億の近道増刊みんなの運用会議 2019/09/19

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投資情報メールマガジン億の近道増刊 ☆ 第46回 〜みんなの運用会議〜

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◆かぶざんまい!! 10皿目
『うっせぇー黙れ!テメェのアドバイスなんか聞いちゃいねぇ!』 by相川伸夫
 https://double-growth.com/kabuzanmai-10/

◆かぶざんまい!! 11皿目
『企業分析のやり方その0 投機と投資の違い』 by相川伸夫
 https://double-growth.com/kabuzanmai-11/

4975 JCU−成長が止まらないめっき−
     byグロース銘柄発掘隊 仲野アナリスト
 https://double-growth.com/4975jcu/


8035 東京エレクトロン −タイミングを見定める−
     by yamamoto/usa
 https://double-growth.com/tel_8035/


ファミリーヒストリーを書こう! 我が家の170年
     by yamamoto
 https://double-growth.com/family_history_yamamoto/


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◆かぶざんまい!! 10皿目
『うっせぇー黙れ!テメェのアドバイスなんか聞いちゃいねぇ!』 by相川伸夫


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10皿目『うっせぇー黙れ!テメェのアドバイスなんか聞いちゃいねぇ!』


すっごいスパイシーなタイトル来たね〜(笑)
今回の記事の主題はちぃとばかし過激!かもしれませんw
これまで皆さんは色々な方からあらゆる『アドバイス』をしてもらってきたこ
とでしょう。

服装
言葉遣い
人との接し方
食べ方
人生の考え方
計算式や問題の解き方
常識やマナー
恋愛における異性からの指摘全般
金銭感覚について
健康に関して
投資手法にかんして

書き始めるとキリが無いですね!

実のところ…
人間って生き物は他人からのアドバイスなんて右から左で聞いちゃいないって
気付いていますか?

これまでの人生を思い返してください。

「走ったら危ないよ」⇒転んでケガ
「授業は集中しようね」⇒テストで赤点
「人に迷惑掛けたらいけないよ」⇒補導や生徒指導
「年上には敬語を使おうね」⇒先輩にタメ口利いて呼び出し
「消費者金融で借りたらだめだよ」⇒軽い気持ちで自己破産
「集中投資は危ないよ」⇒集中投資して大ダメージ

程度の差こそあれ、自分の身に当てはまることがあるのではないでしょうか?
元来人間という生き物は自らの経験を最重視します。
従って、アドバイスをされても聞く気が無いから生返事です。

ではどうしたらいいでしょうか?

一番手っ取り早いのは『痛い目をみる』ことなのは言うまでもありません(笑)
私も数々の痛い目をみて、身体で体得していくという青魔法ラーニングメソッ
ドを確立するに至りました

できれば『痛い目』には遭いたくないですよね。
かといって、どんなに「株式投資をした方が良いよ!」って言ったり
「企業分析が大事なんだよ!」
ってアドバイスしても世界は変わらないのです!
残念ながら!!いや、マジで……

こんなにも【貯蓄より投資】ってお国がアドバイスしても、
優遇しても何も変わらないのよ!
多くの人は投資の話も聞いちゃくれないし、

金融商品に関しては資料すらもスグにゴミ箱に直行する
いったいなぜなのか??

もう一度言います
アドバイスを聞く気が無いからです。

しかし、これは本人が悪いわけではありません。
私もあなたも程度の差こそあれ、基本的にこのように出来ているのです。
それでは本日の議題はこちら


完全版はこちら
https://double-growth.com/kabuzanmai-10/


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◆かぶざんまい!! 11皿目
『企業分析のやり方その0 投機と投資の違い』 by相川伸夫


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11皿目『企業分析のやり方その0 投機と投資の違い』


投機においては企業分析なんて要りません。決算書の中身を見る努力も
正直そんなに重要ではないでしょう(投機手法にもよりますが…)

しかし、こと投資において、企業分析をしていないのは普段着のまま
準備無く山登りに行くような愚かな行為です!

【投機と投資】についての定義が曖昧だと、この後の企業分析の主旨が
正しく伝わらないかもしれません。

そういうことで今日の議題はこちら!

Q、あなたがしているのはこの【投機】ですか?
それともこちらの【投資】ですか?

この先を読み進める前に、あなたが日頃している株式投資は投機になるのか?
はたまた投資であるのか?

『私がしているのは投機or投資である!または投機&投資だ!』と自身を
行動を振り返った後、続きに進んでほしいです<m(__)m>

投機=短期的なキャピタルゲインを求めること
繰り返しになりますが私は投機出身の個人投資家です。
更なるレベルアップを求めるにあたり、リンクスリサーチ以上に
素晴らしい環境は無いと感じたのと、『個人投資家の力になりたい』
という理念に共感して入社しました。

今は企業訪問、記事の執筆、株の学校でのサブ講師等をさせて頂きながら
レベル99を目指して活動しています。

投機の手法にも種類は色々ありますが、つまるところ
『株価が上がるネタとタイミングを見極めるのが投機』になります

上方修正狙い
株主優待IR狙い
材料IR(特許、新薬、新開発、新発売等)
資金の流れ(テーマの移り変わりや権利日、SQ、セクター動向等)
テレビの報道や連想買い
テクニカル的に短期リバや上抜け狙い
(悪材料でのS安からのリバや上値ブレイク狙い)

↑投機で一番重要なことは株価が上がるタイミング(機会)にいかにピンポイ
ントで資金を投下できるか?
どんな会社なのか?何をしているか?なんてのは投機においては1mmも重要
ではありません。
上がるかどうか?それはいつなのか??これをいろんな視点で思考し、試すの
が投機での成功の近道でしょう。

また非常に残念ながら、個人投資家のほとんどが実は投機家なのです。
個人投資家の大多数の方は、『これこそが投資だ』と勘違いをしているのは非
常に残念なことです。

『個人のほとんどが投機家だ!』言う根拠はマネー雑誌やTwitter、
掲示板の投稿を見ていれば説明する必要もないかと思います。


完全版はこちら
https://double-growth.com/kabuzanmai-11/


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4975 JCU−成長が止まらないめっき−byグロース銘柄発掘隊 仲野アナリスト

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[会社概要]

 同社の歴史は昭和43年4月に表面処理薬品及び装置の製造・販売を目的と
して荏原ユージライト株式会社が設立されたことから始まる。
平成12年から現在の主力商品の1つであるビアフィリング薬品の製造販売を
始め、平成15年のMBOを経て平成17年12月に東証二部に上場を果たし
た。
同社は主に「めっき」を活用した表面処理薬品や表面処理装置を提供する表面
処理技術の総合メーカーである。「めっき」の中でも得意としている分野は世
界シェア約70%のスマートフォンやタブレット端末に使用されているプリン
ト配線板用の「めっき薬品」と、国内シェア約65%の自動車向けめっき薬品
である。販売先はスマートフォン・タブレットメーカー、自動車メーカーであ
る。直近2、3年に関してはiPhoneの製造台数の減少や自動車の生産台
数の減少から業績が下がることが予想されるが、将来的には第五世代通信シス
テム向けのスマートフォンやタブレットが販売されることから需要が大きく減
少することはないと考えられるため長期的な成長は期待できる。


[成長ドライバー]

 同社の成長を牽引するのは主にスマホや自動車に利用されるめっき薬品の需
要である。

◆銅めっきと自動車向けのめっき薬品が強み

 めっき業界には多くの企業が存在しているがめっきの種類が多くあるため棲
 み分けができている。めっきの種類に関しては
 1.金めっき(コネクタや電子機器に使用)
 2.銀めっき(電子機器などに使用)
 3.銅めっき(プリント配線板など)
 4.すずめっき(電子部品など)
 5.ニッケルめっき(ほぼすべてに使用される)
 6.クロムめっき(バルブや軸受)
 7.亜鉛めっき(大型施設のサビ対策)
 などがあり、同社が強みをもっているのは3.の銅めっきの中のプリント配
 線板の製造工程の1つであるビアフィリング工程で使用される硫酸銅めっき
 と自動車向けのメッキ薬品の2つの領域だ。

★ビアフィリング工程で使用される硫酸銅めっきに関して

 同社の主力製品の1つはビアフィリング工程で使われる「硫酸銅めっき薬品」
 だ。昨今スマートフォンを代表されるように電子機器の小型化、高性能化に
 伴い電子基板の多層化が進んだ。
 ビアフィリング工程とは、この多層化した電子基板を通電させるために、多
 層化した基盤の接続部分に対してビア(穴)をめっき薬品でフィリング(充
 填)するものである。

 ・世界シェアの約70%を占め、技術レベルも高い

 競合に関しては上村工業、日本高純度化学、メックなどがあるがビアフィリ
 ング工程においてはトップシェアの約70%をもっており競合他社がシェア
 を奪うことは難しい状況である。シェアが高いことや、現在の営業利益率が
 30.1%と上場している3,000銘柄以上のうち上位100銘柄に入っ
 てることなどからも技術力が高いことがわかる。具体的な技術としては、同
 社は2009年に従来の工法で必要であっためっきを糊塗した後にふたをし
 エッチングを行うという工程を不要にする技術を開発した。これにより、熱
 伝導率が50倍から80倍、体積抵抗率も1/4から1/8と大幅に改善さ
 れました。
 さらには、ふためっきが必要でなくなったことにより設備スペースの削減と
 製造コストの削減、またエッチングがなくなることにより研磨工程が不要に
 なり時間短縮、歩留まりの工場などの大きな利点が生まれた。加えて201
 1年には表層膜厚を約30%削減できる新商品「CU−BRITE VL」
 を開発し、めっき時間が削減されたことにより生産性が向上し、低コスト化
 が図れるようになった。この二つの技術ができたことと2011年度以降ス
 マートフォンの需要が増えたこともあり、大きく売上が向上し成長したので
 ある。

 ・将来的には他のウェアラブル端末にも使用される可能性がある

 現在はスマートフォンなどの電子部品に同社のめっき薬品が使用されている
 が、フレキシブル基盤の業界にも進出できる可能性がある。まだここの分野
 に関してはシェアも高くはなく、現在同社は実績を作るために業務展開をし
 ている段階であるものの、フレキシブル基盤はVRやARなど今後成長が期
 待されるウェアラブル端末に使用されている基盤であるため、今後の同社の
 展開には大きな期待がもてる。

★自動車向けめっき薬品に関して

 主力製品のもう1つは自動車向けのめっき薬品の販売で、国内シェア約65
 %を誇る。
 高級車向けに使用されており、車のエンブレムやフロントグリル、ブランド
 ロゴなどにめっき薬品を使用することにより高級感を演出している。

 ・アメリカの大手自動車会社向け進出のため、ヨーロッパ進出

 同社は現在アメリカで自動車向けのめっき薬品の販売を行なっているが、販
 売先はほとんどが日系企業となっている。日系企業ばかりになっている原因
 はアメリカなどの大手企業はアジア、アメリカ、ヨーロッパの3か所に事業
 所がないとBig3と呼ばれる認定がない会社では採用されないためである。
 同社はBig3の認定をとることと、ヨーロッパにおける車の環境規制にい
 ち早く対応できるようにするためにヨーロッパに進出しようとしている。
 今後Big3の認定がとれれば海外の有名な企業が同社のめっき薬品を使用
 することにより大きな売上増も期待できる。


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8035 東京エレクトロン −タイミングを見定める−
     by yamamoto/usa


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[買い場はいつか]

世界的な半導体製造装置メーカーである東京エレクトロン。
東京エレクトロンをはじめとする半導体製造装置関連の株価がさえません。
今回は、株価の反転のタイミングについて考えてみたいと思います。

東京エレクトロンの株価動向ですが、長期では株価が切り上がっています。
2014年に5000円程度でしたが、2017年末には20000円を超え
ました。
背景は、半導体の「スーパーサイクル」でした。
5年連続の増収(2014/3−2018/3)を達成し、楽観論が広がった
のです。
スーパーサイクルとは半導体業界の景気循環(シリコンサイクル)が平準化さ
れて、業績拡大が長期化する現象です。
半導体は、自動車やスマートフォンやサーバーなどに多く使われますが、今後
はセンサーを多用するIoT分野や医療、家電、ロボットなどに使用量が拡大
していきます。
半導体の実需の見通しは明るいのです。

ところが、この1年で株価が半値の11000円台になってしまいました
(2019年1月時点)。
この急激な下落は、米中の貿易摩擦にともなう世界景気の悪化懸念、米中の自
動車販売の不振、スマートフォンの普及の一巡などの要因があります。
さらに大きな要因は、中国の技術大国化を阻止しようと目論む米国政府の圧力
です。
半導体製造装置大手に「中国には半導体製造装置を売るな」という圧力です。
半導体製造装置の内作化を進める中国ですが、一朝一夕にはいきません。
東京エレクトロンに代表される大手装置メーカーの協力なくして、中国は半導
体が作れません。
それこそが米国政府の狙いなのですから、半導体を巡る国家間の争いは長期化
するでしょう。
つまり、足元、半導体の設備投資動向は視界不良に陥っているのです。
残念ながら、半導体セクターは「底が見えない」というのが短期的な見方でし
ょう。

しかし、前述の通り、長期的には、サーバー向け記憶媒体ハードディスクから
の半導体SSDへの置き換え、IoT/AI化、あるいは電気自動車や自動運
転などの普及で半導体需要は強まるはずです。
こうした社会の長期のトレンドを見たとき、政治的な摩擦を実需が乗り越える
時期が1−2年内に到来すると考えています。


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ファミリーヒストリーを書こう! 我が家の170年
       by yamamoto


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[はじめに]

170年という年月は長いのか短いのか。
わたしにはわからない。
137億年という宇宙のスケールからすれば、人間の一生は一瞬である。

一方、一瞬にすぎないわたしたちの命のはかなさの中で、わたしたちは、幸運
にも同じ時代を生きている人々との連携を大事にしているだろうか。
身近な同僚を大切にしているだろうか。
この生きにくい世の中でお互いに助け合っているだろうか。
ほんの一瞬の命しか持たない者同士、尊敬しあい、励ましあい、分かち合って
いるだろうか。

今回は、わたしの高祖父、曽祖父、祖父、父、そして息子たちのことを時系列
に記す。

わたしたちが、ここに存在するのは、例外なく、わたしたちの祖先が、懸命に
儚い命をつないできたからである。

我が祖父、鹿十朗は、1964年、わたしが1才のときに死んだ。
わたしは彼と話した記憶はない。


[私が生まれてすぐに祖父、鹿十郎は病死した]

鹿十郎は孤児であったし、中学校にも行けなかったし、苦労人であった。
祖父、鹿十朗に「山本家のその後」を知ってもらいたいという気持ちで書いた。

だが、一般の読者にも、興味が持てるようにも書いた。
長期の投資を考える上でも何らかのヒントがあるようにと考えて。
今という時代のことを理解するために、過去の時代との違いを書いた。

時代の流れを感じていただいた上で、将来のこどもたちのために、今、わたし
たちは、なにができるのか、わたしたちは、なにをすべきなのか。
そんなことを考えるきっかけになってくれれば幸いだ。

(天国のおじいちゃん、おばあちゃんへ。
わたしたちは元気に暮らしています。
あなたたちが精一杯生きたように、
わたしたちも精一杯生きていこうと思っています。)


完全版はこちら
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(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。
万が一、事実と異なる内容により、読者の皆様が損失を被っても筆者および発
行者は一切の責任を負いません。)


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 プロフィール 山本 潤

NPO法人イノベーターズ・フォーラム理事。
メルマガ「億の近道」執筆17年間継続。
株式投資で勝率8割の外資系投資顧問の元日本株式ファンドマネジャー。

1997−2003年年金運用の時代は1000億円の運用でフランク・ラッ
セル社調べ上位1%の成績を達成しました。
その後、2004年から2017年5月までの14年間、日本株ロング・ショ
ート戦略ファンドマネジャー。
1997年−2017年ライフタイムの日本株投資成績はロングのフル投資換
算でTOPIXを400%を大きく上回る成績を残しました。

コロンビア大学大学院修了。
法哲学・電気工学・数学の3つの修士号を持っています。


 プロフィール 矢野 光(やの ひかる)

イギリスの独立系資産運用会社ニュースミス投資顧問、
フランスの最大手資産運用会社アムンディアセットマネジメントにて、
企業年金を預かる運用部門のアナリストとして従事してきた。
小売サービス、食品トイレタリー、ネット、不動産、金融と内需系企業の分析
を得意とし、銘柄選択でパフォーマンスを支えてきた。
格差社会が広がる昨今、機関投資家として莫大な資産の運用でさらなる格差を
広げるよりも、経験を生かして、ダイレクトに資産形成が必要な個人投資家に
向き合い、役に立ちたいと思うに至る。
早稲田大学法学部卒。社団法人日本証券アナリスト協会会員。


 プロフィール 古瀬 雄明 (ふるせ たかあき)

カリフォルニア州立大学経営大学院ファイナンス専攻MBA。
IR支援会社などで企業のIR活動のサポートに従事したが、技術者として
金融に関わるべく、2014年にキャリアチェンジを思い立ち渡米。
ニューヨークのDevBootcampでプログラミングを学ぶ。
Webエンジニア。
2017年に山本潤とPyconJPに参加。データ収集と分析を担当。
現在、個人投資家が株式投資に活かせるデータ収集、分析のツールを日々
開発中。
また、個人投資家のスキルアップを手助けするため、Python入門講座を
企画。講師としてカリキュラムの立案から運営まで行う。
参入障壁に守られた中小型の割安銘柄が好き。


 プロフィール 相川 伸夫(あいかわ のぶお)

大手自動車会社で勤務しつつ、兼業投資家として『億の近道』にて、2016
年末から個別企業に関しての取材記事を執筆。
大変優れた技術やスキームを持っているのに市場から注目されない企業がある
のは、誰もライトを当てていないからだと考えている。
そこにライトを当てるべく2018年春に退職し、リンクスリサーチにて
客員アナリストとしての活動を開始。
技術・塑性加工に関して元エンジニアとしての目利きを活かした投資手法によ
り卓越したパフォーマンスを達成。
学生時代、吹奏楽の全国大会では銀賞受賞、技能五輪全国大会では入賞実績有
り。
今こそ個人投資家の時代。
企業分析をし、野心ある優良企業を応援しましょう!!


 プロフィール 安田 清十郎(やすだ せいじゅうろう)

早稲田大学社会科学部卒業。
新卒で大手銀行に入社後、ベンチャーキャピタル子会社に出向。
法律系士業事務所を約8年経営した後、専業投資家に転身。
専業投資家として投資を実践しつつ、慶應義塾大学経済学部を卒業。
かつてはインデックス投資、高配当株投資を主体としていたが、現在は成長株
投資を主体としている。
これまでに蓄えたビジネスモデル、経営者、会計および企業法務に関する知見
を総動員して、安定的に年率20%程度の成長を継続する割安企業を発掘して
いく。


 プロフィール 黒木 智(くろき さとし)

事業会社での資金調達、格付機関対応、アニュアルレポート作成などの財務関
連業務に従事。また、アメリカでのプロジェクトファイナンス業務の経験もあ
る。
個人投資家として2004年から投資を開始、小売業、サービス業を中心とし
た日常生活に密接した業界を得意とする。有価証券報告書などの開示資料の読
み込みとともに、経営者、IR担当との対話を繰り返すことで、その企業の強
みは何か、ビジネスモデルの強みは何かを掘り下げて分析することに力を入れ
ている。
2018年からリンクスリサーチの客員アナリストとして活動を開始。
趣味は将棋、アマチュア三段。投資にも「大局観」をもって投資に臨みたい。
社団法人日本証券アナリスト協会会員。


 プロフィール 小野 和彦(おの かずひこ)

日興証券(現SMBC日興証券)でシステム開発に従事。
東洋証券でアナリスト→イギリスの独立系資産運用会社ニュースミス投資顧問
にてアナリスト、トレーダーに従事。
運用の世界で金融による社会貢献の可能性を模索してきたが、どうもこの世界
には存在しないらしいと気づく。
”個人が理想の社会を目指して投資することが理想社会を実現する”という
基本理念に立ち返り、新たなスタートを切ることに。
青山学院大学大学院国際マネジメント研究科MBA。


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みんなの運用会議は第一木曜日と第三木曜日に億の近道の増刊号として発行
されています。


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編集者:億の近道発行プロジェクト
    株式会社リンクスリサーチ
発行者:NPO法人イノベーターズ・フォーラム
 email:okuchika.mail@gmail.com
 http://okuchika.net/
このメールマガジンの無断転載・引用を禁じます。


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JUGEMテーマ:株・投資




億の近道2019/09/19


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投資情報メールマガジン                  2019/09/19号
              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
      (本日の担当:街のコンサルタント&山本潤)


◆コラム「年金作り その3」:街のコンサルタント
◆コラム「億近クラシックス2004:投資アイデアの創出 その4 アイデアの
     源泉 量販店」:山本潤


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■ お知らせ ■


 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第74回「9月は配当取り」がアップされました。


第74回「9月は配当取り」
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so35702241
 【YouTube】https://youtu.be/sziA327lM4I

【今回登場企業】ズーム アドソル日進 Lib Work スターティアHD
        クロスフォー

 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。


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◆コラム「年金作り その3」


 ボルトン補佐官の退任により米政権の方策に軌道修正が出てくれば、少なく
とも1ヵ月間程度はリスクオンの展開も考えられます。これでダメなら、やは
り間抜け大統領の場当たり政策の拙さが再確認されるのでしょう。


 それにしても火曜日までの10連騰には驚きました。幾ら強気相場でも多少
は休憩が入らなければ息切れが心配になります。
 8月26日の安値から計算すると、日経平均は火曜日までの15営業日で約
1,740円(率にして8.59%)も値上がりしました。本日も(AM中時
点で)上げていますが、22,000円台は5月第一週以来です。

 米国でも相場動向に変化がみられますが、上がり方のスピードから見て、日
本株の保有が少なかった投資家の買いとともに、先週金曜日のメジャーSQで
のポジション調整も含めて短期のファンドによる買い戻しが多いと感じます。

 今日は指数銘柄が優先して買われているようですが、22,000円に乗せ
てからは少しポジションを減らしています。今は中央銀行への緩和期待以外に
はこれと言った材料も思いつきませんし、転ばぬ先の杖と言うことで(^^)。


 さて、前回「投資の基本は成長する市場、または成長すると思われる対象に
投資すること」と書きましたが、もう一点、気になることを書いてみます。

 私の師匠の一人が仰っていたことを、そのままに書いてみようかと思います。


 「誰もが利回りと言う概念を軽んじている。それ故に、値上がりしているマ
ンションを7,000万円や8、000万円と言うもの凄い額で買おうとして
いるが、そのお金を投資に廻して数%の金利で複利運用する必要性を見落とし
ている。」

 「仮に大きなリスクを取って7%で運用できれば10年で倍になるし、20
年で4倍にもなる。10年なんてあっという間に過ぎてしまう。」

 「もちろん、リスクを取らなければお金は増えない。」

 「ところが、彼らは増やす投資では無く、大きなリスクを取って(無理な借
金をして)まで高額なマンションを買って一生金利を払い続けようとする。そ
れより、しばらく我慢して運用し、お金が増えてから安くなったマンションを
買えばいい。」

 「ちゃんと計算出来る人なら複利効果の凄さを理解できるはず。収益を生ま
ないどころか逆の複利効果(借金)で苦しむようではお金は増えない。今はも
う高度成長の頃の日本とは違うのに同じことをしようとしている。」


 確かに複利効果は絶大です。
 長い視点で投資出来るなら複利効果による資産増加は不動産や株式などの値
上がりを上回ることは歴史が証明しています。
 もっとも、今は世界的に成長鈍化の兆しがあり、債券の利回りが低いため高
配当株式で利回りを得ると言う流れも間違いでは無いと考えます。

 日本は間も無く毎年50万人以上の人口が減る社会に突入します。
 票集めだけが目的の政治家が語るような明るい未来を信じる訳にはいきませ
ん。着実に、そして徐々に加速しながら地方の過疎化は進み、あと10年もす
れば明らかに今とは違う世界が広がっていると言うことも心に留めておかねば
なりません。

 そんな中で30年以上の大きなローンを組むリスクは以前にも増して大きく
なっていると思います。


 夢想するだけで北方領土が返ってきたり、都合良く中国や朝鮮半島との摩擦
が無くなることもありません。そして、いつ終わるのか分かりませんが、振り
返ればリーマンショックから10年以上経った今は世界的に異常な金利状態に
あり、何があっても可笑しくないとの前提で投資行動を考える場面では無いで
しょうか?


(街のコンサルタント)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。また、当該情報は執筆時点での取材及び
調査に基づいております。配信時点と状況が変化している可能性があります。)


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クリックだけでも結構ですし、コメントをいただけるともっと嬉しいです!


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◆コラム「億近クラシックス2004:投資アイデアの創出 その4
     アイデアの源泉 量販店」

※このコラムは、2004年1月に掲載されたものです。
 当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。


〜ビックカメラを覗いて思ったこと〜

 アナリストですから、量販店にはよくいきます。
 変化を見るためです。
 今日いきました。有楽町のビックカメラです。

 どの棚がどれだけ広がった。
 値段は下がっていないか。
 どのメーカーが元気になったか。

 セールストークはどう変わったか。
 などなど。

 売り場を見ても、企業の考えやマーケティングが理解できるということです。


■ブランド戦略■

 今回は、もう少し、違う視点で製品を眺めました。

 フラットパネル。ちょっと不思議だったのは、松下は、ヴィエラ、ソニーは
ベガとかいう名前をつけています。
 でも、TVのどこを見ても、松下はパナソニック、ソニーはSONYのロゴ
しかテレビ本体には印字されていません。
(ソニーは、大型の液晶やPDPには、WEGAのロゴがあるが、小型液晶に
はロゴがない)

 どうして、ベガとか、ヴィエラとかそういう名前で宣伝しているのでしょう
か?
 ベガやヴィエラという名前は必要なのでしょうか?

 ブランド戦略は、企業にとって重要です。
 特に、フラットパネルディスプレイなどは、なかなかはっきりとした違いが
消費者にわかり難いという部分があります。
 例えは悪いのですが、まったく中味が同じでも、ブランドによって価格に差
がでてしまいます。ブランド価値が重要になるわけです。
 高い値段がつけば、利益率が高くなる。だから、ブランド評価を高めること
は大事です。

 ブランド戦略は、各社によって違います。

 ソニーは、伝統的にサブ・ブランドでソニーイメージをドライブするという
戦略をとっていました。
 ソニーというブランドは、「ウォークマン」というサブ・ブランドの認知度
が上がることによって、ソニー自体の評価が高まります。
 または、プレイステイションというサブ・ブランドのヒットによって、ソニ
ーブランドの質を保っている。

 ところが、サブ・ブランドがあまりにも多すぎると、ひとつひとつのサブ・
ブランドに投入できる費用が小さくなり、何をやっているのかわからない状態
になります。

 また、いまは、グローバルに製品を同時に投入するということが当たり前に
なりつつあります。
 品種ごと、地域ごとのサブ・ブランドを構築していくのは、効率が悪いので
はないでしょうか。
 グローバルなひとつのブランドで展開するのが一番効果的です。

 たとえば、パイオニアは、パイオニアというブランドでPDPやDVDを販
売していますし、サブ・ブランドはありません。
 Pure Visionという商標はあるようですけど。
 ただ、パイオニアは、キャンペーンを今年張りますが、かなりグローバルに
統一されたコンセプトになるようです。
 結果が楽しみです。

 SAMSUNGも同様です。三星のテレビは三星です。サブブランドは見当
たりませんでした。
 この数年で、もっとも認知度と価値が向上したブランドは三星ですから、三
星のブランド戦略は、やはり見習うべきところは多いはずです。

 しかし、改めて、松下は、サブ・ブランドが多い。
 海外のナショナルをなくして、整理をしているところですが、悪い方向には
ないと思います。
 DVDレコーダーに、ディーガ(DIGA)というサブ・ブランドをつけて
います。
 世の中で、果たしてどれだけの人がDIGA(ディーガ)を知っているでし
ょうか。

 松下は海外も日本もDIGAで通しているからまだましな方です。
 ソニーのDVDレコーダー。スゴ録。このサブ・ブランドは、日本でしか通
用しません。

 ブランドを構築しようというとき、グローバルな視点に立って、ブランドイ
メージを高められるかは、製品の質にもよりますが、効果的なブランド戦略が
求められているのではないでしょうか。
 たとえば、松下は、昨年、世界同時発売という業界の常識にチャレンジして
成功しました。

 家電の世界の同時発売という荒業は、グローバル・ブランドの確立に一役買
う形になったと思います。
 製品投入までのスピードが勝負の今、ローカルなサブ・ブランドを投入する
よりも、SAMSUNGやパイオニアのように、自社のブランドをもっと効率
的にアピールする方が上手であると感じました。

 ローカルなブランドは、いい変えるなら、地域のニーズに合ったものを投入
するということでもあり、一方的に批判されるべきものではありません。
 ただ、ブランドも投資の一種ですから、投資効率の面からは、単一ブランド
戦略の方が、効率がよいのかもしれませんね、というぐらいのことです。


■まとめ■

          |    長所   |      短所
グローバルなブランド|宣伝効率的が高い |失敗したときのリスクが大きい
ローカルなブランド |地域のニーズに合う|ローカルなイメージ


■インフォシークの居酒屋でサブブランドを議論しました■

 居酒屋での議論です。返信してくださった方々、どうもありがとうございま
した。
※編集部注 掲示板居酒屋はinfoseek終了に伴い閉鎖しました。

〜ama1998さんからのお便り〜
 商品特性を分かりやすくするためのネーミングとして考えるとソニーのスゴ
録というネーミングは、分かりやすいと言えるのではないでしょうか。
 コニカの素肌美人、レナウンの通勤快足などのように、消費者向け製品の場
合、一目で商品特性がわかるものを考えるのも大事だと思います。

 また、サブブランドを立ち上げる場合は、私の印象ではメインのブランドイ
メージが強すぎるため、それとは異なるブランドで新たなイメージを築くもの
と考えています。
 ここ最近の有名なものでは、花王の場合、花王のブランドは、大衆的なイメ
ージが強すぎて、高級シャンプーには向かないので、ASCIENCEという
新しいブランドを立ち上げ成功しました。
 HPには、ブランド名が書いてありますが、CMでは、花王の文字は一切出
てきていません。
 他にも、アルマーニとかは、逆に高級すぎてイメージを潰すので、大衆的に
新たなブランドを作るといったように、外国のブランドでも、サブブランドを
使っているところは割とあります。』

〜hiroyuki21さんからのお便り〜
 サブブランドの意味は?
 全くの個人的な考え方ですけれど
 そこには企業の「逃げ」の部分とイメージ戦略の融合があると考えています。

 例えば、松下の場合、松下という名前のブランドは存在してないですよね?
家電の「ナショナル」と、AVの「パナソニック」これは二つともメインブラ
ンドなのでしょうか? それともサブブランドなのでしょうか?
 私の考えは二つとも松下のサブブランドであると思います。
 これは大事なイメージ戦略を担っている部分であるからです。

 ナショナルブランドのテレビは、あまり買いたくないですし、パナソニック
ブランドの冷蔵庫も電子レンジも買いたくないです。

 では、その次のビエラ、やディーガはどういった役割があるのか?
 そこが重要になってきます、確かに、ある意味無くてもいいのかもしれませ
ん。しかし、そこにブランド名をつける事により我々が意識する事があります。
 「何か新しい変化が起きたのだ」とそれは「進化」ではなく、「変化」が。
 言葉を言いかえれば「いろんな意味でのイノベーション」を意識するのでは
ないでしょうか?

 そして、あるサブブランドで失敗してもそのブランドを止めてしまえば失敗
は取り返しの付かない失敗にはなり得ません。
 しかし、サブブランドが無い場合、失敗は即、会社自体のイメージを損なっ
てしまうのです。
 これが「逃げ」の部分です。
 この、例が分かり易いのがアパレルのブランドではないでしょうか?
 松下やソニーのブランド戦略はブランドの分散投資でパイオニアは一つのブ
ランドへの集中投資であるわけです。
 どっちがリスクが少ないかは議論の必要が無いのではないかと思います。

〜中略〜

 今回ソニーはDVD&HDレコーダーを3種類投入しています。
 当然ブランドは3つです。
 PSX、スゴ録、コクーンこれはそれぞれ目的も性能も違うものであると。
 さらに、スゴ録は日本国内でのみの発売であるローカル製品だといっており
ました。』

 議論に参加していただいた方々、ありがとうございました。


■議論して、理解しあう■

 このような議論がネットでできるということは、ある意味、10年前は思い
もよらないことでした。
 あらためて、インターネットのすばらしさを痛感します。
 とくに、個人投資家のみなさんは、慢性的なアイデア不足と自信不足に悩ま
れていると思います。
 ネットのコミュニティーの質を、直接的なオフ会などを通して、人間的な温
かみのあるコニュニティーへと、どうやって昇華させていくのかが、今日の課
題ではないでしょうか。

 ソニーの場合は、歴史的に、トリニトロンやウォークマンというサブ・ブラ
ンドが世界を席巻した成功体験があります。
 そういう歴史も、企業のブランド戦略の一部なのかもしれません。いまでも、
ブラウン管テレビにはトリニトロンというロゴを見つけることができます。

■ブランドの差■

 ブランドが、株式投資にどういう意味があるのか。
 前々号で、デルの液晶テレビの話をしました。
 ユーザーからすれば、品質と価格の関係は、狭いものです。
 企業からすれば、品質の差を価格の差に大きく反映させたいはずです。

  企業:品質を過大評価する傾向
  消費者:品質を過小評価する傾向

 パイオニアのPDPは、韓国勢よりも高い値段がついています。
 シャープの液晶テレビは、他社よりも高い値段がついています。
 これは、品質の差が価格に反映されているよい例です。

 しかし、品質の蓄積でもあるブランドは、どうでしょうか。
 たとえば、同じコスト、同じ品質であっても、ブランドが違うことで、店頭
価格が違う場合があります。

 ローカルなブランドを投入しても、それが消費者にお得感を与えているなら
ば、価格面で有利な戦いができます。
 エプソンの「つよインク」は、日本で特に強いエプソンならではの戦略です。
 これはローカルなブランドですが、日本市場がドル箱の同社にとっては、宣
伝価値は高いのです。

 「つよインク」は、実は、染料タイプも多数あり、じつは、顔料ほど、耐久
性が強いというわけではありません。
 既存のインクに比べて、多少は強いという程度のものです。
 それを「つよインク」で統一するのは、消費者にとってはやや誤解を生みか
ねない表記です。
 しかし、現に、その戦略は短期的には成功したのです。
 そして、染料比率を徐々に下げることによって、その誤解は、解けていく。
 そういう上手なブランド戦略です。

 品質とコストが同一であれば、やはり、ブランドが重要ということになりま
す。
 よいものを投入したタイミングで、一気にキャンペーンをかける。そして、
シェアを一気に上げる。
 こういう戦略は理にかなっていると思います。

 そういう意味で、フラットパネルは、非常に、ブランド価値が重要になって
くる市場だと思います。
 なぜならば、台湾の画像処理ICをつかって、韓国のパネルをつかって、テ
レビをつくれば、誰でもフラットパネルを供給できるようになります。
 でも、ブランドの差によって、価格には差がつくはずです。

 ブランドの差が利益の差になり、キャッシュフローの差になり、シェアの差
になり、それが何回も循環するうちに、敗者と勝者に分かれていくからです。
 今年の注目は、パイオニアだと思います。このブランド戦略やグローバルキ
ャンペーンが功を奏するかどうか。見ものですね。
 案外、健闘するのではないでしょうか。2004年が終わったときに、また、
評価したいと思います。
 シャープのAQUOSもよいグローバルなサブブランドです。注目したいと
ころです。
 ソニーのベガやパナソニックのヴィエラというテレビの2強対決も今年の見
所です。


山本 潤
SLOW INVESTMENT2004
〜ゆっくり考え ゆったり投資〜

このコンテンツは、特定の銘柄を推奨するものではありません。アイデアとい
うものは、単なる思い付きの部分も多く、投資判断を導くには未成熟・不十分
・不正確なものです。ここで紹介しているようなレベルのアイデアでは、投資
の役には立ちません。内容についても、関係者との立ち話が中心なので、わた
しの取り間違いや聞き違いも含まれているかもしれません。内容の正確さを保
証するものではありません。


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億の近道2019/09/18


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投資情報メールマガジン                   2019/09/18

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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             −本日の目次−
          (本日の担当:式町みどり)


 ◆コラム「為替市場動向〜FOMCだけじゃない、BOJ会合も注目〜」


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◆コラム「為替市場動向〜FOMCだけじゃない、BOJ会合も注目〜」


 台風15号による被害からの復旧が長引いている状況に、被害に合われた方々
にお見舞い申し上げます。一刻も早く通常の生活に戻れることを心から祈って
います。


 日本の連休明けのマーケットは、サウジアラビアの石油施設へのドローン攻
撃により原油価格高騰を受けてのスタートでしたが、先週からのリスクオフ後
退ムードが崩れることなく、日経平均も今年のGW連休直前以来の22,00
0円台でのクローズで10連騰。
 ドル円相場はGW時の111円水準までは戻せずでしたが、一時つけた10
5円割れから108円台までバック。

 株価反転の背景には、記録的な売り残の買い戻しあり、ドル円相場も短期の
投機売りの累積があり、買い戻しに。
 これらの動きのきっかけとなったのは、米中関係とBREXITのリスク後
退でした。
 米中貿易交渉の決裂が日本のGW最終日に伝わりましたので、株価は、それ
以来の下落分を戻した格好になりました。


 これまでマーケットの目の上のたんこぶだった米中関係の悪化に、対話再開
の方向性がみえ、関税実施を延期するなどの報が伝えられ、米中貿易問題への
懸念が緩和。軍事面で強硬派だったボルトン大統領補佐官の更迭もリスクオフ
の材料ではありました。

 時期を合わせるように、もう一つのリスク、合意なきBREXIT強行が議
会の回避法案成立によって合意なき離脱リスクが後退。債券に向かっていた資
金の逆流と思わせる利回りの反転が起こりました。

 米国債10年物は、一時1.45%まで低下し、2年債との利回り逆転も見
られましたが、直近1.8%台まで上昇。この急上昇の背景には、一種の債券
バブル熱が冷め、お祭りが終わった? 或いは、金利低下局面へ継続する中で
のスピード調整に過ぎない現象なのか見方が分かれるところです。

 そんな中で行われるのが9月のFOMCです。
 結果と声明発表と議長会見が行われるのは日本時間19日未明予定。直近の
結果予想は、FF金利の0.25%下げが86%、0.5%下げは14%。
 一カ月前の予想では、0.5%下げが41%ありましたから、利下げ予想が
大きく変化しています。
 FRBのパウエル議長は、最近の講演の中で「アメリカ経済は良好だが、直
面するリスクがあり、観察しながら適切な政策をとっていく」旨の発言をして
いますが、今後も、選挙を控えたトランプ政権からの利下げプレッシャーもあ
るでしょう。
 ただ、8月分の物価指数がちょこっと上昇には注目しておく必要があります。
 また、原油価格高が続いた場合の物価への影響が出てきた場合、物価の低迷
を理由にした利下げを言ってきたFRBとしては、利下げとの整合性がなくな
るとも思われます。

 今回のFOMCでは、0.25%利下げならほぼ予想通り、0.5%下げは、
かなりのサプライズ反応、現状維持もサプライズかと想像します。また、結果
と同様に、FOMCメンバーによる今後の金利予想、更に、何よりパウエル議
長のコメントを注目したいと思います。


 市場がFOMCを注目する中、日銀の政策決定会合も18〜19日開催され
ます。
 こちらは、大きく注目されてはいませんが、何かしらの追加緩和策が実施さ
れる可能性も一部指摘されています。
 どうせカードは限られているから、大したことは出来ないだろうし、大事な
タイミングまで温存しておくだろう、とも思いますが、先々週の土曜日(9月
7日)日経新聞の黒田日銀総裁へのインタビュー記事では、具体的な追加緩和
についてのコメントが掲載され、もしかしたら9月の会合で?との憶測も生ま
れます。その辺りも、最近のドル円相場の底堅さに繋がっているかもしれませ
ん。

 明日19日の木曜日の昼頃の発表。時間が遅れると更に憶測を呼ぶことにな
るでしょう。9月の半期末、10月からの増税前。追加緩和があれば、株高、
ドル円相場(円安方向へ)へ相応の反応と考えられます。
 因みに、今朝の報道で、一部の信託銀行から、マイナス金利の深堀りがあっ
た場合には、口座維持手数料を導入するとのコメントが伝えられました。


 9月月初来から直近、主要通貨の対米ドルの動きは、日本円とスイスフラン
だけが安くなり、その他の通貨は通貨高ドル安。リスクオフ反応の戻しの動き
でした。
 ECBの緩和策は、債券購入の上限が撤廃されなかったことへの失望はあり
ながら、かなりの所まで政策が出たという出尽くし感がありました。


 リスクオフ後退の中、今日明日は、FOMC、BOJ会合の結果待ちになり
ます。ただ一方で、米中通商問題は一時的に解決できる問題ではなく、根深く
継続的なリスクと思われます。今年最後の四半期を前に、気が抜けない展開は
続きそうです。


 最後までお読みいただき、ありがとうございました。

※9月18日東京時間12時執筆
 本号の情報は9月18日東京市場始値ベースを参照しています。
 なお、記載内容および筆者見解は参考情報として記しています。


式町 みどり拝


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。)


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   ◆コラム「有料メルマガライブラリから(307)」
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◆コラム「有料メルマガライブラリから(307)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


=コラム「今年の利益の3割を現金化して大半を証券会社の外に退避させた」=
 (有料メルマガ第450回・2017/9/19配信号)

※2017年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


(前略)

 資金を準備するとともに、どんなに景気が悪くなっても安定的にキャッシュ
を生み出すことのできる高い収益力を持つ企業は何処かを探し出してリスト化
しています。

 大きな株価の下落が来るときは玉石混合でほとんどの企業の株価が大きく下
げるので、普段の冷静なうちの、そのような企業をリストアップしようと考え
て実行しています。そのような企業は通常の投資環境のときでも、株価が上げ
ることが多いです。

 また私は株式投資を始めてすぐにブラックマンデーを経験し、その後もずっ
と株式投資を続けているので9.11世界同時多発テロ、リーマンショック、
東日本大震災など多くの日本株の暴落後にも、必ずリバウンド相場がやってき
て、ファンダメンタルズの良い資産株のうち収益力が高い企業に投資しておけ
ば大きく利益を確保できる経験をしてきました。


 そして、自分の投資能力を点検して強化することも実施しています。

 株式投資への投資額を減らしたので、現在のポートフォリオの銘柄群は株価
上昇に勢いがある投資テーマに乗っている企業(⇔例えばEV関連銘柄、ロボ
ット関連銘柄、IoT関連銘柄など)への投資額を増やして、配当取りのため
に投資していた銘柄に関しては1年分の配当額をこえる上昇を短期間にしたと
きは、感謝して利喰いして、更に株価が上昇しそうな配当利回りの低いテーマ
株にシフトするようなことも行っています。

(中略)

 コアに関しては下げた時に買い増して、まだ持ち株を増やす段階です。


 このようなうまくいけば株価が半年くらいで2倍以上に上げそうなカンニン
グ銘柄を増やしているほかは、キャピタル・ゲインが期待できるテーマ株や、
優待投資家が優待目当てに買い増してくる魅力的な優待のある銘柄にも分散投
資を増やしています。

 そのような企業への投資を増やしていくなら、投資額を減らしても、運用成
績は上がっていくと考えています。


 ただ、このような値動きの激しい株に投資する時は、福沢桃介の次の2つの
教えを常に意識するようにしています。

 株式投資で成功して後に実業家として大成した福沢桃介の名言です。

『順波には乗り、逆波は逃げよ。成功は機を見るに敏なるにある。』

『人間の成功に、運、鈍、根という三つの資格が数えられる。その中でも、
 事業経営に一番必要なものは根すなわち執着である。
 その反対に、株式相場に執着はもっとも禁物だ。
 いつでも見切りよく転換することを心がけて、一度に全部をすくいとること
 をしてはいけない。
 シナの五祖禅師が『福不可受尽』といったのはこのことで、福をあまして八
 分に甘んじ、いさぎよく見切るところに転換の妙がある。』


 私はキャッシュを証券会社の外にシフトしたことで、自分が予想もしなかっ
たリスクが思わぬところから襲い掛かってきたとしても対応できる準備ができ
ているので、有事が発生しても冷静に対応できると考えています。

 イギリスの国民投票でEU離脱が選択されるとは予想もしませんでしたし、
トランプ氏が米国大統領に選ばれることも予想できませんでした。

 常々、このコラムで書いてきたように、2017年の9月まで中国の不動産
バブルが破裂して、経済的に苦境になることを心配していました。その他にも
北朝鮮有事、トランプ大統領の行動など心配事の種は尽きません。

 しかし、すでに多くの投資家が知っている事態で発生する株式市場の下落よ
り、いま予想されていない危機が突然に発生して起こる暴落のほうが大きくな
る可能性も存在します。大地震がいつ襲ってくるかわかりません。台風の勢力
も強くなり、豪雨災害がいつ降りかかるか分からないということも考えておく
必要が出てきました。

 つまり株式などのリスク資産に投資する時は、『まだ誰も気がつかずに知ら
ないリスクが、いつ起こっても不思議ではない。』ということを覚悟したうえ
で、「リスクは避けるものではなく管理するものである」と考えて、リスクが
起きた時に助けになるセーフティ・ネットも計画的に準備しながら、投資を行
っていくことが大切なことだと考えています。

(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
変化している可能性があります。)


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◆過去コラム「ぬくぬくホッコリ株日記 第3回」


※編集部注:
 このコンテンツは、2007年4月から石川臨太郎氏が億の近道に連載した
 コラムです。当時の雰囲気をお楽しみ下さい。


■連載「ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい(3)」


 当初株価は大きく3日程度下げ、その後反発に入る。そんなことも感じてい
ました。そんな時、いつも投資の参考にさせていただいている、こざらし2
(元のハンドルネームFL)さんが、過去の下落時の日経225の動きをホー
ムページで紹介してくださっていました。それを参考に自分では、その時の出
来高なども確認して今後の相場への取り組み方針を決めました。この資料は今
回自分がキャッシュから株へ資金を再投入するタイミングを決めるためのとて
も良い参考になりました。

 こざらし2さんのホームページから過去の暴落時の動きだけを転写させてい
ただこうと思います。こざらし2さんのホームページには暴落のきっかけや騰
落レシオなども書いてくださっているので興味のある方は、ぜひ尋ねてみてく
ださい。
http://www9.plala.or.jp/Financial_L/


NK225は4/26の12.163円から、


4/27 12.044(▲119)
4/28 12.004(▲40)
4/30 11.761(▲243)
5/06 11.571(▲190)
5/07 11.438(▲133)
5/10 10.884(▲554)
5/11 10.907(△23)

5/12 11.153(△246)
5/13 10.825(▲328)
5/14 10.849(△24)
5/17 10.505(▲344)
5/18 10.711(△206)…反転開始

 2005年、11.874円から、

4/11 11.745(▲129)
4/12 11.670(▲75)
4/13 11.637(▲33)
4/14 11.563(▲74)
4/15 11.370(▲193)
4/18 10.938(▲432)
4/19 11.065(△127)
4/20 11.088(△22)
4/21 10.984(▲104)
4/22 11.045(△61)

 2006年 17.290円から

5/09 17.190円(▲100円)
5/10 16.951円(▲238円)
5/11 16.862円(▲89円)
5/12 16.601円(▲260円)

5/15 16.486円(▲114円)
5/16 16.158円(▲328円)
5/17 16.307円(△149円)
5/18 16.087円(▲220円)
5/19 16.155円(△68円)

5/22 15.857円(▲297円)
5/23 15.599円(▲258円)
・・・
6/13 14.218円(▲614円)

 2007年、18.214から

2/27 18.119(▲95)
2/28 17.604(▲515)
3/01 17.453(▲150)
3/02 17.217(▲235)



 このような過去の暴落の状況を思い出すと、自分がいつ相場に戻るかのタイ
ミングを計るのに、良い参考になります。もちろん相場は毎回毎回同じ形では
やってきません。危機は毎度違った顔をして現れるということは覚えておいて
良いことだと思います。

 過去は参考にするけれど、過去に囚われない。そのためには、少しずつ打診
の買いを入れ、撤退し、また打診で買ってみる。そんなコミュニケーションを
マーケットと図ることが大切だと思います。そのようなコミュニケーションを
マーケットと絶えず行なっているうちに、マーケットの声無き声が聞こえてく
るような気がします。もちろん錯覚なんですがね^^;


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


※2007年4月17日掲載。

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■村田雅志氏のお墨付き!TVや日経マネー等で活躍中のプロフェッショナル
 鈴木氏のセミナーです。

■【日本株の個人投資家向け】鈴木一之の負けない株式投資セミナー■

 日時:2019/10/05(土)13:00〜15:00
 会場:東京・西新宿

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 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

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億の近道2019/09/13

■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                  2019/09/13号

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
        (本日の担当:水島寒月&村田雅志)


        ◆コラム「市場潮流」:水島寒月
        ◆コラム「鈴木一之氏と私」:村田雅志


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◆コラム「市場潮流」


 今週(9月9〜13日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で788円
72銭上昇し(率にして3.7%の上昇)、2万1988円29銭で取引を終
えました。2週連続の上昇です。


 米中の貿易協議が進展するとの期待から、世界景気の減速懸念が和らぎ、日
経平均株価は今週5日間連騰。先週3日(火)から通算すると、9連騰となり、
終値としては、4月26日以来4カ月半ぶりの高値となりました。
 米国景気減速への懸念が薄らいだことで、米国株が上昇し、長期金利も上昇。
外為相場では円安・ドル高が進行。これらを好感し、東京株式市場では、これ
まで売られていたバリュー株が反騰。週間の上昇率の上位銘柄には、地銀株が
多く入ったことが目立ちます。

 また、トランプ大統領は11日、2500億ドル分の中国製品に対する制裁
関税の引き上げ(25%→30%)を、10月15日に先送りすると発表。米
中協議の進展への期待が高まりました。


 来週にかけても、好地合いは継続するとしますが、バリュー株の買い戻し一
巡後、どのような展開になるのかが注目されます。
 9月17〜18日の米連邦公開市場委員会(FOMC)では追加利下げが実
施されると予想しますが、一日遅れの日銀の金融政策決定会合(18〜19日)
には具体的な動きはみられないと見込んでいます。日銀は10月1日の消費税
増税後の景気の落ち込みに備えて、「切り札」を温存するのではないでしょう
か。


(水島寒月)


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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 億の近道月曜版執筆でおなじみの炎のファンドマネージャーが、肉声で相場
を語る炎チャンネル。
 第73回「自社株買い企業」がアップされました。


第73回「自社株買い企業」
 【ニコニコ動画】https://www.nicovideo.jp/watch/so35671311
 【YouTube】https://youtu.be/eTVUc47pRS4

【今回登場企業】ズーム 夢真ホールディングス フルヤ金属 アドソル日進
        テノックス クロスフォー ウエスコホールディングス
        バーチャレクス サイバーステップ アクセル

 ぜひご視聴下さい。

 相場のサマリーや個別銘柄動向などを5〜6分にまとめておりますので、
 ご登録頂ければ幸いです。


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◆コラム「鈴木一之氏と私」


 みなさま、こんにちは。村田と申します。

 先日は、久しぶりにイノベーターズ・フォーラム主催のイベントに参加させ
ていただき、ありがとうございました。

 参加者みなさまの熱心な眼差しが印象的なイベントでした。



 今日は、私の古くからの友人である鈴木一之さんをみなさまにご紹介したく、
メルマガ「億の近道」にお邪魔いたしました。

 鈴木一之さんは、株式アナリストの草分けとしてテレビ・ラジオ・雑誌など
でアナリスト活動を続けています。
 鈴木さんにお聞きしたところ、今年はアナリスト活動20年目だそうです。
 イノベーターズ・フォーラムと同じ時期にアナリストとして始まり、同じ時
間を株式投資に費やしてきたことになります。

公式サイト ⇒ http://www.suzukikazuyuki.com/


 私が鈴木さんと知り合ったのは、出版社・パンローリング社でのイベントで
した。
 そのイベントは、私がパンローリング社から「景気予測から始める株式投資
入門」を出版した直後で、私は書籍の著者として簡単な講演をしました。

「景気予測から始める株式投資入門」 ⇒ http://bit.ly/murataakabon


 講演の後に、控室に戻ると、そこに鈴木一之さんがいらっしゃいました。
 鈴木さんは、私の次の次の講演者でした。

 当時から鈴木さんは、株式アナリストとしてメディアに数多く出演されてお
り、豊富な知識と経験を惜しみなく披露していました。

 私は、鈴木さんを存じ上げていたものの、お会いするのは初めてでした。
 お顔を拝見してすぐに「あの鈴木さん」と思いましたが、挨拶しようとして
も緊張してうまく言葉が出ません。

 「まずいな」と、思ったその時、

 鈴木さんは、カバンから私の書籍と黒のマーカーを取出し、

「村田さん、ぜひサインをしてください。この書籍に感銘を受けました!」

と私に声をかけてきました。

 私は

「えー、そんな馬鹿な!」

と、つい言ってしまいました。


 株式アナリストとして知名度の高い鈴木さんが、(私のような)無名の者に
気さくに声をかけるのは、鈴木さんにとって珍しいことではありません。
 鈴木さんは、常に謙虚です。そして何事も虚心坦懐に考えます。
 鈴木さんとお会いした方であれば、誰もが鈴木さんの人柄を私と同じように
考えると思います。


 鈴木さんは、最近出版された書籍

 賢者に学ぶ 有望株の選び方 3つの投資手法できっちり稼ぐ
 (日本経済新聞出版社・2019/7/24)
 amazon ⇒ https://amzn.to/2O7QLPd

で「景気循環」という考え方を駆使して株式投資のあり方を語ります。

 書籍を購入・拝読しましたが、私にとって大変有意義な指摘がたくさんござ
いました。

 後ほど鈴木さんから教えていただいたのですが、私にサインを求めたのは、
当時、鈴木さんも「景気循環」と「株式投資」を組み合わせる考え方をセミナ
ーなどで説明しており、私が似たような考え方を書籍で紹介したことに驚きを
感じたからだそうです。

 「景気循環」と「株式投資」という二つの言葉が鈴木さんとの関係を作って
くれました。
 そして今までお付き合いを続けさせていただいております。


 その鈴木さんが、来月(10月)に書籍の出版を記念して、特別セミナーを
開催すると聞きました。
 ただ、あいにくセミナー参加者の申し込みに苦労されているそうです。

 そこで、私もセミナーに申し込むことにしました。
 また、スタッフの手が足りない、ということでしたので、私も受付などを手
伝うことにしました。


 ただ、長くお付き合いいただいている鈴木さんに他に何かお手伝いできるこ
とはないだろうかと考えました。

 そんななか、先日、イノベーターズ・フォーラムのイベントに参加したこと
もあり、イノベーターズ・フォーラムの事務局に無理を言ってこのような紹介
文を掲載させていただくことになった次第です。


 鈴木一之さんのセミナーにご興味ある方は、ぜひ以下URLよりセミナーの
詳細をご確認いただき、セミナーへの参加をご検討ください。
 お願いいたします。


(村田雅志)

[村田雅志プロフィール]
 マーケットストラテジスト。CFA協会認定証券アナリスト。
 コロンビア大学MIA、政策研究大学院大学博士課程単位取得退学。
 三和総合研究所(現・三菱UFJリサーチ&コンサルティング)、GCIア
 セットマネジメントを経て、米最古・最大手プライベートバンクのブラウン
 ・ブラザーズ・ハリマンにて通貨ストラテジスト。2018年5月より現職。
 株式、債券、為替など金融資産に関する調査・分析結果をグローバル市場で
 運用する機関投資家や富裕者層に提供。仮想通貨の運用も手掛ける。
 著書に『景気予測から始める株式投資入門』(パンローリング)、『名門外
 資系アナリストが実践している為替のルール』(東洋経済新報社)ほか。
 石川臨太郎氏闘病の応援企画として、全509回の石川氏の有料メルマガを
 分析研究した『石川臨太郎生涯パートナー銘柄の研究の研究』を執筆。

[村田雅志氏の過去コラム]
 http://okuchika.net/?cid=4


■【日本株の個人投資家向け】鈴木一之の負けない株式投資セミナー■

 日時:2019/10/05(土)13:00〜15:00
 会場:東京・西新宿

 詳細・お申込はこちら ⇒ https://peatix.com/event/1305444/view


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後押しをしていると評価され、アップサイドも期待出来ます。

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億の近道2019/09/12


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投資情報メールマガジン                  2019/09/12号
              イ意 の 近 道

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             −本日の目次−
      (本日の担当:街のコンサルタント&山本潤)


◆コラム「年金作り その2」:街のコンサルタント
◆コラム「億近クラシックス2004:投資アイデアの創出 その3 CESラス
     ベガスより(家電ショー)」:山本潤


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◆コラム「年金作り その2」


 自慢のディール戦術が効力を失いつつある中、あちこちで無茶な賭けに出て
いるトランプ大統領はあらゆる場面でトラブルメーカーとなっており、この、
大統領の椅子にしがみ付くだけの場当たり政治に世界中の誰もがウンザリして
います(苦笑)。
 あちこちの国の我儘トップにウンザリする一方で、ひょっとしたら我々はト
ップ(安倍首相)に恵まれているのかも知れません。他国よりは随分マシに感
じます(^^)


 国内株式市場は8月下旬頃から強含みとなっています。
 グロース売り&バリュー買いの動きも見られます。上昇理由の一つに、トラ
ンプ大統領が中国からの全輸入品に関税をかけると発表したことや、10月の
無条件ブレグジットが回避されそうな雰囲気になり(まだ道のりは長く、どう
なるか分かりませんが)、取りあえず市場は悪材料出尽くしと判断したのかも
知れません。

 もう一点、ヘッジファンドが年末の決算を控えてポジション解消(利益確定)
に動き始めたとも考えられます。特に空売りが多かった銘柄の値戻しが急です
から、中長期の投資家が戻ってきたと言うより短期筋の買戻しが主流と考える
方が自然と思われます。もちろん日本株が客観的に割安であるとの判断もある
のでしょう。

 メジャーSQ後の方向性が気になりますが、その後も買い戻しが続くような
ら、少なくとも9月一杯は買いが続く可能性が高そうと考えています。市場金
利の動きも行き過ぎた分の修正なのか?まだ下げ続けるのか?・・・なども気
になります。
 もしEUが再度QE(緩和策)を進めるようなら、それこそ欧州主要国だけ
で無く米国もゼロ金利へと向かいそうです。まだ金利が反転したと言う程では
無さそうですから注意しています。



 さて、最近は20代など若い人から運用の相談を受けるようになりました。
 と言うより…、50歳辺りから上の人達は皆、単刀直入に「何が儲かる?」
と聴いてきます(苦笑)。誰でも簡単に儲かるものを知りたがる訳ですが、そ
んなに簡単に儲かるものが分かれば苦労は無いです(汗)。

 ご参考の一助に、若者へ話したことの概略だけでも書いてみます。
 億近をご覧いただいている中にも初心者の方はいらっしゃるでしょうから。


 「投資の基本は、成長する市場、または成長すると思われる対象に投資する
こと」

 これだけです。

 上記の観点から、彼らには様々な過去の投資や環境・背景などを説明した上
で、下記の方針に従って投資商品を選ぶように伝えています。
 若い方には少額積立が入り易いし安全ですので、まずはイデコで、次に積立
NISAで投資を始めるようお勧めしています。

1)成長しない国あるいは通貨には投資しないこと=つまり日本円の投資が外
  れます
2)人口構成で若年層が多い国、または組織に投資すること=古い会社は外れ
  ます
3)現在の景気が下り坂の途上と考えれば、債券への配分を増やすこと
4)いい加減景気が悪くなったら、株式や不動産への配分を増やすこと
5)日本円で収入を得ている日本人なら、海外の成長市場を探して投資すること

 インデックスでいいですから、

 a)広く海外の株式に投資するファンド
 b)海外の債券に投資するファンド
 c)成長を期待できる新興国市場に投資するファンド
 e)海外のREIT・・・

この辺りを中心にして、時々の経済・市場環境を分析して、中長期的な観点で
配分を決めて投資すれば良いだけです。配分の変更は数年単位でOK。

 マクロ市場分析はプロのコメントを参考にして、上記のような手間のかから
ない方法で投資するようお伝えしています。10年も続ければ立派な投資にな
ります。


 反対に、何処かの金融機関が積極的に勧めてくれる、中身が良く理解できず、
仕組みが複雑な商品に手を出してはダメと言っています。そんなものを買って
いてはお金は増えませんし減るばかりです・・・と(笑)。


 昨年下期からは証券も銀行も郵便局も、何処の金融機関も収益が低迷してい
ます。故に実際にはコスト高によりリターンが低くなり易い外貨建て商品や保
険、EB債などの仕組債の販売に注力していますから、注意しましょう。

 かんぽ生命の不適切営業に至っては、この21世紀になってさえまだそんな
ことしていたのか?と、呆れるほど原始的な悪質営業をしていました。組織ぐ
るみと言われても申し開き出来ません。



 今朝はヤフーによるZOZO買収のニュースに驚きました。
 これはヤフーにとり、ちょっと高い買い物になってしまうのでは?と危惧し
ます。が・・・、孫社長がみずほFGに数十億円の手数料をあげる(恩を売る)
ためのディールなのかな?とも感じました。
 ソフトバンクGからみたら曾孫上場会社になりますが、数十億円などSBG
にとっては僅かな額です。孫社長はディール巧者ですね(^^)


(街のコンサルタント)


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◆コラム「億近クラシックス2004:投資アイデアの創出 その3
     CES ラスベガスより(家電ショー)」

※このコラムは、2004年1月に掲載されたものです。
 当時の経済的背景に基づいていますので、ご留意の上お読み下さい。


 2004年1月8・9日と野村證券さんのお誘いがあり、ラスベガスのCE
Sという家電の展示会に参加しました。2000社を超える展示があり、盛況
でした。わたしは、野村證券主催のツアーに参加しました。ご関係者の方々、
その節は、大変お世話になりました。あらためて、御礼申し上げます。


 ショーでは、たくさんのフラットパネルが展示されていました。
 PDP、LCD、プロジェクションTVなどが競い合っていました。


■大きな市場が創出されつつある■

 フラットパネル市場は、大きな市場になるでしょう。
 各企業のプレゼンテーションを聞くと、去年の2倍とか3倍の数量を期待し
ているところが多く、非常に明るいムードに包まれていました。
 数量が年で2倍3倍になり、数年先には5倍とか10倍という市場が現れる
という期待が高まっています。テレビのメーカーだけではなく、PCメーカー
も同様に恩恵を受けるということを前号では書きました。


■画質の向上、画面の大型化、スペースの節約■

 CRT(ブラウン管)にないフラットパネルならではの特徴があります。
 消費者にとっては、フラットTVは、高い画質やおおきな画面だけではなく、
省スペースをも実現するからです。それが消費者を刺激している面があるかも
しれません。特に、省スペースは、東京やNYでは大きな要素になります。
 たとえば、NYでは、20平米程度のアパートが3000万円程度すること
もあります。そのため、部屋に大型のCRTを置くことは、スペースの関係上
も無理がありました。その上、大きなCRTを至近距離で見るのは目が疲れま
す。

 ところが、フラットパネルの場合、数十センチほど、余分に距離がとれるこ
とで、大きな画面を見れるようになります。20平米のうち、1平米のスペー
スが節約できれば、それだけで数十万円のコストカットになります。

 同じ事が80平米程度のマンションにもいえます。
 20平米のリビングルームで壁掛け大型TVを見ることは、多分、22平米
のリビングでCRTを見ることと同じ感覚かもしれません。部屋が広く、画面
が大きくなることは、コストに直せば30万円程度の意味は十分あるといえる
でしょう。

 フラットTVの本源的な価値には、CRTを置き換えることによる土地の値
段も含めると、ユーザーのニーズは極めて強いといわざるをえません。

 高画質は、デジタル放送が始まり、米国でも多数を占めるケーブル放送がデ
ジタル対応が始まりつつあるので、消費者は高画質を楽しむ素地が出来つつあ
ります。

 CRT(ブラウン管)では、37インチ以上の画面は難しいといわれている
ようですが、展示会では、80インチのプラズマや57インチの液晶がありま
した。
 CRTでは実現できない大きさが可能になったのです。

 これは、材料メーカーにもよいことで、たとえば、半導体などは、年々、同
じ機能であればチップサイズが小さくなるので、材料メーカーは苦労します。
 しかし、フラットパネルの場合は、年々、サイズが大きくなるので、より多
くの材料を使うことになります。メーカーにとって、材料費は大きな問題にな
るでしょう。


■パネルの供給(サプライ)のボトルネック −液晶TVの場合■

 液晶の場合、シャープの第6世代のガラスサイズは32インチのパネルが8
枚とれるということですが、通常の第4世代の場合、1枚のガラスから取れる
枚数はぐっと少なくて2枚程度と聞いています。これが15インチのPCモニ
ターであれば、やはり8枚程度は取れるわけですから、大きなサイズに移行す
れば、必然とパネルの生産能力が落ちてしまいます。そこで、パネルメーカー
は大きな工場を建てて、どんどん大きな基盤で生産しなければ需要を満たせな
いと考えています。その全部の計画をまじめに供給の要素にするとかなりのサ
プライになります。一部の方は、それを見て、価格の急激な低下が与える悪影
響を今から心配しています。ただ、大きな工場は、動き出したばかりですから、
わたしは、心配をするのは、まだ先ではないかと思っています。先ほど述べた
ように潜在的な需要も強いということもありますが。

 一枚のガラスから少ない枚数のパネルしか出来ないことは、歩留まりにも悪
影響を及ぼします。たとえば、ガラスのある一部だけが欠陥がある場合、8枚
取りならば、1枚がだめになるだけですが、2枚取りならば、貴重な2枚のう
ちの1枚が駄目になってしまい、歩留まりは急低下します。下記の式からは、
パネルメーカーは、ガラス基板を大きくすることで、取れ数と歩留まりの両者
を一度に高める戦略をとるのは当然のことであることがわかります。

 パネルの供給数 = 1)パネルのガラス1枚からの取れ数×2)歩留まり
 1)は基盤の大きさ÷パネルの大きさという割り算
 2)は欠陥の数と重度と分散の状況によります。

 ただ、パネルの取れ数を多くすることで、致命的欠陥による歩留まりの低下
を避けることができるはずです。

 ただし、2)は、それぞれのパネルメーカーの腕の違い、プロセス技術の違
いによって差が出てくるものです。

 液晶TVの供給数量は1)と2)の掛け算ですから、取れ数が半分になり、
歩留まりが半分になると、供給数量はわずか25%になります。そこで、でき
るだけ多くの取れ数がとれる超大型ガラスを導入して、歩留まりの低下を防ご
うという戦略をパネルメーカーはとることになりました。ところが、大きなガ
ラスを扱うこと自体が起こす固有の問題が新たに生じてしまいました。それで、
大きなガラスサイズを使っても、なかなか歩留まりが上がらないという問題に
パネルメーカーは直面しています。


■フラッシュメモリーカードとHDDカード■

 松下によるSDカードの宣伝は面白いものがありました。
 MPEG4カムコーダー。名刺のようなサイズで、動画が録画ができる。テ
ープやDVDで録画するのではないため、小型化ができ、デザインがよく、軽
量化と低消費電力を実現していました。SDのスロットをPDPやLCDテレ
ビに搭載して、カードを通して、動画を面倒な接続なしに、TVから再生でき
るもので、面白いと感じました。

 松下では、現在、1GBのフラッシュメモリーカード(SDカード)を実現。
 来年2005年には4GBのSDカードを市場投入、2006年ごろ、32
GBを投入意向。
 フラッシュメモリーの問題はコストのみです。

 究極的には、HDDがないノートPCも可能です。2006年ごろには、フ
ラッシュメモリーでHDDの機能を代替した製品が投入されるかもしれません。
 HDDがなければ、バッテリーが今よりは1時間は長持ちするのではないで
しょうか。現状で3時間のものが、HDDを省くことで、4時間になります。
さらに、すべてをネットワークで処理するようになれば、DVDやCDさえも
不要になります。そうなれば、さらに1時間はバッテリーが長持ちするように
なります。電池の容量やPCチップセットの低消費電力化が進めば、20時間、
30時間のバッテリーが現状の電池でも可能になるのかもしれません。持ち運
びも楽になります。そして、落とすと壊れてしまうHDDと比べると耐久性も
上です。

 ところが、HDD陣営も、1インチという超小型HDDで4〜5GBクラス
を投入しています。これが米国で大ヒットしました。アップルの製品(iPo
d)ですが、たくさんの楽曲をHDDにダウンロードして、MDのように聞く
わけです。HDDカードも今、急激に拡大している市場です。

 DVDやMDも負けていません。DVDレコーダーはもっとも話題性の高い
製品のひとつです。MDでは30時間録音できるものなどが発表されています。

 長い目で見れば、フラッシュメモリーの優位性は動きませんが、HDDも据
え置きのセットではしぶとく生き残るでしょう。
 そして、友人へのプレゼントや自分のライブラリーとしては、DVDやMD
はしぶとく生き残るかもしれません。

1)据え置き型の製品→HDD
2)ポータブルな製品→フラッシュ
3)他人へのプレゼントや配布や自己ライブラリー向け→DVD、MD
という感じですみわけが進むのではないでしょうか。


アイデア1)

「フラッシュメモリーの普及。多くのカムコーダー、ノートPCでモーター機
能が省かれる。録画などをチップで行う。」

[候補]
 SDカードの松下など、カードメーカー
 フラッシュメモリーの半導体メーカー
 NANDフラッシュ:東芝、三星
 ANDフラッシュ :ルネサス

[取材]
 投資家の質問:SDカードは儲かるのか?
 松下の回答:儲かる。規格を提唱している。ライセンス・ロイヤリティが入
 る。不正コピーなどの防止などの対策がしっかりしているため、特別なフォ
 ーマットが使われている。ドライバーからの書き込み方などに工夫があるた
 め、トレードシークレット+IP(知的財産)で差別化ができる。

[示唆]
 ★半導体の微細化による低コストが進む→製造装置
 ★設備増強 →半導体の製造装置

 さらに、フラッシュは、DRAMに代わって、テクノロジーを引っ張ってい
くドライバーになっています。なぜならば、セルというメモリーの最小単位の
構成がより単純だからです。DRAMにはキャパシターという電荷保存のため
の容量が必要になり、容量は面積と絶縁膜厚に比例するので、微細化に限界が
あるのではないでしょうか。
 キャパシターを使わないフラッシュメモリーでは、そのようなキャパシター
面積の制約を受けません。しかし、フラッシュは、その内部で、書き込み電圧
が比較的高いために、DRAMに比べると圧倒的にトランジスタの種類が多く
なってしまいます。電荷を閉じ込めたり、高い電圧に破壊されないために、膜
はある程度の厚さを保たなければなりません。そこで、デザイン上の制約は、
膜と比較的高い電圧を扱う(大きな)トランジスターということになります。
微細化とは、低電圧を扱うことですから、微細をしながら、大電圧をこなすと
いう難しさが出てくるのです。

 DRAMの場合は、キャパシタに電荷のあるなしで、0と1のデジタルを達
成します。ところが、キャパシタの大きさが電荷をとどまる時間を制約してい
ます。キャパシタを小さくすると、電荷はより短い時間しかキャパシタ内に留
まれないため、リフレッシュの電圧をかけ続けています。いわば、電荷の状態
としては、安定的でないわけです。

 しかし、フラッシュの場合は、膜の内部に電荷を流し込み、閉じ込めるだけ
ですから、キャパシタほどの面積を食いません。また、流し込む電荷の量を制
御することで0か1かだけではなくて、8つや16個の段階に細かくコントロ
ールすることで、多値メモリーという荒業ができるかもしれません。この多値
が達成できると、容量は飛躍的に増えるはずです。実用化はまだされていませ
ん。

 フラッシュの拡大で恩恵を受けるのは、多数ありますが、アドバンなどのテ
スターが面白いのではないかなとふと思いました。なぜなら、DRAMと違い、
フラッシュは、一時的な格納庫ではなくて、消えてはならないものを扱う場合
もあるからです。
 そうなると、テストを入念にしなければならないのではないでしょうか。た
だでさえそうなのに、多値になれば、テストの負担は圧倒的に増加するのでは
ないでしょうか。

⇒ところが、株価は、すでに高い!!!


アイデア2)

「メモリーカードとしてのHDDのさらなる拡大」
「HOYAなどのガラス基板、日本電産などのモーター、TDKなどの磁気ヘ
ッド、NOKなどのフレク基盤など、HDD関連銘柄への影響の試算」


アイデア3)

 モーターが不要になってくると、ダメージを受ける会社もある。
 ローム(ドライバーIC)、マブチ、日本電産、ホール素子関連など。

 モーターは一方で自動車などを中心に搭載個数が増えている分野もあります。
 総合的に考えて結論を出す必要があります。



 自分のアイデアは、無知による一方的な思い込みの部分があるものです。
 わたしのアイデアも取材を重ねなければ、このままではピント外れのはずで
す。

 そして、取材をして、さらに分析を深めていくという手順をとるわけです。


■アイデアの増幅とアイデアの進化の過程■

 1)アイデア→2)取材→3)取材からさらに新しいアイデアやより洗練さ
れたアイデアが生まれる→4)取材→ 〜中略〜→ 結論

 このように、取材から、さらに新しいアイデアが生まれることも多く、取材
は株式投資にとって欠かせない手順のひとつになっています。

 なぜなれば、取材によって、誰から基幹部品を買っているか、誰が競合相手
なのかを知ることができ、新しい名前の数だけ、アイデアが増えてしまうから
です。

 取材→アイデア。アイデア→取材。
 このように、アイデアは、形を変えて進化して、最終的に、株式投資の結論
を導くことになるのです。

 アイデアは、取材という触媒を通して、増幅され、取材というフィルターを
通して、さらに洗練され、進化していきます。
 たくさんのアイデアが生まれ、死んでいきます。
 生き残ったアイデアから、さらにたくさんのアイデアが生まれ、そして、多
くは死んでいくのです。
 生き残るアイデアの数は、あなたの資金力や運用方針によります。
 1銘柄しか投資できないのであれば、100の最終的な結論や投資判断が出
来ても、99の結論は無駄になります。ですから、資金量が多くなれば多くな
るほど、アイデアの数が重要になります。

 そういう理由で、機関投資家といわれる大きな投資家は、何人ものアナリス
トを雇って、調査チームを設置して、取材を毎日のように行っているのです。


 前回は、アイデアは、知識量に比例するといいました。

 そして、今回は、アイデアは、取材量に比例すると書きました。

 アイデアの数は、単純な知識量×取材時間に比例します。
 そして、アイデアの質は、理解力と関連する専門知識によるのです。

 アイデアの創出は、知識と取材(=フットワーク)によるということです。
 また、取材を通して、知識が習得できるという関係にも成り立ちます。

 取材を通して、理解を深める。それがまた、アイデアの源泉になる。
 そういう増殖過程を繰り返して、アナリスト経験という経済価値が高まって
いくのです。

(つづく)


山本 潤
スロー・インベストメント2004
〜ゆっくり考え ゆったり投資〜

このコンテンツは、特定の銘柄を推奨するものではありません。アイデアとい
うものは、単なる思い付きの部分も多く、投資判断を導くには未成熟・不十分
・不正確なものです。ここで紹介しているようなレベルのアイデアでは、投資
の役には立ちません。内容についても、関係者との立ち話が中心なので、わた
しの取り間違いや聞き違いも含まれているかもしれません。内容の正確さを保
証するものではありません。


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 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
           (本日の担当:小屋洋一)


       ◆コラム「"幸せ"になれるお金の使い方」


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◆コラム「"幸せ"になれるお金の使い方」


 私は仕事上、金融資産を沢山保有する方と日々お会いします。

 その中で、やはり

「お金持ち」=「幸せ」

とは限らないなぁと感じています。


 米国のノーベル賞受賞の経済学者ダニエル・カールマンの研究でも、人は年
収800万円(世帯では1,600万円)もらうと、それ以上は年収の多寡が
その人の幸福度には影響を与えないというものがあります。

 つまり、独身で年収800万円、結婚している人は世帯で1,600万円ぐ
らいあれば通常の生活を送ることについて、ほとんどお金の心配をせずに生活
ができるし、それ以上のお金は、生活面で余分なお金であるとも言えます。


 実際に私が顧客に接していても、世帯年収が2,000万円近くになると、
ライフプラン上は問題がなくなるケースがほとんどです。

 逆に言えば、年収800万円(世帯では1,600万円)までは、収入が幸
福度に影響するという事でもありますので、それに達していない方々は、そこ
まではキャリアと収入についてしっかりと頑張ってあげていくことが自身の幸
福感につながるとも言えます。


 それでは、年収800万円(世帯で1,600万円)を超えてきた人々は、
何によって自らの幸福度を上げているのでしょうか?


 私が見ていて感じるのは、

・消費に対してしっかりとしたスタイルがある

・人のためにお金を使う

という事がポイントだと思っています。


・消費に対してしっかりとしたスタイルがある
とは、お金を使う時に、しっかりとその生産物や商品に対して理解をして支払
うことです。
 私を含め、中小企業の経営者の方は心当たりがあると思いますが、

「似たような商品、サービスを購入したり利用するのであれば、顔の見える知
り合いの会社の商品、サービスを利用してあげたいな」

と考えるものです。

 なので、例えば飲みに行くにしても、チェーン店の居酒屋ではなく、知り合
いがやっているお店を利用するなんてことがよくあります。

 これは、自分の消費するお金が、顔の見える関係のところへ落ちれば、やは
りその相手が喜んでもらえる、そして自分自身がそのことで幸福感が上がると
いう事だと思います。


・人のためにお金を使う

とは、世の中の富裕層を見ていればよく理解できると思います。

 孫正義やビルゲイツなど、自分で生涯使いきれないほどのお金や富を得た人
をみると、自分で使いきれないお金は、寄付や慈善事業などにも利用している
ことがわかります。

 これは、人や世の中の役に立つためにお金を使うことが、自身の幸福感の増
加につながっているに他ならないことを示しています。


 なので、私たちアドバイザーの仕事も、ある意味では顧客の資産増加のお手
伝いをしているわけですが、その中で、一定規模以上の資産形成に成功した方々
には、このように

・消費に対してしっかりとしたスタイルがある
・人のためにお金を使う

ということを理解してしていただくことも、顧客の幸福感や満足度を上げてい
く重要なアドバイスであると思って日々仕事をしています。


株式会社マネーライフプランニング
代表取締役 小屋 洋一


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。)


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億の近道2019/09/10


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投資情報メールマガジン                   2019/09/10

             イ意 の 近 道

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             −本日の目次−
          (本日の担当:石川臨太郎)


   ◆コラム「有料メルマガライブラリから(306)」
   ◆過去コラム「過去連載:ぬくぬくホッコリ株日記 第2回」


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◆コラム「有料メルマガライブラリから(306)」


 有料メルマガ・石川臨太郎の「生涯パートナー銘柄の研究」の過去配信ライ
ブラリ「銘柄研究」「コラム」のうち、コラムの一部を掲載いたします。
 自立した投資家、石川臨太郎のコンテンツをお楽しみ下さい。
 なお、内容は執筆当時の背景に基づいており、現在の状況と必ずしも一致し
ないことを予めご了承下さい。


=コラム「"企業の本質的価値=資産的価値+事業的価値"の認識が重要」=
 (有料メルマガ第449回・2017/9/12配信号)

※2017年9月現在の内容です。留意してお読み下さい。


(前略)

 企業の本質的な価値を把握してグリップ力を強めておかないと、振り落とさ
れて利食いをさせられる可能性が高くなります。そして自分が利喰いしてしま
った後で、更に株価が高くなって指をくわえてみているしかない状況になるこ
とも多くなりそうです。

 企業のファンダメンタルズをしっかりと認識しておくことが、ますます必要
になってきていると感じています。

 私が過去に出版した投資の書籍では、自分の株式運用に関しては『運が実力
の全て=私が株で儲けたのは自分の実力はゼロで100%が運のおかげだ』と
自己紹介してきました。

 そして、このメルマガのコラムでは、せめて10%や20%は自分の実力に
よって選んだ株で儲ける可能性を高めたい。そう考えて努力していると書いて
きました。

 最近は自分の運気が上昇して、運が良くなってきていると感じることも多く
なってきました。

 今年になって研究銘柄にした企業の株が急に大きく上げだすことがあるのも、
幸運の女神さまが微笑んでくださっているのだと感じています。

(中略)

 ヤフーの掲示板の投稿者は玉石混合ですが、すごい投稿者も存在します。

 私がヤフーの掲示板でいろいろ意見を交換する中に、ものすごく知識の質が
高い投稿者がいらっしゃいます。
 マネー雑誌に出ている投資家や、10年以上ヤフーの掲示板だけでお付き合
いしている集中投資の達人投資家など、私の2倍以上の成果を上げている投資
家さんもいます。

 研究銘柄選定のヒントとなったり、調査のきっかけになったりと、大いに活
用させてもらっています。彼らと切磋琢磨して共に資産を増やそうと考えてい
ます。


(中略)

 私は個人のバリュー株投資家としても、自分の銘柄が上がってほしいと常々
思っています。特にポートフォリオの主力株が上がってくれることを望んでい
ます。

 しかし割安株がなぜ割安かというと光(=需給。多くの投資家の買いたいと
いう気持ち)があたっていないからです。

 だから「新マーケットの魔術師」に書いてあったように、バリュー株に限ら
ず、ある株が上がりだすためには何らかの触媒(カタリスト)が必要になりま
す。微力ながらバリュー株が適正に評価されるきっかけ、カタリスト(触媒)
を自分で作り出す努力をしています。

 たいしたことは出来ませんが、個人投資家のカタリスト戦略としては自分の
ブログなどでのポジショントーク作戦などが考えられます。ですからカンニン
グ大歓迎です。ただし投資は自己責任で行なってください。こんなことを書籍
でも、ブログでも書いてきました。

 懐かしい思い出としては、居酒屋「億近」※で私が行った立飛企業のポジシ
ョントークは立飛企業さんの大株主の外資系機関投資家さんの目にとまり、1
%買い増し(関東財務局に9%→10%とクイックにでました)してもらえて
瞬く間に3倍になりました。
 ※infoweb旧億近掲示板に存在。infoweb撤退に伴い現在は閉鎖。

 立飛企業は、大株主にTOBされてしまいました。

 そのときキーワード(機関投資家さんが反応した言葉)は「立飛企業の所有
地が調整区域をはずれる」ことでした。四季報にも書いてあったし、立川市の
ホームページにも書いてありました。でも大株主の外資系機関投資家さんはご
存じなかった。これだけ情報が多いとしょうがないです。それを知ってもらう
ことが出来ただけでもラッキーです。

 また自分がカンニングをさせていただく場合には、自己責任で行ないます。
 納得ずくで行なうわけです。

 もしカンニングした銘柄が下がったとき、その銘柄をポジショントークして
いた人を恨むなんてもってのほかだと思っています。

 しかし世の中には、そんな投資家が多いようです。悲しいことですね。
 そのような態度では何時までたっても、自分の力で割安な銘柄を探す力をつ
けることは出来ないでしょう。

 これだけ情報が多い世の中です。すべての情報を自分の力で見つけ出そうと
するのは不可能です。力のある投資家を探しておいて、その投資家の戦略に相
乗りさせてもらうというのは、投資の初心者ばかりでなく、それなりに成果を
上げている投資家にとっても良い戦略だと考えています。

 ただし、その投資家がどのような理由でその銘柄に投資しているかはよく考
えておかなければなりません。例えば含み益がたくさん出来て、いま売っても
税金を払うだけなので、そろそろ適正は価格にはなっているが割高ではないの
で所有したままにしている場合もあるかもしれません。その点はカンニングす
る方が判断する必要があります。

 またいくら優秀な投資家の投資銘柄であっても、自分が投資すべきではない
銘柄には資金を投入してはいけません。なぜならどんな銘柄でも株価は上下に
変動しています。自分が苦手とする業界や、その企業の将来に不安を感じてい
る株に投資すると、下がったときに耐えられなくなります。

 バリュー株投資の場合は、そのバリューの源泉がなんなのかもよく確認して
おくことが必要です。
 フィッシャーのような割安成長株への投資の場合、その成長性に疑問が出れ
ば売らなければなりません。
 その点、グレアムのような企業の現在時点の資産価値に注目したバリュー株
投資の場合は、かなり安心して持ちつづけられるので、私個人としては大好き
でよくカンニングしています。


 株価はなぜ動くのか。

 株式市場は、株式会社が事業を遂行するために資金を調達するための機能を
果しています。企業が事業資金を調達する方法は、株式を発行し、これを投資
家に買ってもらうという方法があります。投資家が投資した資金は企業の自己
資金となり、借入のように貸主に返す必要はありません。

 しかし株に一旦投資したら、そのお金を別なことに使う必要が出来たとき返
してもらえないというのでは、投資家は投資に二の足を踏んでしまいます。
 そこで株に投資した資金を使いたくなったとき、別の投資家に株を売って、
投資した資金を回収する場所が必要になります。その役目を果たしているのが
株式市場です。

 株式市場では多くの企業の株が売買されています。その売買を活発に行なわ
せる大切な仕組みが、株価が変動して、うまく売買すれば一攫千金を狙えるか
もしれないという射幸心です。

 私は株式市場を成り立たせる仕組みとして、株価が「人間の欲望と恐怖」を
原因として動き、その株価が上に下に動くということが、投資家の資金を株式
市場に呼び寄せる魅力(=すなわちエサ)として機能するという仕組みで作ら
れているゲームだと理解しておくと分かりやすいと思っています。

 株価が右肩上がりに上がり続け、下がることがないならば、そんな株を売ろ
うという人はいないでしょう。よほどお金が必要な人意外は売りません。そう
すると、その株を買いたい人がいても、買えません。

 では下がり続ける株を買う人はいるでしょうか。そんな損をすることがわか
りきっている株を買おうという人も、普通はいないと思います。

 株価が上下に変動しているからこそ、変化しているからこそ、もっと上がる
かもしれないから買おうという投資家。いやいやこれからは下がる可能性のほ
うが高いから売っておこうという投資家。つまり意見の異なる投資家がいるか
らこそ市場で売買が成立し、いつでも現金に換金できるという安心感を投資家
に与えているわけです。


 このように理解しても、どの株が上がり、どの株が下がるかということとは、
まったく関係がありません。しかし株価が上にも下にも動かない出来高の少な
い株には投資家の資金があまり回ってこない理由が理解できます。

 つまり上がらない、上がりそうにない企業の株に投資する投資家は少ないと
いうことで、どんなに低PERかつ低PBRかつ自己資本比率が高い業績が安
定的に推移している銘柄でも株価が上がらない理由があります。投資家にこの
企業に投資したいという欲望を持たせるための理由が少ないのです。
 だから、このような銘柄の株を大量に買って、『なんでこれほど条件が良い
企業の株が、これほどまでに上がらないのだ』と嘆いてもしょうがないのです。


(後略)


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


(情報提供を目的にしており内容を保証したわけではありません。投資に関し
ては御自身の責任と判断で願います。万が一、事実と異なる内容により、読者
の皆様が損失を被っても筆者および発行者は一切の責任を負いません。また、
当該情報は執筆時点での取材及び調査に基づいております。配信時点と状況が
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◆過去コラム「ぬくぬくホッコリ株日記 第2回」


※編集部注:
 このコンテンツは、2007年4月から石川臨太郎氏が億の近道に連載した
 コラムです。当時の雰囲気をお楽しみ下さい。


■連載「ぬくぬくホッコリ株日記 定年後は株で楽しく暮らしたい(2)」


 第1回目で決めた方針通りで市場と向かい合うことを決めました。しかし嵐
の市場とコミュニケーションを図るということは、とても緊張を自分に強いる
ことにもなりえます。

 やはり心が揺れ動きます。その時の心の揺れ具合は、その時毎日書いていた
私のブログを読んでいただけば臨場感を感じていただけるかもしれません。
http://plaza.rakuten.co.jp/lucky7lucky/

 最初のころは、毎日ブログに状況を書いていました。しかしそのうちに、私
の投資銘柄を参考に株を買う方が出てきたことに気がつきました。当然毎日の
ように相場つきが変りますし、買った銘柄が間違いだったと分かったら、すぐ
投げてしまうこともありえます。

 実際に三菱ガス化学を買いましたが、戻りがおかしいので翌日すぐ投げまし
た。三菱ガス化学は2月5日に発表した第3四半期の決算短信で、年間目標と
比べ82.5%の達成率で、業績の上方修正の確率がかなり高いと思って買い
ました。ところがその後3月20日に償却を見直し、業績を下方修正すると発
表しました。「いい加減にしてくれよ」といいたいところです。

 株価の戻りの悪さが、このことを暗示していたのかもしれません。買った翌
日投げたので被害が少なくてラッキーだったと思います。相場と真剣にコミュ
ニケーションを図っていると、こんな勘も働いてきます。最初から勘がもっと
働いて、買わないほうが良いに決まってますが、これも相場のあやだと思いま
す。必要経費^^;

 相場経験の豊富な方ならば、自己責任で相場に対処できると思いますが、初
心者の方には危険が高すぎると感じて、ポジショントークを毎日行なうのは控
えることにしました。ですから、ブログはお休みの日も多くなっています。

 結論から言えば住友金属鉱山は、その日の寄付き1960円が安値となり、
すぐ反発を始めてしまいました。これは100円ほど高く3分の2を買い戻さ
せられることになりました。
 三菱商事については、たまたま売出しがあり、株価安定操作期間に当たって
いたために、思ったよりも早く寄り付いて、その後下げに転じ、そこから反転
上昇をしはじめたので投げた寄付き1710円よりは30円ほど安く3分の2
を買い戻すことが出来ました。ブラックマンデーを経験し、東証第1部のほと
んどの株が寄り付かず、ストップ安をつけたときの経験からは、随分早く寄り
付いて反転し始めたので、あのときのショックから比べたら、それほどのこと
も無いかな〜、という感想を持ちました。でも油断大敵で、海外市場の状況に
よっては、どれほど深い下落になるか予想がつかないので、慎重に対応を決め
ようと決めました。
 やはり暴落にあえば、欲と恐怖に心が揺れるのは、しょうがありません。ど
んなに長く相場を経験していても、損はしたくないけれど、儲けそこなうのも
いやだという思いに、心が乱れます^^;

 その時、大損をしないで儲け損なう事を許すのか、それとも、損をする可能
性が高くても、果敢にポジションを維持して、その後の反転利益を大きく取る
ことに賭けるのか。これはその時の自分の経済状態、心理状態、そして運用す
る資金の質によっても変ってくると思います。

 私の場合は、大事な老後を支える資金ですから、「儲け損なう事、ありうべ
し。大損しないで市場で生き残ることが一番大切である」という方針を貫くこ
とに決めました。ただし、この下落が大きな下降トレンドの始まりではなく、
年に一度の底値買いのチャンスであると見極めがついたなら、従来の大きく稼
ぐことを目的とした攻撃型の集中投資方針のポートフォリオを、適度に投資銘
柄を分散した防衛型、または中立型の分散型のポートフォリオに切り替えよう。
そのようなことも決めて、荒れ狂う嵐の市場に対峙しようと、行動方針も決め
ていました。


経済的独立ワクワク!サポーター 石川臨太郎


※2007年4月10日掲載。

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 「億の近道」のwebはバックナンバー閲覧を重点に置いた、ブログ風の作
りになっております。現在、2005年1月分まで掲載しておりますが、順次
過去分を追加していく予定です。まとめ読みなどに是非ご利用下さい。

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編集者:億の近道発行プロジェクト
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JUGEMテーマ:株・投資



JUGEMテーマ:社会の出来事




億の近道2019/09/09


■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■
投資情報メールマガジン                   2019/09/09

             イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■□■

【ご挨拶】

 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

   ★当メルマガは等長フォントでの閲覧を前提にしております★

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             −本日の目次−
       (本日の担当:炎のファンドマネージャ)


     ◆コラム「炎よりお知らせ」
     ◆コラム「IRの上手下手で企業の評価は違ってくる?」
     ◆コラム「景気に関係なく業績向上が期待できる企業」
     ◆コラム「アドソル日進の高値更新はいつか?」


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【御礼とご報告】


 昨日の日曜日に開催した座談会&発表会には、台風襲来にもかかわらずたく
さんのご参加をいただきました。あらためて御礼申し上げます。
 ご参加の皆さま、とくに懇親会へ参加された皆さま、無事にご帰宅なさった
でしょうか。

 第1部の「石川臨太郎追悼企画 新刊資産を作る投資と遺す投資出版記念座
談会」では、山本潤氏と松田氏、そしてシークレットゲストの3名で、石川臨
太郎氏の人柄から投資手法、投資哲学などに触れる内容となりました。書籍と
併せ、ぜひご参考にして下さい。

 第2部の「山本潤監修 グロース銘柄発掘隊の銘柄研究発表会」では、グロ
ース銘柄発掘隊の小月隊長と檜垣客員アナリストの2名が登壇し、2銘柄の発
表を披露。熱が入りすぎて予定時間を超過してしまいましたが、株価推移はと
もかく、ビジネスへの理解は深まったのではないでしょうか。

 今後もこのような機会を創って参りたいと思いますので、ぜひご期待下さい。


イノベーターズ・フォーラム セミナー事務局


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◆コラム「炎よりお知らせ」


 「億の近道」読者の皆様、いつもご愛読賜り心より御礼申し上げます。

 夏も過ぎ、秋台風の季節を迎えていますが、お元気でしょうか。億の近道で
の私のコラム執筆も20年という期間が過ぎようとしています。
 そんな中で本日は新たなコンセプトで開始する千文字コラムのお知らせです。

 本コラムではこれまで勝手気ままに気の向くままに字数も制限せずに執筆し
て参りましたが、今回から字数を千文字に制限してお届けしようと考えており
ます。題して、「炎の千文字コラム」。

 千文字だと執筆も比較的楽ではありますし、多忙でじっくりと読んでいる時
間もない読者の皆さんにもお役に立つものと考えます。どちらかと言うと過去
のコンテンツはやや長文が多かったように思いますが、今後は起承転結に従い、
短く分かりやすくをモットーにお届けするように心がけたいと思いますので引
き続きご愛読賜りましたら幸いです。


 実は億の近道への執筆はこれまでペンネームで続けて参りましたが、実名で
の執筆も検討中です。メディアとしては既にダイヤモンド・ザイなどの有名株
雑誌やWEBサイト上などに書いて参りましたので、今後はその流れを更に広
げていく計画です。
 今月からはフジサンケイビジネスアイにも執筆開始予定です。実はこの指定
文字数が千文字なのです。企業情報という切り口に株式投資という視点でアク
セントを置いた執筆内容になるかと思います。これについては改めて皆様に掲
載をお知らせしますので宜しくお願いします。

 YOUTUBEでの「炎チャンネル」もお陰様で徐々に閲覧数は増えており
ますが、まだまだ登録者数は少ないのが現状です。引き続き皆様のご支援を賜
りましたら幸いです。炎チャンネルでは5分間という短い時間に個別銘柄の話
をしていくだけではなく、新たに私の経験則を含めた株の初心者向けのコンテ
ンツをお届けしたいと考え、そのための収録も開始しました。間もなく正式に
リリースされるものと思いますので宜しくお願いします。


 経済情勢の変動、企業業績の変動、需給の変動などからご存知の通り株式相
場は山あり谷あり。皆様とともにこれからもそうした株式相場の変動を感じな
がら、そこで活躍する上場企業の動向などをご報告申し上げたいと思っており
ますので他の執筆陣と同様、引続き宜しくお願い申し上げます。

 季節はもう秋。秋の夜長に株の啓蒙メルマガでもある「億の近道」を参考の
一助に株式運用を楽しんで頂ければ幸いです。

(**以上でおよそ千文字となっております。)


(炎)


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【9/9 第257号では】

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■新・福岡銘柄
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◆コラム「IRの上手下手で企業の評価は違ってくる?」


 〜地方企業LibWork株の人気の背景にあるもの〜

 先週は熊本のある企業を訪問した。時価総額が60億円程度の新興市場に上
場する企業だ。実はこの会社6月にQボードからマザーズに上場を果たしたば
かりで、成長意欲旺盛な内需系企業。LibWorkという熊本を地盤にした
住宅会社だが、マザーズ上場前は時価総額が30億円程度に甘んじていた。
 マザーズ上場後も30億円台だったが今6月期の業績見通しを発表した途端
に株価は急騰し、1100円前後から一時は3000円を超える水準に急騰。
しかしながら、その後はややスピード調整し、現在は2000円前後で推移し
ている。


 同社のマザーズ上場後のIR活動はアグレッシブだ。
 Qボード時代に私は同社に訪問したが、それから面談を重ねること今回で6
回程度だろうか、会うたびに印象が良くなっている。

 成長意欲が旺盛な瀬口社長の話に耳を傾けると、マザーズに上場した後のこ
こからの1年こそがより重要だとの認識だ。マザーズに上場しただけで留まる
ことなく東証1部を意識したビジネス展開を図ろうという意欲が感じられた。

 同社のIR活動を社長とともに実践する執行役員となられた難家さんの存在
も大きい。同社は8月9日の決算発表後の13日にラジオ日経の人気番組、相
場の福の神に生出演された。
 実は同社の番組出演を促したのは私で、最初はもっと早い時期にどうかと打
診していたのだが、選択された日時は6月決算の発表後だった。その内容が前
の大幅増収増益に続き今期も大幅な増収増益見通しだったこともあり人気を集
め株価の急騰につながったものと推察される。


 IR活動というと何か形式的な説明会がどうだとか言う方法論に陥りがちだ
が、実はそこにはIR担当者と私のようなアナリスト、更には実際にリスクマ
ネーを投じてくれる投資家との触れ合いが大事なのだ。
 成長しようという企業なら遠慮する必要はない。もっと触れ合って頂きIR
の成果を高めて頂きたい。
 実は同社への訪問だけではお金がもったいないと他社との面談アポをしよう
と試みたのだが、福岡の日創プロニティにも協立エアテックにも忙しいという
理由や休暇を取るので駄目だという理由で断られてしまった。とても残念な結
果だったがご縁がなかったとあきらめるしかないが、IRには不熱心な企業と
の印象を持たざるを得ない。これが現在の株価に反映されていると言っても良
いだろう。


 今回はこのぐらいにして続きは私の有料メルマガを参照願いたい。そこには
更に驚きのLibWorkに関する内容が描かれている。株価上昇後の利益確
定売りが活発なLibWorkのこれからの展望を含め皆様の関心にお応えし
たい。


(炎)


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◆コラム「景気に関係なく業績向上が期待できる企業」


 米中貿易摩擦の影響を懸念してこのところ売られてきた半導体関連銘柄が戻
り歩調。

 筆者が先日出席した半導体関連のハイテク企業であるフルヤ金属(7826)
の株価も先週は一気に3500円台へと戻ってきた。同社は希少貴金属を用い
たハイテク合金や薄膜、触媒製品のR&D型メーカー。昨年11月の8000
円台から3000円以下まで売り込まれてきた同社株は世界景気の先行き不透
明感を背景に人気離散の状態が続いてきたが、やや下げ過ぎの感があった。
 韓国との軋轢問題などの不透明要因は残るが最先端のイリジウム、ルテニウ
ム加工、合金メーカーという立ち位置から景気には影響を受けやすいものの高
い成長性が感じられるので今後も注目していきたい。


 一方では景気に関係なく成長が期待できる企業も存在する。
 高齢化社会の到来を背景にした成長企業の一つが9月3日に決算説明会が開
催されたプラッツ(7813)はその潮流に乗る企業だ。同社は福岡県大野城
市に本社を置く企業で私は今回の説明会に初めて出席し、オーナー経営者であ
る福山社長の情熱的な話を聞くことができた。生産は人件費が中国の半分、日
本との比較では5分の1から10分の1とされるベトナムの連結子会社で行い、
国内のみならず中国などの海外市場に向けた販売を行っている介護ベッド製造
会社だ。
 介護ベッドと言うとパラマウントベッドやフランスベッドなどの大手企業を
思い浮かべるが、同社は1992年に創業した後発メーカーで、上場したのは
2015年。現在は福岡証券取引所とマザーズの両方に上場している。

 販売ルートは国内では主に3つ(福祉用具市場、医療、高齢者福祉市場、家
具流通市場)があり、同社はこのうちの在宅福祉用具市場でレンタル業者と組
んでの販売を行い、高いシェア(同社推定31.7%)を有している。
 残念ながら医療用ではパラマウントベッドが強いためシェアは7.1%と低
いが、今後はこの市場シェアを徐々に高めていく考え。このための生産コスト
化(ベトナムで生産している同社の製品価格は他社に比べ20〜30%安い)
と高機能化の推進を図っている。
 前期の業績は6.9%の増収に対して78.9%の大幅営業増益(2.36
億円)を達成。今期も6.6%の増収に対して111.6%もの大幅な営業増
益(5億円)を見込む。前期は4円増配の24円配当を実施したが今期は配当
性向30%の方針から年32円配当を実施する予定。
 中計では2022年6月期に売上高75億円、営業利益7.5億円を計画す
るなど景気の波に左右されない成長を目指す。


(炎)


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◆コラム「アドソル日進の高値更新はいつか?」


 本コラムや私のセミナーの中でも時々登場するアドソル日進(3837・東
証1部)株が堅調な上昇トレンドを描いており、先週末は2156円で終わっ
ている。
 ここまで来るとそろそろ聞かれそうなのが、いつぐらいに昨年10月の高値
2366円を抜くのかということだがこのまま順調にいけば、まずは2200
円台に乗せた後、10月11日に開催予定のグランドプリンスホテル高輪での
セキュリティフォーラム前後にはそうした動きになると期待されるが、これば
っかりは神のみぞ知る。結果がそうなれば良い程度に留めておきたい。

 時価総額と言う視点では現在は200億円を目前にした水準になってきたの
で今期の予想経常利益11億円に対してはやや割高になってきたという印象を
持たれるかも知れないが、今後の潜在成長力を加味した評価では、決して割高
とは言えない点を強調しておきたい。

 このところの株価の変動は強いの一言だが、時折、変動も見せての上昇トレ
ンドで、浮動株を吸い取りながらの上昇傾向が続いてきた。IoT時代のサイ
バーセキュリティへの関心が高まる中で今後の事業拡大が大いに期待される点
で、現在の評価は妥当ないしなおも評価不足だと筆者は考えている。
 東証1部上場企業の時価総額の最低ラインが250億円だとすれば同社株も
その程度は十分に可能な評価だ。つまり現在の発行済み株式数を前提にすると
究極の株価目標は2750円程度となる。それがいつ実現するのかはともかく、
決してあり得ない話ではない。
 その前に2014年、2016年と実施された株式分割なども再び実施され
る可能性も秘めている。その背景として今期の業績が現在の中期計画を1期早
めに達成するぐらいの上方修正の余地が1Qの実績(経常利益の進捗率26.
8%)などからは感じられる。


 同社株の上昇の背景にはソフトバンクG孫社長のプレゼンもあったと推察で
きる。ソフトバンクGが買収したARMについてのアピールをした際に孫社長
はセキュリティについて触れたが、それが同社につながることは知る人ぞ知る
話だ。ARM社からは今回もセキュリティフォーラムでプレゼンがあるようだ。


 全体相場の基調転換も同社株の上昇には後押しとなる。全体相場の調整場面
に中でなかなかポジティブな動きが見られなかった同社株が業績の堅調さと中
長期的な成長性に加え、市場環境の好転によって株価の上昇が続くことを大い
に期待したい。


(炎)


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億の近道2019/09/06


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投資情報メールマガジン                  2019/09/06号

              イ意 の 近 道

         −プロが導く「億」資産への近道−   週5回発行
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【ご挨拶】
 将来の資産形成のために個人投資家の方にも機関投資家並以上の情報提供を
したい。また同時に、当メルマガを通じてより多くの方に自立した投資家を目
指していただきたいと考えております。各種分析やコラムを参考にして、「億」
の資産を目指し、自立した投資家への道を歩みましょう!

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             −本日の目次−
        (本日の担当:水島寒月&大魔神)


      ◆コラム「市場潮流」:水島寒月
      ◆コラム「大魔神のアンテナ 変化の兆し」:大魔神


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◆コラム「市場潮流」


 今週(9月2〜6日)の東京株式市場は、日経平均株価が週間で495円2
0銭上昇し(率にして2.4%の上昇)、2万1199円57銭で取引を終え
ました。2週ぶりの上昇です。

 10月に米中の閣僚級貿易協議が開かれる見通しとなったため、貿易交渉進
展への期待が高まったことで、日経平均株価は3日(火)以降、4日続伸して
取引を終えました。
 週初の2日(月)は、前日の1日(日)に米国が対中制裁関税「第4弾」を
発動し、中国も即座に報復したことを受け、日経平均株価は前週末比84円安
となりました。
 続く3日(火)は円高進行の一服などを好感して小幅ながら反発。
 4日(水)も円相場が1ドル=106円近辺まで円安ドル高方向に戻したこ
とで小幅続伸。
 5日(木)は、香港情勢の好転に加え、10月に米中の閣僚級貿易協議が開
かれる見通しとなったことを好感し、大幅続伸。前日比436円高となり、2
万1000円台を回復しました。
 6日(金)も続伸しましたが、日本時間夜の8月の米国の雇用統計の発表を
控えて、様子見ムードも広がりました。


 株式相場の地合いは好転していますが、来週は上値のやや重い展開を予想し
ます。
 12日(木)は欧州中央銀行(ECB)の政策理事会が開かれます。恐らく
金融緩和が実施されることと思いますが、日銀の緩和余地の乏しさがかえって
意識されるのではないでしょうか。


(水島寒月)


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◆コラム「大魔神のアンテナ 変化の兆し」


 9月相場はちょっと変化の兆しが出ています。

 トランプ大統領の第四次制裁関税を発表しました。
 8月相場は波乱含みの1ヶ月間でした。3度にわたる下落を演じました。
 日経平均は8月6日、20110円示現し、8月15日、20184円を示
現しました。そして8月26日、20173円と3回の大きな下げを演じまし
た。
 その間、この8月は連日新安値銘柄が続出し、昨年暮れの日経平均が189
00円台の水準時よりも大きく下落し、底割れ状態になった銘柄も数多く見受
けられました。
 特に三度目の26日に新安値を付けた銘柄が多く、この日に個人投資家の中
で脱落者もかなりいたとおもわれると証券関係者の方が語っていました。
 また、マザーズ市場はこの26日を境に3連続大きく下落、投げ売り的な状
況になっていたようです。

 そして、この9月相場は、米中両国が1日を思って関税引き上げを実施、そ
の流れから東京市場も下落して始まるものの、8月31日大きく反発したこと
もあっての軽い調整で始まり、ここ数日は下値も堅く、小幅続伸で推移してい
ました。米国市場が2日休場で明けて3日は1%以上の下落を演じたものの、
東京市場は売り先行後、引けではプラスに転じました。

 ドル円相場も円高傾向にあるにも関わらず、下値を買う動きが見られました。

 欧州系のロング資金が、東京市場はかなり割安に放置されているとの認識も
あって、一部日本に資金流入しているとも囁かれています。
 また、米系の大手証券も年後半はリスクオンの動きが出るとレポートでも指
摘しています。


 個別銘柄においては、新安値銘柄がかなり出ていたが、東京市場はこの8月
相場においては、売り叩かれながらも2万円を守り、ドル円相場においても東
京時間で105円台を守りました。
 この動きがちょっと意味深いものがあると考えます。テクニカルで言うとこ
ろの3点底を確認したと見ることが出来ます。

 依然と不透明感が続きますが、前から申し上げているように、分からない時
は「相場は相場に聞け」です。株式市場が2万円を割らないことは、目先的に
も底入れ感が出て、買い戻しが入ってきたと見ております。

 個別でも9月に入ってから、叩かれ銘柄に買い戻しが多く見られ、水準訂正
的な流れがあるようです。


 変化の兆しが出てきたと、期待しています。


(大魔神)


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