspの加速で同社を製造業であると認識できるほどにその要素が強くなります。
 製造業が今の売上を大きく伸ばすに当たり、一番のネックになるのは『設備投資をしてコストアップさせないと売上(生産量)を増やせない』事にあります。
 例えばアプリゲームをイメージしてもらうと分かると思いますが、最初の開発は一定のコストが発生するもののひとたび大ヒットすればどれだけでも売り上げが伸びていきます。
 これが可能なのはアプリゲームでの製品には『重さや仕入れや輸送』の問題が存在しないからです。

 一方で製造業の場合、凄く高級で粗利率の高い高級車が大ヒットしたとしても一日で作れる数に対して物理的に制限が掛かってしまい、限界点はその時の設備投資金額(=固定費)に依存してしまいます。
 飲食店もこれに同じです。どれだけ人気でも客席数は限られており、行列の長さも無限には伸びません。よって増収には出店=固定費の増加が不可欠なビジネスモデルなのです。

 クロスフォ―が有利だと言っているのは製造業にも関わらず、これらに対しての制限が相当に有利なことです。

 貴金属はg当たりの金額が非常に高いです。

【2019年12/6時点の相場での価格】
 ・18kなら4100円/g
 ・14kなら3100円/g
 ・10kなら2300円/g
 ・銀なら60円/g
 ・真鍮なら1〜5円/g
 ・プラスチックなら1円以下/g

※ちなみに製造業と言えば自動車産業!自動車と言えば鉄!!
 ・鉄なら0.1〜0.06円/g

 こうやって並べるといかに貴金属が高く、鉄の素材原価が安いかは一目瞭然です。
 高価である貴金属製品は本来量産することが大変難しい種別です。
 難しいのは加工難易度ではなく、地金の金額が非常に高価であるがために少量多品種で一品ものに近い性質になりやすいからであり、大量に作れても生活必需品ではなく嗜好品に使われる以上、製品を捌くことが困難。
 このことが一般的に大量生産されない一番の理由です。

 逆に言えば、売りさばくことが出来さえすれば製造業において非常に高収益を確保できて固定費当たり売上高を大きく伸ばせるビジネスになりえます。
 その困難な大量生産をクロスフォ―なら可能であると感じたのが記事執筆の大きな理由です。
 『小さいから軽くて、輸送が簡単で粗利率も高い』なんて製造業では最高の条件ですから(笑)この着眼で同社を観ないと面白さが中々伝わらないでしょう。


■EZ Clasp(イージークラスプ)について

 「この一見どこにでもありそうな金具のどこがそんなにスゴイの??」
 多くの投資家、特に男性はそう思うのが良く分かります。
 私も最初はそう思ったのですから(笑)

 私は現地・現物・現認主義です。
 当然小売店も10店舗以上回りましたし、国際宝飾展の展示会にも足を運んで確認をしてきました。
 まず、テニスブレスレット(10万円以上)を探すには高島屋や阪急百貨店、ティファニ―やカルティエ等のいかにも高級な商品があるところにしか陳列されていません。
 ダイヤがふんだんに使われたテニスブレスはそうした高級層か、もしくはスワロフスキーのような低価格のブランドには1万円の真鍮×CZ(キュービックジルコニア)のテニスブレスが存在していますのでこれらを見て頂くと良いでしょう。
 それらの留め金具事情をまとめたものが留め金具の記事になります。

 実際に見て回るとEZ Clasp(イージークラスプ)がいかに付けやすいかが実感できるのではないか?と思います。


■BSについて

 今回の記事では特に触れていないのですが、同社はどうしても見た目のBSが悪いのも不人気の要因の一つでしょう。

 BSの見た目を大きく悪化させているものには2つあります。
 1つ目は上場時に立てたカッコいい本社費用の借入15億円分。
 2つ目は事業運転資金(委託販売による小売店店頭商品)の借入の10億円分。
 おおまかにはこうした理由で自己資本比率も悪く映っています。

 2つ目の運転資金は説明不要と思いますが、1つ目の本社費用は説明が必要なので解説させて頂きます。
 まず、投資家からすると本社に金をかけるのは『愚の骨頂』だという認識をされる方が多くいます。
 これはサラリーマンの自らの年収に対して分不相応な金額で豪邸を建てても『豪邸は金を産まない』事に起因する負債であるという認識から生まれるものです。

 では、質問を変えます。

 世界の一流ブランド、ティファニーやカルティエなどの企業と今後取引をしていこうと考える場合の本社はどのような作りにするのが良いのでしょうか?
 確かに5億円くらいで建てたよくあるビルであっても一流ブランドも相手をしてくれるかもしれません。

 クロスフォ―は世界のジュエリー市場の『黒子』としての覇権を取りたいのです。
 本社がしょぼくても取引が成立するかもしれませんが、きちんとした門構えであった方が相手の心象が良くなる。ましてや美しさやファッションを重視する宝飾の世界なのでここへの投資は惜しまなかったのです。

 こうした事情があって現在の財務の借金が存在します。
 在庫に関しても18年の記事で書いたように減損でのダメージも知れているので私はそんなに気にしていませんが、気になる方もいるのも分かります。
 そういう時には、肝心のお金を現在貸している銀行が一体いくらの利息で貸しているのかを観る事をオススメします。
 最新の有価証券報告書の第32期で行くと70Pにその記載があります。

 それによれば…

【クロスフォ―】
 ・短期借入金=0.2%
 ・長期借入金=0.6%
で銀行から融資を受けています。
 これは非常に低い利率で融資を受けています!
 と言っても、比較対象が無いと分かりにくいので国内でビジネスをしている
大手企業と比べてみます。

【オリエンタルランド=ディズニー】
 ・短期借入金=0.23〜0.39%
 ・長期借入金=1.6%

【東海旅客鉄道】
 ・短期借入金=0.15%
 ・長期借入金=1.14%

【ジャパンディスプレイ】
 ・短期借入金=0.8%
 ・長期借入金=4.2%

 これで分かってもらえたでしょうか?
 一般的な解釈として利率が高くなる=貸し倒れリスクが高いと銀行が認識しているという解釈で大丈夫です。
 また、借入金の使途が新規事業への挑戦に関する費用であればリスクが高いと判断されて利率が上がり、これまでの延長上の資金需要であれば利率が低くなる傾向もあります。
 ですので単純に数値だけを比較してクロスフォ―が圧倒的に優れていると言えるものではないですが、銀行にとっての貸し倒れ懸念というのがこの利率にはほとんど入っていないであろうことが分かると思います。
 「自己資本比率が何パーセント以下は危ない」などの事が本に書いてあることはよく見ますが、あれは迷信です。
 銀行が貸してる利率で判断する方がはるかに建設的です。

 上記の事からクロスフォ―の借り入れ金は銀行にとってリスクだとは考えていないだろう事が分かるわけです。


■まとめ

 同社は現在0to1のステップにいます。
 新しい事業が目論見通りに成功する確率は低いです。
 それよりも今伸びている事業に投資してもっと伸びる確率の方が高いのが現実です。

 よって、多くの方は同社の株を買う判断は通常今はしないでしょう。
 会社の変化が業績でも表れた瞬間に入るのが最も効率的で失敗が無いように思えるからです。

 しかし、私は次のように考えています。
 1)同社の時価総額は62億円であり、日々の売買高も3000万円程度なので機関投資家はまず入ってこない市場である
 2)同社はBSには載らない価値あるものが多い事(特許・世界中のジュエリー製造メーカーとの販路・これまでの実績)
 3)優待利回りは100株だと12.5%、500株だと5.5%。買っているプレイヤーが個人であるのでこの利回り意識は下値目処算定においての十分な材料になり、クロスフォ―が優待を辞めるのは考えにくい
 4)同社の業績が、今後上場時も超えていくと考える投資家が希少であろうことから売り圧が弱いと考える

 このような背景から下値はある程度算定出来て、上は夢が見れると考えています。
 これまでの同社が抱えるもっとも大きなリスクは製造リスクでしたが、奇跡の人材の加入によって大きく後退し、現在一位のリスクは『EZ Claspの特許申請が棄却されること』。
 こうなると戦略が大きく崩れるのは明白なので、ツライですね(汗

 私の予想では装身具に限定しての特許申請にあらかじめ範囲を絞るなどして通りやすい形で出していることと想定しています(特許庁の審査官をやっていた方が今のクロスフォ―の知財担当である事から)。
 これが一番のリスクなのでこれが突破できると本当の意味で後は数字を待つだけになります。


 くれぐれも投資判断は必ずご自身で行い、自己責任でよろしくお願いします。


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫のピックアップ記事 カンロ(2216)

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※11月1日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒708円(+26%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒847円(+4%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4930円(+69%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1417円(−23%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1194円(−24%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒3010円(−38%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒2071円(+5%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒2402円(+154%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1490円(−45%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒627円(−24%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒347円(−18%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。


 2Qの決算フォローはまた次回にして、本日は1年ぶりのピックアップ銘柄についてアツく書かせて頂きます!!


■ピックアップ銘柄 カンロ(2216)


 私が在籍しているリンクスリサーチ『みんなの運用会議』にて11/1(金)にレポートをアップしたので、まずはこちらをご覧ください

 ●2216 カンロ 創業100年超えの老舗がグミで成長へのアクセルを踏んだ!! レポートby相川伸夫

  https://double-growth.com/2216-kanro/


■上記リンクのレポート概要説明


 1.飴とグミの製造・販売をしている創業107年の老舗企業である
 2.売上内訳は、飴:グミは約7:3で、今後はグミが伸びる
 3.2016年に三須社長が就任してからギラ付き始めた(野心的で良い)
 4.グミが需要に対して供給不足で設備投資して19年2月〜稼働を始めた
 5.2021年12月期が中経最終年度で、19年12月期の会社通期予想EPS90円が倍の180円程度になる見込み

…というのが私がみんなの運用会議で書いた内容のザックリ説明です!

 詳細はリンクから読んで頂くとして、こちらの億の近道ではもう少し堀り下げた部分の話をしていきますね!

※この先は皆さん元のURLの先の記事を読んで頂いた物として話をしますのでよろしくです!(もし上記URLから元記事に行けない場合は『カンロ 相川伸夫』等で検索してください)


■定量分析1(PER)

―過去PERの推移―

 PERは非常に不安定な指標なので扱いにくいですが、参考には出来ないわけでは無い指標です。
 過去10年のカンロのPERでこの銘柄の『適温域』を見てみると、PERが最も低くなったのは2009年1月の9.9でこの時の純利益は7.6億円(今期会社予想は6.4億円)でした。全体市場が冷えに冷え込んだ2009年で業績堅調でPER10は高く評価されていたと判断できると思います。

 そのころは日経平均が10000円を切り、PER2や3であったり、配当利回り6%7%という企業もゴロゴロしていたと考えられます。
 そういう点で見ても食料品セクターの銘柄なのでディフェンシブ銘柄(景気変動の影響を受けにくい)と解釈できます。

 また、カルピスブランドの販売契約終了に伴うドタバタした2013年〜2015年は純利益が赤字であったり、わずかな黒字なのでPERが機能していません。
 よって、それ以外の期間でPERを見てみると最高で44、最低で10というレンジにいます。

 PERの平均(13年〜15年除く)は19.2なので、乱暴な計算ではありますが大体ここら辺が適温という解釈で良いでしょう。


■定量分析2(PBR)

―過去PBRの推移―

 PBRでは2012年の5月がボトムで0.68、最も高かったのは2018年9月で1.96でした
 18年の9月はWBSでグミの日の特集で生産能力が2倍になった、これから業績が良くなるという報道で株価が短期で倍になったタイミングであり、2009年〜現在までのPBRの平均は0.95です。
 業績が赤字になったタイミングの2014年でPBRは0.75プラスマイナス0.1程度を推移していました。


■定量分析3(配当利回り)

―過去配当利回りの推移―

 配当利回りベースで見てみるとこれも中々面白いものです!
 2009年〜現在まで株式の消却や併合、分割をしているので動きを計算するのが手間ではあるのですが、普通株配当金の総額ベースは2.1億円〜2.9億円の範囲で収れんしています。
 その時最も高かった配当利回りは2013年の3%(配当金30円で株価1000円程度)でした。

 従って、過去10年の配当利回りの範囲は3%〜1%であり、平均では2.
4%程度になります。


■定量分析4(セクター)

―食料品セクター全体との比較―

 現在の食料品セクターの今期予想PERは21.1、実績PBRは1.75、配当利回りは2.5%です
 これは上場企業126社の利益・資産・配当・時価総額を足し合わせて割った単純合計平均の値になっています。

 カンロのビジネスはごく一般的な食料品製造販売のビジネスモデルであり、これらの1〜4の定量分析と照らし合わせると、現在の株価は大体フェアバリューでは無かろうか?という水準だと認識しています。


■生産効率向上について


 私の数回にわたる取材で分かったことは、増産設備投資をする前の(2018年まで)は非常に段取りによる生産ロスが大きかったと推測しています。
 グミのラインが1つに対して、フレーバー(グレープやレモンなどの味のこと)が数種類存在しています。

 工場見学は出来ていないのであくまで取材時の会話や状況からの推測になってはしまいますが、恐らく通常の食品加工と同様に味を変える時には味が混ざらないように、また衛生管理の観点から洗浄工程があると思います。
 付け替えだけで洗浄はラインを止めずにやれる部分や、なるべくライン停止時間を減らす工程もあるかと思いますが、それでも段取り時間ロスは少なくないことは前にも確認できました。
 明確な段取り時間については開示不可とのことで想像するだけしかありませんが、一回当たり1〜3H程度ではないか?と考えています。

 グミラインは1ラインしかなかったので、供給量とタイミングの関係で1直で1回は段取りしていると私は仮定します。
 今回のグミライン増設によってライン数が2つになったと確認できています。
 当然、これによりフレーバーをある程度分担していると思いますので段取り回数が最大で半分になったと考えて良いと思います。

 仮に1直に1回の段取りで1回2Hだとすると…

・年間稼働時間(残業1Hで試算)↓
 ⇒年間240日×2直×9H=4320H

・段取り時間(増産前)
 ⇒年間240日×2直×1回×2H=960H

・実稼働時間(増産前)=4320H−960H=3360H

↓増産投資で段取り回数が20%低減(最大半分)と仮定
・年間240日×2直×0.8回×2H=768H
・実稼働時間(増産後)=4320H−768H=3552H

 A、生産性向上効果=3552H÷3360H=105.7%
⇒説明会の時の設備投資により『数%生産性が向上した』となります。


 数字がこれで合っているかは分かりませんが、ニュアンスに間違いは無いと思われます。
 つまり、今までと同じ就業時間で生産可能額=供給可能量=売上高を+5.7%程度可能になるという意味合いになります。

 当然原価低減効果とも表現できます。
 後は売り場を拡大していき、消費者が商品を購入すれば売上になります!

※設備投資をしたからと言って需要が倍になることはありません。
 通常の経営者は設備投資をしてから2年〜3年でフル生産を計画するのがセオリーであると認識しています。
 後はその計画・算段通りに進むかが試される局面になります。


■まとめ


 カンロが何故アツイと思ったのかはみんなの運用会議の記事を読んで頂ければ恐らく伝わると思います。
 三須社長の狙い通りの業績拡大が描けるのであるならば、これは中々にアツイ展開になってくるのではないかと私は期待しています。

 カンロは2014年こそ赤字に転落してしまいましたが、現在取材したところでは当時のような他社とのコラボ契約で売上の大きな商品(契約打ち切りでの大幅減収リスク)は存在していないと認識をしています。

 『糖質制限』や『糖質オフ』というブームの流れはかれこれ10年近く言われ続けていますが、とはいえ現在その環境下にも関わらずグミの国内市場規模は毎年拡大し、カンロの売上も堅調に増収をしています。
 この事からもそう言った『糖制限』の動きや関心はカンロの業績に対してリスクではあるものの、そうした環境でも増収出来る商品を開発出来ているから現在増収出来ている。

 このように私は分析しました。


 長期的には海外進出もして売上1500億円を目指すという事なので、長期目線で応援出来るのではないか?とも私は考えています。


 飴もグミもカンロのは美味しいんですよ(笑)
 この美味しい飴とグミを食べながら気長にカンロの企業成長を見守りたいですね!


 くれぐれも投資判断は必ずご自身で行い、自己責任でよろしくお願いします。


 それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫のクロスフォー決算説明会報告(ポジティブ)

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■相川伸夫ピックアップ銘柄フォロー
 ※9月27日(金)執筆時点

・山王(3441)2016年12月19日配信
 株価560円⇒705円(+26%)
・テノックス(1905)17年2月20日配信
 株価815円⇒816円(+0%)
・特殊電極(3437)17年6月12日配信
 株価2922円⇒4885円(+67%)
・東北特殊鋼(5484)17年9月4日配信
 株価1831円⇒1420円(−22%)
・新報国製鉄(5542)17年10月2日配信
 株価1577円⇒1106円(−30%)
・パウダーテック(5695)18年2月19日配信
 株価4845円⇒2810円(−42%)
・東京エレクトロンデバイス(2760)18年4月6日配信
 株価1970円⇒2092円(+6%)
・アバント(3836)18年6月25日配信
 株価945円⇒2072円(+119%)
・神戸天然物化学(6568)18年8月13日配信
 株価2718円⇒1344円(−51%)
・丸順(3422)18年9月18日配信
 株価826円⇒560円(−32%)
・クロスフォー(7810)18年10月9日配信
 株価421円⇒333円(−21%)

※ピックアップ銘柄は買い推奨ではありません。
 私の目で面白い、アツイ要素がある!という理由で記事を執筆した企業の経過観察です。
 執筆から3年程度は継続ウォッチしていきたいと考えていますので、銘柄は今後さらに増える見込みです。



 7月から10週に渡り毎週講義をしていた株の学校(名古屋)が9月14日に終了しました!
 名古屋卒業生6人にアンケートをしたところ、総合満足度は10段階評価中9.5点という異常なまでの高評価を頂きました!!!

・株の学校に参加したことで自身がどの程度レベルアップしたかについては10段階評価中7.8点とこちらも高評価でした!
※全く成長していない=1、想定以上の成長=10という設定での回答
・28万円という受講価格に関しても6人中5人が安い!1人は丁度いい価格とのことでバリューという評価を頂きました!!

 大変嬉しく思います!ありがとうございました。
 次の株の学校は2020年5月頃に東京、その次は大阪でやってみたいな〜という予定です。
↓もし、今後の株の学校の開催について連絡が欲しい方は下記よりコンタクトください
https://double-growth.com/contact/



■クロスフォー決算説明会に参加した感想


 結論から言いますと、とてもポジティブという評価です。
 前からアツいと言っていたテニスチェーンの事業にプラスアルファでイージークラスプという強力な新武器までプラスオンされての現在株価は非常に投資妙味が高いと感じています。
 もちろん、前々から伝えているようにホームランか三振をする豪快なバッターがクロスフォー社長である土橋氏です。
 私としてはもちろん三振しても構わないからビビらずに思いっきりバットを振って頂きたいと前々からエールを送っています。

 私が書くピックアップ記事は市場が認知されていない時点に先出しで書きたいという想いがあるので、株価的にはピックアップ記事掲載後に下がっているように見えるのが宿命だと理解しています。
 歯がゆい(記事執筆と投資タイミングは別物)のですけどね。
 アバントなんかは記事執筆後に割とすぐに市場から評価されました。
 基本は私が最初に取り上げてから1年〜3年くらいの時間を要すると考えています。
 これから特に面白くなるのはクロスフォー以外には丸順・東京エレクトロンデバイスにも期待しています。
 ただし、投資判断はタイミングを含めてすべて各自でどうぞご判断くださいませ。


・2018年10月に執筆したピックアップ記事
 http://okuchika.net/?eid=8000
・みんなの運用会議で私の執筆記事
 https://double-growth.com/7810-crossfor/


■今回の決算説明会のポイント!

 ◇前期の減収減益になった理由
 ◇中国の貸し倒れ引当金について
 ◇イージークラスプ・テニスチェーンの引き合いは絶好調!
 ◇新製品のブリリアントブレスレットの生産準備スタート

↓クロスフォーIRページへのリンク
 http://www.crossfor.com/ir/

 この記事は
−2019年09月27日リリース−
『2019年7月期 決算説明会資料』をもとに解説します

 説明会資料を見ながら読んでもらうのが良いと思います

※山口取締役・土橋代表の説明をもとに解説


 ◇前期の減収減益になった理由
  ・P12にあるハイライトの理由説明
   売上が落ちた一番は国内向けの高額商品のOEM製品の販売量が落ちたことが原因です。
   P17の地域別を見ると前々期は28億円だったのが前期23億と−5億円と大きく後退しています。
   前々から説明してきたようにクロスフォーのビジネスモデルは国内向けと海外向けで売っている商品が異なるのです。国内向けOEMはジュエリー完成品(10万円以上の高額)と自社ブランドの手ごろ(1万円程度)のラインナップの商品。対して海外には完成品ではなくダンシングストーンのパーツ(パーツ1個当たりは非常に安い)を売っています(高利益率)。
   ジュエリー商品の売れ行きはジュエリー自体の人気以外にも景況感に左右されてしまいます。米中がドンパチやって、世界中がわちゃわちゃしている不透明な時には高額商品は伸びにくい。想像しやすいと思います。
   「老後2000年問題が―」って言ってるときにボーナスで20万円のジュエリーを買う人が減ってしまうのはしょうがないでしょう。
   また、国内販売低下には大水による災害も多かったから。というのも言い訳に聞こえるかもしれないですがこれを「業績には関係ない」とは私は言えないと思います。中国で起きた貸し倒れ引当金についても減益の大きな理由です。
   会社側の説明においても「ダンシングストーンの需要が下がったとは認識していない」とのコメントです。

 ◇中国の貸し倒れ引当金について
  そもそも何が起こったのか?から説明します。
  海外に対してのパーツ販売は先に前金で地金代をクロスフォーがもらってからパーツを輸出、商品を受け取ってから代金をクロスフォーに払うという流れになっています。
  問題になったのは中国の取引先の1社だけで、海外ではここだけ代理店形式(代理店に在庫を持たせて置き、売れたらその代金をクロスフォーに払う)にしており、代金の支払い猶予も2か月程度持たせていたとのことです。
  アメリカと中国は経済戦争していることもあり、カントリーリスクがさらに上昇しています。
  そこで海外戦略上、中国のその会社を代理店制にして、海外での基軸になる香港本社では東南アジア、タイ・インド・ミドルイースト・イスタンブール・ロシア等への営業注力をしているという構図です。ここ以外の中国の会社に直販しているところもあるようですが、そことの売上バランスに関しては分かりません。
  問題が起こったのは中国当局が金の流れに関して非常に監査が厳しくなったことが原因です。
  日本に対しての送金、および香港経由での送金に対して厳しいチェックが掛かるようになり「待った!」がかかり、なんだかんだ半年滞ってしまったことにより監査法人より売掛金の回収不能の可能性から「貸し倒れ引当金の計上」を余儀なくされてしまった。これは中国全土での話とのことです。
  ダイヤは数億円でもポケットに忍ばせて国外に簡単に持って行けたりすることからアンダーマネーに非常に都合がいいです。よって宝飾関連の金の動きには特に厳しいとのこと。
  クロスフォーは上場企業のコンプライアンスがある以上正規のルート、つまり中国当局の許可をもらったのちの送金に関する伝票を提出したりしてやり取りしていたのですが、それでも上手くはいかずに引当金計上に至ったとの流れです。
  現在、中国代理店には預金も支払い能力もあるとの情報認識であり、回収できた場合には純利益に計上されるとの説明でした。また、再発防止としてその1社との取引は現在中止していることにより「二次災害は起こらないし、これで完結している事象」との回答です。

 ◇イージークラスプ・テニスチェーンの引き合いは絶好調!
  P28のイージークラスプについて
  今年の5月からイージークラスプは生産スタート、6月からこの留め具を付けたテニスブレスレットも販売開始している。
  テニスチェーンの製造機械は現在3台で1直生産している。
  9月25日に香港の展示場でも大変な引き合いがあった(by土橋代表)。
  受注は好調で、新規受注(テニスチェーン、イージークラスプ)も来年の1月納期になる程に好調!
  生産に間に合わせるためにもテニスチェーン製造を3交代体制に切り替えて24H稼働に移行する計画もしている。
  しかし、まだまだ生産効率に人手がかかっているから急激に売り上げは立てられない。
  P28〜P32などでテニスチェーンをイージークラスプに付けてるのはテニスチェーンも売れてきたからそのアピールも兼ねて資料に掲載している。
  イージークラスプはテニスチェーンにもダンシングストーン(ネックレス等)にもつけていく戦略をしている。

  ・現状の問題点はイージークラスプをキャストで作っていること
   これをすべてプレスにして、組みつけも機械でやれるようにしたい。
   かかっている原価は加工・組付けコスト、これをすべて機械化できれば加工コストは今の10分の1にもできると考えている。
   また供給能力も機械化によって大きく上がる。
   半年くらいで半自動化、今期中に全自動化への足掛かりを作りたいと考えている。
   もちろんイージークラスプもすべて特許、意匠登録もしている(特許申請中)。
  ・P10の世界での市場規模に対してのP37
   世界でのジュエリー市場規模は50兆円。
   ブレスレットだろうがネックレスであろうが留め具は必ずついている。
   留め具は裏方役のパーツであり、裏方は表に出てこない。
   留め具はブランドがいらない商品であり、品質やコスト、供給能力が重要。
   そして一度定着するとすごく長い定着が起こるので引き輪・カニカン・差し込み式からのリプレイスを十分に狙えるし、展示会での感触からも自信がある。
   イージークラスプによるリプレイスが狙える自信はなんと言っても従来多くの方がブレスレットの付けにくさを不満と言っていたものがこれで全て改善され、かつデザインの連続性からも優れているから。
   ※実際に私もイージークラスプを試させていただきましたが正直感動しました!今年の3月の企業IRの際にはクラスプのところがバネになっておらず、まだイージーではない印象でしたが、今回の物はホントにイージーに取りつけることが出来ました!
  ・P39、ブリリアントブレスレットについて
   しばらく後に製品サンプルが上がってくる。
   市場で一番高い高級時計というのはダイヤがちりばめられているもの。
   そこから時計を取ってブレスレットだけにしたもの。
   ブリリアントブレスレットにはテニスブレスレットを用いてP41のような構造を考えている。
   国内の有名時計バンドメーカーと一緒に作ろうとしている。
   クロスフォーでも他の製品同様の粗利率50%以上を狙っており、来年の4月に発売予定で考えている。
   ブリリアントチェーンは従来のキャストのような作りになっており、見た目のエレガントさに加えて光りが下に抜ける作りになっている事からこれまでになかった商品価値が提案できる。
   ⇒これも特許を申請中(特許庁に10年以上勤めていた人間が現在クロスフォーの特許戦略担当をしているから当社は知財に強い)


 主要な内容は上記になります。

 ここでポイントになるのは前から伝えているようにクロスフォーは世界中に年間400万個のダンシングスト―ンパーツを供給しています。
 イージークラスプはまだまだ手作業の部分が多くて、原価コストが高いですが、全自動になれば世界シェアを取りに行ける可能性は十分にあると思います。
 また、クロスフォーの役員名簿を見てもらうとYKKの副社長とユニクロの役員経験を持つ井上社外取締役が2018年10月から参画しています。こういうところも評価できるポイントです。

 今期の業績予想の数字に対して、今期の業績は大きく乖離する可能性もあるのではないか?
 私は大きな期待をしています(笑)

 一番のリスクはテニスチェーン製造&イージークラスプがトラブって結局生産が進まないというリスク(これは小さくないリスク)。
 その次は中国の代理店の1社との取引中止にしたことによって中国売上が減る可能性(中国以外の東南アジアなどにしっかりと拡販できるのか?)。というところに大きなリスクがあります。


 投資判断は必ずご自身で行い、自己責任でよろしくお願いします。


 それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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相川伸夫のGC注記・重要事象の説明&LCHD(8938)のフォロー除外のお知らせ

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■ピックアップ銘柄LCHD(8938)の除外を決定!

 8月14日のIRリリース
『継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ』
http://contents.xj-storage.jp/xcontents/89380/890b0c45/97d3/49dd/be92/1f706f7f7edd/140120190814488563.pdf
を理由にこの度【除外を決定】しました。


 私が億の近道でLCHDを初めて取り上げた時から2年4か月経って、あまりにも状況が変化し過ぎました(二転三転四転…)。正直これ以上私はLCHDの可能性を信じることは出来ません。
 又、私の記事をきっかけにこれ以上の損を出していただきたくはありません(株は自己責任とはいえ)。

 LCHDについては初動のタイミング(旧ロジコム時代)からウォッチをしてきました。これまでに400Hを超える時間を分析に費やしてきました。
 その私から見て、今この会社に投資するのは只の博打でしか無いと判断しました。

 もしかすると、不死鳥のように復活するかもしれません。
 しかし、それに掛けて投資するのは只の博打であり、私の考える【投資】とは違います。
 投資として考えるならビジネスモデルがきちんと機能して、最低限の財務条件をクリアしてから再度投資するかの判断をしても遅くありません。

 決して株価(買値や高値からの下落率)に囚われてはいけません。
 企業がボロボロの時は株価が安く、それが健全化するときには大きく株価が上昇します。
 それを狙うにしてもまだ早い気はしますが、そういう狙い方ならこれ以降のタイミングでINするのも良いでしょう。
 しかし、そうではなくLCHDの未来に期待して投資してきたのであればここは冷静になって一歩引くのがBestだと判断します。
 振り返った時に今が底値だったとしても、私は全く後悔しません!


 ビジネスモデルが破綻してもその銘柄を握り続けることは投資とは言いません。

 それは【未練】と言うのです。

 そんな未練で儲かっても何の価値もありません。
 今回のIRはそれほどまでに深刻であると私は受け止めています。
 詳しくは後半で書きます。


■LCHDのこれまでの経緯を振り返る

 私がLCHDの記事を初めて執筆したのは2017年4月3日です。
↓※2017年4月3日 情熱投資家、相川伸夫が語る注目銘柄 LCホールディングス(8938)
http://www.okuchika.net/?eid=6957

 当時はロジコムの社名からLCHDに社名が変わり、ソーシャルレンディングを始めて1年半を超え、フィービジネスとリートでの出口(スタート)を模索していた時期です。
 ダヴィンチとの資本業務提携はこの時すでにしていましたが、医療関連の話はまだ出ていませんでした。
 医療関連の話が出たのはその後の株主総会からです。
 この頃から徐々に同社への期待は高まっていきました。

 しかし、その後、シナリオ変更が相次ぎ投資家は大きく振り回されることが続きます。

 18年4月には何の前触れもなくこれまで事業を推進してきた代表の本莊氏が退任、次の株主総会から金子氏が新社長に就任するというIRには大変驚愕しました!
 その後迎えた本決算では『期ズレ』という言葉の怖さを市場に認識させましたねw
※2018年5月21日 情熱投資家、相川伸夫の本決算短信フォロー
http://www.okuchika.net/?eid=7754

 6月11日、同社元代表の本荘氏にインサイダーに関する強制調査のIRで下がっていた株価にトドメを指す形で、18年3月の高値2649円から6月安値の1197円まで半値以下に急落しました。

 18年6月27日、金子氏による株主総会での今後のビジョンに対する力強いメッセージ、及び後日の個人投資家向けの説明会(動画あり)を通して【LCHDは大きく進化する!】というプレゼンに私も含め投資家は大いに期
待しました。
※18年7月2日 速報!金子氏によるLCHD(8938)大改革により高まる成長期待!
http://www.okuchika.net/?eid=7825

 金子氏の手腕に私も大いに期待していました。

 しかし、強く勇ましい言葉とは裏腹に事業は進捗しているものの想定よりも歩みが遅いものとなりました。

 私が一番不快であったのは18年の株主総会での質疑において…

・本社を赤坂に移転させる理由は?
⇒『アナリスト等が訪問しやすいため』
 そう言っているものの私は金子社長になってから二度取材を申し込みましたが取材拒否されました。
 IR体制も強化すると強く主張していたにも関わらず以前と比べて開示姿勢は改善されておらず、IRもなんら強化されていないと感じます。
 今回の株主総会後に予定されていた機関投資家向け説明会もドタキャン同然と聞いています。

 もう一点の不信な点は、

・本莊さんの株をどうするか?
⇒『買い取りたい。どのような方法でやるかは検討』
 以前からこのような方向でしたが結局、中国資本と思われる謎の企業による株式譲渡に関するIRが19年7月26日に出てきました。
 譲渡株価も終値1289円に対して35%のプレミアムを付けた1750円で本荘市の株式全てである31.23%全てを買い取る=約30億円というものです。

 相対取引によるものなので価格などは双方の同意があるのでしょうが、LCHDとしてこの件に対して何のコメントも8月16日の現在までありません。
 出来ない理由もあるのかもしれませんが、このような事ばかりがずっと積もり積もってきました。さすがにいいかげんにしろと私は言いたい。

 そして19年8月14日の『継続企業の前提に関する事項の注記についてのお知らせ』で私にとってはこれ以上投資するに値しない会社としてフォローを外すに至りました。

 次に今回の継続企業の前提に関する事項の注記に関して説明します。


■なぜ、『継続企業の前提に関する事項の注記』が付くことがそんなにいけないのか?

 『継続企業の前提に関する事項の注記(GC注記)』についてあまり詳しくない方もいると思うので解説します。

 『継続企業の前提に関する事項の注記(GC注記)』と
 『継続企業の前提に関する重要事象等』
という表現の二種類が存在していて、<注記の方が重要事象よりも状況が悪い>ということを念頭に入れてください。

 ザックリ解説で行くと『倒産するかもしれません』って意味で受け取ってもらえばいいです。

 <GC注記>の意味合いは『倒産するかもしれない事案が発生したけど、これを解決する現実的な手段と目途が立っていません』ということ。

 <重要事象>の意味合いは『倒産するかもしれない事案が発生したけど、これを解決する現実的な手段や目途が立ちました。現在進行形で進めていますので上手く行くことを祈っていてください』ということ。

 ザックリ説明になりますが概ねそういう解釈で大丈夫です!

 本業不振が直接の原因の場合はまずは重要事象が付くことが一般的と思います。
 立て直しの現実的な手段については資産売却やリストラ、子会社の売却などで固定費と変動費を大幅に削減して会社を小さくして利益を出せる体質を目指すことで『目途』を立てることが多いです。これで重要事象扱いとなります。

 その後そうした対策を実行しても経営が立て直せない事態に陥ると<GC注記>に悪化します。

 今回のLCHDの場合は一撃GC注記です。

 一撃GC注記の場合は本業不振というよりも急激な経営環境の変化が起こった場合に発生することが多いです。

 <急激な経営環境の変化>ってなにか?って早い話、ビジネスモデルが根底から崩れ去ったって事です。

◇GC注記事例1 中村超硬(6166)
 ・中国国内の補助金を当てにした太陽光ビジネス一本打法だったが、中国の法改正で補助金が出なくなり売上激減&新設の製造機械大きく減損処理(その機械を使っての売上回復見込みが立たないため)されて一撃GC注記(19年3月期2Q)

◇GC注記事例2 大塚家具(8186)
 ・大幅赤字から重要事象等のリスク記載(16年12月期本決算)⇒通期での3連続の営業損失&営業CFマイナスが見えたことでGC注記(18年12月期2Q)

◇GC注記事例3 曙ブレーキ
 ・米国工場での需要急増(本来なら嬉しいことだが、自動車部品メーカーである自社の生産が間に合わない事が原因でカーメーカーの生産を止めるわけにはいかないという悲劇)による人件費アップ(3直7日)&それでも間に合わずに日本からの緊急輸送費で大赤字&さらに大規模な減損(利益を出せない有休機械や設備)で財務条項に抵触で『継続企業の前提の重要事象(16年3月期本決算)』が発生、その後奮闘空しく米国からの撤退決定により米国資産の巨額減損で債務超過によりGC注記(19年3月期3Q)

 以上、GC注記事例を3つ紹介しましたがイメージは掴めましたか?

 現状について細かく書いた記事も参考になると思うので紹介しておきます
※↓参考サイト『東京商工リサーチ』
2019年3月期決算 上場企業「継続企業の前提に関する注記」調査
https://www.tsr-net.co.jp/news/analysis/20190611_01.html


 このように「事業を健全化することが容易ではない!」と判断され、しかも現状それを打破するための見込みも無いのです。GC注記の表現はそれほどに重く、短期間で「きっとGC注記が取れるだろう」と期待するのは危険な思考です。

 今回、付いたのが重要事象ではなく、一撃GC注記なので特にヤバイのです。それほどにLCHDの状況は悪いと認識ください。

※ちなみに重要事象なのかGC注記なのかを見分けるポイントは『…継続企業の前提に関する重要な疑義を生じさせるような事象または状況が存在しております。(中略)…現時点では継続企業の前提に関する重要な不確実性が認め【られますorられません】』という最後の文法に着目してください。

 決算短信にも『継続企業の前提に関する注記』は記載されていますが、気を付けなくてはならないのは【注記が付く初回のタイミングは決算短信には注記されない場合がある】というポイントです。

 決算短信というのは【監査が終わっていなくても構わないから早く情報を開示すること】が企業には求められています。決算短信も四半期報告書も締日から45日以内に提出がルールとなっており、短信は四半期報告書の前の提出が適当とされています。

 今回のLCHDの例ではまさにそのパターンでしたね。

・19年8月2日の20年3月期1Q決算短信では注記も重要事象もありませんでした。
・しかしその後の8月14日の四半期報告書で一撃GC注記が付いたのは監査法人が四半期レビュー報告書を書く際に許さなかったのではないか?と私は考えています。


■LCHDのGC注記の中身を見てみる

※注、この先の内容は完全に私の推測になるので中身の正確性は全く保証出来ません。
 私がまるっきり間違っていることも考慮して、『見解の一つ』として読むようにお願いします。


 今回問題になった匿名組合出資預かり金の63億円は1Qでは流動負債になっていますが、これは直近有価証券報告書では固定負債にあった長期預り金にあったものと思われます。返す時期が決まっていなかったから固定負債(一年以上先の負債)だったものが『返さなければならなくなったから流動負債になった』のでしょう。

 現金に関しては直近有価証券報告書の時点では33億あったものに対して営業貸付金と長期預り金―匿名組合預り金の差額が近似値になるので現金の動きはそこだと考えます。

 GC注記に『匿名組合出資預かり金の償還が困難となるおそれ』というのは現在レンディングで運用・待機している個人のお金の総額を指しているのでしょう。
 GC注記の対策案として記載してある内容は上記だけにスポットを当てた話です。

 主な対策案は…
 1、誰かに金借りる
 2、販売用不動産を急いで売る
 3、クラウドファンディングを再開できるように頑張る
これらで50億円程度の金を工面したり、増資もあり得るのかもしれません。


 それが出来ればいいね。って怖い話をさせてください。

 理想は1、の借り入れになるでしょう。
 しかし、物件の購入において銀行のシニアローンの方が金利が安くてそっちのが良いに決まってるのにレンディングを用いた経緯はなんでしたか?
 ・SPCではシニアローンは難しい
 ・機動性が悪い(言い換えれば銀行を納得させれない物件は審査が下りない)
 ・レンディングの資金調達ハードルが低い(誤解を恐れずに言うなら信用取引でポジが建てまくれる)
ということをやってきました。
 ここにきて『誰が』『どうやって』『何に対して』貸せるのでしょうか?

 2、についても売却出来たらいいですね!
 しかし、すでに物件売却のために活動し続けてきて、それでもなかなか難しいという状況だったではなかったではないでしょうか?簡単に売れるなら本庄さんの時に売れているはずです。しかも今回の件によってバイヤーはLCHDが資金繰りに困っていることが分かりました。
 『追証がかかりかけている』ような状況の相手に対して良心的な価格で買ってくれるとは私には思えません。良くて損してでも売却に成功で、悪いとつぶれるまで待たれることもあるのかもしれません。

 3、クラウドファンディングの再開が出来れば最高ですね!
 とはいえ、これまでマネオに専任で委託していました。マネオは200億超えの返済延滞、一部は不良債権化してしまって回収出来なかったり業務改善命令&28億超えの集団訴訟など様々な問題が起こっており、この後正常化するという見通しをすべきなのか油断なりません。

↓マネオマーケット株式会社に関する集団訴訟#詐欺・消費者被害
https://enjin-classaction.com/project/detail/?projectId=1049568055&p=1

↓maneoマーケット計画倒産が現実になる日は遠くない:ソーシャルレンディングの甘い罠
https://j138i.com/maneo-bankrupt

 このような記事も散見されます。現状稼働しているからと安心するのはトンチンカンな発想でしょう。

 仮に今回、こうなる前に他のクラウドファンディングで稼働させれるとするなら何かしら手が打てたのではないか?と感じます。
 しかし、クラウドファンディングがどこかでできたとしても、新規にレンディングスタートを再開した時点ではGC注記は消えません。
 いくら「収益物件は大丈夫だから安心してください」と言われても、GC注記のついている上場企業のレンディングに資金がいきなり50億もの資金が集まるのでしょうか?

 LCレンディングは2015年にスタートして、1%利率アップキャンペーンなどの施策や着実な運用実績を積みながら口座登録者が4年掛けて7866人まで増えたのです。たとえスタート出来ても償還必要な資金調達がレンディングでは間に合うわけがないと考えるのが常識的でないでしょうか?


■ここからさらに深く踏み込んで考察します

 LCHDは散々難解な企業と言われてきました。
 何が難しくしてるかって、もちろん
【SPCによってオフバランス化されており、実態が把握できない】
からです。

 見えないオフバランスされた資産のわずかな情報が直近有価証券報告書の89Pにある【保証債務】ではないでしょうか?
 それによると87億を債務保証しています。
 現状の医療法人や収益物件には問題が起こっていないので貸し倒れ引当金も特に積まれていません。
 しかし、今回のGC注記がきっかけにドミノが倒れ、オフバランスされた資産の減損や貸し倒れ引当金などが出るようであれば、これはLCHDにとってトドメの一手になりかねないでしょう。

 また、医療法人の取得には現金が必要であり、これも有価証券報告書の89Pに記載の【関係会社に対する金銭債権または金銭債務】がそうではないか?と考えています。
 ここに回せる資金がなくなれば医療法人の取得も止まるのは当然でしょう。

 そうなると中期経営計画へのシナリオも現状白紙になったのだと解釈しています。

 会社のIRに何を聞いても、恐らく現状では本人たちでさえ何も分からない
・決まらないのではないだろうか?
 なぜならLCHDの対策案は相手がいるものばかりで、自分たちの頑張りでクリアできるものではないのだから…。


 LCHDをまだ信じようとしている人からは「相川は適当な事を言いやがって!」と恨まれるかもしれませんが、この銘柄をずっとフォローしてきたという責任からここで私は【NO!】を突き付けねばなりません。

 もし、不死鳥のように復活出来たらまた取り上げるかを判断させていただくことにします。
 これ以上はダメだと判断したタイミングできっぱりと離別する決断をしなくてはいけません!!!

 LCHDは今回をもってフォローを終了させて頂きます。

 金子さんのビジョンが実現出来さえすれば、いつかは100倍になる可能性がある銘柄だと今でも思います。

 LCHDの全てのステークホルダーの皆様の幸福を祈っています。


それではまた。


『全力全開全力前進!!!』


(相川伸夫)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関しては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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